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古代神殿都市「エストラルド」
重なる笑顔。
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大きな光が霧散した。
ケイレブのが消え去ったエストラルドには、柔らかな青空が広がり、心地よい風が吹き抜ける。
神殿の前の広間にも、光が差し込む古代都市は、
一際幻想的な美しさを醸し出していた。
クレードや、アスコット率いる第2、第3魔術師団員達は、安堵の笑みを浮かべて、ホッと胸を撫で下ろしていた・・・。
エミールとシフォンは、アリストラドの側で様子を見守っている。
私は、緊張を解いて微笑んでいるセレーネと向き合った。
彼女は、私を見つめ、緑の瞳を細める。
私をつま先から頭の先までまじまじと見渡し、嬉しそうに笑った。
「セレーナ・・、とっても大きくなったのですね。
辛い想いを沢山させてごめんなさい。
最後の最後まで、貴方達の世話になってしまいました。
再び眠りについたエストラルドを目覚めさせ、遂にケイレブに倒すことが出来ましたね。
・・この世界へと貴方達を導いたのは、この私です。」
ランドルと私はセレーネを見つめて驚きの表情を浮かべる。
不思議とあの日の私を助けてくれた彼女に、感謝していた。
ここに来て、様々な事があった・・・。
苦しい事も、嬉しい事も、胸が張り裂けそうな思いも。。全てを乗り越えて今の私は在る。
「セレーネ、貴方が命を助けて下さったのですね・・。有難うございました。
時空を司る神具ティルダンを使って、この世界へとお導きくださったのですね?」
頷いたセレーネは、思い出すようにゆっくりと言葉を紡ぎだす。
「・・湖に神具と共に身を投げた私はティルダンに導かれ、先の時代でアヴァの魂を引き継いだ者を辿って貴方を見つけたのです。
しかし、その時代にもエルドラの魂の影を見つけた時は、愕然としたの。
あの日、地面へと落ちていく貴方を見つけた私は、ティルダンを使い、こちらの世界で命の灯火が消えそうだった娘、セレーナを器として転生させました。
貴方の時代から、他の2人も違う器に入った事は、私も先ほどまで全く気づかなかったのです。
その2人の魂は、ランドル様と、アリストラドの中に入っていたの。」
あああっ忘れていた!!
私は、先ほどのランドルの話の続きを思い出した!!
神田と、言った。
私の名前を知っている人。
え?でも、、もう1人のアリストラド様の中に入っている人もいるなんて。
私を追いかけて来たのはどっちなの?
「セレーネ、私の時代から転生して来た者・・。
アリストラド様の中に、誰の魂が入っているのですか?」
横たわり、目を瞑ったまま金色の光に包まれたままのアリストラドへと視線を走らせる。
「ええ、貴方の世界の人間・・・。
貴方の身の周りで起こった異変を計画的に企てた者です。
あの日、あなたを探し貴方が鍵をかけた部屋の前まで走って追いかけた者・・。
神話の時代から、アヴァの魂に連動して転生を続ける、エルドラの記憶を持ち生まれた男・・沢渡篤人と言う名の男です。」
「・・・沢渡篤人って、えええっ・・!?
沢渡教授が、あの事件や事故の首謀者だったの?」
思っても見ない人物の登場に私はビックリしすぎて、セレーネを見つめて驚きに満ちた大声を出してしまう。
「そうだよ。神田の周りに起きた事故や、事件は全て沢渡教授の仕組んだ物だったんだ。
教授の部屋で、その証拠となるような写真を見たんだ。その時は、本当に驚いた・・・。」
後ろからサラリと、現世の話を続けるランドルに
目玉が飛び出しそうな位、更に驚く。
「そうだ、ランドル様。
そう言えば貴方、私の名字をご存知でしたよね?
何故、私の名を知っているんですか?」
後ろのランドルに向き合い、私達は見つめ合った。
私を見下ろし、紅い瞳を細めて
太陽のように笑った。
その笑顔に、懐かしいあの人の微笑みが
重なり息が止まりそうになる。
震える声でランドルに問う。
「あの、まさかですけど・・。
えっ、でも・・そんなこと在るわけないし!!」
「神田なんだよね?僕は、目黒・・目黒悠だ。」
嬉しそうに私を見下ろす表情は、いつもの優しい先輩を彷彿するような日だまりのような笑顔だった。
「は・・なんで、なんで目黒先輩がここにいるんですか!?」
涙目になった私の手を掴み、ぎゅうっと握りしめるランドルを見つめる私の緑の瞳は大きく揺れた。
彼を、信じられない表情で見上げていた。
海外にいる筈の先輩が、何故・・ここにいるのかが
全く理解出来なかった。
私は、彼には半年前に振られていた筈だったのに。
なんでこんなに、嬉しそうに私に微笑みかけるの?
「君に、会いたくて・・・。
君の周りで大変な事が起きてるって聞いて、僕は居ても立ってもいられなかった。」
「え・・嘘・・。
先輩は、カルフォルニアに居たのでしょう?」
「NYの学会で立花会った時に、君の話を聞いたんだ。僕は、急遽帰国して沢渡教授の元へ向かったんだ。
あの日、鍵がかかった部屋を開けたんだ。
ベランダから君が、飛び降りる瞬間を見つけて、助けようとしたんだけど・・・。
間に合わなくてごめん。」
「なんで・・全然意味が分かりません。
えっ、私を心配して帰国って・・・何でですか?」
意味がわからすぎて、挙動不審の動きを取る私を、嬉しそうに見下ろしていた。
「神田・・。
何でって、そんなの決まってるだろ?
君は、やっぱり・・鈍感なんだな。
そんな君も、可愛いけどね。」
チンプンカンプンの私に、先輩は大きく笑う。
その美麗な笑顔が、目黒先輩の優しい笑顔に重なり、嬉しくて、苦しくなる・・。
頬に温かい手が触れてビクリと震えた。
混乱しながらも私は先輩に、力任せに思い切り抱きしめられた。
えっ・・。
何だこれっ!?
・・目黒先輩が私を抱き締めてる?!
頬を赤く染めて、現状理解に乏しい私は、その場で棒立ちのまま立ち尽くしていた。
ケイレブのが消え去ったエストラルドには、柔らかな青空が広がり、心地よい風が吹き抜ける。
神殿の前の広間にも、光が差し込む古代都市は、
一際幻想的な美しさを醸し出していた。
クレードや、アスコット率いる第2、第3魔術師団員達は、安堵の笑みを浮かべて、ホッと胸を撫で下ろしていた・・・。
エミールとシフォンは、アリストラドの側で様子を見守っている。
私は、緊張を解いて微笑んでいるセレーネと向き合った。
彼女は、私を見つめ、緑の瞳を細める。
私をつま先から頭の先までまじまじと見渡し、嬉しそうに笑った。
「セレーナ・・、とっても大きくなったのですね。
辛い想いを沢山させてごめんなさい。
最後の最後まで、貴方達の世話になってしまいました。
再び眠りについたエストラルドを目覚めさせ、遂にケイレブに倒すことが出来ましたね。
・・この世界へと貴方達を導いたのは、この私です。」
ランドルと私はセレーネを見つめて驚きの表情を浮かべる。
不思議とあの日の私を助けてくれた彼女に、感謝していた。
ここに来て、様々な事があった・・・。
苦しい事も、嬉しい事も、胸が張り裂けそうな思いも。。全てを乗り越えて今の私は在る。
「セレーネ、貴方が命を助けて下さったのですね・・。有難うございました。
時空を司る神具ティルダンを使って、この世界へとお導きくださったのですね?」
頷いたセレーネは、思い出すようにゆっくりと言葉を紡ぎだす。
「・・湖に神具と共に身を投げた私はティルダンに導かれ、先の時代でアヴァの魂を引き継いだ者を辿って貴方を見つけたのです。
しかし、その時代にもエルドラの魂の影を見つけた時は、愕然としたの。
あの日、地面へと落ちていく貴方を見つけた私は、ティルダンを使い、こちらの世界で命の灯火が消えそうだった娘、セレーナを器として転生させました。
貴方の時代から、他の2人も違う器に入った事は、私も先ほどまで全く気づかなかったのです。
その2人の魂は、ランドル様と、アリストラドの中に入っていたの。」
あああっ忘れていた!!
私は、先ほどのランドルの話の続きを思い出した!!
神田と、言った。
私の名前を知っている人。
え?でも、、もう1人のアリストラド様の中に入っている人もいるなんて。
私を追いかけて来たのはどっちなの?
「セレーネ、私の時代から転生して来た者・・。
アリストラド様の中に、誰の魂が入っているのですか?」
横たわり、目を瞑ったまま金色の光に包まれたままのアリストラドへと視線を走らせる。
「ええ、貴方の世界の人間・・・。
貴方の身の周りで起こった異変を計画的に企てた者です。
あの日、あなたを探し貴方が鍵をかけた部屋の前まで走って追いかけた者・・。
神話の時代から、アヴァの魂に連動して転生を続ける、エルドラの記憶を持ち生まれた男・・沢渡篤人と言う名の男です。」
「・・・沢渡篤人って、えええっ・・!?
沢渡教授が、あの事件や事故の首謀者だったの?」
思っても見ない人物の登場に私はビックリしすぎて、セレーネを見つめて驚きに満ちた大声を出してしまう。
「そうだよ。神田の周りに起きた事故や、事件は全て沢渡教授の仕組んだ物だったんだ。
教授の部屋で、その証拠となるような写真を見たんだ。その時は、本当に驚いた・・・。」
後ろからサラリと、現世の話を続けるランドルに
目玉が飛び出しそうな位、更に驚く。
「そうだ、ランドル様。
そう言えば貴方、私の名字をご存知でしたよね?
何故、私の名を知っているんですか?」
後ろのランドルに向き合い、私達は見つめ合った。
私を見下ろし、紅い瞳を細めて
太陽のように笑った。
その笑顔に、懐かしいあの人の微笑みが
重なり息が止まりそうになる。
震える声でランドルに問う。
「あの、まさかですけど・・。
えっ、でも・・そんなこと在るわけないし!!」
「神田なんだよね?僕は、目黒・・目黒悠だ。」
嬉しそうに私を見下ろす表情は、いつもの優しい先輩を彷彿するような日だまりのような笑顔だった。
「は・・なんで、なんで目黒先輩がここにいるんですか!?」
涙目になった私の手を掴み、ぎゅうっと握りしめるランドルを見つめる私の緑の瞳は大きく揺れた。
彼を、信じられない表情で見上げていた。
海外にいる筈の先輩が、何故・・ここにいるのかが
全く理解出来なかった。
私は、彼には半年前に振られていた筈だったのに。
なんでこんなに、嬉しそうに私に微笑みかけるの?
「君に、会いたくて・・・。
君の周りで大変な事が起きてるって聞いて、僕は居ても立ってもいられなかった。」
「え・・嘘・・。
先輩は、カルフォルニアに居たのでしょう?」
「NYの学会で立花会った時に、君の話を聞いたんだ。僕は、急遽帰国して沢渡教授の元へ向かったんだ。
あの日、鍵がかかった部屋を開けたんだ。
ベランダから君が、飛び降りる瞬間を見つけて、助けようとしたんだけど・・・。
間に合わなくてごめん。」
「なんで・・全然意味が分かりません。
えっ、私を心配して帰国って・・・何でですか?」
意味がわからすぎて、挙動不審の動きを取る私を、嬉しそうに見下ろしていた。
「神田・・。
何でって、そんなの決まってるだろ?
君は、やっぱり・・鈍感なんだな。
そんな君も、可愛いけどね。」
チンプンカンプンの私に、先輩は大きく笑う。
その美麗な笑顔が、目黒先輩の優しい笑顔に重なり、嬉しくて、苦しくなる・・。
頬に温かい手が触れてビクリと震えた。
混乱しながらも私は先輩に、力任せに思い切り抱きしめられた。
えっ・・。
何だこれっ!?
・・目黒先輩が私を抱き締めてる?!
頬を赤く染めて、現状理解に乏しい私は、その場で棒立ちのまま立ち尽くしていた。
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