私を信じてはくれなかった婚約者の事なんて忘れたい。

瑠渡

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「お父様、無事に学校を卒業させてもらいました。我が儘言って申し訳ありませんでした。」

「セシリア、卒業おめでとう。
父様は誇らしいよ。」


「ありがとうございます」


「それで、本当に留学するのか?
いや、もう決めてあることなのに、寂しさから聞いてすまないね。」

「いいえ。私も本当はとても寂しいです。ですが隣国へ渡り、また勉強をさせてもらい教師を目指そうと思っています」

「そうか……セシリアならきっと、皆に好かれる教師になりそうだ」



「お父様ったら。ふふっ
私は厳しくもあり、子供達に愛情ある教師を目指そうと思っています。
修道院の中の学校も、やりがいがありそうなので、視野にいれております」

「そうか………だが、無理はするな。
父様は、これからもセシリアと同じ国で暮らしたいとも思っているんだ。
ミランダとも相談しているのだが、セシリアの向かう国で爵位を賜れたら、2人でセシリアを追いかけようと。」

「えっ?お父様ったら」

「良いではないか!愛しい娘が国に帰らないと言うのだから、私らが追いかけても。何年かかるかわからないが、邸が用意できたら一緒に暮らそう」

「はい!ありがとうございます。
首を長くして待ってますね。ふふっ。

荷物の用意ができたら、ハーサン国へ5日後に発ちます。」

「わかった。気をつけてな」





そうして私は、ハーサン国へ向かった。


遠い国だけれど、親戚の中に嫁いでいる方がいたから、何から何まで親身になってもらった。
もう高齢のおば様だが、途中から編入できる貴族学校も下調べしてくださり、試験にも合格したので学校へ転校生として通えるようになった。

進学コースで教師を目指す




3年生になる前に学園からいなくなった私だが、友達がいない私が来なくても誰も気がつかなかったようだ。
いや、気がついただろうが、クラスの誰も何も言わなかったので、ロイスには伝わることはなかった。












    
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