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「な、な、な、な、な!」
「殿下の温かくて、大きな胸が好きですわ」
「え……あ、ああ」
そのままキャロラインはアーノルドの腹の上で、スリスリして喜んでいる。まるで湯たんぽ代わりにされているような感じで悪くはないが、本来の目的と逸脱しているところが何とも言えない。
先ほどまでのセクシー気分は消え失せ、すっかり打ち解けたいつもの二人になっている。
今更、抱く気にもなれない。いや、抱いてもいいけど、という程度の気持ちしかない。
今日は、お妃教育も休みになったのだから、このまま二人で街でも出かけようか?という話になり、女官長を呼び、キャロラインに町娘の格好に着替えさせてもらうことにした。
明らかに、女官長はガッカリした様子を隠そうともしない。え?俺、なんか期待させた?
「あの……、街へ出かけるのもいいのでございますが、できましたら馬で遠乗りをしとう存じます」
そうだった。キャロラインは、馬の扱いにもたけていたことを思い出す。そう。初めて出会ったあの日のことを。あの日、暴走馬をなだめて食い止めた腕前からして、相当、馬になれていると思われたのに、そのことをすっかり失念していた。
「わかった。それではお弁当を作ってもらい、どこかでそれを食べよう」
急遽、行先が変わり、アーノルドは料理長に2人分のお弁当を作ってもらうことにしたのだ。
乗馬スタイルに着替えてきたキャロラインの姿を見て、俺はまた、下半身が疼くのを感じる。
どこでもキャロラインを見るたびに発情してしまって、恥ずかしい。
やっぱり一度、熱を放出してからにした方がいいか?と迷い始める。
ったく。優柔不断にも程がある!自身で嫌になるぐらい。本当は、キャロラインを今すぐ押し倒したいのに、逆に押し倒されてしまい、男としてのプライドがズタズタになったばかりか、今になってキャロラインが欲しいなど言い出せずにいるなんて、俺はこんな格好悪い男だったのかと呆れてしまう。
いつの間にかピンクのベッドルームにいて、モヤモヤしたままの気持ちでいる。俺が入ってきたドアと違う扉が開いて、キャロラインが顔を出してきた。
そうだよな?俺の部屋からしか行けないってことはないだろうな。とは思っていたが、まさか、モヤモヤしているのはキャロラインも同じ思いだったのか?俺は、気まずいながらもキャロラインの方へ歩み寄る。
「アーニー様……」
「キャロライン、待たせてしまってごめんね」
「いえ、わたくし、その……」
後は、小声になってしまったキャロラインの顔は耳まで真っ赤になっている。
「ん?どうした?」
わけがわからずに固まっている俺の胸に顔を埋めるように、キャロラインが抱き着いてくる。
俺は先ほどまでの熱が一気にぶり返してしまって、思わずキャロラインのカラダを強引に抱いてしまいたくなる衝動に駆られる。
そのままキャロラインの唇を奪い、乗馬ベルトを一気に解き去る。そして、キャロラインのブラウスのボタンに手をかけ、上から順に脱がしていく。
上半身があらわになったキャロラインをそのままお姫様抱っこで、ベッドまで運び、乱暴に投げるように落とす。しばし、キャロラインのカラダはベッドのスプリングと共に上下にはねるのを見届けてから、おもむろに俺は、キャロラインのカラダ目がけてダイブしていた。
「嬉しい。これでやっとアーニー様のモノになれるのですね」
なんと、嬉しいことをいう。俺の女になるためにもう一度ピンクの部屋に戻ってきてくれたのか?
俺は、もう迷わずにキャロラインの乗馬ズボンに手をかけ、下へずりおろす。キャロラインは、その際、腰を浮かせてくれて脱がせやすいように、体勢をとってくれた。それだけでも、合意を得たというか、嬉しくなって、ついキャロラインの秘部に顔を埋めてしまう。
「殿下の温かくて、大きな胸が好きですわ」
「え……あ、ああ」
そのままキャロラインはアーノルドの腹の上で、スリスリして喜んでいる。まるで湯たんぽ代わりにされているような感じで悪くはないが、本来の目的と逸脱しているところが何とも言えない。
先ほどまでのセクシー気分は消え失せ、すっかり打ち解けたいつもの二人になっている。
今更、抱く気にもなれない。いや、抱いてもいいけど、という程度の気持ちしかない。
今日は、お妃教育も休みになったのだから、このまま二人で街でも出かけようか?という話になり、女官長を呼び、キャロラインに町娘の格好に着替えさせてもらうことにした。
明らかに、女官長はガッカリした様子を隠そうともしない。え?俺、なんか期待させた?
「あの……、街へ出かけるのもいいのでございますが、できましたら馬で遠乗りをしとう存じます」
そうだった。キャロラインは、馬の扱いにもたけていたことを思い出す。そう。初めて出会ったあの日のことを。あの日、暴走馬をなだめて食い止めた腕前からして、相当、馬になれていると思われたのに、そのことをすっかり失念していた。
「わかった。それではお弁当を作ってもらい、どこかでそれを食べよう」
急遽、行先が変わり、アーノルドは料理長に2人分のお弁当を作ってもらうことにしたのだ。
乗馬スタイルに着替えてきたキャロラインの姿を見て、俺はまた、下半身が疼くのを感じる。
どこでもキャロラインを見るたびに発情してしまって、恥ずかしい。
やっぱり一度、熱を放出してからにした方がいいか?と迷い始める。
ったく。優柔不断にも程がある!自身で嫌になるぐらい。本当は、キャロラインを今すぐ押し倒したいのに、逆に押し倒されてしまい、男としてのプライドがズタズタになったばかりか、今になってキャロラインが欲しいなど言い出せずにいるなんて、俺はこんな格好悪い男だったのかと呆れてしまう。
いつの間にかピンクのベッドルームにいて、モヤモヤしたままの気持ちでいる。俺が入ってきたドアと違う扉が開いて、キャロラインが顔を出してきた。
そうだよな?俺の部屋からしか行けないってことはないだろうな。とは思っていたが、まさか、モヤモヤしているのはキャロラインも同じ思いだったのか?俺は、気まずいながらもキャロラインの方へ歩み寄る。
「アーニー様……」
「キャロライン、待たせてしまってごめんね」
「いえ、わたくし、その……」
後は、小声になってしまったキャロラインの顔は耳まで真っ赤になっている。
「ん?どうした?」
わけがわからずに固まっている俺の胸に顔を埋めるように、キャロラインが抱き着いてくる。
俺は先ほどまでの熱が一気にぶり返してしまって、思わずキャロラインのカラダを強引に抱いてしまいたくなる衝動に駆られる。
そのままキャロラインの唇を奪い、乗馬ベルトを一気に解き去る。そして、キャロラインのブラウスのボタンに手をかけ、上から順に脱がしていく。
上半身があらわになったキャロラインをそのままお姫様抱っこで、ベッドまで運び、乱暴に投げるように落とす。しばし、キャロラインのカラダはベッドのスプリングと共に上下にはねるのを見届けてから、おもむろに俺は、キャロラインのカラダ目がけてダイブしていた。
「嬉しい。これでやっとアーニー様のモノになれるのですね」
なんと、嬉しいことをいう。俺の女になるためにもう一度ピンクの部屋に戻ってきてくれたのか?
俺は、もう迷わずにキャロラインの乗馬ズボンに手をかけ、下へずりおろす。キャロラインは、その際、腰を浮かせてくれて脱がせやすいように、体勢をとってくれた。それだけでも、合意を得たというか、嬉しくなって、ついキャロラインの秘部に顔を埋めてしまう。
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