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みどりさんには、いつも助けてもらってばかりいる。ウチの会社では、受付嬢は、秘書室の管轄になり、みどりさんの配下となる。
広報と同じく会社の顔なのだから、どこで誰が見ているか、わからない。そういう意味でも襟を正して、仕事をしてもらいたいと願っていての注意だとわかっているつもり。
前澤加奈子が会社を去ってから、人事異動が発表され、美和子は秘書室の内勤に代わる。本来なら、経理部に戻したいところなのだが、人形作家としての仕事が順調で、受付では、その仕事が思うようにできないということから、秘書室の中でも閑職な部署に異動ということになったのだ。
そして、それまで受付嬢として働いていた女性たちを全員整理解雇にして、今後、田所商事の受付は、モデルクラブからの派遣とすることが決まってしまったのだ。
理由は簡単で、美和子が社長の姪っ子であると知りながら、美和子に度重なる嫌がらせをしてきたことが原因である。
これを聞いて、青ざめたのが、今まで受付嬢をしていた面々。
「嘘!森岡さんが社長の姪御様であるなんてこと、聞いていないわ!私たちは、ハメられたのよ!」
口々に文句を言うも、イジメていた事実があるし、証人も大勢いる。防犯カメラの映像も残されているので、グウの音も出ない。
それ以後、美和子をイジメる人間は、会社で誰一人いなくなり、美和子の新しいOL生活は楽しい。
帰りは、グループ会社の社長が迎えに来てくれて、会社公認の仲となった二人は、正々堂々と付き合うようになる。
何かのはずみで、そのことを聞いた前澤加奈子は地団駄を踏んで、悔しがったとか?
「なんで、美和子ばっかり、イイ男が寄ってくるのよ!」
「あら、知らなかったの?森岡さんは、社長の姪御様よ」
それを聞いた加奈子は、自分がとてつもなく大きな壁に挑戦していたことを知り、それから黙って、質素に生きようと決意したのだ。
美和子と一彦は、元夫の和男と、住んでいたマンションを引き払い、秀介の住むタワーマンションに引っ越しして、六本木で幼稚園を探すことになる。
田所社長の甥っ子と姪っ子が付き合っていることは、業界で有名な話となり、パーティで
「いやあ、田所さんのところは安泰ですなぁ」
会社関係者、取引先ともに祝福されるようになる。
帰宅して、ご飯の支度をし、一彦と親子3人の食事を摂ってから、一彦を寝かしつけ、その後は、二人のお楽しみタイムとなる。
お風呂に二人で入り、美和子は、全身を隅から隅まで、秀介さんに洗ってもらう。拒否すると、仕返しというかお仕置きが待っているので、黙って言いなりになっている。
その後、今度は、秀介のカラダをくまなく洗いながら愛撫をしていく。だんだんと気分が高揚していき、お互いがお互いを求め始める行為をしていく。
洗い場で1回、お風呂の中で1回、そしてシャワーを浴びながら1回すると、もうクタクタになっている。
でも若い秀介さんには、まだまだ余裕があるようだ。脱衣場で、バスタオルをはぎ取られ、またもや1回、寝室に行ってからまた1回、ベッドに入ってから、また1回と、パジャマに着替える余裕がないぐらいに抱かれまくる。
これを1度でも拒否ると、焦らされて、朝まで挿れてもらえなくなるから、すべて受け入れている。
和男のような暴力的なレイプではない。心から愛されて、身も心も満たされていくセックスは実に気持ちがいい。
そのセックスの度に耳元で「愛しているよ」と囁かれるので、思わず勘違いしてしまうほどだ。
こんな風な愛され方をすれば、どんな女性でもイチコロになるだろう。そして、今の幸せが永遠に続くと、その時は信じていたのだ。
ある日、受付から「来客がある」と内線がかかってきて、急いで、受付に行くと見知らぬ美貌の女性がいた。
広報と同じく会社の顔なのだから、どこで誰が見ているか、わからない。そういう意味でも襟を正して、仕事をしてもらいたいと願っていての注意だとわかっているつもり。
前澤加奈子が会社を去ってから、人事異動が発表され、美和子は秘書室の内勤に代わる。本来なら、経理部に戻したいところなのだが、人形作家としての仕事が順調で、受付では、その仕事が思うようにできないということから、秘書室の中でも閑職な部署に異動ということになったのだ。
そして、それまで受付嬢として働いていた女性たちを全員整理解雇にして、今後、田所商事の受付は、モデルクラブからの派遣とすることが決まってしまったのだ。
理由は簡単で、美和子が社長の姪っ子であると知りながら、美和子に度重なる嫌がらせをしてきたことが原因である。
これを聞いて、青ざめたのが、今まで受付嬢をしていた面々。
「嘘!森岡さんが社長の姪御様であるなんてこと、聞いていないわ!私たちは、ハメられたのよ!」
口々に文句を言うも、イジメていた事実があるし、証人も大勢いる。防犯カメラの映像も残されているので、グウの音も出ない。
それ以後、美和子をイジメる人間は、会社で誰一人いなくなり、美和子の新しいOL生活は楽しい。
帰りは、グループ会社の社長が迎えに来てくれて、会社公認の仲となった二人は、正々堂々と付き合うようになる。
何かのはずみで、そのことを聞いた前澤加奈子は地団駄を踏んで、悔しがったとか?
「なんで、美和子ばっかり、イイ男が寄ってくるのよ!」
「あら、知らなかったの?森岡さんは、社長の姪御様よ」
それを聞いた加奈子は、自分がとてつもなく大きな壁に挑戦していたことを知り、それから黙って、質素に生きようと決意したのだ。
美和子と一彦は、元夫の和男と、住んでいたマンションを引き払い、秀介の住むタワーマンションに引っ越しして、六本木で幼稚園を探すことになる。
田所社長の甥っ子と姪っ子が付き合っていることは、業界で有名な話となり、パーティで
「いやあ、田所さんのところは安泰ですなぁ」
会社関係者、取引先ともに祝福されるようになる。
帰宅して、ご飯の支度をし、一彦と親子3人の食事を摂ってから、一彦を寝かしつけ、その後は、二人のお楽しみタイムとなる。
お風呂に二人で入り、美和子は、全身を隅から隅まで、秀介さんに洗ってもらう。拒否すると、仕返しというかお仕置きが待っているので、黙って言いなりになっている。
その後、今度は、秀介のカラダをくまなく洗いながら愛撫をしていく。だんだんと気分が高揚していき、お互いがお互いを求め始める行為をしていく。
洗い場で1回、お風呂の中で1回、そしてシャワーを浴びながら1回すると、もうクタクタになっている。
でも若い秀介さんには、まだまだ余裕があるようだ。脱衣場で、バスタオルをはぎ取られ、またもや1回、寝室に行ってからまた1回、ベッドに入ってから、また1回と、パジャマに着替える余裕がないぐらいに抱かれまくる。
これを1度でも拒否ると、焦らされて、朝まで挿れてもらえなくなるから、すべて受け入れている。
和男のような暴力的なレイプではない。心から愛されて、身も心も満たされていくセックスは実に気持ちがいい。
そのセックスの度に耳元で「愛しているよ」と囁かれるので、思わず勘違いしてしまうほどだ。
こんな風な愛され方をすれば、どんな女性でもイチコロになるだろう。そして、今の幸せが永遠に続くと、その時は信じていたのだ。
ある日、受付から「来客がある」と内線がかかってきて、急いで、受付に行くと見知らぬ美貌の女性がいた。
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