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絶世の美女
アンダルシア
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王妃様生誕記念パーティが王宮にて舞踏会形式で行われた。
我がフルスブルグ家は、初代女王を生み出した家であり、絶世の美女の家系であった。初代女王は人魚であったと言われるが、今は昔のおとぎ話になりつつある。フルスブルグ家の一人娘アンダルシアは、生誕記念パーティに招かれていた。世界一美しい容姿を持つ金髪金眼、10頭身のスレンダーながら、出るところは出ているボンキュッボンの体形である。ミス・ユニバースも真っ青な美貌は、世界中の権力を持つ男たちから、常に羨望のまなざしを向けられている。
アンダルシアは、めんどくさいけど、たまには、こういう夜会に出ないと、顔だけ公爵?美貌だけ公爵?と陰口をたたかれているので、仕方なく参加している。たいてい、乾杯だけで帰るのだが、今日は、やたら引き止められ、何曲も踊った。踊り疲れたところ、カクテルが来たので、飲み干した。そのまま意識が……闇の中へ。
気が付くと、来ていたドレスは脱がされ、両手と両足に鎖が付いた枷がはめられ、ちょうど大の字に開かされたカラダになって寝かされていた。カチャリと鎖の音と冷たい鉄が素肌に当たる。
王宮の王太子殿下の私室のようだった。豪華なシャンデリア、見事な調度品、それに寝かされているベッドもふかふかのキングサイズで天蓋付きである。
これから、誰かに犯されるのね。そう悟った時、部屋の扉が開いた。王太子と秘書官の宰相の息子だった。
「気が付いたか。少し、手荒な真似をしてすまなかった。こうでもしないと君は。なかなか靡いてくれないから、君が悪いんだよ。」
王太子は、そう言って、アンダルシアのカラダをさすった。
「殿下、やはりこういうことはマズイのでは?もっと順を追って、したほうが後から騒がれても困りますし。」
オロオロする宰相の息子。
「うるさい。お前も一蓮托生だ。そこで見てろ。」
アンダルシアが寝ている寝台に腰を掛け、抱こうとしたら、ふいにアンダルシアが微笑み
「殿下、こんなお姿で抱かれるのは嫌です。せめて枷を外していただけませんか?どちらにしても全裸ですから、逃げられません。お願いします。」
瞳を潤ませて、甘い声で囁かれた殿下は、思わず、鎖のカギを取り出して、アンダルシアの両手を自由にした。そして、アンダルシアの上半身を起こしたら、アンダルシアが抱きついてきて、「足も自由にしてくださいませ。どうせ逃げられません。殿下のカラダに足を巻きつかせたいの。」と懇願するアンダルシア。そして、そのカギを宰相の息子に渡し、アンダルシアのカラダの柔らかさににやける王太子殿下は。アンダルシアにM字開脚させ、足の親指と親指の間に顔をうずめた。
「あ・・・あん・・・ああん・・・」いやらしい水音
カチャリと音がして、すべての枷が外れた時、アンダルシアは
「さあ、殿下、思い切り、愛し合いましょう。」と殿下を手招きし、殿下の首に両手を回し、唇に濃厚なキスをした。
とろけるような口づけに、殿下は恍惚の表情を浮かべる。それを横でうらやまし気に見つめる宰相の息子。唇を話した時、双方の唇に、銀糸の橋が垂れる。
次は、宰相の息子が呼ばれ、同様に濃厚な口づけをしているとき、さすがに優秀な宰相の息子は、その口づけの意味を解した。目を大きく見開き、抵抗しようとするもののアンダルシアの美貌の前では、無力に等しい。あっという間に悶絶した。
二人に口づけが終わり、アンダルシアは、クローゼットの中からドレスを引っ張り出して着がえをして、帰宅した。
アンダルシアの唇には、人魚のうろこが練りこんである毒だった。フルスブルグ家の女たちは、代々、身を守るため、人魚のうろこを練りこんだ口紅を使用しているのだ。アンダルシアは、毒に耐性があるが、初めて、その毒が体に入った人では即死状態になる。
王太子と宰相の息子の亡骸は、その毒によって、カラダが分解され、跡形もなく消え去るのであった。
我がフルスブルグ家は、初代女王を生み出した家であり、絶世の美女の家系であった。初代女王は人魚であったと言われるが、今は昔のおとぎ話になりつつある。フルスブルグ家の一人娘アンダルシアは、生誕記念パーティに招かれていた。世界一美しい容姿を持つ金髪金眼、10頭身のスレンダーながら、出るところは出ているボンキュッボンの体形である。ミス・ユニバースも真っ青な美貌は、世界中の権力を持つ男たちから、常に羨望のまなざしを向けられている。
アンダルシアは、めんどくさいけど、たまには、こういう夜会に出ないと、顔だけ公爵?美貌だけ公爵?と陰口をたたかれているので、仕方なく参加している。たいてい、乾杯だけで帰るのだが、今日は、やたら引き止められ、何曲も踊った。踊り疲れたところ、カクテルが来たので、飲み干した。そのまま意識が……闇の中へ。
気が付くと、来ていたドレスは脱がされ、両手と両足に鎖が付いた枷がはめられ、ちょうど大の字に開かされたカラダになって寝かされていた。カチャリと鎖の音と冷たい鉄が素肌に当たる。
王宮の王太子殿下の私室のようだった。豪華なシャンデリア、見事な調度品、それに寝かされているベッドもふかふかのキングサイズで天蓋付きである。
これから、誰かに犯されるのね。そう悟った時、部屋の扉が開いた。王太子と秘書官の宰相の息子だった。
「気が付いたか。少し、手荒な真似をしてすまなかった。こうでもしないと君は。なかなか靡いてくれないから、君が悪いんだよ。」
王太子は、そう言って、アンダルシアのカラダをさすった。
「殿下、やはりこういうことはマズイのでは?もっと順を追って、したほうが後から騒がれても困りますし。」
オロオロする宰相の息子。
「うるさい。お前も一蓮托生だ。そこで見てろ。」
アンダルシアが寝ている寝台に腰を掛け、抱こうとしたら、ふいにアンダルシアが微笑み
「殿下、こんなお姿で抱かれるのは嫌です。せめて枷を外していただけませんか?どちらにしても全裸ですから、逃げられません。お願いします。」
瞳を潤ませて、甘い声で囁かれた殿下は、思わず、鎖のカギを取り出して、アンダルシアの両手を自由にした。そして、アンダルシアの上半身を起こしたら、アンダルシアが抱きついてきて、「足も自由にしてくださいませ。どうせ逃げられません。殿下のカラダに足を巻きつかせたいの。」と懇願するアンダルシア。そして、そのカギを宰相の息子に渡し、アンダルシアのカラダの柔らかさににやける王太子殿下は。アンダルシアにM字開脚させ、足の親指と親指の間に顔をうずめた。
「あ・・・あん・・・ああん・・・」いやらしい水音
カチャリと音がして、すべての枷が外れた時、アンダルシアは
「さあ、殿下、思い切り、愛し合いましょう。」と殿下を手招きし、殿下の首に両手を回し、唇に濃厚なキスをした。
とろけるような口づけに、殿下は恍惚の表情を浮かべる。それを横でうらやまし気に見つめる宰相の息子。唇を話した時、双方の唇に、銀糸の橋が垂れる。
次は、宰相の息子が呼ばれ、同様に濃厚な口づけをしているとき、さすがに優秀な宰相の息子は、その口づけの意味を解した。目を大きく見開き、抵抗しようとするもののアンダルシアの美貌の前では、無力に等しい。あっという間に悶絶した。
二人に口づけが終わり、アンダルシアは、クローゼットの中からドレスを引っ張り出して着がえをして、帰宅した。
アンダルシアの唇には、人魚のうろこが練りこんである毒だった。フルスブルグ家の女たちは、代々、身を守るため、人魚のうろこを練りこんだ口紅を使用しているのだ。アンダルシアは、毒に耐性があるが、初めて、その毒が体に入った人では即死状態になる。
王太子と宰相の息子の亡骸は、その毒によって、カラダが分解され、跡形もなく消え去るのであった。
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