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しおりを挟む「ねぇ、ロイス」
マリに呼ばれて振り返ったら、マリに口付けされた
「やめろよ」
「なんで?いいじゃない。ロイス、楽しもうよ」
「俺はしたくない」
「もう、ロイスったら硬いわねぇ。
私と何回も口付けしたじゃない?それ以上進みたくないの?」
「………お前が無理やりしてくるんだろう!!」
マリの勝手な行動に怒りを覚える
「ロイス?」
「……あのさ、もう個人的に会うのはやめよう。マリの事、これ以上嫌いになりたくないし。これからは来るのはやめてくれないか」
「えっ?」
「もう学園も卒業だろ。俺は侯爵家を継ぐために、父上の補佐に入るし、文官試験も受けるつもりだ。
お前に誘われて如何わしい夜会へ1回行ってしまったが、もう絶対に行かない。
マリは卒業したら何がしたいんだ?
もう遊ぶ時は終わりだろ?」
「じゃあ、私を侯爵夫人にしてよ!」
「ありえない!」
「なんで?まさか、まだあんな婚約者を?」
「あの時はマリを信じたが……」
パサッと紙をマリの前に置く
「随分と遊んでたらしいな。
こんなに酷い女だとはわからなかった。」
「なによ、これ……」
「もう学園も卒業だろ。
マリを嫁にしたいと言うのではないかと、親が心配して調べたのさ。
幼馴染みだからと、俺らは騙されてしまった。
ヒスタだけは………お前に騙されて遊びすぎたらしく、辺境にある親戚筋に奉公にだされるらしい。
多分マリも覚悟していた方がいいんしゃないか?この同じ紙がお前の家にも送られたからなっ!」
「ふざけないで!なんて事してくれたのよ!!責任取りなさいよ!」
「何故?マリと俺は何もないぜ。
むしろ、今も急に口付けされて不快でしかなかった」
「……………っ」
「もう2人では会いたくない!」
「ふんっ、私を信じてあの女に酷いこと言ってたわよね。あははっ
今さらよね?
ザマーミロだわ。
お堅いロイス様、さようなら。」
「…………くそっ!」
マリとこうして会うのも最後だろう。
なぜあんなに幼馴染みと言うだけなのに、信じてしまったのだろうか?
きっと、学生の時だけの安易な気持ちゆえにそうさせたのか?
これからは、心の研鑽を積み、惑わされないようにし、セシィを幸せにするよう頑張らねば。
「セシィ」
セシィ………もう1年は会っていない。
不思議と学校でもすれ違うこともなかった。
廊下でセシィに見られてるのがわかって、あの時は頭にきていて不快でしかなかったが………あんな酷いことを言った俺を許してくれるだろうか。
学園の卒業ダンスパーティ-に一緒に行かれるだろうか………
□
「えっ?今なんて?」
「ですから、セシリアお嬢様はここにはいらっしゃいません。」
「そんなっ、何故?領地にでも行ってるのですか?」
「………使用人の私にはお答えすることはできません。
お知りになりたければ先触れをだされてご主人様にお聞きになってください」
「………わかりました」
おれはフライヤ侯爵家に会いたいと先触れを出した
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