ウィッチ・ザ・ヘイト!〜俺だけ使える【敵視】魔法のせいで、両親に憎まれ村を追放されました。男で唯一の魔術師になったので最強を目指します〜

(有)八

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序章 魔術師の誕生

12話 別れは涙より笑顔で

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「フラワーケニーズへようこそ! さぁさ、何でも見てってくれ!」

 さきほどの失態を無くそうと気丈に振る舞うケニー。その後ろでは肩にかかるぐらいの金色の髪を、指でクルクルと弄っている女性がいた。
 どうやら店員は二人らしい。

 俺の背で気を失っていたカナタが、ケニーの声で目を覚ました。

「……あ、れ? 何故、私は背負われているのです……?」
「いいかカナタ。今は読心魔法は禁止だ。少なくともこの店の中ではな」

 二人には聞こえないようにカナタにそう告げると、カナタは小さく頷き「もう大丈夫」と言って俺の背から降りた。

「お客さん、初めてみる顔だな」
「あ、はい。ギルドに聞いたらこの店が良いとオススメされて」
「んー? 嬢ちゃんは魔術師だろ? ボウズは……」

 冒険者でなければ用事が無い店に、男の俺がくる事自体、珍しい事なのだろうと察した。

「えっと、友達にプレゼントをしたくて! 魔術師の子なんですけど、どんなのがいいか分からなくて……」
「ほほーなるほどなぁ。その子はが使えるんだ?」

 よし、なんとか誤魔化すことに成功だ。しかし、どんな魔法? 俺の魔法は何になるんだ?

 返答に困っている俺に代わって、カナタが応えてくれた。

「なんか、敵が多いと色々出来るみたいです」
「なんだそりゃ? 炎だせるとか、風を操れるとかそういうのは?」
「色々です」

 すごく大雑把に説明ありがとうカナタ。
 おかげでケニーさん困ってるぞ。

「あの、あんまり魔法と魔導具について知らないんですけど、杖とか水晶玉で何が変わるんですか?」
「男の子だもんね。知らないのもしょうがないわ。私が教えてあげる」

 カウンターの奥で髪を弄っていた女性が笑顔で言った。商品である杖と水晶玉を、俺たちの前に持ってくる。

「自己紹介がまだだったわね。私の名前はフラワーよ。で、こっちがケニー」
「店の『フラワーケニーズ』ってお二人の名前だったんですね」

 微笑んだフラワーさんの手には水晶玉が握られている。店の隅にあったブリキのバケツを雑に引っ張り出すと、俺の前に置いた。

「どの魔導具も基本的には“術者の補助”を行うものよ。たとえば……えい」

 フラワーさんが人差し指をバケツに向けると、その指先から突然水が溢れ出した。水は放物線を描いてバケツの中に流れていく。

「ただ水を出すだけならこれでいいんだけど、こんなのじゃモンスターに当ててもただの水浴びでしょ? そこに“指向性”と“放出量”を加えると……」

 チョロチョロとしか出ていなかった水が、蛇口をよく捻った時のように大量に流れ始めた。放物線ではなく直線で、勢いよくバケツに水が注がれていく。

「この“指向性”と“放出量”を調整するのにはそれなりの練習が必要で、さらにいえば人によって得意不得意があるのよ。いっぱい出せるけど、狙ったところに出せないって人は“指向性”が苦手ってこと」

 フラワーさんの説明に補足するようにカナタがこっそり耳打ちをしてきた。

「……タクトが湖の水を魔法で浮かせた時、ほぼ全部の魔力を消費しましたよね? あれは“放出量”の調整が0か100でしか出来てないからです」

 なるほど、何も考えずに使ったらすぐバテて倒れるって事か。先日の事を思い浮かべると、あの時は必死すぎて、“とにかく力一杯”魔法を使うことしか考えていなかった。

「そこで魔導具を使うと、魔法に“指向性”を持たせたり“放出量”をセーブ出来たりするってわけ」

 フラワーさんの説明に今度はケニーさんが付け加えて話す。

「……ちなみに杖は指向性補助が強くて、水晶玉は放出量補助が強い。だから最初に『どんな魔法を使うか』って聞いたんだ」

 自分の魔法を思い出すと、指向性はなんとかなっている気がする。反抗レジスト魔法で狙ったファイアーバードに水を当てれたし。
 俺に必要なのは放出量のコントロールってことか。

「じゃあ水晶玉かなあ……でも落としたりして割りそう……」
「昔はリンゴサイズの水晶玉を持ち歩く必要があったけど、最近のは進化してるのよっ」

 そういうと、フラワーさんは服の袖を捲って俺の目の前に腕を突き出した。

 手首の辺りにはブレスレットのような金色のリングが三つ着けられていて、リングにぶら下がった形で小さな玉が三つ揺れていた。

「これが現代の水晶玉。持ち運びやすさとお洒落の両立! さらに魔力補助!」
「おいフラワー。それだと魔力補助がおまけみたいな言い方じゃねえか」
「女の子はいつだってお洒落なんだから、当たり前でしょ?」

 ケニーさんは深いため息をついて呆れた様子だ。
 でも、これなら確かに、邪魔にはならなそうだ。

「こういうのって別の形とかあったりしますか?」
「あるわよ~! パールのブレスレットとか、編み込みの綺麗なものとか!」

 フラワーさんが棚やショーケースからいくつかを見繕って並べてくれた。
 分かってはいたが、やはりどれも女物っぽくてキラキラしてる……男の俺がつけてたらそっち系だと思われそうだ。
 そもそも魔導具にお世話になるのは女ばかりだし、女ウケする形になるのはしょうがないか。

 その中でもあんまりキラキラしていない、ちょっとアンティークな物に目が止まった。

「あ、このベルトみたいなやつは?」
「ああ、それも水晶魔導具よ。でもちょっとダサいっていうか……」
「おいおい、魔導具師が丹精込めて作ったものだぞ。ダサいとか言うなよ、ったく」

 ケニーさんは道具の見た目よりも、効能や性能を重視しているらしい。俺もケニーさんの考えには同感だ。これは男と女の考え方の違いだろう。
 
 俺が手に取ったのは黒い革製のベルトで、見た目は腕時計のようになっている物だ。ベルトに挟まれて時計の代わりに付けられていたのは、銀のプレートに水晶玉が半分はめ込まれた物。
 これなら男の俺が着けてても違和感は少なそうだ。

「決めた。これにするよ」
「よっしゃ、プレゼント用ってことだから値段はおまけしとくぜ」
「ありがとうございます!」

* * *

「ありがとうな。またいつでも来なよ」

 ケニーに会釈をして店を後にする。小袋に入った魔導具を早く着けてみたくて俺は浮き足立っていた。

「まるでおもちゃを買ってもらった子供みたいですね」
「い、いいじゃんか別に! 初めてなんだからさ――あ! ごめんなさい!」

 余所見をして歩いていたせいで、誰かにぶつかってしまった。すぐに謝って顔を上げると、その人には見覚えがあった。

 深い緑色の髪と薔薇のように真っ赤な瞳。色白で女性にしては背が高い。
 先日のファイアーバード襲来事件の時、広場に集まった冒険者たちに向けてげきを飛ばしていた、通称『深緑の魔女』。

「り、リーフィリア……さん」
「ああ?」

 ギロリと睨まれ、機嫌の悪さが窺える。話したこともない人だったが俺の中での第一印象は――。

 ――この人は……怖い人ッ!!

 リーフィリアさんはジロジロと俺を舐め回すように見る。
 なんだか値踏みをされているようで、俺は何も言えずにしどろもどろしていると、カナタが間に割って入った。

「ごめんなさいです、リーフィリアさん」
「カナタ……お前が言ってた男ってコイツか?」
「そうです。タクトさんです」
「チッ……私はまだ信じちゃいないからな! 男がファイアーバード討伐なんて出来るわけがないッ!!」

 なんでこの人はこんなに苛立っているんだ?
 もしかしてリオンが言っていた“ゴタゴタ”とはこの人の事なのだろうか、と思案する。

「……いいえ。彼が手伝ってくれたからファイアーバードを倒せたのです。私だけの力ではありません」

 カナタに反論されたのが気に食わなかったのか、眉間に皺を寄せてまたもや俺を睨んだ。蛇に睨まれた蛙……なんだか蛙の気持ちが分かった気がする。

「……何を隠してるのか知らないが、ギルドの誘いを断ったこと、後悔すんなよ」

 それだけ言ってリーフィリアは足音を立てながら通り過ぎていった。直後、背後で俺たちのやり取りを見ていた野次馬に、怒鳴る声が聞こえる。

「……あの人なんなんだ? なんか俺、目の敵にされてるっぽいんだけど」
「タクトは気にしなくていいのです。ささ、二人と合流しにいきましょう」
「あ、ああ……」

 なんだかよく分からないけど、冒険者って色々大変そうだ……。なんてこの時は他人事のように考えていた。

* * *

 振り返ると、カナタと少年の後ろ姿が遠くに見えた。あの少年は……あの時、杖に一緒に乗っていた奴だ。

「……貴様が水属性魔法を使えないのは分かってんだよ」

 カナタと少年がファイアーバードの群れを引き連れて町から去っていくのを見た。
 遠目で一瞬しか確認出来なかったが、爆発が起きる寸前……空に巨大な詠唱紋が出現して大量の水が立ち昇っていたのを私は見た。

 何が爆弾用意してた、だ。ふざけた嘘吐きやがって。

 あれだけ巨大な詠唱紋は見たことがない。カナタは私に何か隠している、そう考えずにはいられなかった。
 あれは、たかだか冒険者ランクEの魔術師が使えるような威力ではなかった。

「隠そうってんならその秘密……私が暴いてやる」

 身を翻し私は早速冒険者ギルドへと向かった。

* * *

「これで荷物は全部かな?」

 三人と俺は旅立ちに向けて馬車へ荷物を運び入れていた。
 空はすっかりオレンジ色に染まり、夕日もすぐにその姿を隠そうとしている。俺はつい本音を口にした。

「……なぁ普通、“冒険の旅立ち”って朝に出るもんじゃないのか?」
「しょうがないでしょー、馬車の便が夜しか空いてなかったんだから」

 俺の夢見ていた“清々しい朝日に見送られて”という願いは叶わないようだ。現実は思ったようにはいかないもんだな。

 この町を出たあとは、隣町を経由して北東に向かう事になっている。目的地のアークフィランという町はここよりも遥かに栄えていて、多くの冒険者達が拠点にしているらしい。

「アークフィランには世界有数の大図書館があるらしいから、そこなら魔女についても何か手がかりが見つかるかもしれないよ!」
「それは楽しみだな……っと」

 俺は勢いよく馬車の荷台に飛び乗った。いよいよ出発の時だ。

「……ねぇタクト。おじさんたちに最後の挨拶とかしなくていいの?」

 リオンは少しだけ心配そうに俺を見つめている。でも、いいんだこれで。

「ああ。お互いに別れが辛くなるのも嫌だしな」

 馬車はゆっくりと車輪を転がし、大通りを抜けていく。次に帰って来れるのはいつになるかも分からないし、この光景をしっかり焼き付けておこう。

 半年ほどしか住んでいなかったが、この町並みともしばらくお別れかと思うと、僅かばかりの寂しさを感じる。

 きっと今頃は夜の開店準備をしているであろう、二人の姿を思い浮かべた。
 おじさん、おばさん。今まで本当にありがとう――。

「――タクトーッ!!」
「え……?」

 俺を呼ぶ声に驚いて馬車の後ろを見ると、道の真ん中で手を振る二人の姿があった。

「おじさん……おばさん……!!」
「元気でなぁッ! 無事にまた帰ってこいよぉッ!」
「お店で待ってるからねぇッ! タクトーッ!」

 本当なら、生まれ育った村を出る時に両親からしてもらいたかったことを、いま二人がしてくれていた。

 血の繋がりがなくても、一緒に過ごした時間がたった五ヶ月でも、二人は俺にとっての両親になってくれた。

「……おじさんッ! おばさんッ! 今までありがとうーッ!!」

 小さくなっていく二人に聞こえるように、精一杯声を張り上げて叫んだ。絶対にまた帰ってこよう。

「『――そう、俺は誓ったんだ』」
「人の心の中見て、勝手に朗読するな!!」
「うぅ……ええ話やぁ……ぐすん……」
「なんでリオンが俺より泣いてるの!? 俺に泣かせてよ!」
「うんうん。泣くなら私の腕の中で存分に泣くがいい!!」
「だから、それはもういいってばッ!!」

 ちょっとしんみりとしていた空気を三人の笑い声が吹き飛ばした。でも――。
 
 俺たちの冒険はちょっと変わった始まりだったが――これもまた悪くない始まり方だな。

 小さくなっていく町と沈む夕日を俺はいつまでも眺めていた。
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