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辺境伯クロードのひとりごと・5
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「トゥーリス、こちらの屋敷にわざわざ来るなんて珍しいな」
書斎にいた私の前に、トゥーリスがやって来た。
「実は、フィリシアが今夜、カレーパーティーをするとの事で、ご招待に伺いました」
「カレーパーティー?カレーとは?」
初めて聞く物だな。
「何でも南の大国の食べ物とか」
また、何やら面白い料理を振る舞ってくれるつもりなんだな。
「分かった。夕方に行く事にするよ」
私は懐中時計を見ながら、夕方までソワソワしそうだと思った。
「それと、リオン先生もお見えになるんですよ」
「え?」
リオン先生?
どうしてそんな事に?
今日ジョージは仕事を休みにしたのだが、ジョージがどこか具合でも悪くなったのか?
「ジョージが具合でも悪いのか?」
「いいえ。ジョージ様がフィリシアと一緒に、カレーのスパイスを調べる為にリオン先生の所に伺ったんですよ」
「えッ?」
な、な、な、何だとーッ!
フィリシアがジョージと一緒にリオン先生に会いに行っただと?
「フィリシアがカレーを作るにあたって、スパイスの調合をリオン先生に頼むという話になりましてね」
……。
理由は分かった。
でもそれなら、行く前に一言、私にあっても良いんじゃないか?
ジョージと2人で行くなんて、それではまるでデートではないかッ!
「市場にも買い物があったので頼みましたが、クロード様の仮面の生地も買えたと、喜んで帰ってきましたよ」
「あ、私の……」
そうか。
私の仮面の事も忘れてはいなかったんだな。
ヤバい。
顔がニヤけてしまう。
私は咄嗟に口を手で塞いだ。
「どうされました?」
「あー、何でもない。そうか、買い物もできて良かった」
で、でも、でも良くない!
フィリシアを市場に連れて行くのは、私だと決めていたのに。
うううッ!
ジョージに先を越されてしまった!
悔しい。
トゥーリスが帰って行くと、私は残りの仕事をさっさと片付けてしまおうと執務室に篭った。
しかし、カレーとはどういう食べ物だ?
ハンバーガー、グラタン、カレー。
ハンバーガーは、ハンブルクステーキをパンで挟んだサンドイッチみたいな物だったし、グラタンはシチューにチーズを乗せて焦げ目を付けていたな。
カレー?
スパイスの調合にリオン先生を頼った?
うーむ。
カレーがどう言う物か全く分からん。
「難しい顔をされて、仕事が捗りませんか?」
紅茶を淹れてくれたシュナイダーが私に尋ねる。
「どうぞ」
「ああ、ありがとう」
「本日の紅茶は、南の大国の物でございます。関税担当者が、珍しい物が入ったと持ってきてくれました」
南の大国!
今、滅茶苦茶タイムリーではないかッ!
「これは、いつも飲むお茶とは違うな」
ミルクが入っているのか。
香りも、スパイシーだ。
そして、甘い。
「何でも、茶葉にスパイスが入った物だと。キャラバンが言うには、ミルクと砂糖を入れて煮出すと言っていたと聞きました」
随分と手が混んでいるな。
「まだこれはあるのか?」
「はい」
「これをジョージの所の手土産に持って行く!」
フィリシアがきっと珍しがって喜んでくれるはず!
エリーズに会うと面倒なので、エリーズが入浴する時を見計らって出掛けようとエントランスに私は向かった。
「こんな夕方に、どちらに行かれるんですか?」
ドッキーン!
私は恐る恐る振り返った。
「あー、その……」
何故ここにエリーズがいる?
この時間は入浴じゃないのか?シュナイダー!
「お仕事の時間は終わってますよね?」
「その、ジョージの所に」
「ほぼ毎晩、ジョージ様の所へ通っているではありませんか!本日はジョージ様はお休みでしたわよね?それでも行かれるんですか?」
「先ほどジョージの執事から、仕事の事で呼ばれてね」
「どんなお仕事なんですの?今夜こそ、一緒に食事ぐらい良いじゃありませんか!」
夕飯を一緒にと誘うつもりで、私を張っていたのか。
「夕食も結婚するまで我慢しろと言うのですか?」
エリーズの言っている事は間違っていない。
エリーズが心を入れ替えたと言うのなら、私も歩み寄らなければならないのは分かっている。
それでも、フィリシアを虐げていたと言う話や、フィリシアを湖で溺れさせ様とした事を聞いてしまって、私はどうしてもエリーズを信じられない。
「エリーズ。すまない。君がどう言おうと、フィリシアを自分の犠牲にしようとした君を信じる事が出来ないんだ」
「ですから!それはフィリシアが勝手に申し出て来た事で!」
本気で言ってるのか?
そんなはずがないだろう!
「16の娘が、自分の意思で男に抱かれたいと思う訳がないだろう!」
私は我慢できずについ大きな声を上げてしまった。
何事かと侍女や侍従達がやって来たが、私が顔を振ると、皆察してその場を離れてくれた。
エリーズは、凄い剣幕で私を睨んでいる。
「フィリシア、フィリシアと。あなたの婚約者は私なんですよ!」
分かっている。
正式に婚約を決めた以上、何か問題がなければ、婚約解消も容易ではない事も。
まさか、私を嫌って近づこうとしなかったエリーズに、こんなにも執着されるとは思わなかった。
怪我を見せようとしても、きっとエリーズは目を背けて見てはくれないだろう。
それに、フィリシアにも見せるなと言われている。
安易に婚約を決めてしまった、私の自業自得なのは分かっている。
こんな事になるとは、この話が出た時には思っていなかった。
でも私を変えたのはフィリシアなんだ。
「分かっている。私の婚約者は君だ。ただもうしばらく君の様子を見させて欲しい」
「ですから、2人で過ごさないと分からないじゃないですか!」
「逆だよ。私の目が届かないところでの、君を良く知りたいんだ」
エリーズの本性を知るためには時間が必要だ。
「それって、私の粗探しですか!」
「何故そんなに怒る?私に知られたくない裏の顔でもあるのか?」
エリーズは私を睨んだまま口をグッと閉じている。
「……分かりましたわ。でも、私に裏の顔なんてありませんから」
「それは私が判断する事だ」
ただ、もし裏の顔があったとしても、婚約解消に出来るほどの物はないだろう。
「ただ言っておくが、君と結婚しても、私は君との間に子を成すことはない」
私の決意に、エリーズはブルブルと体を震わせる。
「それは、結婚の意味がないじゃないですかッ!」
「ああ。そもそも私達の婚約は、契約で成り立っていたじゃないか」
あの当時、私の心は荒んでいた。
侍女が身代わりだろうと、世継ぎが出来るなら、それでも良いと婚約した。
本当に愚かだった。
「今更、私は君を愛する事など絶対に出来ない。それが嫌なら、婚約解消してくれて構わない」
ここまで言えば、エリーズも私と結婚したいとは思わないだろう。
「婚約解消は致しません!私はクロード様に尽くすと決めました。何があっても、私に振り向かせてみせますわッ!」
エリーズは声を張り上げて笑顔を私に向けたが、その笑顔はまるで欲に塗れている様で、見ていて不快以外の何物でもなかった。
「私ほど、クロード様を愛している女が他にいると思います?確かに父の爵位は男爵ですけど、私の母の実家は王都でも、1、2を争う商家なのはご存知ですよね?」
確かに、ミュルゲール家は爵位こそ一代限りの男爵だが、エリーズの母の実家のおかげで王都でも経済的影響力はとても大きい。
流通としても、商人はフォンダート家とも繋がりがある。
「私を妻にすると言うことは、このフォンダート家の地位を更に高められるということですよ!この私が、クロード様を愛して力になりたいと思っているのに!」
私に拒絶されて、エリーズは必死に私を繋ぎ止めようとしているのだろうが、それが逆効果になっている事を、興奮しているのか気付いていない。
ああ、やっと分かった。
エリーズのこの傲慢さは、ミュルゲール男爵の血筋というより、母親の実家の血筋なのかもしれない。
もう、何も言うことはない。
私は婚約者の選択を誤った。
ただ、それだけの事なのだ。
「もう時間だ。私は出掛ける。今後は私の事は干渉しないでくれ」
私が背を向けると、エリーズももう何も言っては来なかった。
ああ。
早くフィリシアに会いたい。
書斎にいた私の前に、トゥーリスがやって来た。
「実は、フィリシアが今夜、カレーパーティーをするとの事で、ご招待に伺いました」
「カレーパーティー?カレーとは?」
初めて聞く物だな。
「何でも南の大国の食べ物とか」
また、何やら面白い料理を振る舞ってくれるつもりなんだな。
「分かった。夕方に行く事にするよ」
私は懐中時計を見ながら、夕方までソワソワしそうだと思った。
「それと、リオン先生もお見えになるんですよ」
「え?」
リオン先生?
どうしてそんな事に?
今日ジョージは仕事を休みにしたのだが、ジョージがどこか具合でも悪くなったのか?
「ジョージが具合でも悪いのか?」
「いいえ。ジョージ様がフィリシアと一緒に、カレーのスパイスを調べる為にリオン先生の所に伺ったんですよ」
「えッ?」
な、な、な、何だとーッ!
フィリシアがジョージと一緒にリオン先生に会いに行っただと?
「フィリシアがカレーを作るにあたって、スパイスの調合をリオン先生に頼むという話になりましてね」
……。
理由は分かった。
でもそれなら、行く前に一言、私にあっても良いんじゃないか?
ジョージと2人で行くなんて、それではまるでデートではないかッ!
「市場にも買い物があったので頼みましたが、クロード様の仮面の生地も買えたと、喜んで帰ってきましたよ」
「あ、私の……」
そうか。
私の仮面の事も忘れてはいなかったんだな。
ヤバい。
顔がニヤけてしまう。
私は咄嗟に口を手で塞いだ。
「どうされました?」
「あー、何でもない。そうか、買い物もできて良かった」
で、でも、でも良くない!
フィリシアを市場に連れて行くのは、私だと決めていたのに。
うううッ!
ジョージに先を越されてしまった!
悔しい。
トゥーリスが帰って行くと、私は残りの仕事をさっさと片付けてしまおうと執務室に篭った。
しかし、カレーとはどういう食べ物だ?
ハンバーガー、グラタン、カレー。
ハンバーガーは、ハンブルクステーキをパンで挟んだサンドイッチみたいな物だったし、グラタンはシチューにチーズを乗せて焦げ目を付けていたな。
カレー?
スパイスの調合にリオン先生を頼った?
うーむ。
カレーがどう言う物か全く分からん。
「難しい顔をされて、仕事が捗りませんか?」
紅茶を淹れてくれたシュナイダーが私に尋ねる。
「どうぞ」
「ああ、ありがとう」
「本日の紅茶は、南の大国の物でございます。関税担当者が、珍しい物が入ったと持ってきてくれました」
南の大国!
今、滅茶苦茶タイムリーではないかッ!
「これは、いつも飲むお茶とは違うな」
ミルクが入っているのか。
香りも、スパイシーだ。
そして、甘い。
「何でも、茶葉にスパイスが入った物だと。キャラバンが言うには、ミルクと砂糖を入れて煮出すと言っていたと聞きました」
随分と手が混んでいるな。
「まだこれはあるのか?」
「はい」
「これをジョージの所の手土産に持って行く!」
フィリシアがきっと珍しがって喜んでくれるはず!
エリーズに会うと面倒なので、エリーズが入浴する時を見計らって出掛けようとエントランスに私は向かった。
「こんな夕方に、どちらに行かれるんですか?」
ドッキーン!
私は恐る恐る振り返った。
「あー、その……」
何故ここにエリーズがいる?
この時間は入浴じゃないのか?シュナイダー!
「お仕事の時間は終わってますよね?」
「その、ジョージの所に」
「ほぼ毎晩、ジョージ様の所へ通っているではありませんか!本日はジョージ様はお休みでしたわよね?それでも行かれるんですか?」
「先ほどジョージの執事から、仕事の事で呼ばれてね」
「どんなお仕事なんですの?今夜こそ、一緒に食事ぐらい良いじゃありませんか!」
夕飯を一緒にと誘うつもりで、私を張っていたのか。
「夕食も結婚するまで我慢しろと言うのですか?」
エリーズの言っている事は間違っていない。
エリーズが心を入れ替えたと言うのなら、私も歩み寄らなければならないのは分かっている。
それでも、フィリシアを虐げていたと言う話や、フィリシアを湖で溺れさせ様とした事を聞いてしまって、私はどうしてもエリーズを信じられない。
「エリーズ。すまない。君がどう言おうと、フィリシアを自分の犠牲にしようとした君を信じる事が出来ないんだ」
「ですから!それはフィリシアが勝手に申し出て来た事で!」
本気で言ってるのか?
そんなはずがないだろう!
「16の娘が、自分の意思で男に抱かれたいと思う訳がないだろう!」
私は我慢できずについ大きな声を上げてしまった。
何事かと侍女や侍従達がやって来たが、私が顔を振ると、皆察してその場を離れてくれた。
エリーズは、凄い剣幕で私を睨んでいる。
「フィリシア、フィリシアと。あなたの婚約者は私なんですよ!」
分かっている。
正式に婚約を決めた以上、何か問題がなければ、婚約解消も容易ではない事も。
まさか、私を嫌って近づこうとしなかったエリーズに、こんなにも執着されるとは思わなかった。
怪我を見せようとしても、きっとエリーズは目を背けて見てはくれないだろう。
それに、フィリシアにも見せるなと言われている。
安易に婚約を決めてしまった、私の自業自得なのは分かっている。
こんな事になるとは、この話が出た時には思っていなかった。
でも私を変えたのはフィリシアなんだ。
「分かっている。私の婚約者は君だ。ただもうしばらく君の様子を見させて欲しい」
「ですから、2人で過ごさないと分からないじゃないですか!」
「逆だよ。私の目が届かないところでの、君を良く知りたいんだ」
エリーズの本性を知るためには時間が必要だ。
「それって、私の粗探しですか!」
「何故そんなに怒る?私に知られたくない裏の顔でもあるのか?」
エリーズは私を睨んだまま口をグッと閉じている。
「……分かりましたわ。でも、私に裏の顔なんてありませんから」
「それは私が判断する事だ」
ただ、もし裏の顔があったとしても、婚約解消に出来るほどの物はないだろう。
「ただ言っておくが、君と結婚しても、私は君との間に子を成すことはない」
私の決意に、エリーズはブルブルと体を震わせる。
「それは、結婚の意味がないじゃないですかッ!」
「ああ。そもそも私達の婚約は、契約で成り立っていたじゃないか」
あの当時、私の心は荒んでいた。
侍女が身代わりだろうと、世継ぎが出来るなら、それでも良いと婚約した。
本当に愚かだった。
「今更、私は君を愛する事など絶対に出来ない。それが嫌なら、婚約解消してくれて構わない」
ここまで言えば、エリーズも私と結婚したいとは思わないだろう。
「婚約解消は致しません!私はクロード様に尽くすと決めました。何があっても、私に振り向かせてみせますわッ!」
エリーズは声を張り上げて笑顔を私に向けたが、その笑顔はまるで欲に塗れている様で、見ていて不快以外の何物でもなかった。
「私ほど、クロード様を愛している女が他にいると思います?確かに父の爵位は男爵ですけど、私の母の実家は王都でも、1、2を争う商家なのはご存知ですよね?」
確かに、ミュルゲール家は爵位こそ一代限りの男爵だが、エリーズの母の実家のおかげで王都でも経済的影響力はとても大きい。
流通としても、商人はフォンダート家とも繋がりがある。
「私を妻にすると言うことは、このフォンダート家の地位を更に高められるということですよ!この私が、クロード様を愛して力になりたいと思っているのに!」
私に拒絶されて、エリーズは必死に私を繋ぎ止めようとしているのだろうが、それが逆効果になっている事を、興奮しているのか気付いていない。
ああ、やっと分かった。
エリーズのこの傲慢さは、ミュルゲール男爵の血筋というより、母親の実家の血筋なのかもしれない。
もう、何も言うことはない。
私は婚約者の選択を誤った。
ただ、それだけの事なのだ。
「もう時間だ。私は出掛ける。今後は私の事は干渉しないでくれ」
私が背を向けると、エリーズももう何も言っては来なかった。
ああ。
早くフィリシアに会いたい。
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