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2.商社マンと合コン
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さくらの会社で、さくらは4月入社だが、本国での入社は9月入社のため、半年してからロンドンで、アイン乳社員研修が始まる。
そのため入社して以来、CEOとは一度もあったことがない。社内報が回ってきて、社長の顔写真を見た時は、心臓が止まるかと思うぐらいビックリする。
部隊の英雄グレゴリーにそっくりで、さくらが毎晩、夢の中で抱かれている相手と同じ顔をしている。
こんなのウソだぁ!絶対、信じられない。Cherryのloverは1000年も昔の、しかも戦争ゲームの中の人だもの。
ほら、外国人の顔って、皆、誰も同じに見える。ってやつよね?
きっと、そうに違いないと思い込むことにする。
夢でも、CEOに抱かれるなんて、考えられない。だって、雲の上のまた、その上の人だもの。
それにしても、よくこれだけ毎日、同じ夢を続けて見られるものだと感心する。一昨日の夢の続きを昨日見て、昨日の夢の続きを今日見るという具合に継続性がある。
グレゴリーとのセックスは、コンドームなしの中出しばかりだというのに、生理中であろうがなかろうが、生理もちゃんとある。
やっぱり、夢の中だから赤ちゃんができないのかもしれない。毎晩、グレゴリーからの手ほどきで、さくらはずいぶん大胆になった者だろ思う。
グレゴリーに抱かれたくて、酒場を探し、見つけたら、グレゴリーの服を脱がし、跨る。そして自分でも信じられなような声で、グレゴリーを誘う。
夢でも十分感じ、とても気持ちがいい。そして朝、目覚めると本当に昨日、愛し合ったかのような印がある。
ある時、グレゴリーから聖女魔法を使って、事後の清潔さを保てるということと、グレゴリーを何度でも復活させることができるということを教えてもらう。
「is that so. I did not know.(そうなんだ。知らなかった。)」
それからはというもの、事後にお互いのカラダに清浄魔法をかけ、さくらがもっとグレゴリーを欲しいと思うときだけ、グレゴリーのカラダに回復魔法をかけるようにすると、何度でも復活するようになった。
でも、コレって夢なのだから、その点だけは妙にリアルだと感じたけど、夢でもリアリティのある夢を見るものだと感心するだけで終わったのだ。
さくらは毎晩、変わった夢を見る程度で終わらせていたのだが、ある日の帰りがけ、またもや合コンに誘われ、リアルでも彼氏を作ってみたいという気持ちもありで、初めて行ってみることにする。
相手は、商社マンだというから、外資系企業とはいろいろと近い存在でもある。自己紹介をして、それぞれ座っていく。佐倉の目の前の男性は、来月、海外勤務を控えているという。早稲田義塾大学を卒業しているというから、別に心配はいらないだろうと話を頷きながら聞いていると、今夜はどういうわけか、やけにお酒の回りが早い。
さっき、トイレに行ったときに何か入れられたのかと勘繰るほどに、お酒の回りが早いのだ。
1次会がお開きになった時は、もう足取りがふらつくほどだったので、9時までには帰らなければならないから、2次会をお断りして、帰路についたはずだったのに、気が付いたときには、前の席に座っていた男にホテルに連れ込まれた後だったみたい。
「さくらちゃん可愛いから、お持ち帰りしてしまったよ。いいだろ?」
「今、何時?」
「9時5分前だよ。」
「大変、帰らなきゃ。」
「なんだよぉ、お前、俺をバカにしてるのか!」
急に声を荒げられて、さくらはビビる。ヤダ。まさか暴力をふるわれるのではないのでしょうね?
急に怖くなって、神経を集中させながら、心の中でグレゴリーを呼ぶ。夢の中の恋人だから、絶対に助けに来てくれないとわかっていても、今は、グレゴリーしか頼れる人はいない。
ラブホにいるはずが、なんとなく空気管が変わった気がして、恐る恐る目を開けてみると、そこはヴァイキングがよく利用するinn(宿)みたいに見える。
商社マンの男も、どことなくきょろきょろしていて、困惑している様子。この隙におタマを蹴り上げて逃げようかと思っていたら、ふいに呼ばれ、声の主に向かって駆ける。
「cherry!」
グレゴリーが来てくれ、同時に後ろの方でドサっという鈍い音が聞こえる。
見ると、商社マンの男は、部隊のヴァイキングからボコボコに殴られている。
「How dare you lay a hand on a woman from our tribe?(よくも俺たち部族の女に手をだしてくれたな?)」
「Above all, do you want to die to lay your hands on the hero Gregory's lover?(よりにもよって、英雄グレゴリーの女に手を出すとは、てめえ死にたいのか?)」
商社マンの男のワイシャツは血まみれになり、何位も反論せずに、殴られている。
相手がさくらだと強気に出て、ヴァイキングが来たら、急におとなしい被害者の顔を持つことは許されない。
「Are you okay? Lady Cherry.(大丈夫か?チェリー。)」
「yes. Thank you for coming to my aid.(ええ。助けに来てくれて、ありがとう。)」
「No wonder. I love you. Honey.(当たり前だ。愛しているよ、ハニー。)」
商社マンが殴られている、すぐ横でいつものイチャイチャを始める。
ヴァイキングの長い夜は、こうして更けていく。
そのため入社して以来、CEOとは一度もあったことがない。社内報が回ってきて、社長の顔写真を見た時は、心臓が止まるかと思うぐらいビックリする。
部隊の英雄グレゴリーにそっくりで、さくらが毎晩、夢の中で抱かれている相手と同じ顔をしている。
こんなのウソだぁ!絶対、信じられない。Cherryのloverは1000年も昔の、しかも戦争ゲームの中の人だもの。
ほら、外国人の顔って、皆、誰も同じに見える。ってやつよね?
きっと、そうに違いないと思い込むことにする。
夢でも、CEOに抱かれるなんて、考えられない。だって、雲の上のまた、その上の人だもの。
それにしても、よくこれだけ毎日、同じ夢を続けて見られるものだと感心する。一昨日の夢の続きを昨日見て、昨日の夢の続きを今日見るという具合に継続性がある。
グレゴリーとのセックスは、コンドームなしの中出しばかりだというのに、生理中であろうがなかろうが、生理もちゃんとある。
やっぱり、夢の中だから赤ちゃんができないのかもしれない。毎晩、グレゴリーからの手ほどきで、さくらはずいぶん大胆になった者だろ思う。
グレゴリーに抱かれたくて、酒場を探し、見つけたら、グレゴリーの服を脱がし、跨る。そして自分でも信じられなような声で、グレゴリーを誘う。
夢でも十分感じ、とても気持ちがいい。そして朝、目覚めると本当に昨日、愛し合ったかのような印がある。
ある時、グレゴリーから聖女魔法を使って、事後の清潔さを保てるということと、グレゴリーを何度でも復活させることができるということを教えてもらう。
「is that so. I did not know.(そうなんだ。知らなかった。)」
それからはというもの、事後にお互いのカラダに清浄魔法をかけ、さくらがもっとグレゴリーを欲しいと思うときだけ、グレゴリーのカラダに回復魔法をかけるようにすると、何度でも復活するようになった。
でも、コレって夢なのだから、その点だけは妙にリアルだと感じたけど、夢でもリアリティのある夢を見るものだと感心するだけで終わったのだ。
さくらは毎晩、変わった夢を見る程度で終わらせていたのだが、ある日の帰りがけ、またもや合コンに誘われ、リアルでも彼氏を作ってみたいという気持ちもありで、初めて行ってみることにする。
相手は、商社マンだというから、外資系企業とはいろいろと近い存在でもある。自己紹介をして、それぞれ座っていく。佐倉の目の前の男性は、来月、海外勤務を控えているという。早稲田義塾大学を卒業しているというから、別に心配はいらないだろうと話を頷きながら聞いていると、今夜はどういうわけか、やけにお酒の回りが早い。
さっき、トイレに行ったときに何か入れられたのかと勘繰るほどに、お酒の回りが早いのだ。
1次会がお開きになった時は、もう足取りがふらつくほどだったので、9時までには帰らなければならないから、2次会をお断りして、帰路についたはずだったのに、気が付いたときには、前の席に座っていた男にホテルに連れ込まれた後だったみたい。
「さくらちゃん可愛いから、お持ち帰りしてしまったよ。いいだろ?」
「今、何時?」
「9時5分前だよ。」
「大変、帰らなきゃ。」
「なんだよぉ、お前、俺をバカにしてるのか!」
急に声を荒げられて、さくらはビビる。ヤダ。まさか暴力をふるわれるのではないのでしょうね?
急に怖くなって、神経を集中させながら、心の中でグレゴリーを呼ぶ。夢の中の恋人だから、絶対に助けに来てくれないとわかっていても、今は、グレゴリーしか頼れる人はいない。
ラブホにいるはずが、なんとなく空気管が変わった気がして、恐る恐る目を開けてみると、そこはヴァイキングがよく利用するinn(宿)みたいに見える。
商社マンの男も、どことなくきょろきょろしていて、困惑している様子。この隙におタマを蹴り上げて逃げようかと思っていたら、ふいに呼ばれ、声の主に向かって駆ける。
「cherry!」
グレゴリーが来てくれ、同時に後ろの方でドサっという鈍い音が聞こえる。
見ると、商社マンの男は、部隊のヴァイキングからボコボコに殴られている。
「How dare you lay a hand on a woman from our tribe?(よくも俺たち部族の女に手をだしてくれたな?)」
「Above all, do you want to die to lay your hands on the hero Gregory's lover?(よりにもよって、英雄グレゴリーの女に手を出すとは、てめえ死にたいのか?)」
商社マンの男のワイシャツは血まみれになり、何位も反論せずに、殴られている。
相手がさくらだと強気に出て、ヴァイキングが来たら、急におとなしい被害者の顔を持つことは許されない。
「Are you okay? Lady Cherry.(大丈夫か?チェリー。)」
「yes. Thank you for coming to my aid.(ええ。助けに来てくれて、ありがとう。)」
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