こんなに嫌われるのには、私が何かしたのでしょうか?

瑠渡

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回廊を歩いていたら、背の高い青年の周りに人だかり。

遠くからでも誰かわかる

この国の王子様ですね。

婚約者のいない王子様の周りは、綺麗な花が咲いてるかようなドレスの数。

皆さん、王子様に会えたから必死です。

「ドニス王子様ぁ」「王子様、今から図書館へ行きませんか?」「抜けがけは、行けませんわ」

「みんな、こんにちは。ケンカしないでね」と、微笑まれてるような?

遠くからなんで、何を言ってるのか?話されてるのか?私にはわからないけれど、こんな感じではないでしょうか?

近くに行かれる皆さんが羨ましいです。

私も前は、王子様の側へ行きました。
何回も何回もいきました。


でもね、話しかけても返事もしてくれない。

顔も見てくれない。

目が合えば睨まれる

そして、他の令嬢には笑顔を向ける。




ここまでされたら、疎い私でもわかります。

あっ、嫌われてる

王子様は、嫌いな方には、こういう態度を取るらしいです。
だから、気がついた私は近くにはいけません。

わたし、何をしましたか?
ただ、会いたくて待ち伏せしただけです。それがいけなかったのですか?
それなら、他の令嬢達もそうではないのですか?




王子様がこちらを見た。



目があった



瞬間、睨まれた



嫌われてる 



わかったから、睨まないで。



嫌わないで。









「サーシャ、帰ろう」

「お兄様。……はい。」


今日で、この王宮へ来ることは最後です。


家族で隣国へ行くことになりました。
最後に……あなたの笑顔が見たかったけど叶いませんでした。




さようなら、私の王子様


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