火の皇女

歌ノシン

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第1章 皇女は旅立つ

一期一会って大切だよねぇ。 に!

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 あれぇ?アイテム・コスメボックスで色が変わる筈なんだけど髪型しか変化しないよー(泣)

 復活させた従者を抱えて、大陸の南付近に到着したルーナエちゃんだぞ☆
 死者蘇生して直ぐに容姿を変えたのだけど、なぜか色だけ変化しない。髪型はショートボブに変わったのに!
 追っ手が来る可能性も考えて、ひとまず従者君をお姫様抱っこして安全地帯まで逃げた。今現在南にある獣人国を目指しています!!

 「あー早く目覚めないかな、従者君。早く国境を超えたいのだけど」

 国境を越えないとおおおおお!冒険者登録出来ないからああああ!!クエスト受けたいんじゃ。冒険したい。魔物をバッサバッサ切りたい!!

 「ストレスMaxでパーンする」

 私の中から身が弾け飛ぶよ?スプラッタな光景を生み出すよ?早く起きて!!

 「皇女様の国で冒険者登録は危険だから我慢してるのだよ。絶対目立つから。道すがら遠目で目撃した冒険者のステータスが、初心者に毛が生えたレベルだったんだぜ!?」

 私のステータス確実にチートですやん!?アイテムの数とレア度が凄まじい量だし!所持金も国家予算並み。ヤバイ!!命狙われる。

 「数時間前に死んで、生き返った私に死ねと!?ぶった斬るぞ神め!!」

 イラっとする。血溜まりの中で覚醒するし、周りには兵士の死体が転がってる状況で、前世の記憶を思い出す所業は恨みでもある!?
 仮想ゲーム世界でのステータス継続は嬉しいけどね。
 
 「はっ!まさかの手切れ金代わり?神様がミスして別の世界の私がファンタジーの世界に転生したから………」

 今まで自分がファンタジーな世界に転生した理由を色々考えてたけど、一番納得だ。

 私が睡眠時間や食事回数を減らしてまで、どハマりしたVR仮想ゲーム「Shangri-la」は5年のロングセラーを誇る。幅広い年齢層に爆発的人気を巻き起こしたゲームだ。
 社会的ブームになった訳は、ステータスにある。
 他社の仮想ゲームのステータスは全て数字で決まる。あれだ、俺のMP1万だぜ!?凄くねえ?そんな輩を数多に目撃したことだろう。全ては自分の理想の強さを得るために様々なキャラクター育成方法を試したことだろう。

「Shangri-la」のステータスはグラフで表示される。
 HP・MP・VIT・INT・CRI・STR・DEF・MND・DEX・AGI・LUKと他のゲームにも存在する能力がグラフ化された。

 自分の能力グラフと職業グラフの二つが、プレヤーステータスになる。
 職業のステータス上限レベルは100。能力値レベル上限は300。
 あーつまりね、

 職業・アサシン レベル100

 隠密・258Level
 忍足・210Level
 聞き耳・198Level
 毒生成・200Level
 闇・300Level
 柔軟・180Level
 忍耐・182Level

 このレベルが自分のアバターグラフに反映すると、会心の一撃や素早さが跳ね上がる。

 職業のレベルが100に到達すれば、能力値Levelは止まり、これ以上は伸びない。
まぁ、ある程度はアイテムと課金で引き伸ばせるけどねー。
だから職業によって全然違うキャラ・ステータスになるわけ。
 初心者、中級者、上級者、廃人者でグラフも分けてたな。
 
 最初は1個の職業しか付けられないけど、限界突破すると3個選択出来て戦闘の幅が広がる。生産者としてステータスを伸ばすプレヤーもいたよ?
 道化師や医者、騎士とか沢山の就職先があったから人気だった。

 「組み合わせ無限大だもん。そりゃあ、楽しいさ」

 嫌な出来事もあったけど、大半は楽しかった。 森でレア魔物探してたら、トレントの群れに遭遇したときは大変だった。高レベルの魔物しかいなくて、何度生命力がゼロになったことか!おっかしいなー?頻繁にモンスタースポットにぶち当たったんだよね。アバターの運は高いよ!?

 「懐かしい。運が高い筈なのに頻繁にトラブル遭遇してた自分の過去がしょっぱい!!」

 えー、皇女な私が運ないのって仮想ゲームの頃からかしら?解決策がないよ!?

 「………ふぅ、はあっ!皇女殿下!?何処におられるのですか!!皇女殿下!」

 おや?従者君が目を覚ましたようだ。彼は今の皇女様を見たらどうなるかねぇ。穏便に話し合いが出来るといいなぁ。


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