14 / 101
5ずるい・リス
2
しおりを挟む
「本当に小動物みてぇ」
クククと田辺は笑う。
「なんだよッ!小動物って!」
「まんまですよ。ちっさくて、チョロチョロしてて、リスみたいっす」
ジッと田辺に見つめられて、諭はドキドキしてきた。
「そりゃでけぇお前からしたら俺は小さいだろうけどさッ!」
「ですね。諭先輩、身長いくつっすか?」
身長にコンプレックスがある諭はウッとなる。
「165」
俯き加減で小声で諭は言う。
「ちっさッ!」
「うっさいわッ!男はまだ伸びる可能性あるんだよ!」
「もうとっくに成長止まってると思いますよ」
真顔で言われて言い返せない諭。
「可愛くねーなッ!」
ムカムカしながら諭が言うと、田辺は長い腕を伸ばして諭の頭を撫でる。
「諭先輩が可愛いから良いじゃないっすか」
頭を撫でられ、爽やかな笑顔で言われて、諭はついポーとなる。
本当にリスっぽい。
諭の頭をポンポンしながら、笑いが止まらなくなった田辺。
諭は田辺にされることが、恥ずかしいのだが嬉しくて硬直してしまった。
クククと田辺は笑う。
「なんだよッ!小動物って!」
「まんまですよ。ちっさくて、チョロチョロしてて、リスみたいっす」
ジッと田辺に見つめられて、諭はドキドキしてきた。
「そりゃでけぇお前からしたら俺は小さいだろうけどさッ!」
「ですね。諭先輩、身長いくつっすか?」
身長にコンプレックスがある諭はウッとなる。
「165」
俯き加減で小声で諭は言う。
「ちっさッ!」
「うっさいわッ!男はまだ伸びる可能性あるんだよ!」
「もうとっくに成長止まってると思いますよ」
真顔で言われて言い返せない諭。
「可愛くねーなッ!」
ムカムカしながら諭が言うと、田辺は長い腕を伸ばして諭の頭を撫でる。
「諭先輩が可愛いから良いじゃないっすか」
頭を撫でられ、爽やかな笑顔で言われて、諭はついポーとなる。
本当にリスっぽい。
諭の頭をポンポンしながら、笑いが止まらなくなった田辺。
諭は田辺にされることが、恥ずかしいのだが嬉しくて硬直してしまった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
41
1 / 4
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる