83 / 127
茉莉花・犯人
1.
しおりを挟む
しほなさんが見せてくれた男の人が、しほなさんの元彼さんだと言うことはすぐに分かった。
写真を撮ってるしほなさんに対してとびきりの笑顔しているんだもん。
愛情が感じられる笑顔なんだもん。
でもなんであたしにこの写真を見せたのか、あたしは分からなくてしほなさんに言った。
「この人、しほなさんの元彼さんですか?私が知ってる人じゃないです。先輩は近藤雅人と言う名前でもないです。先輩は木田って言います」
あたしがそう言うと、しほなさんはホッとした顔をした。
「実は、久利にも言ってなかったんだけど、半年前に茉莉花さんが先輩って人と再会した時、私の彼も再会した女の人がいたの。その人のこと、彼が真剣に好きになったから、私達は別れたんだけどね。いろいろ照らし合わせていたら、犯人と元彼があまりにも合致して怖くなったわ。犯人が元彼だと疑っていたの」
しほなさんが言うと、久利が割って入ってきた。
「元彼疑っていたんだったら、なんでそう言ってくれなかった?元彼の名前を茉莉花にすぐに確認すれば、もっと早く元彼は関係ないって分かったじゃないか!そうすれば、しほなだって、悩むことなかったのに!」
あたしは久利の腕を握った。そして思わず言ってしまった。
「久利のバカ!しほなさんに無神経なこと言わないで!しほなさんだってもっと早くに確認したかったに決まってるじゃない!でも怖くて聞けなかったんだよ!」
ついあたしは熱くなってしまった。しほなさんがびっくりしてあたしを見てる。
だって自分と重ねちゃったんだもん。
写真を撮ってるしほなさんに対してとびきりの笑顔しているんだもん。
愛情が感じられる笑顔なんだもん。
でもなんであたしにこの写真を見せたのか、あたしは分からなくてしほなさんに言った。
「この人、しほなさんの元彼さんですか?私が知ってる人じゃないです。先輩は近藤雅人と言う名前でもないです。先輩は木田って言います」
あたしがそう言うと、しほなさんはホッとした顔をした。
「実は、久利にも言ってなかったんだけど、半年前に茉莉花さんが先輩って人と再会した時、私の彼も再会した女の人がいたの。その人のこと、彼が真剣に好きになったから、私達は別れたんだけどね。いろいろ照らし合わせていたら、犯人と元彼があまりにも合致して怖くなったわ。犯人が元彼だと疑っていたの」
しほなさんが言うと、久利が割って入ってきた。
「元彼疑っていたんだったら、なんでそう言ってくれなかった?元彼の名前を茉莉花にすぐに確認すれば、もっと早く元彼は関係ないって分かったじゃないか!そうすれば、しほなだって、悩むことなかったのに!」
あたしは久利の腕を握った。そして思わず言ってしまった。
「久利のバカ!しほなさんに無神経なこと言わないで!しほなさんだってもっと早くに確認したかったに決まってるじゃない!でも怖くて聞けなかったんだよ!」
ついあたしは熱くなってしまった。しほなさんがびっくりしてあたしを見てる。
だって自分と重ねちゃったんだもん。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
18
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる