285 / 600
第十三章 朝顔の種編
第278話 助け船
しおりを挟む
西暦2301年、春。
感染爆発以前ならば、外は花見で賑わっていただろう季節。
一時は症状が和らいだ母上の容態は再び悪化。特に足の硬化が進み、彼女は布団の上から動けないでいた。
「御母堂、薬湯をお待ち致しました」
「ありがとう、朝顔ちゃん……」
母上の部屋を訪れた朝顔は、日課となっている彼女への薬湯の服薬をすませる。
調合は毎日変えているが、どれも劇的な回復は見られない。あくまで少し症状を遅らせているだけ。それでも表彰されるレベルの開発なのだが、根本的な解決法でない以上、青洲は家にいる間はずっと自室にこもって研究を続けていた。
「外は温かくなって参りましたよ、御母堂。そうです。山から花を持って帰りましょう。きっと気持ちが和らぎます」
「そうね……。もう菜の花が咲く、季節かしら……」
「はい。黄色い絨毯が美しい時期になりました」
「いいわねぇ。朝顔ちゃんと、見たいわ。私ね、貴方とのお散歩、大好きなの」
「わたくしもです、御母堂」
「……うふふ、朝顔ちゃん」
「はい、何でしょうか」
「うちに来てくれて、ありがとうね」
ピンポーン
その時、裏口のインターホンが押され、明るい機械音が2階に鳴り響く。
「あら、お客様……?」
「わたくしが対応いたします。御母堂はどうぞお休みください」
予定にはない訪問客。
とうとう警察に違法薬物の件が耳に入ったのかと、朝顔は警戒しつつ裏口へ足を運んだ。まずは来客の顔を確認しようとドアスコープを覗くが、そこには誰もいない。
悪戯だったのか、それとも留守かどうか確認し押し入ろうなどと考えている不届きものがいるのか。研究所の連中が現れた時のように、油断はできない。
朝顔はゆっくりと開戸を開け、辺りに怪しげな人間がいないか確認しようとし……ガシリと、少し開いた扉を掴まれ、人間よりも強い力を持っている筈の朝顔の抵抗をものともせず、あっさりと扉が開かれた。
「あぁ、いたいた。研究所にいないと思ったら、貴方こっちに居たのね」
輝く銀髪をたなびかせ、宝石を嵌め込んだかのように美しい銀眼を持ち、絵画に描かれた女神の如き美貌を持つ、長身の男性。
浮世離れした中性的な容姿を持つその男性に、朝顔はたじろいだ。
「どっ、どちら様でしょうか」
「ボクは『水銀』。それで、アンタは『アトロピン』。そうでしょう?」
宿す毒素を言い当てられ、朝顔は狼狽えた。
そして男性は『水銀』と名乗った。毒の名前だ。つまり――
「ボクはアンタの同類よ、同類」
朝顔の考えを読んだかのように、水銀はとんとんと自分のこめかみを叩いて言う。
「ど、同類……。それで、その、何のご用、でしょうか? ……この家に危害を加えるつもりならば、容赦はいたしません」
「あら物騒ねぇ。別に取って食おうって訳じゃなわよ。というか貴方……」
水銀はじっと朝顔の姿を眺める。頭のてっぺんからつま先まで。
きちんと衣服を与えられ、衰弱した様子もなく、寧ろ健康的。拘束具といった類もつけられていない。行動の制限もないようで、民間人が暮らしている家の為に自分から身を呈している。
水銀は唇に手を当て「ふぅん」と一人頷くと、にやりと不敵な笑みを浮かべた。
「随分、自由に過ごしているみたいね」
「そ、それが何か?」
「いいえ、別に。ひとまずお邪魔させて貰っていいかしら」
「まずはご用件を伺いたく……」
「それじゃ、失礼するわ」
警戒する朝顔の事などお構いなく、水銀は裏口から家の中へ入る。
慌てて朝顔が追い返そうとするが、水銀の力は強くそれは叶わない。彼はまるで家主のように振る舞い、長らく開けていない店舗の方へ移動すると、座敷の真ん中に座り込んでしまった。
「坊ちゃん、早とちりしちゃったみたいねぇ。慌ててボクに別行動を取らせた結果がこれだなんて。まいいわ、ゆっくり来るよう言っておきましょう」
水銀は何やら一人で喋りながら携帯端末を操作し、誰かと連絡を取っている。
「水銀、とおっしゃいましたか。何が目的なのでしょうか」
「アンタの回収」
水銀から端的に語られた目的に、朝顔は硬直してしまう。
彼は朝顔よりも力が強い。また同類、それも朝顔よりも毒性が強い水銀を宿しているのならば、勝ち目は薄い。
冷や汗が朝顔の頬を伝った。
「しようと思って来たのだけれど、どうも想像と違ったみたいで、どうしましょうか」
「そ、想像と違う?」
「《ウロボロス》」
今度は聞きたくもない単語が水銀から発せられて、朝顔は動揺してしまう。
研究所の名前だ。思い出したくない仕打ちを受け続けた場所の名前。穏やかな日々で幾ら上書きしようとも、忘れる事はできなかった場所。
「そこであったような事を、ここでも受けているのかと思ったのだけれど、全然違ったようねぇ」
「あっ、当たり前です! ここの家の方々はあんな、非道な事をするような方々ではありません! ……わたくしはわたくしの意思で、ここにいるのです」
「そう」
朝顔の答えに水銀は上機嫌に笑っている。そして「それも伝えておくわね」と、ぽちぽちと携帯端末を操作し電子メールを送っていた。
「でも違法薬物を作るのはどうなのかしら?」
「う……。ご存知、ですか」
「下調べはしてきているわよ。まさか民家で作っていただなんて、想定外だったけれど。通りで研究所を叩いても叩いても何も出なかった訳だわぁ」
「……その、研究所に、行ったのですか?」
「えぇ。今頃、解体作業中でしょうねぇ」
「解体、作業……」
朝顔にとって恐怖の対象である研究所が、解体されている。
俄かに信じられない情報だが、朝顔よりも力のある水銀が言っているのだ、力づくでも何でも成しえる方法を持っているのだろうと推察できる。
「その、ですね。薬を作っている方は、単位履修の関係で免許取得の条件が満たせておらず、しかしご家族の症状が芳しくないのを鑑みて、決死の覚悟で……」
「けれどこのままじゃ、違法治療で検挙されるわよ?」
「……わかって、おります」
ぐっと、朝顔は拳を握り締める。朝顔はいざとなれば「無免許で製薬をしていたのは自分だ」と出頭するつもりだ。それで青洲の人生が守られるものならば、安いものである。
するとそんな朝顔の考えを読み取ったのか、水銀はこんな事を言ってきた。
「助け舟、出してあげましょうか?」
「助け舟……。ど、どうやって」
「製薬をうちの坊ちゃんがした事にするのよ。あの子は医師免許も薬剤師免許もその他諸々も持っているし、大丈夫でしょう。ただ結果的に、手柄を取ってしまう事になってしまうのだけれど」
「い、いいえ! いいえ! それで青洲先生が罪を被る事を避けられるのならば……!」
「ふぅん。貴方のいい人、『青洲』って言うのね」
「……あっ」
言わないように気を付けていたのに、つい口に出てしまった。
朝顔は顔を青くする。
「そう怯えなくてもいいじゃない。さっきも言ったけれど取って食おうって訳じゃないわよ」
「そ、そう仰られましても」
「信用ないわねぇ。初対面だから仕方ないでしょうけど、ボクとアンタは同類なんだからちょっとは……あら?」
ギシ、ギシ、ギシ、と、階段の軋む音と共に二階から人影が降りてくる。
母上だ。今日は歩けるほど体調がいいのか。朝顔はぱっと表情を明るくして、彼女を出迎えようとした。
「御母堂、お身体の具合は……っ」
「待ちなさいな」
しかし水銀はそんな朝顔の服の袖を掴み、強制的に足を止めさせる。
彼の視線は一階に降りて来た母上に注がれていた。
「もう、手遅れね」
額に角のような菌糸を生やして、虚な目をして、覚束ない足取りで歩く――正気を失った母上に。
感染爆発以前ならば、外は花見で賑わっていただろう季節。
一時は症状が和らいだ母上の容態は再び悪化。特に足の硬化が進み、彼女は布団の上から動けないでいた。
「御母堂、薬湯をお待ち致しました」
「ありがとう、朝顔ちゃん……」
母上の部屋を訪れた朝顔は、日課となっている彼女への薬湯の服薬をすませる。
調合は毎日変えているが、どれも劇的な回復は見られない。あくまで少し症状を遅らせているだけ。それでも表彰されるレベルの開発なのだが、根本的な解決法でない以上、青洲は家にいる間はずっと自室にこもって研究を続けていた。
「外は温かくなって参りましたよ、御母堂。そうです。山から花を持って帰りましょう。きっと気持ちが和らぎます」
「そうね……。もう菜の花が咲く、季節かしら……」
「はい。黄色い絨毯が美しい時期になりました」
「いいわねぇ。朝顔ちゃんと、見たいわ。私ね、貴方とのお散歩、大好きなの」
「わたくしもです、御母堂」
「……うふふ、朝顔ちゃん」
「はい、何でしょうか」
「うちに来てくれて、ありがとうね」
ピンポーン
その時、裏口のインターホンが押され、明るい機械音が2階に鳴り響く。
「あら、お客様……?」
「わたくしが対応いたします。御母堂はどうぞお休みください」
予定にはない訪問客。
とうとう警察に違法薬物の件が耳に入ったのかと、朝顔は警戒しつつ裏口へ足を運んだ。まずは来客の顔を確認しようとドアスコープを覗くが、そこには誰もいない。
悪戯だったのか、それとも留守かどうか確認し押し入ろうなどと考えている不届きものがいるのか。研究所の連中が現れた時のように、油断はできない。
朝顔はゆっくりと開戸を開け、辺りに怪しげな人間がいないか確認しようとし……ガシリと、少し開いた扉を掴まれ、人間よりも強い力を持っている筈の朝顔の抵抗をものともせず、あっさりと扉が開かれた。
「あぁ、いたいた。研究所にいないと思ったら、貴方こっちに居たのね」
輝く銀髪をたなびかせ、宝石を嵌め込んだかのように美しい銀眼を持ち、絵画に描かれた女神の如き美貌を持つ、長身の男性。
浮世離れした中性的な容姿を持つその男性に、朝顔はたじろいだ。
「どっ、どちら様でしょうか」
「ボクは『水銀』。それで、アンタは『アトロピン』。そうでしょう?」
宿す毒素を言い当てられ、朝顔は狼狽えた。
そして男性は『水銀』と名乗った。毒の名前だ。つまり――
「ボクはアンタの同類よ、同類」
朝顔の考えを読んだかのように、水銀はとんとんと自分のこめかみを叩いて言う。
「ど、同類……。それで、その、何のご用、でしょうか? ……この家に危害を加えるつもりならば、容赦はいたしません」
「あら物騒ねぇ。別に取って食おうって訳じゃなわよ。というか貴方……」
水銀はじっと朝顔の姿を眺める。頭のてっぺんからつま先まで。
きちんと衣服を与えられ、衰弱した様子もなく、寧ろ健康的。拘束具といった類もつけられていない。行動の制限もないようで、民間人が暮らしている家の為に自分から身を呈している。
水銀は唇に手を当て「ふぅん」と一人頷くと、にやりと不敵な笑みを浮かべた。
「随分、自由に過ごしているみたいね」
「そ、それが何か?」
「いいえ、別に。ひとまずお邪魔させて貰っていいかしら」
「まずはご用件を伺いたく……」
「それじゃ、失礼するわ」
警戒する朝顔の事などお構いなく、水銀は裏口から家の中へ入る。
慌てて朝顔が追い返そうとするが、水銀の力は強くそれは叶わない。彼はまるで家主のように振る舞い、長らく開けていない店舗の方へ移動すると、座敷の真ん中に座り込んでしまった。
「坊ちゃん、早とちりしちゃったみたいねぇ。慌ててボクに別行動を取らせた結果がこれだなんて。まいいわ、ゆっくり来るよう言っておきましょう」
水銀は何やら一人で喋りながら携帯端末を操作し、誰かと連絡を取っている。
「水銀、とおっしゃいましたか。何が目的なのでしょうか」
「アンタの回収」
水銀から端的に語られた目的に、朝顔は硬直してしまう。
彼は朝顔よりも力が強い。また同類、それも朝顔よりも毒性が強い水銀を宿しているのならば、勝ち目は薄い。
冷や汗が朝顔の頬を伝った。
「しようと思って来たのだけれど、どうも想像と違ったみたいで、どうしましょうか」
「そ、想像と違う?」
「《ウロボロス》」
今度は聞きたくもない単語が水銀から発せられて、朝顔は動揺してしまう。
研究所の名前だ。思い出したくない仕打ちを受け続けた場所の名前。穏やかな日々で幾ら上書きしようとも、忘れる事はできなかった場所。
「そこであったような事を、ここでも受けているのかと思ったのだけれど、全然違ったようねぇ」
「あっ、当たり前です! ここの家の方々はあんな、非道な事をするような方々ではありません! ……わたくしはわたくしの意思で、ここにいるのです」
「そう」
朝顔の答えに水銀は上機嫌に笑っている。そして「それも伝えておくわね」と、ぽちぽちと携帯端末を操作し電子メールを送っていた。
「でも違法薬物を作るのはどうなのかしら?」
「う……。ご存知、ですか」
「下調べはしてきているわよ。まさか民家で作っていただなんて、想定外だったけれど。通りで研究所を叩いても叩いても何も出なかった訳だわぁ」
「……その、研究所に、行ったのですか?」
「えぇ。今頃、解体作業中でしょうねぇ」
「解体、作業……」
朝顔にとって恐怖の対象である研究所が、解体されている。
俄かに信じられない情報だが、朝顔よりも力のある水銀が言っているのだ、力づくでも何でも成しえる方法を持っているのだろうと推察できる。
「その、ですね。薬を作っている方は、単位履修の関係で免許取得の条件が満たせておらず、しかしご家族の症状が芳しくないのを鑑みて、決死の覚悟で……」
「けれどこのままじゃ、違法治療で検挙されるわよ?」
「……わかって、おります」
ぐっと、朝顔は拳を握り締める。朝顔はいざとなれば「無免許で製薬をしていたのは自分だ」と出頭するつもりだ。それで青洲の人生が守られるものならば、安いものである。
するとそんな朝顔の考えを読み取ったのか、水銀はこんな事を言ってきた。
「助け舟、出してあげましょうか?」
「助け舟……。ど、どうやって」
「製薬をうちの坊ちゃんがした事にするのよ。あの子は医師免許も薬剤師免許もその他諸々も持っているし、大丈夫でしょう。ただ結果的に、手柄を取ってしまう事になってしまうのだけれど」
「い、いいえ! いいえ! それで青洲先生が罪を被る事を避けられるのならば……!」
「ふぅん。貴方のいい人、『青洲』って言うのね」
「……あっ」
言わないように気を付けていたのに、つい口に出てしまった。
朝顔は顔を青くする。
「そう怯えなくてもいいじゃない。さっきも言ったけれど取って食おうって訳じゃないわよ」
「そ、そう仰られましても」
「信用ないわねぇ。初対面だから仕方ないでしょうけど、ボクとアンタは同類なんだからちょっとは……あら?」
ギシ、ギシ、ギシ、と、階段の軋む音と共に二階から人影が降りてくる。
母上だ。今日は歩けるほど体調がいいのか。朝顔はぱっと表情を明るくして、彼女を出迎えようとした。
「御母堂、お身体の具合は……っ」
「待ちなさいな」
しかし水銀はそんな朝顔の服の袖を掴み、強制的に足を止めさせる。
彼の視線は一階に降りて来た母上に注がれていた。
「もう、手遅れね」
額に角のような菌糸を生やして、虚な目をして、覚束ない足取りで歩く――正気を失った母上に。
0
あなたにおすすめの小説
女神の白刃
玉椿 沢
ファンタジー
どこかの世界の、いつかの時代。
その世界の戦争は、ある遺跡群から出現した剣により、大きく姿を変えた。
女の身体を鞘とする剣は、魔力を収束、発振する兵器。
剣は瞬く間に戦を大戦へ進歩させた。数々の大戦を経た世界は、権威を西の皇帝が、権力を東の大帝が握る世になり、終息した。
大戦より数年後、まだ治まったとはいえない世界で、未だ剣士は剣を求め、奪い合っていた。
魔物が出ようと、町も村も知った事かと剣を求める愚かな世界で、赤茶けた大地を畑や町に、煤けた顔を笑顔に変えたいという脳天気な一団が現れる。
*表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
初恋♡リベンジャーズ
遊馬友仁
青春
【第五部開始】
高校一年生の春休み直前、クラスメートの紅野アザミに告白し、華々しい玉砕を遂げた黒田竜司は、憂鬱な気持ちのまま、新学期を迎えていた。そんな竜司のクラスに、SNSなどでカリスマ的人気を誇る白草四葉が転入してきた。
眉目秀麗、容姿端麗、美の化身を具現化したような四葉は、性格も明るく、休み時間のたびに、竜司と親友の壮馬に気さくに話しかけてくるのだが――――――。
転入早々、竜司に絡みだす、彼女の真の目的とは!?
◯ンスタグラム、ユ◯チューブ、◯イッターなどを駆使して繰り広げられる、SNS世代の新感覚復讐系ラブコメディ、ここに開幕!
第二部からは、さらに登場人物たちも増え、コメディ要素が多めとなります(予定)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
ネクスト・ステージ~チートなニートが迷宮探索。スキル【ドロップ★5】は、武器防具が装備不可!?
武蔵野純平
ファンタジー
現代ファンタジー(ローファンタジー)です。ニート主人公のスキルは【ドロップ★5】――ドロップ確率が大幅上昇し、ドロップアイテムの品質も大幅上昇するチートスキルだった。だが、剣や盾などの装備品が装備出来ない欠陥があり、攻撃力、防御力に問題を残す。
ダンジョン探索をする為に冒険者となりパーティーメンバーを募集するが、なぜか【ワケあり】女性ばかり集まってくる。
不死身のボッカ
暁丸
ファンタジー
逓信(ていしん)ギルドに所属する甲殻人ボッカ。歩荷(ぼっか=運搬人)だからボッカと素性を隠す特急便の運搬人。
小柄な身体に見合わぬ怪力、疾風のスピードと疲れ知らずのスタミナで、野を越え山越え荷物を運ぶ。
逓信ギルドの運搬人になったのは、危険な迷宮には入りたく無いから。面倒と危険を避けてすんなり仕事を終わらせたいのに、時にギルド支部長に命じられ行きたくも無い魔獣狩りの運搬人として駆り出される。
割とチートな身体能力を持ちながら、戦闘能力はからっきしで過剰な期待はされたく無い。こんな殺伐とした異世界生活なんかとっとと終わらせて眠るように死にたいと願う、そんな<不死身の歩荷>のお話。
※種族名とか用語は前作と共通にしてますが、別の世界の物語です。世界観も若干違います。
※「歩荷」とは一般的にいう「ポーター」のことですが、長距離運送も兼任しています。
※作者が設定厨なので、時々本筋に関係ない解説回が入ります。
※第16回ファンタジー小説大賞にエントリーしてみました。
暁天一縷 To keep calling your name.
真道 乃ベイ
ファンタジー
命日の夏に、私たちは出会った。
妖魔・怨霊の大災害「災禍」を引き起す日本国。
政府は霊力を生業とする者を集め陰陽寮を設立するが、事態は混沌を極め大戦の時代を迎える。
災禍に傷付き、息絶える者は止まない絶望の最中。
ひとりの陰陽師が、永きに渡る大戦を終結させた。
名を、斉天大聖。
非業の死を成し遂げた聖人として扱われ、日本国は復興の兆しを歩んでいく。
それから、12年の歳月が過ぎ。
人々の平和と妖魔たちの非日常。
互いの世界が干渉しないよう、境界に線を入れる青年がいた。
職業、結界整備師。
名は、桜下。
過去の聖人に関心を持てず、今日も仕事をこなす多忙な日々を送る。
そんな、とある猛暑の日。
斉天大聖の命日である斉天祭で、彼らは巡り会う。
青い目の検非違使と、緋色の髪の舞師。
そして黒瑪瑙の陰陽師。
彼らの運命が交差し、明けない夜空に一縷の光を灯す。
※毎月16日更新中
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる