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黒狼使いの娘
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デスクの上に乗り上げ、片手に炎を燈した逢莉が由と銀次を脅す。
「煩いって言ってるでしょ!! これ以上、ごちゃごちゃ言うなら燃やすわよっ!!」
「っ……解った、解ったから、やめろっ!!」
「逢莉ちゃんが言うとシャレにならないわよ~~!!」
さすがに表情を引き攣らせた由と銀次が、たまらずホールドアップしてしまう。
「あ~あ……。あたしのビューティフルな髪が……。ひどいわ、逢莉ちゃん……」
焦げる髪を自分の力から作り出した氷で救出した由が嘆くが、そんな彼を睨んだ逢莉が乱れた長い髪を払う。
「なんか文句でも!? 大体、いつからあたしは由さんとクロの所有物になったのよ!?」
意外と短気な彼女に、知華が呆然としてしまう。
「あ、逢莉さんって、怒ると一番怖いんだね……」
「今頃気付いたのか?」
「見た目はクールやからなぁ、逢莉ちゃん……」
逢莉たちの様子を見物しながら、夏美たちが乾いた笑みを浮かべてしまうが、そこへ呆れ顔の空知が声をかけた。
「おい、そこのボケとツッコミ集団。さっさと自分のデスクに戻れ」
彼の一声に、皆それぞれ自分のデスクに戻る。
彼女たちが落ち着いたのを確認し、空知は自分の背後に置いた、立体ホログラムのスイッチを入れた。
最近発売された立体ホログラムは、映写機のように映像を映し出し、ホログラムの本体デッキがあれば、例え屋外や車の中、何処であろうと映像が見れるのである。
「上からの調査依頼や。調査対象はこの女」
立体ホログラムに映し出された一人の女性、空知が指し示す。
赤茶色の髪を一つに結い上げた、気の強そうな、まだ20代ぐらいの女性。
「名前は馬場 圭子。20歳の短大生や」
「馬場っ!?」
聞き覚えのある名字に、一同が驚き互いに顔を見合わせあう。
「紅月の能力者で、能力は糸使い。二週間前から多発している『都営バス襲撃事件』の犯人であり、そして『朔夜』支部メンバー・馬場 京一郎の娘や」
「やっぱり馬場さんのっ!!」
空知の説明に、一瞬にして逢莉たちの間に緊張が走り抜ける。
ざわめく部下たちを落ち着かせるように、手で制した空知が、冷静に続けた。
「馬場がこの場にいなくて好都合やが、今回、俺たちの調査対象であり、捕らえなあかん相手は、あいつの実子や」
空知の説明に室内は重苦しく静まり返る。
まさか仲間の身内を捕らえなければならないなんて。
「……まっさか、馬場ちゃんの娘も紅月の能力者だったとはね。どーりで最近、馬場ちゃんの様子がおかしいはずだわ」
皮肉気に笑った由に弥が冷静に返す。
「有り得ない事ではないだろう。親子揃って能力に覚醒するのは。……ただ、それが二者に別れるがけだ」
能力を使いこなすか、能力に呑み込まれるか否か。能力者になった者には、その二択の運命が迫られる。
「馬場さんの様子じゃ、娘さんの事は知ってるんでしょうね」
眉を寄せた知華の言葉に、重く頷いた空知が応える。
「恐らくこの調査にも気付いとるやろ」
「どないするんや空知。相手は馬場さんの娘はんやで?」
不安げに訊ねた夏美に、空知は私情を挟む事なく冷静に答えた。
「公私混同するな夏美。例え仲間の身内やろうと、能力で人を傷つけるものは捕らえる。それが『朔夜』の使命やろ」
厳しいようだが、甘いことは言ってられない。放っておけば犠牲者は増える一方だ。
夏美もそれは解っているのだが、お人好しの彼女では、割り切れない部分もあるのだろう。
「そのバス襲撃事件っていうのは、どんな事件なんだ?」
空知と夏美のやり取りで止まっていた説明を、デスクの上に腰掛けた銀次が、先に促し訊ねた。
「……二週間前から都営バスが走行中に突然切り刻まれる事件が多発している」
「切り刻むって……バスをですかっ!?」
鉄の塊であるバスを切り刻むなんて、通常じゃ有り得ない事件に驚き訊ね返した。空知も普段から寄せている眉間の皺を、さらに深くしながら答える。
「そや。まるで紙のようにバラバラにや。酷い時は原型を留めとらへんバスもあったらしい」
「じゃあ、運転手はんや乗客たちは?」
表情を強張らせた夏美が訊ねるが、安易に想像はついた。
鉄の塊が紙切れのように切り刻まれたのだ。乗っていた人間なんて、ひとたまりもないだろう。
夏美の想像を肯定するように、重く首を振った空知が説明した。
「乗員乗客はほぼ即死。辛うじて生き残った者も瀕死の重傷や……」
現場に言った本部調査員すら、その惨状に嘔吐感を感じたくらいだ。
現場は正に、地獄絵図だった。
「その瀕死の重傷を負いながらも、生存者が目撃したのが、笑い叫びながら犯行を犯していく馬場 圭子や」
己の身体から糸を繰り出し、たくさんの人々を乗せたバスを鉄と血肉の塊に変えていく姿。
「そうだとしたら、尋常じゃないわね。その娘」
能力に呑まれ暴走している、そうゆう意味合いを込めて由が呟いた。
「馬場 圭子さんの行方は?」
無表情で訊ねた逢莉、その瞳は心なしか緋色が濃くなっている。空知がそんな彼女の変化に気づいたが、あえて何も聞かず説明を続けた。
「解っとらへん。一人暮らしをしている麻布のマンションにも帰っとらへんし、在学中の短大にも行っとらへんな」
短く首を振った空知が、立体ホログラムに映し出された馬場 圭子の姿を見遣りながら言った。
「本部の方で行方を追っていたらしいが、馬場との親子関係が分かった途端、うちに捜査依頼が来たみたいやな」
大方、追い詰められた娘が父親を頼るんじゃないかと、本部は狙っているのだろう。
「それで、どうするのよ」
腕を組んだ由が難しい表情で訊ねた。本部の狙いはどうであれ、依頼が来た以上やらなければならない。
「とにかく、第一に馬場 圭子の行方を捜す。間違いなく馬場 圭子はまだ犯行を繰り返す」
立体ホログラムのスイッチを切った空知が、逢莉たちメンバーを見ながら説明を続ける。
「3グループに分かれて調査するで。俺と夏美、櫻護と河内で、馬場 圭子の行方を追う。林原、前田、それとクロは馬場の動きを見とってくれ」
「馬場さんをっ!?」
空知の言葉に知華は驚き訊ね返すが、彼は頷き説明する。
「念の為や。2人が接触する可能性があるし、馬場が不審な行動を取るかもしれへん。その場合はすぐ連絡してくれ」
「解りました!」
空知の説明に納得した知華が、真面目な表情で頷き返す。
「残った者たちで、馬場親子の素性を調べっとってくれ。馬場 圭子が都営バスを狙う理由が分かるかもしれへん」
一通り説明し終えると、空知は右手を宙にかざした。彼が右手をかざした空間が歪み、ブラックホールのような黒い穴が出来る。
彼の能力により生み出せる異空間。
「もうすぐ夜明けや、俺たちはすぐに馬場 圭子を捜しに行く。お前らも用意はええか?」
「いつでもOKよ、くーちゃん♪」
おどけた由がふざけて敬礼するが、隣にいた逢莉は真面目な表情だ。
一方、やる気満々な様子を全身で表した夏美が、そんな三人に言う。
「行くで空知、逢莉ちゃん、由はんも!」
そんな夏美の姿に、口元を和ませた三人が頷いたのを合図に、空知の作り出した異空間が彼らを包み込む。
そして一瞬後、彼らの姿は室内から消え、空間は元に戻っていた。
残された知華たちも、それぞれの持ち場へと行動を開始する。
「煩いって言ってるでしょ!! これ以上、ごちゃごちゃ言うなら燃やすわよっ!!」
「っ……解った、解ったから、やめろっ!!」
「逢莉ちゃんが言うとシャレにならないわよ~~!!」
さすがに表情を引き攣らせた由と銀次が、たまらずホールドアップしてしまう。
「あ~あ……。あたしのビューティフルな髪が……。ひどいわ、逢莉ちゃん……」
焦げる髪を自分の力から作り出した氷で救出した由が嘆くが、そんな彼を睨んだ逢莉が乱れた長い髪を払う。
「なんか文句でも!? 大体、いつからあたしは由さんとクロの所有物になったのよ!?」
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「あ、逢莉さんって、怒ると一番怖いんだね……」
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「見た目はクールやからなぁ、逢莉ちゃん……」
逢莉たちの様子を見物しながら、夏美たちが乾いた笑みを浮かべてしまうが、そこへ呆れ顔の空知が声をかけた。
「おい、そこのボケとツッコミ集団。さっさと自分のデスクに戻れ」
彼の一声に、皆それぞれ自分のデスクに戻る。
彼女たちが落ち着いたのを確認し、空知は自分の背後に置いた、立体ホログラムのスイッチを入れた。
最近発売された立体ホログラムは、映写機のように映像を映し出し、ホログラムの本体デッキがあれば、例え屋外や車の中、何処であろうと映像が見れるのである。
「上からの調査依頼や。調査対象はこの女」
立体ホログラムに映し出された一人の女性、空知が指し示す。
赤茶色の髪を一つに結い上げた、気の強そうな、まだ20代ぐらいの女性。
「名前は馬場 圭子。20歳の短大生や」
「馬場っ!?」
聞き覚えのある名字に、一同が驚き互いに顔を見合わせあう。
「紅月の能力者で、能力は糸使い。二週間前から多発している『都営バス襲撃事件』の犯人であり、そして『朔夜』支部メンバー・馬場 京一郎の娘や」
「やっぱり馬場さんのっ!!」
空知の説明に、一瞬にして逢莉たちの間に緊張が走り抜ける。
ざわめく部下たちを落ち着かせるように、手で制した空知が、冷静に続けた。
「馬場がこの場にいなくて好都合やが、今回、俺たちの調査対象であり、捕らえなあかん相手は、あいつの実子や」
空知の説明に室内は重苦しく静まり返る。
まさか仲間の身内を捕らえなければならないなんて。
「……まっさか、馬場ちゃんの娘も紅月の能力者だったとはね。どーりで最近、馬場ちゃんの様子がおかしいはずだわ」
皮肉気に笑った由に弥が冷静に返す。
「有り得ない事ではないだろう。親子揃って能力に覚醒するのは。……ただ、それが二者に別れるがけだ」
能力を使いこなすか、能力に呑み込まれるか否か。能力者になった者には、その二択の運命が迫られる。
「馬場さんの様子じゃ、娘さんの事は知ってるんでしょうね」
眉を寄せた知華の言葉に、重く頷いた空知が応える。
「恐らくこの調査にも気付いとるやろ」
「どないするんや空知。相手は馬場さんの娘はんやで?」
不安げに訊ねた夏美に、空知は私情を挟む事なく冷静に答えた。
「公私混同するな夏美。例え仲間の身内やろうと、能力で人を傷つけるものは捕らえる。それが『朔夜』の使命やろ」
厳しいようだが、甘いことは言ってられない。放っておけば犠牲者は増える一方だ。
夏美もそれは解っているのだが、お人好しの彼女では、割り切れない部分もあるのだろう。
「そのバス襲撃事件っていうのは、どんな事件なんだ?」
空知と夏美のやり取りで止まっていた説明を、デスクの上に腰掛けた銀次が、先に促し訊ねた。
「……二週間前から都営バスが走行中に突然切り刻まれる事件が多発している」
「切り刻むって……バスをですかっ!?」
鉄の塊であるバスを切り刻むなんて、通常じゃ有り得ない事件に驚き訊ね返した。空知も普段から寄せている眉間の皺を、さらに深くしながら答える。
「そや。まるで紙のようにバラバラにや。酷い時は原型を留めとらへんバスもあったらしい」
「じゃあ、運転手はんや乗客たちは?」
表情を強張らせた夏美が訊ねるが、安易に想像はついた。
鉄の塊が紙切れのように切り刻まれたのだ。乗っていた人間なんて、ひとたまりもないだろう。
夏美の想像を肯定するように、重く首を振った空知が説明した。
「乗員乗客はほぼ即死。辛うじて生き残った者も瀕死の重傷や……」
現場に言った本部調査員すら、その惨状に嘔吐感を感じたくらいだ。
現場は正に、地獄絵図だった。
「その瀕死の重傷を負いながらも、生存者が目撃したのが、笑い叫びながら犯行を犯していく馬場 圭子や」
己の身体から糸を繰り出し、たくさんの人々を乗せたバスを鉄と血肉の塊に変えていく姿。
「そうだとしたら、尋常じゃないわね。その娘」
能力に呑まれ暴走している、そうゆう意味合いを込めて由が呟いた。
「馬場 圭子さんの行方は?」
無表情で訊ねた逢莉、その瞳は心なしか緋色が濃くなっている。空知がそんな彼女の変化に気づいたが、あえて何も聞かず説明を続けた。
「解っとらへん。一人暮らしをしている麻布のマンションにも帰っとらへんし、在学中の短大にも行っとらへんな」
短く首を振った空知が、立体ホログラムに映し出された馬場 圭子の姿を見遣りながら言った。
「本部の方で行方を追っていたらしいが、馬場との親子関係が分かった途端、うちに捜査依頼が来たみたいやな」
大方、追い詰められた娘が父親を頼るんじゃないかと、本部は狙っているのだろう。
「それで、どうするのよ」
腕を組んだ由が難しい表情で訊ねた。本部の狙いはどうであれ、依頼が来た以上やらなければならない。
「とにかく、第一に馬場 圭子の行方を捜す。間違いなく馬場 圭子はまだ犯行を繰り返す」
立体ホログラムのスイッチを切った空知が、逢莉たちメンバーを見ながら説明を続ける。
「3グループに分かれて調査するで。俺と夏美、櫻護と河内で、馬場 圭子の行方を追う。林原、前田、それとクロは馬場の動きを見とってくれ」
「馬場さんをっ!?」
空知の言葉に知華は驚き訊ね返すが、彼は頷き説明する。
「念の為や。2人が接触する可能性があるし、馬場が不審な行動を取るかもしれへん。その場合はすぐ連絡してくれ」
「解りました!」
空知の説明に納得した知華が、真面目な表情で頷き返す。
「残った者たちで、馬場親子の素性を調べっとってくれ。馬場 圭子が都営バスを狙う理由が分かるかもしれへん」
一通り説明し終えると、空知は右手を宙にかざした。彼が右手をかざした空間が歪み、ブラックホールのような黒い穴が出来る。
彼の能力により生み出せる異空間。
「もうすぐ夜明けや、俺たちはすぐに馬場 圭子を捜しに行く。お前らも用意はええか?」
「いつでもOKよ、くーちゃん♪」
おどけた由がふざけて敬礼するが、隣にいた逢莉は真面目な表情だ。
一方、やる気満々な様子を全身で表した夏美が、そんな三人に言う。
「行くで空知、逢莉ちゃん、由はんも!」
そんな夏美の姿に、口元を和ませた三人が頷いたのを合図に、空知の作り出した異空間が彼らを包み込む。
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