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湯水の様に金を使う真古登に、菜々緒は流石に我慢できなくなっていた。
「お金、借りない様に我慢できない?もう少し節約……」
「あ、そう言うだりぃ話は良いや。それよりさぁ、これどう思う?」
真古登は話を遮り起き上がると、菜々緒に近付きスマホの画面を見せる。
それは出会い系サイトのアプリだった。
「……誰かに貢いでるの?浮気してるの?」
真っ青な顔で菜々緒は真古登に詰め寄る。
自分は搾り取られているのに、他の女に遣っているのかと不安になった。
「はぁ?ちげーよ。何疑ってんだよ。そうじゃなくてぇ。お前が登録しろって言ってんの」
真古登の言葉が理解できなかった。
「何で私?」
「お前可愛いし、パパ活してサクサク稼げよ」
衝撃的な真古登の言葉に菜々緒は顔面蒼白になった。
真古登は全く悪びれることもなく、ニヤニヤしながら菜々緒を追い詰める。
「な、何言ってるの?私に体売れっていうの?」
「ばぁか。そこはお前がうまく逃げろよ。ご飯だけーとか、酒飲むだけーとか、そう言うデートでも稼げるらしいぜ」
真古登の言う事が信じられなかった。
そんな危険な事はしたくない。
「ごめん。いくら真古登の頼みでも無理。私、そんな事、できない」
菜々緒は体の力が抜けてその場に座り込む。
もう真古登とは付き合っていけないと思った。
「……ふーん。じゃあこれ売ろうかなー。ネットにさ」
菜々緒の目の前に動画が映し出された。
真古登とのベッドでの映像。自分のあられもない姿を見せられ声を聞かされて、菜々緒はショックで声が出ない。
まさか恋人に、脅迫の材料に使われるとは思わなかった。
「お金、借りない様に我慢できない?もう少し節約……」
「あ、そう言うだりぃ話は良いや。それよりさぁ、これどう思う?」
真古登は話を遮り起き上がると、菜々緒に近付きスマホの画面を見せる。
それは出会い系サイトのアプリだった。
「……誰かに貢いでるの?浮気してるの?」
真っ青な顔で菜々緒は真古登に詰め寄る。
自分は搾り取られているのに、他の女に遣っているのかと不安になった。
「はぁ?ちげーよ。何疑ってんだよ。そうじゃなくてぇ。お前が登録しろって言ってんの」
真古登の言葉が理解できなかった。
「何で私?」
「お前可愛いし、パパ活してサクサク稼げよ」
衝撃的な真古登の言葉に菜々緒は顔面蒼白になった。
真古登は全く悪びれることもなく、ニヤニヤしながら菜々緒を追い詰める。
「な、何言ってるの?私に体売れっていうの?」
「ばぁか。そこはお前がうまく逃げろよ。ご飯だけーとか、酒飲むだけーとか、そう言うデートでも稼げるらしいぜ」
真古登の言う事が信じられなかった。
そんな危険な事はしたくない。
「ごめん。いくら真古登の頼みでも無理。私、そんな事、できない」
菜々緒は体の力が抜けてその場に座り込む。
もう真古登とは付き合っていけないと思った。
「……ふーん。じゃあこれ売ろうかなー。ネットにさ」
菜々緒の目の前に動画が映し出された。
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まさか恋人に、脅迫の材料に使われるとは思わなかった。
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