115 / 188
清らかな水
7
しおりを挟む
バスルームに入ると、シャワーを浴びながら伊織は真幸に激しいキスをする。舌が真幸の口の中を蹂躙し続ける。
「お前、こんなに肌が白かったんだな。墨が映えて厭らしい身体だよ」
伊織が真幸の乳首を噛み付くようにしゃぶる。痛みを感じながらも真幸は我慢する。
伊織がだんだん下に下がっていき、真幸のモノを口に含む。
「いやだ、やめろ」
真幸は伊織の頭を離そうとしながら声を絞り出す。
伊織はお構いなしにしゃぶる。
「やめろッ!俺が、するから」
真幸の言葉に、伊織は口から外すと真幸を見上げる。
「女しか抱いたことがないお前に、男の×××なんてしゃぶれるのかよ」
笑う伊織。真幸は切ない顔で伊織を見る。
「しゃぶってやるから、教えてくれ。さっきの話の続きを」
伊織は立ち上がると真幸にまたキスをする。
「じゃあ、ベッドでたっぷりしゃぶってくれ」
真幸は諦めてバスルームから出るとバスローブを羽織った。伊織は腰にバスタオルを巻き、真幸のベッドルームに入った。
ベッドに伊織は仰向けで寝ると、真幸は伊織のモノを口の中に入れた。
「んッ!」
想像以上に、真幸がしゃぶり慣れていて伊織は驚く。
「お前、初めてじゃねーだろ。誰のしゃぶってんだよ」
真幸は答えず伊織に奉仕を続ける。
「いつから、こっち側の人間になった?誰に仕込まれたよ」
グッと頭を押さえられて真幸は息苦しい。それでも舌を使いながら、早く伊織が果てないかと懸命にしゃぶり続ける。
「……もういい。口から出せ」
真幸はそれでも口から離さない。
「離せって言ってんだろが!」
伊織が苛ついている。真幸は口を離した。
「ケツ、見せてみろよ」
真幸は下を向く。
「その前に教えてくれ。誰が俺を狙っているのか。久米か?それとも別なのか?」
伊織が真幸の顎を掴むと顔を上げさせる。
「何怯えてんだよ。らしくねーな、笑いながら半殺しにする真幸がよ。何を見られたくねーんだよ」
「お前に力で勝てるなんて思ってねーさ。いざとなったら俺を殺せるだろ?」
真幸が笑いながら言う。伊織は真幸を押し倒すと、足首を持って腰を上げた。
「!」
真幸は見られたくない場所を見られて何も声が出せなかった。
「……へぇ。なんだ、もう、ココ掘られてんのかよ」
疾風に愛してもらう場所を見られ、真幸は身体を硬くする。
「お願いだ。そこだけは、やめてくれ。そこ以外ならなんでも言うことを聞く。エンコ詰めても良い」
「誰だ、相手は」
真幸は答えない。
「舎弟か?」
真幸は首を振る。
「言えよ!突っ込むぞ、おらッ!」
真幸はとっさにその場所を手で隠す。
「頼む。無理なんだ、あいつ以外。ココはあいつ専用だから」
真幸が目を瞑って震えている。伊織は真幸の脚から手を離した。
「馬鹿野郎。惚気てんじゃねぇよ。やる気無くしたわ。いつからそんなにピュアな人間になったんだよ。ばぁか」
伊織はゴロンとベッドに寝る。
「……久米と進道だ。どっちがお前が言う黒幕かは分からんがな」
真幸は思った。どちらも五島と仲が良かったはずだ。
「俺を消して、極東組の組長の旨味はなんだ?」
「そうだね、お前のシマだろ。良いシノギになっているだろ。お前が狙われてるって知らなかったが、お前が死んで、お前の周りが失脚すれば、久米や進道がトップになれるって青写真が出来上がってんじゃね?」
真幸は無言で頷く。
「……正直驚いたわ。敵対派じゃなかったからな」
真幸は脱力して言う。
誠竜会の幹部を殺したのは、田嶋会系の鉄砲玉。
その時から計画は進められていたんだと真幸は思った。
「あーあ、消化不良だわ。帰る」
パッと伊織は起き上がる。
「お互い×××はしゃぶったけど、最後までしなくて良かったかもな」
あははと伊織は笑う。真幸も引きつって笑った。
「お前の男のナニ相当でけぇだろ。かなりガバガバなってたぞ」
伊織の言葉に真幸は真っ赤になって伊織に枕を投げつけた。伊織は枕を投げ返して笑う。
眼鏡をかけ身支度を終えると、伊織はマンションを出た。
自分の車には戻らず、ベンツの後部座席の窓を叩く。工が窓を開ける。
「よう。ごくろーサン。お前達の頭とは話が終わったよ」
伊織は工とジュリを見つめる。
「良いねぇ。お前ら。特にそっちの嬢ちゃん。血に飢えたイイ顔してんじゃん」
ジュリはツンと顔を背ける。
「頭、死ぬ気で守れよ」
「貴方に言われなくても分かってます」
無表情で工が言う。
「んーん。お前じゃなさそうだな」
工を見て楽しそうにそう呟くと、伊織は立ち去って自分の車に戻った。
工は真幸に電話をかける。
『おう』
「今、こちらに田嶋さんが来ました。何かありましたか?」
心配そうに工は尋ねる。
『黒幕の目星が付いてきた。めんどくせぇ事になりそうだ。詳しい話は、飯塚組長に報告してからだ』
真幸が電話を切ると、田嶋と何もなかったんだと工はホッとした。
スマホをベッドに投げると真幸はうつ伏せで笑った。
「ガバガバだってよ。いつもヤルたびキツくて痛ぇのにさ」
真幸は疾風を思い浮かべて嬉しそうに幸せに浸った。
「お前、こんなに肌が白かったんだな。墨が映えて厭らしい身体だよ」
伊織が真幸の乳首を噛み付くようにしゃぶる。痛みを感じながらも真幸は我慢する。
伊織がだんだん下に下がっていき、真幸のモノを口に含む。
「いやだ、やめろ」
真幸は伊織の頭を離そうとしながら声を絞り出す。
伊織はお構いなしにしゃぶる。
「やめろッ!俺が、するから」
真幸の言葉に、伊織は口から外すと真幸を見上げる。
「女しか抱いたことがないお前に、男の×××なんてしゃぶれるのかよ」
笑う伊織。真幸は切ない顔で伊織を見る。
「しゃぶってやるから、教えてくれ。さっきの話の続きを」
伊織は立ち上がると真幸にまたキスをする。
「じゃあ、ベッドでたっぷりしゃぶってくれ」
真幸は諦めてバスルームから出るとバスローブを羽織った。伊織は腰にバスタオルを巻き、真幸のベッドルームに入った。
ベッドに伊織は仰向けで寝ると、真幸は伊織のモノを口の中に入れた。
「んッ!」
想像以上に、真幸がしゃぶり慣れていて伊織は驚く。
「お前、初めてじゃねーだろ。誰のしゃぶってんだよ」
真幸は答えず伊織に奉仕を続ける。
「いつから、こっち側の人間になった?誰に仕込まれたよ」
グッと頭を押さえられて真幸は息苦しい。それでも舌を使いながら、早く伊織が果てないかと懸命にしゃぶり続ける。
「……もういい。口から出せ」
真幸はそれでも口から離さない。
「離せって言ってんだろが!」
伊織が苛ついている。真幸は口を離した。
「ケツ、見せてみろよ」
真幸は下を向く。
「その前に教えてくれ。誰が俺を狙っているのか。久米か?それとも別なのか?」
伊織が真幸の顎を掴むと顔を上げさせる。
「何怯えてんだよ。らしくねーな、笑いながら半殺しにする真幸がよ。何を見られたくねーんだよ」
「お前に力で勝てるなんて思ってねーさ。いざとなったら俺を殺せるだろ?」
真幸が笑いながら言う。伊織は真幸を押し倒すと、足首を持って腰を上げた。
「!」
真幸は見られたくない場所を見られて何も声が出せなかった。
「……へぇ。なんだ、もう、ココ掘られてんのかよ」
疾風に愛してもらう場所を見られ、真幸は身体を硬くする。
「お願いだ。そこだけは、やめてくれ。そこ以外ならなんでも言うことを聞く。エンコ詰めても良い」
「誰だ、相手は」
真幸は答えない。
「舎弟か?」
真幸は首を振る。
「言えよ!突っ込むぞ、おらッ!」
真幸はとっさにその場所を手で隠す。
「頼む。無理なんだ、あいつ以外。ココはあいつ専用だから」
真幸が目を瞑って震えている。伊織は真幸の脚から手を離した。
「馬鹿野郎。惚気てんじゃねぇよ。やる気無くしたわ。いつからそんなにピュアな人間になったんだよ。ばぁか」
伊織はゴロンとベッドに寝る。
「……久米と進道だ。どっちがお前が言う黒幕かは分からんがな」
真幸は思った。どちらも五島と仲が良かったはずだ。
「俺を消して、極東組の組長の旨味はなんだ?」
「そうだね、お前のシマだろ。良いシノギになっているだろ。お前が狙われてるって知らなかったが、お前が死んで、お前の周りが失脚すれば、久米や進道がトップになれるって青写真が出来上がってんじゃね?」
真幸は無言で頷く。
「……正直驚いたわ。敵対派じゃなかったからな」
真幸は脱力して言う。
誠竜会の幹部を殺したのは、田嶋会系の鉄砲玉。
その時から計画は進められていたんだと真幸は思った。
「あーあ、消化不良だわ。帰る」
パッと伊織は起き上がる。
「お互い×××はしゃぶったけど、最後までしなくて良かったかもな」
あははと伊織は笑う。真幸も引きつって笑った。
「お前の男のナニ相当でけぇだろ。かなりガバガバなってたぞ」
伊織の言葉に真幸は真っ赤になって伊織に枕を投げつけた。伊織は枕を投げ返して笑う。
眼鏡をかけ身支度を終えると、伊織はマンションを出た。
自分の車には戻らず、ベンツの後部座席の窓を叩く。工が窓を開ける。
「よう。ごくろーサン。お前達の頭とは話が終わったよ」
伊織は工とジュリを見つめる。
「良いねぇ。お前ら。特にそっちの嬢ちゃん。血に飢えたイイ顔してんじゃん」
ジュリはツンと顔を背ける。
「頭、死ぬ気で守れよ」
「貴方に言われなくても分かってます」
無表情で工が言う。
「んーん。お前じゃなさそうだな」
工を見て楽しそうにそう呟くと、伊織は立ち去って自分の車に戻った。
工は真幸に電話をかける。
『おう』
「今、こちらに田嶋さんが来ました。何かありましたか?」
心配そうに工は尋ねる。
『黒幕の目星が付いてきた。めんどくせぇ事になりそうだ。詳しい話は、飯塚組長に報告してからだ』
真幸が電話を切ると、田嶋と何もなかったんだと工はホッとした。
スマホをベッドに投げると真幸はうつ伏せで笑った。
「ガバガバだってよ。いつもヤルたびキツくて痛ぇのにさ」
真幸は疾風を思い浮かべて嬉しそうに幸せに浸った。
1
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
寮生活のイジメ【社会人版】
ポコたん
BL
田舎から出てきた真面目な社会人が先輩社員に性的イジメされそのあと仕返しをする創作BL小説
【この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。】
全四話
毎週日曜日の正午に一話ずつ公開
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる