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第9章 冬の……アナタ、どなた?
エピソード52-29
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インベントリ内 休憩スペース VIP席 15:20時――
ソファーでまったりしていると、雪乃が素子に聞いた。
「素子、そろそろお開きかしら?」
「ええと、そうですね、頒布品もさばき終えてるでしょうし、個人戦も無事終わりましたし……」
そんな会話をしていると、VIP席に二人の影が近付いて来た。
「ふぅ。 ただいまぁ……」
「あ! 静流様! お疲れ様でした!」
静流が入って来たのに真っ先に気付いたのは素子だった。
静流の後ろから、恥ずかし気に入って来た蘭子。
「お、おす……」
「蘭ちゃーん!!」ガシッ
素子は、静流の後ろにいた蘭子を見つけるやいなや、瞬歩で近付き抱きしめた。
「せ、先輩!?」
「よく頑張ったわね。 優勝おめでとう!」パチパチパチ
それを見た一同が拍手を送った。
「おめでとう! 蘭ちゃんスゴいね♪」
「ちょっとハラハラしたけど、きっと勝つって信じてたから!」
「あ、ああ……」
シズムと真琴に祝福され、恥ずかしそうに頷く蘭子。
「さ、蘭ちゃん、リナお姉様にご報告よ♪」
素子は蘭子をリナの前に連れて行った。
「ア、アネキ……勝ちました」
「おう。 おめぇの戦いを一部始終見てたぜ」
そう言うとリナは腕を組み、言葉を切ったあと、ゆっくり口を開いた。
「よくやった蘭子! よくぞアノ胸クソ野郎をKOしてくれた! サンキューな!」ニカァ
そう言ってリナは、親指を立てて白い歯を見せて笑った。
「ア、アネキ! 実は、 勝てたのはお静が――」
蘭子が焦りながらリナに弁明しようとしたが、途中で遮られた。
「な? 傍に着いててやって正解だったろ? 静坊?」
リナが意地悪そうな顔で静流に聞いた。
「うん! リナ姉の言った通りだった!」ビシ
静流はリナに親指を立てた。
それを見た雪乃が、意地悪そうな顔で蘭子に言った。
「フッフゥン。 持つべきものは『オキニ』ね? 蘭子サン?」
「へ? あ、あわわわ~」
雪乃になじられ、ワタワタしだす蘭子。
その光景を不思議そうに見ていた静流が言った。
「さっきから『オキニ』ってワードが目立つんだけど、何かあったの?」
「へ? アンタ見てなかったの? 表彰式?」
真琴が眉間にしわを寄せながら静流に聞いた。
「勿論見てたよ。 ちょっとADさんに話しかけられた時以外ね」
どうやら問題のシーンは見ていないようだ。
「そうか。 なら問題ねぇよ。 気にすんな」
「そう? よくわかんないけど……」
蘭子にそう言われ、今一つ納得していない静流。
「ふーん。 ま、 イイんじゃねぇか?」
「へ? イイんですか!? リナお姉様?」
リナが悪戯を思いついた小僧のような顔でそう言うと、素子が全力で突っ込んだ。
◆ ◆ ◆ ◆
インベントリ内 プレイルーム
「はぁぁ、至福♡」
「ご利用、ありがとうございましたぁー!」
最後のユーザーを送り出すと、リーダー格の部員が指揮をとった。
「総員、撤収!」
「「「「御意!!」」」」
部員たちは蜘蛛の子を散らすかの如く散開した。
◆ ◆ ◆ ◆
インベントリ内 管理事務所――
プレイルーム内の様子を確認した睦美は、軽く伸びをしてカナメの方を見た。
「ふぁーあ。 さて、私たちも動くか。 カナちゃん、行くぞ!」
「ちょい待ちぃ、 今イイトコなんや」
カナメはダッシュ6と『ツイスターゲーム』の真っ最中であった。
ツイスターゲームとは、4色の円が6列に並んだマットに、ルーレット状のもので左右の手足を指定し、倒れないように手足を置いて行くゲームである。
「次は、 左足を緑ニャ♪」
ルーレットを回していたのはロコ助だった。
今の状況は、カナメがブリッジの状態で、ダッシュ6がその上に交差するような状態であった。
「カナメ様、大丈夫ですかぁ?」
「も、問題あらへん……次、次をたのむ……」
カナメはロコ助に次の指示を出させた。
「次は、 右手を赤ニャ♪」
睦美はすかさずダッシュ6に指示した。
「ムツ子、楽にしてあげなさい」
「はぁい♡ そぉれ♡」ポフゥ
睦美に命令され、わざとカナメに抱き付くダッシュ6。
「負けちゃいましたぁ♡」
「むっほぉ……たまらんわぁ」
緩みっぱなしの顔で、ダッシュ6の感触を味わっているカナメに睦美が言った。
「各部署が撤収を始めた。移動するぞ」
睦美がデスクから立ち上がると、カナメが名残惜しそうに起き上がった。
「これからって時に、 そんなぁ……って誰やムツ子って!?」
「ダッシュ6ちゃんじゃ長すぎるだろ? 六番目だからムツ子と勝手に名付けた」
「安易やなぁ。 『6』なら、 ロクサーヌちゃんとか、 ロキシーちゃんとかあるやろ?」
「イイだろ? 仮名なんだから」
そんな他愛のない会話をしながら、三人は管理事務所を出て、隣の医務室に入った。
「失礼します」
「あら、GMさん? お客さんはもう帰ったの?」
「はい、先ほど最後の客が出て行きました」
睦美たちを迎え入れたジェニー。
「こ、この方は、もしやダッシュ6様!?」
「え、ええ。期間限定の秘書です」
ルリが目を輝かせ、いろいろな角度でナース服のダッシュ6を見て興奮している。
「お疲れ様でしたドクター。 お陰でトラブル無く終えられました」
「アノ丸薬、相当スゴいわね。 軍にも常備したい位よ♪」
ジェニーはカチュアが今回の為に調合した増血剤をベタ褒めした。
「19:00ごろ、 『塔』の方で今日のギャラをお渡し致しますので、 夕食がてらお越しください」
「わかったわ。 ルリちゃん、私たちも撤収するわよ!」
「了解!」
声をかけられたルリは、睦美の方にすり寄って来た。
「そうそうGM、 ギャラ以外の報酬の方もお忘れなく。 ムフゥ」
「それはもうバッチリ。 期待して下さい」グッ!
睦美は親指を立て、下手なウィンクをした。
◆ ◆ ◆ ◆
インベントリ内 休憩スペース VIP席 15:30時――
VIP席にまた来客が増えた。
「「お疲れッース」」
ポケクリバトルの司会を務めた白黒ミサたちだった。
「あ、お疲れ様です先輩方!」
「静流様……先ほどは、 お見苦しい所をお見せ致しまして……」
白黒ミサは恐縮して心なしか小さめの声でそう言った。
「二日間大変でしたね。 先輩たちの着ぐるみ姿、 可愛かったですよ?」パァァ
「「きゃっふぅぅぅん♡♡」」
白黒ミサは静流のニパを浴び、大きくのけ反った。
「今日イチのご褒美……確かに受け取りましたぁ……」
「芳醇な味わい……癒されましたぁ……」
ソファーの席を詰めてもらい、白黒ミサが座った。
「おお、これはこれはお姉様方!」
「ご無沙汰しております」
白黒ミサはお姉様たちにうやうやしく頭を下げた。
「忍のお弟子さんたちね? イベントの司会なんて、 出世したのね?」
「いえいえ。 いろいろなご縁で今の事務所に入りまして……」
「静流様にも散々お世話になりましたし……」
「そうなのか? 静坊?」
「え? うん、 成り行きで僕とシズムもその事務所に入ってるんだけどね……」
それを聞いた雪乃の目が一瞬光った。
「アナタたち? 静流サンをバーターに使ったの?」
「ひ、 ひぃっ」
雪乃は鋭い目つきで白黒ミサを睨んだ。
静流は慌ててフォローに入った。
「ち、違うよ。 僕じゃなくてシズム、 なんだけど……」
「だ、大丈夫ですお姉様、 静流様には特別なオファーがある場合以外、 仕事は入れませんので……」
「本当に?」
「え、ええ。 女神様に誓って」
雪乃は細い目で白黒ミサを見つめた。
「ま、イイでしょう。そう言う事にしておくわ」
「「ほぉ……」」
雪乃からの疑いが晴れ、ほっとした白黒ミサ。
白ミサは、先ほどから雪乃の横ですまし顔で立っている素子を見て言った。
「素ちゃん、まるでお姉様付きメイドみたいね?」
「みたい、 ではなく、 そのままですよ部長!」ビシ
そう言うと素子は、ドヤ顔でポーズをとった。
それを見た雪乃たちが、白ミサに弁明した。
「強制では無いのよ。勘違いしないで頂戴?」
「そうそう。 コイツが喜んでやってるワケ」
それを聞いた白ミサは、大きく頷いた。
「どうぞ! お気に召すまま、 存分にお使い下さいませ!」
部長からの公認をもらった素子は、大いに喜んだ。
「部長! ありがとうございます!」
暫く談笑していると、VIP席に左京が息を弾ませながらやって来た。
「みなさん! お疲れ様です!」ハァハァ
「どうしたの? 左京さん?」
静流が不思議そうな顔で左京に聞くと、呼吸を整えた左京が言い放った。
「収支決算が出ました! 発表を部室で行いますので、 移動お願いします!」
ソファーでまったりしていると、雪乃が素子に聞いた。
「素子、そろそろお開きかしら?」
「ええと、そうですね、頒布品もさばき終えてるでしょうし、個人戦も無事終わりましたし……」
そんな会話をしていると、VIP席に二人の影が近付いて来た。
「ふぅ。 ただいまぁ……」
「あ! 静流様! お疲れ様でした!」
静流が入って来たのに真っ先に気付いたのは素子だった。
静流の後ろから、恥ずかし気に入って来た蘭子。
「お、おす……」
「蘭ちゃーん!!」ガシッ
素子は、静流の後ろにいた蘭子を見つけるやいなや、瞬歩で近付き抱きしめた。
「せ、先輩!?」
「よく頑張ったわね。 優勝おめでとう!」パチパチパチ
それを見た一同が拍手を送った。
「おめでとう! 蘭ちゃんスゴいね♪」
「ちょっとハラハラしたけど、きっと勝つって信じてたから!」
「あ、ああ……」
シズムと真琴に祝福され、恥ずかしそうに頷く蘭子。
「さ、蘭ちゃん、リナお姉様にご報告よ♪」
素子は蘭子をリナの前に連れて行った。
「ア、アネキ……勝ちました」
「おう。 おめぇの戦いを一部始終見てたぜ」
そう言うとリナは腕を組み、言葉を切ったあと、ゆっくり口を開いた。
「よくやった蘭子! よくぞアノ胸クソ野郎をKOしてくれた! サンキューな!」ニカァ
そう言ってリナは、親指を立てて白い歯を見せて笑った。
「ア、アネキ! 実は、 勝てたのはお静が――」
蘭子が焦りながらリナに弁明しようとしたが、途中で遮られた。
「な? 傍に着いててやって正解だったろ? 静坊?」
リナが意地悪そうな顔で静流に聞いた。
「うん! リナ姉の言った通りだった!」ビシ
静流はリナに親指を立てた。
それを見た雪乃が、意地悪そうな顔で蘭子に言った。
「フッフゥン。 持つべきものは『オキニ』ね? 蘭子サン?」
「へ? あ、あわわわ~」
雪乃になじられ、ワタワタしだす蘭子。
その光景を不思議そうに見ていた静流が言った。
「さっきから『オキニ』ってワードが目立つんだけど、何かあったの?」
「へ? アンタ見てなかったの? 表彰式?」
真琴が眉間にしわを寄せながら静流に聞いた。
「勿論見てたよ。 ちょっとADさんに話しかけられた時以外ね」
どうやら問題のシーンは見ていないようだ。
「そうか。 なら問題ねぇよ。 気にすんな」
「そう? よくわかんないけど……」
蘭子にそう言われ、今一つ納得していない静流。
「ふーん。 ま、 イイんじゃねぇか?」
「へ? イイんですか!? リナお姉様?」
リナが悪戯を思いついた小僧のような顔でそう言うと、素子が全力で突っ込んだ。
◆ ◆ ◆ ◆
インベントリ内 プレイルーム
「はぁぁ、至福♡」
「ご利用、ありがとうございましたぁー!」
最後のユーザーを送り出すと、リーダー格の部員が指揮をとった。
「総員、撤収!」
「「「「御意!!」」」」
部員たちは蜘蛛の子を散らすかの如く散開した。
◆ ◆ ◆ ◆
インベントリ内 管理事務所――
プレイルーム内の様子を確認した睦美は、軽く伸びをしてカナメの方を見た。
「ふぁーあ。 さて、私たちも動くか。 カナちゃん、行くぞ!」
「ちょい待ちぃ、 今イイトコなんや」
カナメはダッシュ6と『ツイスターゲーム』の真っ最中であった。
ツイスターゲームとは、4色の円が6列に並んだマットに、ルーレット状のもので左右の手足を指定し、倒れないように手足を置いて行くゲームである。
「次は、 左足を緑ニャ♪」
ルーレットを回していたのはロコ助だった。
今の状況は、カナメがブリッジの状態で、ダッシュ6がその上に交差するような状態であった。
「カナメ様、大丈夫ですかぁ?」
「も、問題あらへん……次、次をたのむ……」
カナメはロコ助に次の指示を出させた。
「次は、 右手を赤ニャ♪」
睦美はすかさずダッシュ6に指示した。
「ムツ子、楽にしてあげなさい」
「はぁい♡ そぉれ♡」ポフゥ
睦美に命令され、わざとカナメに抱き付くダッシュ6。
「負けちゃいましたぁ♡」
「むっほぉ……たまらんわぁ」
緩みっぱなしの顔で、ダッシュ6の感触を味わっているカナメに睦美が言った。
「各部署が撤収を始めた。移動するぞ」
睦美がデスクから立ち上がると、カナメが名残惜しそうに起き上がった。
「これからって時に、 そんなぁ……って誰やムツ子って!?」
「ダッシュ6ちゃんじゃ長すぎるだろ? 六番目だからムツ子と勝手に名付けた」
「安易やなぁ。 『6』なら、 ロクサーヌちゃんとか、 ロキシーちゃんとかあるやろ?」
「イイだろ? 仮名なんだから」
そんな他愛のない会話をしながら、三人は管理事務所を出て、隣の医務室に入った。
「失礼します」
「あら、GMさん? お客さんはもう帰ったの?」
「はい、先ほど最後の客が出て行きました」
睦美たちを迎え入れたジェニー。
「こ、この方は、もしやダッシュ6様!?」
「え、ええ。期間限定の秘書です」
ルリが目を輝かせ、いろいろな角度でナース服のダッシュ6を見て興奮している。
「お疲れ様でしたドクター。 お陰でトラブル無く終えられました」
「アノ丸薬、相当スゴいわね。 軍にも常備したい位よ♪」
ジェニーはカチュアが今回の為に調合した増血剤をベタ褒めした。
「19:00ごろ、 『塔』の方で今日のギャラをお渡し致しますので、 夕食がてらお越しください」
「わかったわ。 ルリちゃん、私たちも撤収するわよ!」
「了解!」
声をかけられたルリは、睦美の方にすり寄って来た。
「そうそうGM、 ギャラ以外の報酬の方もお忘れなく。 ムフゥ」
「それはもうバッチリ。 期待して下さい」グッ!
睦美は親指を立て、下手なウィンクをした。
◆ ◆ ◆ ◆
インベントリ内 休憩スペース VIP席 15:30時――
VIP席にまた来客が増えた。
「「お疲れッース」」
ポケクリバトルの司会を務めた白黒ミサたちだった。
「あ、お疲れ様です先輩方!」
「静流様……先ほどは、 お見苦しい所をお見せ致しまして……」
白黒ミサは恐縮して心なしか小さめの声でそう言った。
「二日間大変でしたね。 先輩たちの着ぐるみ姿、 可愛かったですよ?」パァァ
「「きゃっふぅぅぅん♡♡」」
白黒ミサは静流のニパを浴び、大きくのけ反った。
「今日イチのご褒美……確かに受け取りましたぁ……」
「芳醇な味わい……癒されましたぁ……」
ソファーの席を詰めてもらい、白黒ミサが座った。
「おお、これはこれはお姉様方!」
「ご無沙汰しております」
白黒ミサはお姉様たちにうやうやしく頭を下げた。
「忍のお弟子さんたちね? イベントの司会なんて、 出世したのね?」
「いえいえ。 いろいろなご縁で今の事務所に入りまして……」
「静流様にも散々お世話になりましたし……」
「そうなのか? 静坊?」
「え? うん、 成り行きで僕とシズムもその事務所に入ってるんだけどね……」
それを聞いた雪乃の目が一瞬光った。
「アナタたち? 静流サンをバーターに使ったの?」
「ひ、 ひぃっ」
雪乃は鋭い目つきで白黒ミサを睨んだ。
静流は慌ててフォローに入った。
「ち、違うよ。 僕じゃなくてシズム、 なんだけど……」
「だ、大丈夫ですお姉様、 静流様には特別なオファーがある場合以外、 仕事は入れませんので……」
「本当に?」
「え、ええ。 女神様に誓って」
雪乃は細い目で白黒ミサを見つめた。
「ま、イイでしょう。そう言う事にしておくわ」
「「ほぉ……」」
雪乃からの疑いが晴れ、ほっとした白黒ミサ。
白ミサは、先ほどから雪乃の横ですまし顔で立っている素子を見て言った。
「素ちゃん、まるでお姉様付きメイドみたいね?」
「みたい、 ではなく、 そのままですよ部長!」ビシ
そう言うと素子は、ドヤ顔でポーズをとった。
それを見た雪乃たちが、白ミサに弁明した。
「強制では無いのよ。勘違いしないで頂戴?」
「そうそう。 コイツが喜んでやってるワケ」
それを聞いた白ミサは、大きく頷いた。
「どうぞ! お気に召すまま、 存分にお使い下さいませ!」
部長からの公認をもらった素子は、大いに喜んだ。
「部長! ありがとうございます!」
暫く談笑していると、VIP席に左京が息を弾ませながらやって来た。
「みなさん! お疲れ様です!」ハァハァ
「どうしたの? 左京さん?」
静流が不思議そうな顔で左京に聞くと、呼吸を整えた左京が言い放った。
「収支決算が出ました! 発表を部室で行いますので、 移動お願いします!」
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