186 / 600
第十章 イギリス出張編
第183話 大きな壁
しおりを挟む
「へいへいへいモーズちゃん。10回しか打ち返せないとか、手ぇ抜いてる?」
「抜いてなぞ、いない……っ!」
2時間後。
晴天の下、穴だらけとなった砂浜の上で、モーズは息を切らせていた。前後に意識を集中させ、自身に向かって投げられた鉄球をかわすか、掴む。カールはビーチバレーと称していたが、どちらかと言えばドッチボールをしている感覚に近い。
その幼子が興じるようなのシンプルな運動が、酷い疲弊をもたらしてくる。
モーズが心身共に限界だと判断したカールは、そこで訓練を切り上げた。
「んー。そっか。そうだね。そんじゃ休憩を挟みましてぇ、午後からはタイマンしよう。パウルちゃんの補助なしの方が有効っぽい」
「カール! 今は僕がいたから何とか凌げたけどさ! これを一人でやらせるって、後輩を殺す気……!?」
「まっさかぁ。さっきも死んで欲しくない、って言ったっしょ~? 俺ちゃんは心の底から生きて欲しいよ?」
カールは指先でくるくると鉄球を回しながら、無茶苦茶な訓練方法に苦言を呈するパウルにそう言った。まるで誠実さを感じない口調だ。
考えを改める気がない事を察し、パウルは呆れ気味にため息を吐くと、モーズに引き下がる事を提案をしてくれる。
「モーズ、あんなめちゃくちゃ奴に無理して従わなくていいからね? 嫌ならこのまま僕とラボに……。何なら訓練だって僕が指導しても……」
「……いえ、大丈夫です。ご心配いただき、ありがとうございます」
しかしモーズはパウルの提案を丁重に断った。
カールのやり方はとてもまともではなく、少しの気の緩みが大怪我に繋がる。何なら死ぬ。それはモーズも理解している。だがこれこそが自分にとっての近道だと、モーズは肌で感じていた。順当に、堅実に、安心安全な訓練を積む事が無意味だとは思っていない。それはそれで、着実に実力がつく事だろう。
膨大な時間を対価に。
(私は覚えが悪い事に加えて、アイギスを使役するに最も大切な『想像力』に欠いている。通常の訓練方法では人の二倍、三倍、時間がかかってしまう事だろう。……それでは、駄目だ)
モーズには、時間がないのだから。
「カールさん。午後もよろしくお願いします」
「うむ! 良い返事だっ! ちゃぁんと水分摂って休むんだよ~モーズちゃん」
「は、はい」
「本当に大丈夫か……?」
◇
(疲れた……)
夜。カールとの訓練が終わり、寄宿舎の自室に戻ったモーズは、マスクだけは取ったものの寝巻きに着替えもせず、ベットに身体を投げ出し沈み込んでいた。
(結局、今日はパウルさんにも付きっきりでの指導をして頂いたな。時間を割いて貰い、申し訳ない)
午後からはタイマンで、とカールは宣言したのだが、あまりにも危なっかしいからとパウルは午後も付き合ってくれた。そして間近でアイギスの分離を見せてくれたし、パウルが心掛けているアイギスの扱いについてのコツも、幾らか教えてくれた。
最初は自分の研究や予定があるからと、訓練に巻き込まれた事に怒っていたというのに、何だかんだ面倒見のいい人である。しかしそんなパウルの親身な指導を、モーズが活かせる事はなかった。
(理屈では、わかる。麻薬探知犬の訓練と、同じだ。アイギスには遊びと思わせて、その実、防衛術を叩き込ませる訓練……なのだろう)
そこでモーズはベッドの上でごろりと寝転がり、うつ伏せから仰向けになる。
アイギスはあくまで防衛機能。自ら積極的に危地に赴くのをよしとしない。なので本当ならば危険である対象を“危険と思わせない”よう誘導する。
今回の場合の危険物は鉄球。その危険性を正しく理解しつつも、アイギスにはそうと感じさせないよう振る舞う。実際、アイギスにとっては危険物ではないのだ。高速で投げられる鉄球だろうとアイギスは平然と受け止められるし、例えそれで触手が傷を負ったり穴が空いても再生できる。
何なら触手の1本や2本千切れてしまっても支障はないのだと、パウルは教えてくれた。
「肝心なのは、私の心持ち……。例え火の中だろうと、恐れず、逆に笑い、飛び込んでゆく……」
アイギスに身を任せられる胆力。不安や恐怖を押し込める蛮勇。
どちらも、モーズに足りないものだ。
(練習さえ積み重ねれば一定のレベルに達する、射撃訓練の方がよほどわかりやすい。しかしクスシとしてやっていくには、射撃術の上達では駄目だ。菌床にも感染者にも、ましてステージ6にも、通用しないのだから。ここをクリアできなければ、私はいつまでも『半人前』だ)
ステージ5感染者の保護。意識レベルの調査。治療薬の探究。
取り組みたい研究は山ほどあるのに、実力が伴わず気持ちばかり急いでしまう。
「壁が、ある、な。大きな、壁が……」
◆
(大丈夫。できる。物覚えが悪くっても、繰り返して、繰り返して、人よりも何倍も時間をかけたら、できる)
朝食もそこそこに、モーズは孤児院の書庫で勉強に打ち込んでいた。
今日は教会の手伝い当番もない、完全な休日。朝から晩まで机に向かえる。
『モーズ、ちょっといいかい?』
『あぁ。どうしたんだ? フランチェスコ』
そんなモーズの勉強部屋と化している書庫に、フランチェスコが何かのチケットを2枚持って入室してきた。
『あのね。シスターが信徒から貰ったっていう映画のチケットをくれたから、一緒に観ない?』
『とてもありがたい誘いだけれど、私は遠慮しておくよ。昨日の復習をしたくてね』
フランチェスコの方を向いて、申し訳なさそうにモーズは彼の誘いを断る。
フランチェスコは誘いを断られた事そのものよりも、モーズの畏まった喋り方に戸惑っている様子だった。
『……モーズ。最近なんだか喋り方が固苦しいけど、どうしたんだい?』
『どうもこうも、私達もう13歳だろう? 二次性徴も始まっているんだ。いい加減、子供のような振る舞いは改めなくては』
『でも僕達はまだ、子供だと思うんだ。ずっと背伸びをしていたら疲れてしまうよ? だから勉強の息抜きに、2人で映画でも……』
『気持ちは嬉しいよ。でも私は頭が足りないから、使える時間は全て勉強に使わなくては。ほら、悔しい事に、最近は学校のテストの点数競争も負け続きだろう? 次こそは勝ちたいから。……すまない、本当に』
モーズはフランチェスコと比べて地頭が良いわけでもなく、要領も非常に悪い。最近はフランチェスコとの学校で受けるテストの得点競争も、めっきり勝てていない。彼に追い付き、追い抜く為には机に齧り付かなくては。
モーズの必死な様子を汲んでくれたのか、フランチェスコはそれ以上、言葉をかける事はやめて、少し寂しそうな表情を浮かべると書庫を去って行った。
一人になった所で、モーズは勉強を再開する。
(頑張らなきゃ)
兄弟のように育ったフランチェスコの為に、と言えば聞こえがいいが、本当は違う。
優秀なフランチェスコはモーズの助けなどなくとも医者になれて、『珊瑚』の研究で成果を出せるだろう。そうしていずれは、治療薬に辿り着けるかもしれない。
それでもモーズが彼と肩を並べたいのは、フランチェスコの力になりたい、と言うよりも、フランチェスコの力になれる【自分像】が欲しいからだ。
必要とされなくとも、必要とされたい。そんな、利己的な願い。
(折角誘ってくれたのに、悪い事をしちゃったな。次のテスト競争で勝てたら、ぼく、あ、いや、私から公園にでも遊びに行こうって誘って……)
ふと、モーズの視界の右端に、人影が映った気がした。
『……? フランチェスコ?』
書庫に戻ってきたのかと、モーズは人影が見えた気がする右方向へ視線を向ける。
しかし視線の先には隙間なくぎっしりと本が詰まった本棚が並んでいるだけ。何の変わりのない光景。
気の所為だったか。虫でも飛んでいたのだろうか。なんて考えながらモーズが正面に視線を戻したその時、
目の前。勉強机の上に、見上げるほど大きな赤い塊が、塔のようにそそり立っていた。
大木の幹に似た胴体に、無数の太い突起を生やして、その先端には花弁のように弧を描いて伸びる……赤い触手。
サンゴの仲間に、これと似た種類が図鑑に載っていた覚えはある。
しかし地上で、巨大で、胴体の中央に一つ――眼球に似た何かをギョロギョロと動かす生き物を、モーズは知らない。
これは過去の記憶にも、知識にもない、話に聞いた事もない、今この瞬間初めて見る、得体の知れない――
「抜いてなぞ、いない……っ!」
2時間後。
晴天の下、穴だらけとなった砂浜の上で、モーズは息を切らせていた。前後に意識を集中させ、自身に向かって投げられた鉄球をかわすか、掴む。カールはビーチバレーと称していたが、どちらかと言えばドッチボールをしている感覚に近い。
その幼子が興じるようなのシンプルな運動が、酷い疲弊をもたらしてくる。
モーズが心身共に限界だと判断したカールは、そこで訓練を切り上げた。
「んー。そっか。そうだね。そんじゃ休憩を挟みましてぇ、午後からはタイマンしよう。パウルちゃんの補助なしの方が有効っぽい」
「カール! 今は僕がいたから何とか凌げたけどさ! これを一人でやらせるって、後輩を殺す気……!?」
「まっさかぁ。さっきも死んで欲しくない、って言ったっしょ~? 俺ちゃんは心の底から生きて欲しいよ?」
カールは指先でくるくると鉄球を回しながら、無茶苦茶な訓練方法に苦言を呈するパウルにそう言った。まるで誠実さを感じない口調だ。
考えを改める気がない事を察し、パウルは呆れ気味にため息を吐くと、モーズに引き下がる事を提案をしてくれる。
「モーズ、あんなめちゃくちゃ奴に無理して従わなくていいからね? 嫌ならこのまま僕とラボに……。何なら訓練だって僕が指導しても……」
「……いえ、大丈夫です。ご心配いただき、ありがとうございます」
しかしモーズはパウルの提案を丁重に断った。
カールのやり方はとてもまともではなく、少しの気の緩みが大怪我に繋がる。何なら死ぬ。それはモーズも理解している。だがこれこそが自分にとっての近道だと、モーズは肌で感じていた。順当に、堅実に、安心安全な訓練を積む事が無意味だとは思っていない。それはそれで、着実に実力がつく事だろう。
膨大な時間を対価に。
(私は覚えが悪い事に加えて、アイギスを使役するに最も大切な『想像力』に欠いている。通常の訓練方法では人の二倍、三倍、時間がかかってしまう事だろう。……それでは、駄目だ)
モーズには、時間がないのだから。
「カールさん。午後もよろしくお願いします」
「うむ! 良い返事だっ! ちゃぁんと水分摂って休むんだよ~モーズちゃん」
「は、はい」
「本当に大丈夫か……?」
◇
(疲れた……)
夜。カールとの訓練が終わり、寄宿舎の自室に戻ったモーズは、マスクだけは取ったものの寝巻きに着替えもせず、ベットに身体を投げ出し沈み込んでいた。
(結局、今日はパウルさんにも付きっきりでの指導をして頂いたな。時間を割いて貰い、申し訳ない)
午後からはタイマンで、とカールは宣言したのだが、あまりにも危なっかしいからとパウルは午後も付き合ってくれた。そして間近でアイギスの分離を見せてくれたし、パウルが心掛けているアイギスの扱いについてのコツも、幾らか教えてくれた。
最初は自分の研究や予定があるからと、訓練に巻き込まれた事に怒っていたというのに、何だかんだ面倒見のいい人である。しかしそんなパウルの親身な指導を、モーズが活かせる事はなかった。
(理屈では、わかる。麻薬探知犬の訓練と、同じだ。アイギスには遊びと思わせて、その実、防衛術を叩き込ませる訓練……なのだろう)
そこでモーズはベッドの上でごろりと寝転がり、うつ伏せから仰向けになる。
アイギスはあくまで防衛機能。自ら積極的に危地に赴くのをよしとしない。なので本当ならば危険である対象を“危険と思わせない”よう誘導する。
今回の場合の危険物は鉄球。その危険性を正しく理解しつつも、アイギスにはそうと感じさせないよう振る舞う。実際、アイギスにとっては危険物ではないのだ。高速で投げられる鉄球だろうとアイギスは平然と受け止められるし、例えそれで触手が傷を負ったり穴が空いても再生できる。
何なら触手の1本や2本千切れてしまっても支障はないのだと、パウルは教えてくれた。
「肝心なのは、私の心持ち……。例え火の中だろうと、恐れず、逆に笑い、飛び込んでゆく……」
アイギスに身を任せられる胆力。不安や恐怖を押し込める蛮勇。
どちらも、モーズに足りないものだ。
(練習さえ積み重ねれば一定のレベルに達する、射撃訓練の方がよほどわかりやすい。しかしクスシとしてやっていくには、射撃術の上達では駄目だ。菌床にも感染者にも、ましてステージ6にも、通用しないのだから。ここをクリアできなければ、私はいつまでも『半人前』だ)
ステージ5感染者の保護。意識レベルの調査。治療薬の探究。
取り組みたい研究は山ほどあるのに、実力が伴わず気持ちばかり急いでしまう。
「壁が、ある、な。大きな、壁が……」
◆
(大丈夫。できる。物覚えが悪くっても、繰り返して、繰り返して、人よりも何倍も時間をかけたら、できる)
朝食もそこそこに、モーズは孤児院の書庫で勉強に打ち込んでいた。
今日は教会の手伝い当番もない、完全な休日。朝から晩まで机に向かえる。
『モーズ、ちょっといいかい?』
『あぁ。どうしたんだ? フランチェスコ』
そんなモーズの勉強部屋と化している書庫に、フランチェスコが何かのチケットを2枚持って入室してきた。
『あのね。シスターが信徒から貰ったっていう映画のチケットをくれたから、一緒に観ない?』
『とてもありがたい誘いだけれど、私は遠慮しておくよ。昨日の復習をしたくてね』
フランチェスコの方を向いて、申し訳なさそうにモーズは彼の誘いを断る。
フランチェスコは誘いを断られた事そのものよりも、モーズの畏まった喋り方に戸惑っている様子だった。
『……モーズ。最近なんだか喋り方が固苦しいけど、どうしたんだい?』
『どうもこうも、私達もう13歳だろう? 二次性徴も始まっているんだ。いい加減、子供のような振る舞いは改めなくては』
『でも僕達はまだ、子供だと思うんだ。ずっと背伸びをしていたら疲れてしまうよ? だから勉強の息抜きに、2人で映画でも……』
『気持ちは嬉しいよ。でも私は頭が足りないから、使える時間は全て勉強に使わなくては。ほら、悔しい事に、最近は学校のテストの点数競争も負け続きだろう? 次こそは勝ちたいから。……すまない、本当に』
モーズはフランチェスコと比べて地頭が良いわけでもなく、要領も非常に悪い。最近はフランチェスコとの学校で受けるテストの得点競争も、めっきり勝てていない。彼に追い付き、追い抜く為には机に齧り付かなくては。
モーズの必死な様子を汲んでくれたのか、フランチェスコはそれ以上、言葉をかける事はやめて、少し寂しそうな表情を浮かべると書庫を去って行った。
一人になった所で、モーズは勉強を再開する。
(頑張らなきゃ)
兄弟のように育ったフランチェスコの為に、と言えば聞こえがいいが、本当は違う。
優秀なフランチェスコはモーズの助けなどなくとも医者になれて、『珊瑚』の研究で成果を出せるだろう。そうしていずれは、治療薬に辿り着けるかもしれない。
それでもモーズが彼と肩を並べたいのは、フランチェスコの力になりたい、と言うよりも、フランチェスコの力になれる【自分像】が欲しいからだ。
必要とされなくとも、必要とされたい。そんな、利己的な願い。
(折角誘ってくれたのに、悪い事をしちゃったな。次のテスト競争で勝てたら、ぼく、あ、いや、私から公園にでも遊びに行こうって誘って……)
ふと、モーズの視界の右端に、人影が映った気がした。
『……? フランチェスコ?』
書庫に戻ってきたのかと、モーズは人影が見えた気がする右方向へ視線を向ける。
しかし視線の先には隙間なくぎっしりと本が詰まった本棚が並んでいるだけ。何の変わりのない光景。
気の所為だったか。虫でも飛んでいたのだろうか。なんて考えながらモーズが正面に視線を戻したその時、
目の前。勉強机の上に、見上げるほど大きな赤い塊が、塔のようにそそり立っていた。
大木の幹に似た胴体に、無数の太い突起を生やして、その先端には花弁のように弧を描いて伸びる……赤い触手。
サンゴの仲間に、これと似た種類が図鑑に載っていた覚えはある。
しかし地上で、巨大で、胴体の中央に一つ――眼球に似た何かをギョロギョロと動かす生き物を、モーズは知らない。
これは過去の記憶にも、知識にもない、話に聞いた事もない、今この瞬間初めて見る、得体の知れない――
0
あなたにおすすめの小説
女神の白刃
玉椿 沢
ファンタジー
どこかの世界の、いつかの時代。
その世界の戦争は、ある遺跡群から出現した剣により、大きく姿を変えた。
女の身体を鞘とする剣は、魔力を収束、発振する兵器。
剣は瞬く間に戦を大戦へ進歩させた。数々の大戦を経た世界は、権威を西の皇帝が、権力を東の大帝が握る世になり、終息した。
大戦より数年後、まだ治まったとはいえない世界で、未だ剣士は剣を求め、奪い合っていた。
魔物が出ようと、町も村も知った事かと剣を求める愚かな世界で、赤茶けた大地を畑や町に、煤けた顔を笑顔に変えたいという脳天気な一団が現れる。
*表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
初恋♡リベンジャーズ
遊馬友仁
青春
【第五部開始】
高校一年生の春休み直前、クラスメートの紅野アザミに告白し、華々しい玉砕を遂げた黒田竜司は、憂鬱な気持ちのまま、新学期を迎えていた。そんな竜司のクラスに、SNSなどでカリスマ的人気を誇る白草四葉が転入してきた。
眉目秀麗、容姿端麗、美の化身を具現化したような四葉は、性格も明るく、休み時間のたびに、竜司と親友の壮馬に気さくに話しかけてくるのだが――――――。
転入早々、竜司に絡みだす、彼女の真の目的とは!?
◯ンスタグラム、ユ◯チューブ、◯イッターなどを駆使して繰り広げられる、SNS世代の新感覚復讐系ラブコメディ、ここに開幕!
第二部からは、さらに登場人物たちも増え、コメディ要素が多めとなります(予定)
ネクスト・ステージ~チートなニートが迷宮探索。スキル【ドロップ★5】は、武器防具が装備不可!?
武蔵野純平
ファンタジー
現代ファンタジー(ローファンタジー)です。ニート主人公のスキルは【ドロップ★5】――ドロップ確率が大幅上昇し、ドロップアイテムの品質も大幅上昇するチートスキルだった。だが、剣や盾などの装備品が装備出来ない欠陥があり、攻撃力、防御力に問題を残す。
ダンジョン探索をする為に冒険者となりパーティーメンバーを募集するが、なぜか【ワケあり】女性ばかり集まってくる。
神典日月神示 真実の物語
蔵屋
歴史・時代
私は二人の方々の神憑りについて、今から25年前にその真実を知りました。
この方たちのお名前は
大本開祖•出口なお(でぐちなお)、
神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)です。
この日月神示(ひつきしんじ)または日尽神示(ひつくしんじ)は、神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)に「国常立尊(国之常立神)という高級神霊からの神示を自動書記によって記述したとされる書物のことです。
昭和19年から27年(昭和23・26年も無し)に一連の神示が降り、6年後の昭和33、34年に補巻とする1巻、さらに2年後に8巻の神示が降りたとされています。
その書物を纏めた書類です。
この書類は神国日本の未来の預言書なのだ。
私はこの日月神示(ひつきしんじ)に出会い、研究し始めてもう25年になります。
日月神示が降ろされた場所は麻賀多神社(まかたじんじゃ)です。日月神示の最初の第一帖と第二帖は第二次世界大戦中の昭和19年6月10日に、この神社の社務所で岡本天明が神憑りに合い自動書記さされたのです。
殆どが漢数字、独特の記号、若干のかな文字が混じった文体で構成され、抽象的な絵のみで書記されている「巻」もあります。
本巻38巻と補巻1巻の計39巻が既に発表されているが、他にも、神霊より発表を禁じられている「巻」が13巻あり、天明はこの未発表のものについて昭和36年に「或る時期が来れば発表を許されるものか、許されないのか、現在の所では不明であります」と語っています。
日月神示は、その難解さから、書記した天明自身も当初は、ほとんど読むことが出来なかったが、仲間の神典研究家や霊能者達の協力などで少しずつ解読が進み、天明亡き後も妻である岡本三典(1917年〈大正6年〉11月9日 ~2009年〈平成21年〉6月23日)の努力により、現在では一部を除きかなりの部分が解読されたと言われているます。しかし、一方では神示の中に「この筆示は8通りに読めるのであるぞ」と書かれていることもあり、解読法の一つに成功したという認識が関係者の間では一般的です。
そのために、仮訳という副題を添えての発表もありました。
なお、原文を解読して漢字仮名交じり文に書き直されたものは、特に「ひふみ神示」または「一二三神示」と呼ばれています。
縄文人の祝詞に「ひふみ祝詞(のりと)」という祝詞の歌があります。
日月神示はその登場以来、関係者や一部専門家を除きほとんど知られていなかったが、1990年代の初め頃より神典研究家で翻訳家の中矢伸一の著作などにより広く一般にも知られるようになってきたと言われています。
この小説は真実の物語です。
「神典日月神示(しんてんひつきしんじ)真実の物語」
どうぞ、お楽しみ下さい。
『神知りて 人の幸せ 祈るのみ
神の伝えし 愛善の道』
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる