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クラス分けの後、オリエンテーションが始まる。
今世はアンドリューと同じクラスではなくて、よかった。その代わり、第3王子様と同じクラスになった。
前世、第3王子様は、女子に大変な人気者で、いつも王子様の周りには、女の子たちが取り囲んでいたっけ。
ちなみに第2王子様は、他国に留学中とのことで、この学園にはいらっしゃらない。
第1王子と第2王子は、共に王位継承権者1位と2位。もし、内乱や天災などで、王位継承権者を同時に失う危険性があるため、二人は、同じ学園にいられない。
ティアラベルローゼは、小国の王女といえども、マクシミリアン殿下に、安易に近寄れる相手ではなかった。だから、きっと今世も同じだろうと思っていたら、違った。なんと!第3王子様の方から、近づいてこられた。
「いやあ、君が噂のティアラベルローゼ聖女様か?これからは、よろしく頼むよ」
「は?何を?」
「いや、だから、その……クリス兄貴ばかり見ていないで、俺の方にも、ちょっとイイ顔してくれない?」
「第1王子殿下とは、何の関係もございません」
「え!?本当?じゃあ、俺にもまだチャンスがあるってことでいいんだな?」
「?」
「いいの。いいの。君は、それで。うんうん。これから頑張るぞ」
第3王子殿下は、何やらガッツポーズをされている。意味わかんないんですけど?
その日から、第3王子殿下のマクシミリアンは、毎日、ティアラベルローゼに薔薇の花束を持ってきた。
ティアラベルローゼは、こんなたくさんの花束、処分に困る。アプリコット大使館に飾るにしても、寮が多すぎるのだ。かといって、学園内のごみ箱には入れられない。
クリストファー殿下が、婚約者の浮気の証拠を集めるため、至る所に監視魔法が施されているから。下手したら、不敬罪で捕まってしまうかもしれない。
仕方なく、笑顔で受け取って、マーシャル国で、処分してもらうことにしている。おかげで、マーシャル国の王宮は、花の宮殿という異名がつくほど、バラの花で溢れかえってしまった。
それなのに、ただでさえマクシミリアン殿下の花攻撃にうんざりしているのに。この頃、なぜかアンドリューまで、花束を贈ってくるようになった。
まあ、アンドリューの花はゴミ箱に捨てたところで問題にならないと思うけど、マクシミリアン殿下に誤解されたらどうするのよ?
せっかく聖女様と公表して、アンドリューと離れるつもりだったのに。これでは水の泡同然よ。
あ!ひょっとしたら、アンドリューのことだから嫌がらせのつもりでやっているのかもしれない。きっと、そうだ。そうに違いない!
ティアラベルローゼは、鼻の処理に困って、教会に相談すると、ポプリにして売り出したらどうか、と言われた。収益金は、すべて慈善事業に寄付すればいいとも。
さすが!頭いいわね。ついでに、ポプリにティアラベルローゼの祝福でもしておこうかしらね。さらに付加価値がつくこと間違いなしね。
目論見通り、マーシャル国とアトランティス国で同時発売された聖女様の祝福付きポプリは爆発的に売れる。
もう毎日、腐るほど薔薇の花束が届くのだもの。有効活用しない手はない。
大国と小国の二人の王子様から送られる花束は、玉の輿狙いの若い女性の間で恋のお守りとしても、絶大な人気を誇っているというわけ。
どうでもいいようなことに、お守りの価値があるかどうかは、別として。とにかく爆発的に売れていることはありがたい。
アプリコット国は、どうかわからないけど、特にマーシャル国のような小国では、臨時の収入源として、貴重なのだ。
一連のポプリ流行の影に二人の王子が絡んでいた噂は、クリストファーの耳に、ついに届いた。
入学してから、あまり音沙汰がなかったのに、放課後、急にクリストファー殿下から呼び出しを受けたのだ。
今世はアンドリューと同じクラスではなくて、よかった。その代わり、第3王子様と同じクラスになった。
前世、第3王子様は、女子に大変な人気者で、いつも王子様の周りには、女の子たちが取り囲んでいたっけ。
ちなみに第2王子様は、他国に留学中とのことで、この学園にはいらっしゃらない。
第1王子と第2王子は、共に王位継承権者1位と2位。もし、内乱や天災などで、王位継承権者を同時に失う危険性があるため、二人は、同じ学園にいられない。
ティアラベルローゼは、小国の王女といえども、マクシミリアン殿下に、安易に近寄れる相手ではなかった。だから、きっと今世も同じだろうと思っていたら、違った。なんと!第3王子様の方から、近づいてこられた。
「いやあ、君が噂のティアラベルローゼ聖女様か?これからは、よろしく頼むよ」
「は?何を?」
「いや、だから、その……クリス兄貴ばかり見ていないで、俺の方にも、ちょっとイイ顔してくれない?」
「第1王子殿下とは、何の関係もございません」
「え!?本当?じゃあ、俺にもまだチャンスがあるってことでいいんだな?」
「?」
「いいの。いいの。君は、それで。うんうん。これから頑張るぞ」
第3王子殿下は、何やらガッツポーズをされている。意味わかんないんですけど?
その日から、第3王子殿下のマクシミリアンは、毎日、ティアラベルローゼに薔薇の花束を持ってきた。
ティアラベルローゼは、こんなたくさんの花束、処分に困る。アプリコット大使館に飾るにしても、寮が多すぎるのだ。かといって、学園内のごみ箱には入れられない。
クリストファー殿下が、婚約者の浮気の証拠を集めるため、至る所に監視魔法が施されているから。下手したら、不敬罪で捕まってしまうかもしれない。
仕方なく、笑顔で受け取って、マーシャル国で、処分してもらうことにしている。おかげで、マーシャル国の王宮は、花の宮殿という異名がつくほど、バラの花で溢れかえってしまった。
それなのに、ただでさえマクシミリアン殿下の花攻撃にうんざりしているのに。この頃、なぜかアンドリューまで、花束を贈ってくるようになった。
まあ、アンドリューの花はゴミ箱に捨てたところで問題にならないと思うけど、マクシミリアン殿下に誤解されたらどうするのよ?
せっかく聖女様と公表して、アンドリューと離れるつもりだったのに。これでは水の泡同然よ。
あ!ひょっとしたら、アンドリューのことだから嫌がらせのつもりでやっているのかもしれない。きっと、そうだ。そうに違いない!
ティアラベルローゼは、鼻の処理に困って、教会に相談すると、ポプリにして売り出したらどうか、と言われた。収益金は、すべて慈善事業に寄付すればいいとも。
さすが!頭いいわね。ついでに、ポプリにティアラベルローゼの祝福でもしておこうかしらね。さらに付加価値がつくこと間違いなしね。
目論見通り、マーシャル国とアトランティス国で同時発売された聖女様の祝福付きポプリは爆発的に売れる。
もう毎日、腐るほど薔薇の花束が届くのだもの。有効活用しない手はない。
大国と小国の二人の王子様から送られる花束は、玉の輿狙いの若い女性の間で恋のお守りとしても、絶大な人気を誇っているというわけ。
どうでもいいようなことに、お守りの価値があるかどうかは、別として。とにかく爆発的に売れていることはありがたい。
アプリコット国は、どうかわからないけど、特にマーシャル国のような小国では、臨時の収入源として、貴重なのだ。
一連のポプリ流行の影に二人の王子が絡んでいた噂は、クリストファーの耳に、ついに届いた。
入学してから、あまり音沙汰がなかったのに、放課後、急にクリストファー殿下から呼び出しを受けたのだ。
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