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二章 葉月
八月十八日(木曜日)4
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僕は一旦、大烏と別れて急いで家に戻った。
家に自転車をとめてから
待ち合わせ場所へ小走りで向かった。
角を曲がると通りの先に
「シュガー&ソルト」の小さな看板が見えた。
若干、息が上がったので
僕は歩きながら呼吸を整えた。
その時、
普段見慣れたこの路地に不釣り合いな
真っ赤な車がとまっているのが見えた。
車に関する知識は無かったが、
古い型の割に妙に高級感のある車体が目を引いた。
運転席の大烏がこちらに手を振っていた。
僕は急いで駆け出した。
「す、すみません。待ちましたか?」
「ふむ。
若干、私の方が早かったようだね。
はっはっは」
大烏は笑った。
自転車の籠に荷物を置いてきたのは正解だった。
僕がシートベルトを着けたことを確認して
車は走り出した。
意外と細かいところがあるようだ。
家に自転車をとめてから
待ち合わせ場所へ小走りで向かった。
角を曲がると通りの先に
「シュガー&ソルト」の小さな看板が見えた。
若干、息が上がったので
僕は歩きながら呼吸を整えた。
その時、
普段見慣れたこの路地に不釣り合いな
真っ赤な車がとまっているのが見えた。
車に関する知識は無かったが、
古い型の割に妙に高級感のある車体が目を引いた。
運転席の大烏がこちらに手を振っていた。
僕は急いで駆け出した。
「す、すみません。待ちましたか?」
「ふむ。
若干、私の方が早かったようだね。
はっはっは」
大烏は笑った。
自転車の籠に荷物を置いてきたのは正解だった。
僕がシートベルトを着けたことを確認して
車は走り出した。
意外と細かいところがあるようだ。
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