51 / 85
第十話
2
しおりを挟む
昼休み、狼とライオンは、仔猫と仔ウサギを見て思う。
「思ったんだが、俺たち、あいつらに弄ばれてないか?」
狼がポツリと呟いた。
「確かにな。それだけ大事だから仕方ないんだけどさ」
ライオンも諦めながら言う。
「ねぇねぇ。あのふたり、なんか疲れてない?」
仔ウサギが仔猫に囁く。
「ん?そう?疲れてるなら俺の方だよー」
仔猫がつい愚痴る。
「どうしたの?何か疲れることあった?」
仔ウサギに尋ねられて、仔猫はしまったと言う顔をする。
狼とキスしたせいで、夜中眠れなくなったとは言えない。
「えーと、勉強のし過ぎかなぁ」
そう言って仔猫は誤魔化す。
「そうなんだ。僕は逆に勉強に身が入らなくて。直ぐに一哉が浮かんで恥ずかしい」
真っ赤になって言う仔ウサギが可愛いと仔猫は微笑む。
「もうッ!臨、直ぐ惚気るからなぁ」
「そんなことないよぉ」
恥ずかしがりながら仔ウサギは、仔猫に必死になって否定する。
戯れ合う仔猫と仔ウサギの姿を見つめる狼とライオン。
くっそぉ。
何してても可愛いじゃねーか!
ふたりして同じ事を思いながら、それぞれ仔猫と仔ウサギが美味しそうに見えて、かぶりつきたくなるのを必死に抑えるのだった。
「思ったんだが、俺たち、あいつらに弄ばれてないか?」
狼がポツリと呟いた。
「確かにな。それだけ大事だから仕方ないんだけどさ」
ライオンも諦めながら言う。
「ねぇねぇ。あのふたり、なんか疲れてない?」
仔ウサギが仔猫に囁く。
「ん?そう?疲れてるなら俺の方だよー」
仔猫がつい愚痴る。
「どうしたの?何か疲れることあった?」
仔ウサギに尋ねられて、仔猫はしまったと言う顔をする。
狼とキスしたせいで、夜中眠れなくなったとは言えない。
「えーと、勉強のし過ぎかなぁ」
そう言って仔猫は誤魔化す。
「そうなんだ。僕は逆に勉強に身が入らなくて。直ぐに一哉が浮かんで恥ずかしい」
真っ赤になって言う仔ウサギが可愛いと仔猫は微笑む。
「もうッ!臨、直ぐ惚気るからなぁ」
「そんなことないよぉ」
恥ずかしがりながら仔ウサギは、仔猫に必死になって否定する。
戯れ合う仔猫と仔ウサギの姿を見つめる狼とライオン。
くっそぉ。
何してても可愛いじゃねーか!
ふたりして同じ事を思いながら、それぞれ仔猫と仔ウサギが美味しそうに見えて、かぶりつきたくなるのを必死に抑えるのだった。
0
あなたにおすすめの小説
幼馴染がいじめるのは俺だ!
むすめっすめ
BL
幼馴染が俺の事いじめてたのは、好きな子いじめちゃうやつだと思ってたのに...
「好きな奴に言われたんだ...幼馴染いじめるのとかガキみてーだって...」
「はっ...ぁ??」
好きな奴って俺じゃないの___!?
ただのいじめっ子×勘違いいじめられっ子
ーーーーーー
主人公 いじめられっ子
小鳥遊洸人
タカナシ ヒロト
小学生の頃から幼馴染の神宮寺 千透星にいじめられている。
姉の助言(?)から千透星が自分のこといじめるのは小学生特有の“好きな子いじめちゃうヤツ“だと思い込むようになり、そんな千透星を、可愛いじゃん...?と思っていた。
高校で初めて千透星に好きな人が出来たことを知ったことから、
脳破壊。
千透星への恋心を自覚する。
幼馴染 いじめっ子
神宮寺 千透星
ジングウジ チトセ
小学生の頃から幼馴染の小鳥遊 洸人をいじめている。
美形であり、陰キャの洸人とは違い周りに人が集まりやすい。(洸人は千透星がわざと自分の周りに集まらないように牽制していると勘違いしている)
転校生の須藤千尋が初恋である
【完結】後悔は再会の果てへ
関鷹親
BL
日々仕事で疲労困憊の松沢月人は、通勤中に倒れてしまう。
その時に助けてくれたのは、自らが縁を切ったはずの青柳晃成だった。
数年ぶりの再会に戸惑いながらも、変わらず接してくれる晃成に強く惹かれてしまう。
小さい頃から育ててきた独占欲は、縁を切ったくらいではなくなりはしない。
そうして再び始まった交流の中で、二人は一つの答えに辿り着く。
末っ子気質の甘ん坊大型犬×しっかり者の男前
【完結・BL】俺をフッた初恋相手が、転勤して上司になったんだが?【先輩×後輩】
彩華
BL
『俺、そんな目でお前のこと見れない』
高校一年の冬。俺の初恋は、見事に玉砕した。
その後、俺は見事にDTのまま。あっという間に25になり。何の変化もないまま、ごくごくありふれたサラリーマンになった俺。
そんな俺の前に、運命の悪戯か。再び初恋相手は現れて────!?
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
【完結】男の後輩に告白されたオレと、様子のおかしくなった幼なじみの話
須宮りんこ
BL
【あらすじ】
高校三年生の椿叶太には女子からモテまくりの幼なじみ・五十嵐青がいる。
二人は顔を合わせば絡む仲ではあるものの、叶太にとって青は生意気な幼なじみでしかない。
そんなある日、叶太は北村という一つ下の後輩・北村から告白される。
青いわく友達目線で見ても北村はいい奴らしい。しかも青とは違い、素直で礼儀正しい北村に叶太は好感を持つ。北村の希望もあって、まずは普通の先輩後輩として付き合いをはじめることに。
けれど叶太が北村に告白されたことを知った青の様子が、その日からおかしくなって――?
※本編完結済み。後日談連載中。
あなたと過ごせた日々は幸せでした
蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。
溺愛系とまではいかないけど…過保護系カレシと言った方が 良いじゃねぇ? って親友に言われる僕のカレシさん
315 サイコ
BL
潔癖症で対人恐怖症の汐織は、一目惚れした1つ上の三波 道也に告白する。
が、案の定…
対人恐怖症と潔癖症が、災いして号泣した汐織を心配して手を貸そうとした三波の手を叩いてしまう。
そんな事が、あったのにも関わらず仮の恋人から本当の恋人までなるのだが…
三波もまた、汐織の対応をどうしたらいいのか、戸惑っていた。
そこに汐織の幼馴染みで、隣に住んでいる汐織の姉と付き合っていると言う戸室 久貴が、汐織の頭をポンポンしている場面に遭遇してしまう…
表紙のイラストは、Days AIさんで作らせていただきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる