440 / 600
第二十章 真っ赤な嘘
第426話 お菓子の日
しおりを挟む
ドン、ドン、ドン! シャラララ、パァン、パァン!
……ダダダン。ダ、ダダ、ダダダ、ダン。ダ、ダダダ、ダ、ダン♪
人工島アバトンの昼、ネグラの食堂。
そこでは高鳴るような重低音に、星屑が舞うようなピアノの旋律が流れる中、ホール内にある長テーブルの三分の二を使い、ケーキ、クッキー、シュークリーム、ゼリー、マカロン、カヌレ、ムース、スコーン、パンナコッタ、ドーナッツ……。
他にも多くの華やかな菓子が山のように並べられ、ウミヘビ達が好きな時に好きなだけ食べられる、スイーツビュッフェが開催されていた。
「知ってる! これバイキングってやつだ!」
「ビュッフェって言うんじゃなかったか?」
「チョコの噴水! ドラマで見たやつだ!」
食堂の出入り口には『菓子食べ放題』と書かれた看板を置き、また広場の掲示板にもチラシを張り、それを見たウミヘビ達が好奇心から次々に立ち寄り、皿とフォーク(またはスプーン)を手に各々好きな菓子を取り、思うがまま味わっていた。
ざっと40人近くいるだろうか。全体でおおよそ100人いるというウミヘビの三分の一。甘味に興味がない、当番によっては都合が悪くて来れない者もいる、と考えると、この人数は集客に成功したと見ていいだろう。
早朝からずっと菓子の仕込みを続けていたモーズは、賑わう食堂をホール端から眺め、安堵した様子で椅子に体重を預ける。そんな彼の隣では、エプロンを身に付けたセレンがにこにこと温和な笑みを浮かべていた。
「盛況でよかったですね、モーズ先生」
「あぁ。誰も来なかったら、と心配した事もあったが……。喜んでくれて一安心したよ」
「私もお手伝いできて光栄です!」
ちなみにセレンの他にもアセトンやトルエン、タリウムにカリウムにナトリウム、それに加えテトラミックスとアセトアルデヒドも協力してくれた。
しかし流石はウミヘビ。早朝から延々と仕込みや配膳をし続けたのいうのに、彼らは全く疲労を見せず、準備が終わり、ビュッフェ開催時間になるや否や、スイーツタイムへ突入している。休んでいるのはモーズだけだ。
「よ~、モーズ。楽しそうな事やってんなぁ」
そこにフリーデンが出入り口の自動扉から現れ、モーズの側までマイペースに歩いてやって来る。
彼には、と言うよりもというかクスシ全般には、スイーツビュッフェの開催は伝えていなかったが、フリーデンはアンモニアから聞いてやって来たのだと言う。
「フリーデン。君も何か食べるか? テイクアウト用の菓子もあるぞ?」
「用意周到だな。このままスイーツ店でもやる気か?」
「? 私は医者だが?」
「うーん、説得力がない」
白衣ではなくエプロンを着て、薬品ではなく甘い香りを纏わせている人間はパテシエにしか見えないだろうに。フリーデンは両腕を組んで苦笑する。
「そうだ、報告したい事があってな。クロロメタンとアセトンが凍結実験の協力を承諾してくれたんだ」
「おっ、マジか! 何て言って口説いたんだ?」
「口説く? いや、私はただ協力を願っただけだが?」
「アセトンさんは『一緒に高級料理を作る』約束に釣られて承諾していましたよ。料理一回につき一遠征だそうですが。あとクロロメタンさんにはあの方の兼ねてからの要望、『惑星』を文字通り渡したんです」
フリーデンの喩えを読み取れないモーズの代わりに、セレンが丁寧に説明をした。ただし彼の黒い目はどこか遠くを眺めているが。
その様子からモーズがまた無自覚にウミヘビをたらし込んだ事を察し、フリーデンは心の中で合掌した。
「すげぇなモーズ。けど『惑星』渡したって何? クロロメタンは惑星の映像とか模型とかはもう、持ってるから駄目なんだろ?」
「何て事はない。ホルスト作曲の組曲、クラシック音楽『惑星』のレコーダーを渡しただけだ。そしたらえらく気に入ってくれたな」
話しながら、モーズはピアノの方を指差す。
そこでは甘く香る菓子には目もくれず、鍵盤を奏でる事に傾注しているクロロメタンの姿があった。その指先は、まるで重力を忘れたかのように軽やかに舞っている。
「楽譜も請われたので渡したら、協力を受けてくれると」
「何か聴いた事ある曲だなとか思ってたけど、『木星』かこれ。あぁ~、成る程なぁ」
クロロメタンが欲していた報酬は、宇宙の彼方に浮かぶ『火星』。実物そのものではなく、常日頃、身近に感じられる物。
またクロロメタンは「物理的な物ではなく娯楽も選択肢に入る」旨を話してくれていた。故にモーズは『音楽』という形で、火星どころか惑星そのものを贈ったのだ。これがクロロメタンの琴線に触れたようで、凍結実験協力を承諾してくれた。
「以前、セレンが『月光』を聴かせてくれた事があってな。そこから連想してキラキラ星を弾いていた時、ふと思い付いたんだ。だからこれは実質、セレンの功績だな」
「私、良い所を見せようとして墓穴を掘ったみたいですね……」
「えっ。何故?」
「うん。何か相変わらずで安心したよ」
そこでフリーデンはテーブルの方へ視線を向ける。
チェリーパイをゆっくりと食べているタリウム。を挟んでクッキーの味論争を交わしているカリウムとナトリウム。口の端にクリームを付けて笑っている燐。後でパウルやフリッツに渡す気なのだろう、真空パックに包まれたテイクアウト用の菓子を吟味しているアニリンと尿素。エタノールの介助の元、ガトーショコラを味わうメタノール。誰かに贈る気なのか、シュークリームやスコーンをビニール袋に詰めるペンタクロロフェノールに、「そんなに食べきれないだろ」と呆れながらも、その袋の中にマカロンを追加するホルムアルデヒド。
一歩島の外に出れば命の保証のない、生物兵器として危険視され人権を与えられていないとは思えない程、彼らは楽しげに、生き生きと過ごしている。
人類滅亡が迫っているなど思えない程、平和そのものの光景。
フリーデンは人知れず拳を握り締めた。
「ジエチルエーテルも10月からは実験に参加してくれると言うし、これで協力者は揃った。あとは冷弾さえ完成すれば、直ぐに冷凍実験の実践に移れる! 誰も死ななくていい、殺さなくていい未来を作れるんだ! そこで少しでも役に立つ情報がないかとネグラの図書館を利用してみたのだが、ウミヘビ向けの書籍の中で面白い物を見付けてな……!」
「お、おう。順番に聞いてやるから落ち着け?」
椅子から立ち上がり興奮気味に語るモーズを落ち着かせつつ、フリーデンはモーズが閲覧したという本の内容を聞き出す。
それは冷弾を実現するに完璧な理論で、フリードリヒの手を借りなくとも完成させられるのではないか、と思わせる説得力があった。
「マジか。そんな本が眠っていたとか、ネグラの図書館どうなってんだ?」
「本当にな。ネグラの図書館は広大なだけあり、寄宿舎の本棚にはない書籍も多く、新しい知見を得られた。これも怪我の功名、と言えるだろうか」
「前向きだな。羨ましいわ~」
自分は副所長、徐福から突き付けられた選択肢……目の前にいる「モーズの生死」に翻弄され、心労が溜まっているというのに。
フリーデンはマスクの下で一人、密かに自嘲をする。
……ダダダン。ダ、ダダ、ダダダ、ダン。ダ、ダダダ、ダ、ダン♪
人工島アバトンの昼、ネグラの食堂。
そこでは高鳴るような重低音に、星屑が舞うようなピアノの旋律が流れる中、ホール内にある長テーブルの三分の二を使い、ケーキ、クッキー、シュークリーム、ゼリー、マカロン、カヌレ、ムース、スコーン、パンナコッタ、ドーナッツ……。
他にも多くの華やかな菓子が山のように並べられ、ウミヘビ達が好きな時に好きなだけ食べられる、スイーツビュッフェが開催されていた。
「知ってる! これバイキングってやつだ!」
「ビュッフェって言うんじゃなかったか?」
「チョコの噴水! ドラマで見たやつだ!」
食堂の出入り口には『菓子食べ放題』と書かれた看板を置き、また広場の掲示板にもチラシを張り、それを見たウミヘビ達が好奇心から次々に立ち寄り、皿とフォーク(またはスプーン)を手に各々好きな菓子を取り、思うがまま味わっていた。
ざっと40人近くいるだろうか。全体でおおよそ100人いるというウミヘビの三分の一。甘味に興味がない、当番によっては都合が悪くて来れない者もいる、と考えると、この人数は集客に成功したと見ていいだろう。
早朝からずっと菓子の仕込みを続けていたモーズは、賑わう食堂をホール端から眺め、安堵した様子で椅子に体重を預ける。そんな彼の隣では、エプロンを身に付けたセレンがにこにこと温和な笑みを浮かべていた。
「盛況でよかったですね、モーズ先生」
「あぁ。誰も来なかったら、と心配した事もあったが……。喜んでくれて一安心したよ」
「私もお手伝いできて光栄です!」
ちなみにセレンの他にもアセトンやトルエン、タリウムにカリウムにナトリウム、それに加えテトラミックスとアセトアルデヒドも協力してくれた。
しかし流石はウミヘビ。早朝から延々と仕込みや配膳をし続けたのいうのに、彼らは全く疲労を見せず、準備が終わり、ビュッフェ開催時間になるや否や、スイーツタイムへ突入している。休んでいるのはモーズだけだ。
「よ~、モーズ。楽しそうな事やってんなぁ」
そこにフリーデンが出入り口の自動扉から現れ、モーズの側までマイペースに歩いてやって来る。
彼には、と言うよりもというかクスシ全般には、スイーツビュッフェの開催は伝えていなかったが、フリーデンはアンモニアから聞いてやって来たのだと言う。
「フリーデン。君も何か食べるか? テイクアウト用の菓子もあるぞ?」
「用意周到だな。このままスイーツ店でもやる気か?」
「? 私は医者だが?」
「うーん、説得力がない」
白衣ではなくエプロンを着て、薬品ではなく甘い香りを纏わせている人間はパテシエにしか見えないだろうに。フリーデンは両腕を組んで苦笑する。
「そうだ、報告したい事があってな。クロロメタンとアセトンが凍結実験の協力を承諾してくれたんだ」
「おっ、マジか! 何て言って口説いたんだ?」
「口説く? いや、私はただ協力を願っただけだが?」
「アセトンさんは『一緒に高級料理を作る』約束に釣られて承諾していましたよ。料理一回につき一遠征だそうですが。あとクロロメタンさんにはあの方の兼ねてからの要望、『惑星』を文字通り渡したんです」
フリーデンの喩えを読み取れないモーズの代わりに、セレンが丁寧に説明をした。ただし彼の黒い目はどこか遠くを眺めているが。
その様子からモーズがまた無自覚にウミヘビをたらし込んだ事を察し、フリーデンは心の中で合掌した。
「すげぇなモーズ。けど『惑星』渡したって何? クロロメタンは惑星の映像とか模型とかはもう、持ってるから駄目なんだろ?」
「何て事はない。ホルスト作曲の組曲、クラシック音楽『惑星』のレコーダーを渡しただけだ。そしたらえらく気に入ってくれたな」
話しながら、モーズはピアノの方を指差す。
そこでは甘く香る菓子には目もくれず、鍵盤を奏でる事に傾注しているクロロメタンの姿があった。その指先は、まるで重力を忘れたかのように軽やかに舞っている。
「楽譜も請われたので渡したら、協力を受けてくれると」
「何か聴いた事ある曲だなとか思ってたけど、『木星』かこれ。あぁ~、成る程なぁ」
クロロメタンが欲していた報酬は、宇宙の彼方に浮かぶ『火星』。実物そのものではなく、常日頃、身近に感じられる物。
またクロロメタンは「物理的な物ではなく娯楽も選択肢に入る」旨を話してくれていた。故にモーズは『音楽』という形で、火星どころか惑星そのものを贈ったのだ。これがクロロメタンの琴線に触れたようで、凍結実験協力を承諾してくれた。
「以前、セレンが『月光』を聴かせてくれた事があってな。そこから連想してキラキラ星を弾いていた時、ふと思い付いたんだ。だからこれは実質、セレンの功績だな」
「私、良い所を見せようとして墓穴を掘ったみたいですね……」
「えっ。何故?」
「うん。何か相変わらずで安心したよ」
そこでフリーデンはテーブルの方へ視線を向ける。
チェリーパイをゆっくりと食べているタリウム。を挟んでクッキーの味論争を交わしているカリウムとナトリウム。口の端にクリームを付けて笑っている燐。後でパウルやフリッツに渡す気なのだろう、真空パックに包まれたテイクアウト用の菓子を吟味しているアニリンと尿素。エタノールの介助の元、ガトーショコラを味わうメタノール。誰かに贈る気なのか、シュークリームやスコーンをビニール袋に詰めるペンタクロロフェノールに、「そんなに食べきれないだろ」と呆れながらも、その袋の中にマカロンを追加するホルムアルデヒド。
一歩島の外に出れば命の保証のない、生物兵器として危険視され人権を与えられていないとは思えない程、彼らは楽しげに、生き生きと過ごしている。
人類滅亡が迫っているなど思えない程、平和そのものの光景。
フリーデンは人知れず拳を握り締めた。
「ジエチルエーテルも10月からは実験に参加してくれると言うし、これで協力者は揃った。あとは冷弾さえ完成すれば、直ぐに冷凍実験の実践に移れる! 誰も死ななくていい、殺さなくていい未来を作れるんだ! そこで少しでも役に立つ情報がないかとネグラの図書館を利用してみたのだが、ウミヘビ向けの書籍の中で面白い物を見付けてな……!」
「お、おう。順番に聞いてやるから落ち着け?」
椅子から立ち上がり興奮気味に語るモーズを落ち着かせつつ、フリーデンはモーズが閲覧したという本の内容を聞き出す。
それは冷弾を実現するに完璧な理論で、フリードリヒの手を借りなくとも完成させられるのではないか、と思わせる説得力があった。
「マジか。そんな本が眠っていたとか、ネグラの図書館どうなってんだ?」
「本当にな。ネグラの図書館は広大なだけあり、寄宿舎の本棚にはない書籍も多く、新しい知見を得られた。これも怪我の功名、と言えるだろうか」
「前向きだな。羨ましいわ~」
自分は副所長、徐福から突き付けられた選択肢……目の前にいる「モーズの生死」に翻弄され、心労が溜まっているというのに。
フリーデンはマスクの下で一人、密かに自嘲をする。
10
あなたにおすすめの小説
女神の白刃
玉椿 沢
ファンタジー
どこかの世界の、いつかの時代。
その世界の戦争は、ある遺跡群から出現した剣により、大きく姿を変えた。
女の身体を鞘とする剣は、魔力を収束、発振する兵器。
剣は瞬く間に戦を大戦へ進歩させた。数々の大戦を経た世界は、権威を西の皇帝が、権力を東の大帝が握る世になり、終息した。
大戦より数年後、まだ治まったとはいえない世界で、未だ剣士は剣を求め、奪い合っていた。
魔物が出ようと、町も村も知った事かと剣を求める愚かな世界で、赤茶けた大地を畑や町に、煤けた顔を笑顔に変えたいという脳天気な一団が現れる。
*表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
神典日月神示 真実の物語
蔵屋
歴史・時代
私は二人の方々の神憑りについて、今から25年前にその真実を知りました。
この方たちのお名前は
大本開祖•出口なお(でぐちなお)、
神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)です。
この日月神示(ひつきしんじ)または日尽神示(ひつくしんじ)は、神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)に「国常立尊(国之常立神)という高級神霊からの神示を自動書記によって記述したとされる書物のことです。
昭和19年から27年(昭和23・26年も無し)に一連の神示が降り、6年後の昭和33、34年に補巻とする1巻、さらに2年後に8巻の神示が降りたとされています。
その書物を纏めた書類です。
この書類は神国日本の未来の預言書なのだ。
私はこの日月神示(ひつきしんじ)に出会い、研究し始めてもう25年になります。
日月神示が降ろされた場所は麻賀多神社(まかたじんじゃ)です。日月神示の最初の第一帖と第二帖は第二次世界大戦中の昭和19年6月10日に、この神社の社務所で岡本天明が神憑りに合い自動書記さされたのです。
殆どが漢数字、独特の記号、若干のかな文字が混じった文体で構成され、抽象的な絵のみで書記されている「巻」もあります。
本巻38巻と補巻1巻の計39巻が既に発表されているが、他にも、神霊より発表を禁じられている「巻」が13巻あり、天明はこの未発表のものについて昭和36年に「或る時期が来れば発表を許されるものか、許されないのか、現在の所では不明であります」と語っています。
日月神示は、その難解さから、書記した天明自身も当初は、ほとんど読むことが出来なかったが、仲間の神典研究家や霊能者達の協力などで少しずつ解読が進み、天明亡き後も妻である岡本三典(1917年〈大正6年〉11月9日 ~2009年〈平成21年〉6月23日)の努力により、現在では一部を除きかなりの部分が解読されたと言われているます。しかし、一方では神示の中に「この筆示は8通りに読めるのであるぞ」と書かれていることもあり、解読法の一つに成功したという認識が関係者の間では一般的です。
そのために、仮訳という副題を添えての発表もありました。
なお、原文を解読して漢字仮名交じり文に書き直されたものは、特に「ひふみ神示」または「一二三神示」と呼ばれています。
縄文人の祝詞に「ひふみ祝詞(のりと)」という祝詞の歌があります。
日月神示はその登場以来、関係者や一部専門家を除きほとんど知られていなかったが、1990年代の初め頃より神典研究家で翻訳家の中矢伸一の著作などにより広く一般にも知られるようになってきたと言われています。
この小説は真実の物語です。
「神典日月神示(しんてんひつきしんじ)真実の物語」
どうぞ、お楽しみ下さい。
『神知りて 人の幸せ 祈るのみ
神の伝えし 愛善の道』
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
ネクスト・ステージ~チートなニートが迷宮探索。スキル【ドロップ★5】は、武器防具が装備不可!?
武蔵野純平
ファンタジー
現代ファンタジー(ローファンタジー)です。ニート主人公のスキルは【ドロップ★5】――ドロップ確率が大幅上昇し、ドロップアイテムの品質も大幅上昇するチートスキルだった。だが、剣や盾などの装備品が装備出来ない欠陥があり、攻撃力、防御力に問題を残す。
ダンジョン探索をする為に冒険者となりパーティーメンバーを募集するが、なぜか【ワケあり】女性ばかり集まってくる。
初恋♡リベンジャーズ
遊馬友仁
青春
【第五部開始】
高校一年生の春休み直前、クラスメートの紅野アザミに告白し、華々しい玉砕を遂げた黒田竜司は、憂鬱な気持ちのまま、新学期を迎えていた。そんな竜司のクラスに、SNSなどでカリスマ的人気を誇る白草四葉が転入してきた。
眉目秀麗、容姿端麗、美の化身を具現化したような四葉は、性格も明るく、休み時間のたびに、竜司と親友の壮馬に気さくに話しかけてくるのだが――――――。
転入早々、竜司に絡みだす、彼女の真の目的とは!?
◯ンスタグラム、ユ◯チューブ、◯イッターなどを駆使して繰り広げられる、SNS世代の新感覚復讐系ラブコメディ、ここに開幕!
第二部からは、さらに登場人物たちも増え、コメディ要素が多めとなります(予定)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる