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古代神殿都市「エストラルド」
決死のクリス。
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ガシャン・・・!!!
黒いロッド目がけたクリスは、ケイレブの持っていたロッドを掴んだまま地面へと崩れた。
ケイレブは、蒼い瞳を見開き・・怒りを露わにした。
ランドルも、クリスを助けにケイレブの元へと走る。
そこに、ランドルが率いてた第1師団が現れ攻撃が始まった。
「なにっ・・お前達まで・・!!
何故ケイレブなどに操られているのだっ。」
攻撃を重ねる昔の部下達を苦しそうな瞳で見る。
そこへアリストラドが、加勢に入り身動きを取れないように氷結魔法で封じていく。
魔術師団の仲間達にも次々と、第4、第5師団の攻撃が降り注ぐ。
倒しても、開かぬ瞳で何度も起き上がり、攻撃を続けて来る師団員に対してはその動きを封ずる魔法で凌ぐ事しか出来ない。
私も、クリスへと一歩及ばず、魔術師団に雷の攻撃を受け阻まれる。
「クリス・・・!!戻って、ケイレブは危ないの!!」
ロッドを握りしめ、ケイレブを見上げたクリスは、ケイレブの方を見つめて苦しそうな声音で吐き捨てた。
「姉さん、力の差は分かってるよ!!
でも、僕はいつかこの人と戦う為に魔術師団に入ったんだ。
知らない車椅子の男が父を訪ねて来たあの日・・・姉さんはこいつらに殺されたんだ!」
クリスが緑の瞳を強め、ケイレブの蒼を威嚇する。
その言葉を聞いたケイレブは嘲るような笑みを浮かべてクリスを見下ろした。
「ふははは。なんだ・・お前。あの現場を黙って見ていたのか・・?
・・・助けられぬとは、情けない腑抜けの弟よ!!」
「風火炎舞調!!!」
「笑止!!」
片手で、その技を投げるように宙へ放る。
空中で飛散したその技は砕け散りキラキラと輝いた。
「・・・死ね。」
クリスの頭を目がけて、ケイレブが手を翳し身構えた。
「・・・クリス!!お願い、逃げてーーー!!!」
私は金切声を上げながら、敵の攻撃を撃退した。
私と同じ、緑の瞳は目いっぱい開かれ胸に「アロンダイク」のロッドをぎゅうっと強く握りしめた。
ケイレブの手先から閃光のような光がクリス目がけて広がる。
駆けつけようと敵と戦いながら駆ける皆が、驚きに目を見張った。
・・・・ドウォオオオン・・・!!!!
大きな爆発と共にクリスが宙へと吹っ飛ぶ。
私は、目を見開きスローモーションのようにクリスの残像を口を開けたまま呆然と見つめていた。
黒いマントが破れ、私と同じ薄い茶色の髪が舞う。
ドサリと・・少し重い音を立て、地上へ落ちた。
シュウウウ・・。と煙の立ち上る地面にカラン・・と、「アロンダイク」のロッドが地面へと転がった。
ボロボロのマントが瞳に映った。
「クリス・・。クリス・・・・。」
地面に横たわるクリスへと私はふらふら歩き、気づくとポロポロと涙が零れていた。
「クリス!!おいクリス・・・!!
おいっ!なんでこんな事に・・。」
いつも側にいたクレードが、急いでクリスへと駆け寄った。
その瞳には・・涙を湛えていた。
私は、真っ黒になった体を抱き寄せる。
馬鹿だ・・!!
なんで、あんな無茶をするの!?
ケイレブは魔力が桁違いに強い相手なのに・・。
「馬鹿ね・・。
負けるに決まってるじゃない。だって魔術師団の総長だよ?
入ったばかりの新米のクリスじゃ・・勝てない・・でしょう・・。」
頭を支え、自分に向くように体を抱き上げると薄く瞳が開き、緑の色が小刻みに揺れて私の緑を映し出した。
「・・姉さん。でも・・、僕はそれでも戦いたかった・・。
貴方を助けられなかった自分をずっと、悔いてきたんだ・・・。
あの時、姉さんを助けられずただ見ていた自分を許せなくてこうして、あいつと向き合い、負けたとしても。・・・やっと僕は自分が許せ・・る・・。」
「そんな・・。クリス・・。
私はいいの・・に。死んじゃ駄目よ!!!」
ポロポロ止まらぬ涙が溢れ、クリスの顔が見えなくなる。
握られた手はズルリと私の手から落ちそのまま、力なく地面へと落ちた・・。
クリスの緑の瞳は静かに閉じられた。
皆、戦闘が止まりこちらを驚愕の表情で見つめていた。
理解が出来ない・・。
昨日まで微笑んでいたクリスが動かなくなったことに・・。
「・・・炭素結合癒!!!」
私の手からポウッと光が灯り、クリスの体を照らす・・。
全身に広がる前にすぐにその灯が消えた。
「なんで・・?発動してよ・・。炭素結合癒!!・・炭素結合癒!!」
私は、何度も目を瞑ったクリスに向けて手を翳し呪文を唱える。
けれど、すぐにその光は萎んでは消え去ってしまう。
「・・・セレーナ。もう、止めろ。」
ランドルが、私の腕を掴んで制止しようとする。
「どうして!?・・なんでクリスが死ななきゃならないの?嫌よ!なんで殺したの?」
私はケイレブを睨み付けて、立ち上がる。
リンダやアスコット、アリストラドも私の側へ近づいて来る。
ケイレブは、うっとおしそうに見下ろす。
「そいつが、私に絡んで来たからどかしただけだろう?
・・セレーナ、お前を見殺しにした弟だろう。
こうやって死ねて・・。
そいつも本望だったんじゃないのか?」
その言葉に私は、怒りに目を見開いた。
「なんですって!!ケイレブ=アクスボルト。
貴方だけは許せない・・。善悪の区別もつかず、人を人とも思わぬ
化け物!!私は、貴方を絶対倒す。」
クリスと一緒に地面へと転がった「アロンダイク」を拾い上げ強く握りしめる。
鍵鉾のロッドはその瞬間にその姿を変形していく。
黒いロッドは、シルバーの光り輝くロッドへ。
そして鍵の持ち手のブレードに嵌められた球は、黒色から青色へと色味を変色させる。
「・・・神具の覚醒か。面白い、私を倒してみろ・・・。」
ケイレブは、私を見つめその青い瞳を嬉しそうに煌かせる。
「アロンダイク」の闇から解かれた魔術団員達は一同にその場へとドサリと倒れ。
この場所には、ケイレブの味方は誰もいない状態になっていたのに・・。
何故か彼は、余裕の笑みで私たちを見つめていた。
黒いロッド目がけたクリスは、ケイレブの持っていたロッドを掴んだまま地面へと崩れた。
ケイレブは、蒼い瞳を見開き・・怒りを露わにした。
ランドルも、クリスを助けにケイレブの元へと走る。
そこに、ランドルが率いてた第1師団が現れ攻撃が始まった。
「なにっ・・お前達まで・・!!
何故ケイレブなどに操られているのだっ。」
攻撃を重ねる昔の部下達を苦しそうな瞳で見る。
そこへアリストラドが、加勢に入り身動きを取れないように氷結魔法で封じていく。
魔術師団の仲間達にも次々と、第4、第5師団の攻撃が降り注ぐ。
倒しても、開かぬ瞳で何度も起き上がり、攻撃を続けて来る師団員に対してはその動きを封ずる魔法で凌ぐ事しか出来ない。
私も、クリスへと一歩及ばず、魔術師団に雷の攻撃を受け阻まれる。
「クリス・・・!!戻って、ケイレブは危ないの!!」
ロッドを握りしめ、ケイレブを見上げたクリスは、ケイレブの方を見つめて苦しそうな声音で吐き捨てた。
「姉さん、力の差は分かってるよ!!
でも、僕はいつかこの人と戦う為に魔術師団に入ったんだ。
知らない車椅子の男が父を訪ねて来たあの日・・・姉さんはこいつらに殺されたんだ!」
クリスが緑の瞳を強め、ケイレブの蒼を威嚇する。
その言葉を聞いたケイレブは嘲るような笑みを浮かべてクリスを見下ろした。
「ふははは。なんだ・・お前。あの現場を黙って見ていたのか・・?
・・・助けられぬとは、情けない腑抜けの弟よ!!」
「風火炎舞調!!!」
「笑止!!」
片手で、その技を投げるように宙へ放る。
空中で飛散したその技は砕け散りキラキラと輝いた。
「・・・死ね。」
クリスの頭を目がけて、ケイレブが手を翳し身構えた。
「・・・クリス!!お願い、逃げてーーー!!!」
私は金切声を上げながら、敵の攻撃を撃退した。
私と同じ、緑の瞳は目いっぱい開かれ胸に「アロンダイク」のロッドをぎゅうっと強く握りしめた。
ケイレブの手先から閃光のような光がクリス目がけて広がる。
駆けつけようと敵と戦いながら駆ける皆が、驚きに目を見張った。
・・・・ドウォオオオン・・・!!!!
大きな爆発と共にクリスが宙へと吹っ飛ぶ。
私は、目を見開きスローモーションのようにクリスの残像を口を開けたまま呆然と見つめていた。
黒いマントが破れ、私と同じ薄い茶色の髪が舞う。
ドサリと・・少し重い音を立て、地上へ落ちた。
シュウウウ・・。と煙の立ち上る地面にカラン・・と、「アロンダイク」のロッドが地面へと転がった。
ボロボロのマントが瞳に映った。
「クリス・・。クリス・・・・。」
地面に横たわるクリスへと私はふらふら歩き、気づくとポロポロと涙が零れていた。
「クリス!!おいクリス・・・!!
おいっ!なんでこんな事に・・。」
いつも側にいたクレードが、急いでクリスへと駆け寄った。
その瞳には・・涙を湛えていた。
私は、真っ黒になった体を抱き寄せる。
馬鹿だ・・!!
なんで、あんな無茶をするの!?
ケイレブは魔力が桁違いに強い相手なのに・・。
「馬鹿ね・・。
負けるに決まってるじゃない。だって魔術師団の総長だよ?
入ったばかりの新米のクリスじゃ・・勝てない・・でしょう・・。」
頭を支え、自分に向くように体を抱き上げると薄く瞳が開き、緑の色が小刻みに揺れて私の緑を映し出した。
「・・姉さん。でも・・、僕はそれでも戦いたかった・・。
貴方を助けられなかった自分をずっと、悔いてきたんだ・・・。
あの時、姉さんを助けられずただ見ていた自分を許せなくてこうして、あいつと向き合い、負けたとしても。・・・やっと僕は自分が許せ・・る・・。」
「そんな・・。クリス・・。
私はいいの・・に。死んじゃ駄目よ!!!」
ポロポロ止まらぬ涙が溢れ、クリスの顔が見えなくなる。
握られた手はズルリと私の手から落ちそのまま、力なく地面へと落ちた・・。
クリスの緑の瞳は静かに閉じられた。
皆、戦闘が止まりこちらを驚愕の表情で見つめていた。
理解が出来ない・・。
昨日まで微笑んでいたクリスが動かなくなったことに・・。
「・・・炭素結合癒!!!」
私の手からポウッと光が灯り、クリスの体を照らす・・。
全身に広がる前にすぐにその灯が消えた。
「なんで・・?発動してよ・・。炭素結合癒!!・・炭素結合癒!!」
私は、何度も目を瞑ったクリスに向けて手を翳し呪文を唱える。
けれど、すぐにその光は萎んでは消え去ってしまう。
「・・・セレーナ。もう、止めろ。」
ランドルが、私の腕を掴んで制止しようとする。
「どうして!?・・なんでクリスが死ななきゃならないの?嫌よ!なんで殺したの?」
私はケイレブを睨み付けて、立ち上がる。
リンダやアスコット、アリストラドも私の側へ近づいて来る。
ケイレブは、うっとおしそうに見下ろす。
「そいつが、私に絡んで来たからどかしただけだろう?
・・セレーナ、お前を見殺しにした弟だろう。
こうやって死ねて・・。
そいつも本望だったんじゃないのか?」
その言葉に私は、怒りに目を見開いた。
「なんですって!!ケイレブ=アクスボルト。
貴方だけは許せない・・。善悪の区別もつかず、人を人とも思わぬ
化け物!!私は、貴方を絶対倒す。」
クリスと一緒に地面へと転がった「アロンダイク」を拾い上げ強く握りしめる。
鍵鉾のロッドはその瞬間にその姿を変形していく。
黒いロッドは、シルバーの光り輝くロッドへ。
そして鍵の持ち手のブレードに嵌められた球は、黒色から青色へと色味を変色させる。
「・・・神具の覚醒か。面白い、私を倒してみろ・・・。」
ケイレブは、私を見つめその青い瞳を嬉しそうに煌かせる。
「アロンダイク」の闇から解かれた魔術団員達は一同にその場へとドサリと倒れ。
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何故か彼は、余裕の笑みで私たちを見つめていた。
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