1 / 5
1.快楽へのノック
しおりを挟む
ここは朝の電車の中。通勤・通学でぎゅうぎゅうに詰まった車内で、押しつぶされそうになりながら、聖美は窓の外を眺めていた。
ビュンビュン通り過ぎていく街並みを見ながら考えるのは、別れた彼氏のことだ。
(はぁ、最悪だったなぁ……今さらだけど……)
聖美は、2ヶ月前に別れた彼氏に処女を捧げていた。だが同い年の彼氏は性に飢えていて、聖美の状態などお構いなしに責めてくるタイプだった。
そのため聖美はイクことはおろか、淫靡な快楽を与えられることすらなかった。
その経験から、セックスというのは大なり小なりこんなものなのだろう、という悟りを聖美は得ていた。
つまり、セックスというのはただただ苦痛な行為なのだ、と。
(私、もう一生セックスしないでおこうっと)
と、物思いにふけっていた聖美を現実に連れ戻す感覚があった。
お尻を撫でられている。
(えっ……!?)
痴漢だ! そうは思うものの、もしかしたらただ、不可抗力で当たっているだけかもしれない。
もう少し様子を見よう。
そう思っていたら、その手はどんどんエスカレートしていき……そっと、だが確たる意志をもって、聖美のスカートの内側に侵入してきたのだ。
「……っ!」
これは明らかに痴漢だ! 恐怖に息を呑むが、強張ってしまって助けを呼ぶこともできない。
聖美の顔色はどんどん青くなっていく。
手は、ショーツの上から臀部をさすりはじめた。舐めるように、じっとりと、いやらしい手つきで……。
「や、やめ……」
なんとかか細い声を出す。
しかし、周りの乗客は聖美のことを気に留める様子もない。
驚くべきことに、みんながみんな耳にイヤホンを付けてスマホの動画に夢中だったのだ。もちろん、誰も聖美のことなど見向きもしていない。
(うそ。どうしよう……)
さしたる抵抗もないのをいいことに、痴漢の手は、撫でながら下の方へと移動していく。そして、ついに股間へと指を伸ばした。
「っ」
思わず足を閉じて抵抗した。そこは一番大事な部分である。彼氏以外、誰にも触られたくはない場所だ。ましてや痴漢にだなんて!
聖美は必死になって体をよじって逃げようとした。しかし、痴漢は力強い腕で、聖美を後ろから抱きすくめている。
痴漢は、ぴっちり閉じた割れ目の上を、とん、とん、とゆっくりやさしくノックし始めた。拘束する力からは考えられないくらいの優しい力加減だ。
(え、ちょっ……、なっ、なにしてるの!)
身をよじって逃げようとする聖美だったが、それを力で押さえつけた痴漢は、とん、とん、とゆっくりとした優しいリズムで割れ目をノックし続けている。まるで、それが聖美の欲望を増幅させる挨拶だとでも言わんばかりに……。
なんだか、変な気分になってきちゃう。
聖美は唇を噛んで耐えるが、徐々に息遣いが荒くなっていく。
とん……とん……
「ん……」
やがて、聖美の鼻からは甘い息が漏れるまでになっていた。ぴったり閉じていたショーツの中の割れ目は、ふっくりと膨らんできている。
男の指使いは巧みだった。決して急かさず、ゆっくりと丁寧に刺激を加えて行く。焦らされているようで、心地のよいリズム……。
もっと、ほしい。
「……げほっ、げほっ」
胸の中で本音が顔を出し、慌てて咳で誤魔化した。
このままではまずい。歯を食いしばり必死に堪える。
だがそんな努力とは裏腹にノックは続き、割れ目が潤んできたような気がした。
(……え? 彼氏でも濡れなかったのに。これ、痴漢だよ?)
とん……とん……とん……
痴漢の指のリズムが、戸惑う聖美の割れ目から愛液をにじみ出させていく。同時に聖美は、腰が疼いて思わずよじった。それでも男は指の動きを止めない。ゆったりした一定のリズムで刺激を与え続ける。
「や……、やめ……」
恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にして小さな声で抗議するも、痴漢はまったく介さずに、指を動かし続ける。
いつのまにか聖美は内股を擦りつけ、男の手を柔らかく挟みこんでいた。
それでも男は快楽の扉をノックし続ける。
とん……とん……とん……割れ目を軽く叩かれることによって生まれる微弱な振動が、脳髄を痺れさせていく。
(だめ、そんなにしたら……)
手放しきれない理性が、そこに至っては駄目だ、と警告を慣らす。
彼氏との初めてはうまくいかなかったのに。痴漢にこんなに優しくされて、導かれるだなんて。そんなの、いや……!
けれど聖美の秘所は熱く火照り始めている。それに比例するように思考能力も低下していき、快感を受け入れつつあった。
(だめ……だめなのにぃ……っ)
もうすでに秘芽は大きく勃起し、ショーツ越しでもわかるくらいになっている。
と、そこで唐突に手は引いた。
(――お、終わった?)
なんだか物足りない……。そんなことを無意識に考えてしまい、頭を振る。
これ以上こんなことを続けていたら、本当に取り返しのつかないことになっていたはずだ。
だからこれでよかったんだ……そう自分に言い聞かせるが、まだ身体の中には熱がくすぶっていていた。
なのに。
聖美の脇の下後ろから抱え込むように、こんどは胸に向かって手が伸びてきた。
ビュンビュン通り過ぎていく街並みを見ながら考えるのは、別れた彼氏のことだ。
(はぁ、最悪だったなぁ……今さらだけど……)
聖美は、2ヶ月前に別れた彼氏に処女を捧げていた。だが同い年の彼氏は性に飢えていて、聖美の状態などお構いなしに責めてくるタイプだった。
そのため聖美はイクことはおろか、淫靡な快楽を与えられることすらなかった。
その経験から、セックスというのは大なり小なりこんなものなのだろう、という悟りを聖美は得ていた。
つまり、セックスというのはただただ苦痛な行為なのだ、と。
(私、もう一生セックスしないでおこうっと)
と、物思いにふけっていた聖美を現実に連れ戻す感覚があった。
お尻を撫でられている。
(えっ……!?)
痴漢だ! そうは思うものの、もしかしたらただ、不可抗力で当たっているだけかもしれない。
もう少し様子を見よう。
そう思っていたら、その手はどんどんエスカレートしていき……そっと、だが確たる意志をもって、聖美のスカートの内側に侵入してきたのだ。
「……っ!」
これは明らかに痴漢だ! 恐怖に息を呑むが、強張ってしまって助けを呼ぶこともできない。
聖美の顔色はどんどん青くなっていく。
手は、ショーツの上から臀部をさすりはじめた。舐めるように、じっとりと、いやらしい手つきで……。
「や、やめ……」
なんとかか細い声を出す。
しかし、周りの乗客は聖美のことを気に留める様子もない。
驚くべきことに、みんながみんな耳にイヤホンを付けてスマホの動画に夢中だったのだ。もちろん、誰も聖美のことなど見向きもしていない。
(うそ。どうしよう……)
さしたる抵抗もないのをいいことに、痴漢の手は、撫でながら下の方へと移動していく。そして、ついに股間へと指を伸ばした。
「っ」
思わず足を閉じて抵抗した。そこは一番大事な部分である。彼氏以外、誰にも触られたくはない場所だ。ましてや痴漢にだなんて!
聖美は必死になって体をよじって逃げようとした。しかし、痴漢は力強い腕で、聖美を後ろから抱きすくめている。
痴漢は、ぴっちり閉じた割れ目の上を、とん、とん、とゆっくりやさしくノックし始めた。拘束する力からは考えられないくらいの優しい力加減だ。
(え、ちょっ……、なっ、なにしてるの!)
身をよじって逃げようとする聖美だったが、それを力で押さえつけた痴漢は、とん、とん、とゆっくりとした優しいリズムで割れ目をノックし続けている。まるで、それが聖美の欲望を増幅させる挨拶だとでも言わんばかりに……。
なんだか、変な気分になってきちゃう。
聖美は唇を噛んで耐えるが、徐々に息遣いが荒くなっていく。
とん……とん……
「ん……」
やがて、聖美の鼻からは甘い息が漏れるまでになっていた。ぴったり閉じていたショーツの中の割れ目は、ふっくりと膨らんできている。
男の指使いは巧みだった。決して急かさず、ゆっくりと丁寧に刺激を加えて行く。焦らされているようで、心地のよいリズム……。
もっと、ほしい。
「……げほっ、げほっ」
胸の中で本音が顔を出し、慌てて咳で誤魔化した。
このままではまずい。歯を食いしばり必死に堪える。
だがそんな努力とは裏腹にノックは続き、割れ目が潤んできたような気がした。
(……え? 彼氏でも濡れなかったのに。これ、痴漢だよ?)
とん……とん……とん……
痴漢の指のリズムが、戸惑う聖美の割れ目から愛液をにじみ出させていく。同時に聖美は、腰が疼いて思わずよじった。それでも男は指の動きを止めない。ゆったりした一定のリズムで刺激を与え続ける。
「や……、やめ……」
恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にして小さな声で抗議するも、痴漢はまったく介さずに、指を動かし続ける。
いつのまにか聖美は内股を擦りつけ、男の手を柔らかく挟みこんでいた。
それでも男は快楽の扉をノックし続ける。
とん……とん……とん……割れ目を軽く叩かれることによって生まれる微弱な振動が、脳髄を痺れさせていく。
(だめ、そんなにしたら……)
手放しきれない理性が、そこに至っては駄目だ、と警告を慣らす。
彼氏との初めてはうまくいかなかったのに。痴漢にこんなに優しくされて、導かれるだなんて。そんなの、いや……!
けれど聖美の秘所は熱く火照り始めている。それに比例するように思考能力も低下していき、快感を受け入れつつあった。
(だめ……だめなのにぃ……っ)
もうすでに秘芽は大きく勃起し、ショーツ越しでもわかるくらいになっている。
と、そこで唐突に手は引いた。
(――お、終わった?)
なんだか物足りない……。そんなことを無意識に考えてしまい、頭を振る。
これ以上こんなことを続けていたら、本当に取り返しのつかないことになっていたはずだ。
だからこれでよかったんだ……そう自分に言い聞かせるが、まだ身体の中には熱がくすぶっていていた。
なのに。
聖美の脇の下後ろから抱え込むように、こんどは胸に向かって手が伸びてきた。
24
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
幼馴染みのメッセージに打ち間違い返信したらとんでもないことに
家紋武範
恋愛
となりに住む、幼馴染みの夕夏のことが好きだが、その思いを伝えられずにいた。
ある日、夕夏のメッセージに返信しようとしたら、間違ってとんでもない言葉を送ってしまったのだった。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる