466 / 600
第二十一章 ハロウィンの翌日
第451話 ハロウィンの、翌日
しおりを挟む
冷弾銃に手を添えるジエチルエーテルとアンモニアの背中を見て、クロールは忌々しげに舌打ちをした。
「俺が補佐など……! やはり納得いかん。早い所、牽制が瓦解して処分許可が降りないものか」
「殺気立っているねぇ、クロール! 押さえて、押さえて!」
軽快な声でそう言って肩をぽんぽんと叩いてきたのは、軍服を脱ぎ、軽装となった燐だ。
クロールの眉間に深くシワが寄る。
「確かにアッシらの仕事は、ジエチルエーテルとアンモニアの補佐だがねぃ。菌床が出たって事ァ、大暴れできる余地があるってもんよ!」
「何? どういう意味だ、燐」
「突発的に菌床を作るのも、ステージ5を急増させられるのも、仕掛け人がいなきゃ無理だろう?」
そこで燐は人差し指を《植物型》へ向ける。
正確には、《植物型》の支柱と化した西棟の屋上を指す。
そこには、真っ赤な菌糸と胞子の中でも目立つ、黒服を着た人影が立っていた。
ペガサス教団の信徒。この災害を引き起こしただろう、元凶。
ステージ6。
「ははっ! そうか、そうか!」
燐の意図を知ったクロールは一転、にたりと笑みを浮かべると、白衣の内側から分銅鎖型抽射器へ手を添える。
「原型を留めない程、壊してやろう」
◇
「あのさぁ、柴三郎」
ふよふよと、パウルの頭上でアイギスが舞う。
タコクラゲ型のそれは傘の水玉模様が特徴的で、見る者に愛らしい印象を与える。
「アイギスは治癒能力があるって話、前にしただろう? 宿主のお腹に穴が空いても塞いじゃうぐらい、凄いんだよ?」
そのアイギスは8本の触腕を使い、会議室の天井から氷柱のように生えた、無数の、真っ赤な菌糸を叩き壊してゆく。
壊された菌糸の破片は、もう一匹のアイギスによって、パウルに当たらないよう、触腕を使って次々と弾き飛ばし、会議室の隅に追いやっていく。
「そもそもさ、僕はもう子供じゃないんだ。感染者も怖くないし、地震だって平気だよ。柴三郎が心配する事なんて……何もないって、散々、話して……」
しかしこの部屋で一番赤く染まっているのは、パウルの真下。
「ほんと、馬鹿じゃないの」
白衣を鮮血に染め、床に赤い水溜まりを広げながら、横たわる柴三郎であった。
(……違う。わかってる)
氷柱状の菌糸に背中から貫かれ、腹部まで穿たれた傷口。
それは菌糸の出現した刹那、咄嗟にパウルに覆い被さったからこそ生じた傷だった。
(柴三郎が動いてくれなきゃ、心臓に穴、空いてた)
菌糸の矛先は明確にパウルの胸を狙っていた。
アイギスの治癒能力は優秀だ。腹に穴が空いても、肺を貫かれても、命さえ繋がっていれば再生が可能。
だが心臓は、駄目だ。即死すれば、もう戻らない。
回復も、再生も、その瞬間に断ち切られる。
(……動けなかった)
言い訳は山程ある。
地震に気を取られていた。死角からの攻撃だった。菌糸は通常、床や壁から這い上がってくるものだ。それが今回は、天井から――。想定外の動きだった。
加えて、扉の向こうにいるロベルトが、電気信号でアイギスの動きを乱した可能性すらある。
でも、それでも。
(全部、言い訳だ)
足元に転がる、2つのフェイスマスク。
てんとう虫の意匠がついたものと、白虎をデザインされたもの。破損した留め具は、菌糸の急襲の威力を物語っていた。
その直ぐ隣で、素顔を晒した柴三郎が、口元から血を零しながらも、かすかな呼吸を繰り返している。
「柴三郎! 柴三郎……っ!」
赤い水溜りに膝を付き、必死に呼び掛けるエミールの声が、パウルの耳にはどこか遠く、靄の向こうから響いてくるようだった。
彼もまたフェイスマスクを失い、悲痛と焦燥が刻まれた蒼白な顔を曝け出している。
「……ばってん、パウル」
その時、掠れた声がした。
柴三郎だ。
「中身が、何であれ……。敬愛する人に傷付けられるんは……しんどかよ?」
そう言って彼は虚な目を細め、微笑みを浮かべる。まるで迷子になった幼子をあやすような、優しく、静かな笑みだった。
学生時代の頃から何も変わらない、災害の度に身を寄せ励ましてくれる、兄、のような――
「……う、」
パウルの視界が滲んだ。
思考も感情も、ひとつに絡みつき、堰を切ったように溢れ出す。
「ぅ、う、あ、ぁあああああっ!!」
喉を引き裂くような慟哭が、会議室に木霊した。
その会議室の、外。
重たい空気が張り詰める廊下で、ロベルトは足元を見下ろしていた。
右足の甲に突き刺さった、一本のヒ首。それがまるで杭のように、彼の動きを封じている。
「不意打ちが失敗したとなると、此方としては退くしかないのだけれど……」
ロベルトは小首を傾げながら、顔を上げた。
そして目の前に立つヒ首を投擲した張本人、砒素へ問いかける。
「逃してくれない感じかな?」
「愚問じゃのぅ」
ひひっと、砒素は喉の奥で笑う。
会議室の扉を背に、腕も脚も胴も、何本もの菌糸の棘に貫かれ、青い血を流し、磔にされている状態で。
その眼差しには、微塵も怯えがない。
「パウル先生を傷付けたんじゃ、逃す訳がなかろうて」
言うが早いか、砒素はちょいちょいと指を振る。
その合図を受けたのは、廊下の少し先で尻餅をついていたアニリンだった。
砒素に突き飛ばされ、呆気に取られていた彼だったが、指先を見てすかさず立ち上がる。
「あいっ!」
そして元気よく返事をすると、自身の抽射器、グレネードランチャーを構え引き金を引いた。
ドカンッ!
低く腹に響く轟音と共に、廊下に爆風が走る。
菌糸の棘を纏った砒素の身体を吹き飛ばさぬよう巧みに狙い、周囲だけを粉砕。
同時に、会議室の扉にも大穴が開き通路が確保される。
そのままアニリンは廊下を突っ切って大穴へ飛び込み、パウルの元へ駆け付けた。
「おやおや」
ロベルトは扉の奥を覗き込むような動作を挟み、わざとらしく喋る。
「柴三郎が瀕死のようだね、とても苦しそうだ。どうだろう? 私ならば助けてあげられるよ」
「まっちぽんぷというやつか? できもしない事をよう言うのぅ」
「いいや、出来るよ。『珊瑚』に寄生させればいい。例え心臓に穴が空いても、塞いで、治す事が……」
カッ
砒素が投擲したヒ首が、ロベルトの顔の真横を掠め、壁に突き刺さる。
「眉間に当てたかったんじゃが……。躱されたか」
ぶちり。
一拍置いて、革が裂ける音が空気を裂いた。
ロベルトのフェイスマスクのベルトが切れたのだ。それは重力に従い、床へ無造作に落ちる。
「まぁよいわ。お喋りは終わりよ」
そう言った砒素の右手に、光粒子がきらめき、渦を巻くように集まり始める。
瞬く間に形を成し、現れたのは彼の身の丈に等しい、重厚なガトリングガン。
転移装置によって呼び出した、めいんうえぽん。
「ここがおぬしの墓場じゃな、垢汚れ」
「えぇ? 酷いあだ名だ。もうロベルトとは呼びたくないのだね?」
ロベルトと呼ばれていた男は、オレンジがかった薄桃色の瞳を細め、相変わらず穏やかな声音で言う。しかしその顔に浮かぶのは人間の温度を持たない、仮面のような微笑みだった。
露わになった頬には――炎のような形をした、黄色く光る刻印。
直後、砒素から笑みが消える。
その刻印が硫黄のマーキングだと、知っているからだ。
「それでは。私の事はどうか、『コーラル』と呼んで欲しい」
ペガサス教団教祖を指し示す、目印。
もはや芝居も、仮面も、嘘も、戯言も、必要ない。
何せ今日は11月1日。
仮装が許される夜は、とうに明けている。
▼△▼
次章より『コーラル ~海の人形~』、開幕。
ここまでお読みいただき誠にありがとうございます。
『ハロウィンの翌日』、これにて完結です。
11月にあるいい感じの祝日を調べたらめちゃくちゃハロウィンに絡まる話になりました。不思議ですね。
ロベルトの正体については執筆ギリギリまで定まっていなかったのですが(どっちに転がすか大分迷った)、この形に落ち着きました。
ロベルトの元ネタの方はパウル達の師匠で、勿論ドイツの偉人なのですが……ドイツではなく拙作オリジナルの「パラス国」に居た点で最初から違和感を持たせていたつもりでした。
そんなの伏線にならないって? 仰る通りです。ゴメンナサイ。
次章ではいよいよ所長が登場……!? 多分。恐らく。ぱはっぷすめいびー。お楽しみに!
もしも面白いと思ってくださいましたらフォローや応援、コメントよろしくお願いします。
励みになります。
「俺が補佐など……! やはり納得いかん。早い所、牽制が瓦解して処分許可が降りないものか」
「殺気立っているねぇ、クロール! 押さえて、押さえて!」
軽快な声でそう言って肩をぽんぽんと叩いてきたのは、軍服を脱ぎ、軽装となった燐だ。
クロールの眉間に深くシワが寄る。
「確かにアッシらの仕事は、ジエチルエーテルとアンモニアの補佐だがねぃ。菌床が出たって事ァ、大暴れできる余地があるってもんよ!」
「何? どういう意味だ、燐」
「突発的に菌床を作るのも、ステージ5を急増させられるのも、仕掛け人がいなきゃ無理だろう?」
そこで燐は人差し指を《植物型》へ向ける。
正確には、《植物型》の支柱と化した西棟の屋上を指す。
そこには、真っ赤な菌糸と胞子の中でも目立つ、黒服を着た人影が立っていた。
ペガサス教団の信徒。この災害を引き起こしただろう、元凶。
ステージ6。
「ははっ! そうか、そうか!」
燐の意図を知ったクロールは一転、にたりと笑みを浮かべると、白衣の内側から分銅鎖型抽射器へ手を添える。
「原型を留めない程、壊してやろう」
◇
「あのさぁ、柴三郎」
ふよふよと、パウルの頭上でアイギスが舞う。
タコクラゲ型のそれは傘の水玉模様が特徴的で、見る者に愛らしい印象を与える。
「アイギスは治癒能力があるって話、前にしただろう? 宿主のお腹に穴が空いても塞いじゃうぐらい、凄いんだよ?」
そのアイギスは8本の触腕を使い、会議室の天井から氷柱のように生えた、無数の、真っ赤な菌糸を叩き壊してゆく。
壊された菌糸の破片は、もう一匹のアイギスによって、パウルに当たらないよう、触腕を使って次々と弾き飛ばし、会議室の隅に追いやっていく。
「そもそもさ、僕はもう子供じゃないんだ。感染者も怖くないし、地震だって平気だよ。柴三郎が心配する事なんて……何もないって、散々、話して……」
しかしこの部屋で一番赤く染まっているのは、パウルの真下。
「ほんと、馬鹿じゃないの」
白衣を鮮血に染め、床に赤い水溜まりを広げながら、横たわる柴三郎であった。
(……違う。わかってる)
氷柱状の菌糸に背中から貫かれ、腹部まで穿たれた傷口。
それは菌糸の出現した刹那、咄嗟にパウルに覆い被さったからこそ生じた傷だった。
(柴三郎が動いてくれなきゃ、心臓に穴、空いてた)
菌糸の矛先は明確にパウルの胸を狙っていた。
アイギスの治癒能力は優秀だ。腹に穴が空いても、肺を貫かれても、命さえ繋がっていれば再生が可能。
だが心臓は、駄目だ。即死すれば、もう戻らない。
回復も、再生も、その瞬間に断ち切られる。
(……動けなかった)
言い訳は山程ある。
地震に気を取られていた。死角からの攻撃だった。菌糸は通常、床や壁から這い上がってくるものだ。それが今回は、天井から――。想定外の動きだった。
加えて、扉の向こうにいるロベルトが、電気信号でアイギスの動きを乱した可能性すらある。
でも、それでも。
(全部、言い訳だ)
足元に転がる、2つのフェイスマスク。
てんとう虫の意匠がついたものと、白虎をデザインされたもの。破損した留め具は、菌糸の急襲の威力を物語っていた。
その直ぐ隣で、素顔を晒した柴三郎が、口元から血を零しながらも、かすかな呼吸を繰り返している。
「柴三郎! 柴三郎……っ!」
赤い水溜りに膝を付き、必死に呼び掛けるエミールの声が、パウルの耳にはどこか遠く、靄の向こうから響いてくるようだった。
彼もまたフェイスマスクを失い、悲痛と焦燥が刻まれた蒼白な顔を曝け出している。
「……ばってん、パウル」
その時、掠れた声がした。
柴三郎だ。
「中身が、何であれ……。敬愛する人に傷付けられるんは……しんどかよ?」
そう言って彼は虚な目を細め、微笑みを浮かべる。まるで迷子になった幼子をあやすような、優しく、静かな笑みだった。
学生時代の頃から何も変わらない、災害の度に身を寄せ励ましてくれる、兄、のような――
「……う、」
パウルの視界が滲んだ。
思考も感情も、ひとつに絡みつき、堰を切ったように溢れ出す。
「ぅ、う、あ、ぁあああああっ!!」
喉を引き裂くような慟哭が、会議室に木霊した。
その会議室の、外。
重たい空気が張り詰める廊下で、ロベルトは足元を見下ろしていた。
右足の甲に突き刺さった、一本のヒ首。それがまるで杭のように、彼の動きを封じている。
「不意打ちが失敗したとなると、此方としては退くしかないのだけれど……」
ロベルトは小首を傾げながら、顔を上げた。
そして目の前に立つヒ首を投擲した張本人、砒素へ問いかける。
「逃してくれない感じかな?」
「愚問じゃのぅ」
ひひっと、砒素は喉の奥で笑う。
会議室の扉を背に、腕も脚も胴も、何本もの菌糸の棘に貫かれ、青い血を流し、磔にされている状態で。
その眼差しには、微塵も怯えがない。
「パウル先生を傷付けたんじゃ、逃す訳がなかろうて」
言うが早いか、砒素はちょいちょいと指を振る。
その合図を受けたのは、廊下の少し先で尻餅をついていたアニリンだった。
砒素に突き飛ばされ、呆気に取られていた彼だったが、指先を見てすかさず立ち上がる。
「あいっ!」
そして元気よく返事をすると、自身の抽射器、グレネードランチャーを構え引き金を引いた。
ドカンッ!
低く腹に響く轟音と共に、廊下に爆風が走る。
菌糸の棘を纏った砒素の身体を吹き飛ばさぬよう巧みに狙い、周囲だけを粉砕。
同時に、会議室の扉にも大穴が開き通路が確保される。
そのままアニリンは廊下を突っ切って大穴へ飛び込み、パウルの元へ駆け付けた。
「おやおや」
ロベルトは扉の奥を覗き込むような動作を挟み、わざとらしく喋る。
「柴三郎が瀕死のようだね、とても苦しそうだ。どうだろう? 私ならば助けてあげられるよ」
「まっちぽんぷというやつか? できもしない事をよう言うのぅ」
「いいや、出来るよ。『珊瑚』に寄生させればいい。例え心臓に穴が空いても、塞いで、治す事が……」
カッ
砒素が投擲したヒ首が、ロベルトの顔の真横を掠め、壁に突き刺さる。
「眉間に当てたかったんじゃが……。躱されたか」
ぶちり。
一拍置いて、革が裂ける音が空気を裂いた。
ロベルトのフェイスマスクのベルトが切れたのだ。それは重力に従い、床へ無造作に落ちる。
「まぁよいわ。お喋りは終わりよ」
そう言った砒素の右手に、光粒子がきらめき、渦を巻くように集まり始める。
瞬く間に形を成し、現れたのは彼の身の丈に等しい、重厚なガトリングガン。
転移装置によって呼び出した、めいんうえぽん。
「ここがおぬしの墓場じゃな、垢汚れ」
「えぇ? 酷いあだ名だ。もうロベルトとは呼びたくないのだね?」
ロベルトと呼ばれていた男は、オレンジがかった薄桃色の瞳を細め、相変わらず穏やかな声音で言う。しかしその顔に浮かぶのは人間の温度を持たない、仮面のような微笑みだった。
露わになった頬には――炎のような形をした、黄色く光る刻印。
直後、砒素から笑みが消える。
その刻印が硫黄のマーキングだと、知っているからだ。
「それでは。私の事はどうか、『コーラル』と呼んで欲しい」
ペガサス教団教祖を指し示す、目印。
もはや芝居も、仮面も、嘘も、戯言も、必要ない。
何せ今日は11月1日。
仮装が許される夜は、とうに明けている。
▼△▼
次章より『コーラル ~海の人形~』、開幕。
ここまでお読みいただき誠にありがとうございます。
『ハロウィンの翌日』、これにて完結です。
11月にあるいい感じの祝日を調べたらめちゃくちゃハロウィンに絡まる話になりました。不思議ですね。
ロベルトの正体については執筆ギリギリまで定まっていなかったのですが(どっちに転がすか大分迷った)、この形に落ち着きました。
ロベルトの元ネタの方はパウル達の師匠で、勿論ドイツの偉人なのですが……ドイツではなく拙作オリジナルの「パラス国」に居た点で最初から違和感を持たせていたつもりでした。
そんなの伏線にならないって? 仰る通りです。ゴメンナサイ。
次章ではいよいよ所長が登場……!? 多分。恐らく。ぱはっぷすめいびー。お楽しみに!
もしも面白いと思ってくださいましたらフォローや応援、コメントよろしくお願いします。
励みになります。
10
あなたにおすすめの小説
女神の白刃
玉椿 沢
ファンタジー
どこかの世界の、いつかの時代。
その世界の戦争は、ある遺跡群から出現した剣により、大きく姿を変えた。
女の身体を鞘とする剣は、魔力を収束、発振する兵器。
剣は瞬く間に戦を大戦へ進歩させた。数々の大戦を経た世界は、権威を西の皇帝が、権力を東の大帝が握る世になり、終息した。
大戦より数年後、まだ治まったとはいえない世界で、未だ剣士は剣を求め、奪い合っていた。
魔物が出ようと、町も村も知った事かと剣を求める愚かな世界で、赤茶けた大地を畑や町に、煤けた顔を笑顔に変えたいという脳天気な一団が現れる。
*表紙絵は五月七日ヤマネコさん(@yamanekolynx_2)の作品です*
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
ネクスト・ステージ~チートなニートが迷宮探索。スキル【ドロップ★5】は、武器防具が装備不可!?
武蔵野純平
ファンタジー
現代ファンタジー(ローファンタジー)です。ニート主人公のスキルは【ドロップ★5】――ドロップ確率が大幅上昇し、ドロップアイテムの品質も大幅上昇するチートスキルだった。だが、剣や盾などの装備品が装備出来ない欠陥があり、攻撃力、防御力に問題を残す。
ダンジョン探索をする為に冒険者となりパーティーメンバーを募集するが、なぜか【ワケあり】女性ばかり集まってくる。
初恋♡リベンジャーズ
遊馬友仁
青春
【第五部開始】
高校一年生の春休み直前、クラスメートの紅野アザミに告白し、華々しい玉砕を遂げた黒田竜司は、憂鬱な気持ちのまま、新学期を迎えていた。そんな竜司のクラスに、SNSなどでカリスマ的人気を誇る白草四葉が転入してきた。
眉目秀麗、容姿端麗、美の化身を具現化したような四葉は、性格も明るく、休み時間のたびに、竜司と親友の壮馬に気さくに話しかけてくるのだが――――――。
転入早々、竜司に絡みだす、彼女の真の目的とは!?
◯ンスタグラム、ユ◯チューブ、◯イッターなどを駆使して繰り広げられる、SNS世代の新感覚復讐系ラブコメディ、ここに開幕!
第二部からは、さらに登場人物たちも増え、コメディ要素が多めとなります(予定)
神典日月神示 真実の物語
蔵屋
歴史・時代
私は二人の方々の神憑りについて、今から25年前にその真実を知りました。
この方たちのお名前は
大本開祖•出口なお(でぐちなお)、
神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)です。
この日月神示(ひつきしんじ)または日尽神示(ひつくしんじ)は、神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)に「国常立尊(国之常立神)という高級神霊からの神示を自動書記によって記述したとされる書物のことです。
昭和19年から27年(昭和23・26年も無し)に一連の神示が降り、6年後の昭和33、34年に補巻とする1巻、さらに2年後に8巻の神示が降りたとされています。
その書物を纏めた書類です。
この書類は神国日本の未来の預言書なのだ。
私はこの日月神示(ひつきしんじ)に出会い、研究し始めてもう25年になります。
日月神示が降ろされた場所は麻賀多神社(まかたじんじゃ)です。日月神示の最初の第一帖と第二帖は第二次世界大戦中の昭和19年6月10日に、この神社の社務所で岡本天明が神憑りに合い自動書記さされたのです。
殆どが漢数字、独特の記号、若干のかな文字が混じった文体で構成され、抽象的な絵のみで書記されている「巻」もあります。
本巻38巻と補巻1巻の計39巻が既に発表されているが、他にも、神霊より発表を禁じられている「巻」が13巻あり、天明はこの未発表のものについて昭和36年に「或る時期が来れば発表を許されるものか、許されないのか、現在の所では不明であります」と語っています。
日月神示は、その難解さから、書記した天明自身も当初は、ほとんど読むことが出来なかったが、仲間の神典研究家や霊能者達の協力などで少しずつ解読が進み、天明亡き後も妻である岡本三典(1917年〈大正6年〉11月9日 ~2009年〈平成21年〉6月23日)の努力により、現在では一部を除きかなりの部分が解読されたと言われているます。しかし、一方では神示の中に「この筆示は8通りに読めるのであるぞ」と書かれていることもあり、解読法の一つに成功したという認識が関係者の間では一般的です。
そのために、仮訳という副題を添えての発表もありました。
なお、原文を解読して漢字仮名交じり文に書き直されたものは、特に「ひふみ神示」または「一二三神示」と呼ばれています。
縄文人の祝詞に「ひふみ祝詞(のりと)」という祝詞の歌があります。
日月神示はその登場以来、関係者や一部専門家を除きほとんど知られていなかったが、1990年代の初め頃より神典研究家で翻訳家の中矢伸一の著作などにより広く一般にも知られるようになってきたと言われています。
この小説は真実の物語です。
「神典日月神示(しんてんひつきしんじ)真実の物語」
どうぞ、お楽しみ下さい。
『神知りて 人の幸せ 祈るのみ
神の伝えし 愛善の道』
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる