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ゲスとちんこと女神さま 結
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イケメン社長に促された女神さまは、解約条項を読み上げました。
「乙が契約を破棄する場合は、宣言と同時に違約金を即金にて甲に支払わなければならない。支払えない場合は、甲はこれまでの出演作に関する権利をすべて放棄した上で、甲の引退作を撮影し、この権利を乙に譲渡しなければならない」
「あら、私が契約解除すると、社長が引退作を撮影されちゃうのね。変な条項だわ」
女神さまは不思議そうに呟くと、おもむろにイケメン社長の手から契約書をもぎ取ります。
一方のイケメン社長は、女神さまが何を言っているのかわかりません。
「引退作を撮影されるのはお前だよこのメスブタが!」
激昂するイケメン社長と部下の男達に囲まれても、女神さまは平然としています。
「だって、契約書にそう書いてあるもの」
「よこせ!」
イケメン社長は女神さまから契約書を再び奪い取ると、解約条項に目を走らせました。
……。
なぜ「甲」と「乙」が入れ替わっている?
ミスプリントか?
「こんなのは無効だ!」
イケメン社長は契約書を破り捨てようとしますが、その直前に女神さまが呟きました。
『麻痺』
途端にイケメン社長と男達は、身体の自由を奪われてしまいます。
「それじゃ、撮影開始よ。ちんこ」
「わかったよ女神さま」
男たちの後ろには、いつの間にかちんこが、ふんどし集団と共に控えていたのです。
イケメン社長は夢を見ています。
それは全身がとろけるような夢。
イケメン社長の服は徐々に溶け、肌を露わにしていきます。
露わになった肌は、ゆっくりと全身の老廃物や角質を溶かしていきます。
「ああ、気持いい」
イケメン社長の横では、部下の男達も同様に気持ち良くなっています。
「これからが本番よ」
女神さまは、その美しい顔を楽しそうにほころばせると、ちんこに合図をしました。
合図に頷くちんこ。
「それじゃ、うつぼかずらさんたち、フルパワーでお願い」
「わかりましたわ、ちんこ」
そう、イケメン社長たちは、かつてちんこの強敵であった『うつぼかずら』の体内に、その全身を囚われていたのです。
イケメン社長達はゆっくりと溶けていきます。
そのさまは、半透明に変化したうつぼかずらの輪郭を通して、じっくりと撮影されていきます。
肌が溶け、徐々に赤みを帯びてきます。
血管が浮き出し、青みを帯びた静脈がまずは現れ、ピンク色の筋肉がむき出しとなり、その後に真っ赤な動脈も浮きだしてきます。
腹部からは、腹膜から解放された内臓たちが、うつぼかずらの中を漂い、徐々に消化液の中で溶けていきます。
ああ、気持ちいい。
こうしてイケメン社長達が骨も残さず溶けていく様子が、ちんこの手により撮影され、インターネットに無料配信されました。
史上最低最悪の『殺人映像』として。
王国の警察は当然ビデオの出所を捜査しました。
そこで彼らはそこで、とんでもないものを発見したのです。
それは薬漬けにされてしまっていた、姫さまでした。
ちんこと女神さまは、何事もなかったように池へと戻りました。
村長兼王国復興大臣のカズくんには、アドニスくんを通して、マスタービデオを渡すことにしています。
今後は業務請負契約にも、契約名が個人の場合にはクーリング・オフを設けるように進言した書面を添付して。
「ところでちんこ、うつぼかずらさんたちは、これからどうするのですか?」
女神さまが恥ずかしそうにちんこへと尋ねます。
「女神さまがお許し下さるなら、池のほとりに集落を作りたいと言っているよ」
ちんこは恥ずかしそうな女神さまの様子をおかしいなと思いながらも、まっすぐにそう答えました。
姫さまは警察に保護された後、再び塔に幽閉されました。
今度は薬物を体内から取り除くため。
メイドのリリィは、本来ならば冥王のところに送られるはずだったのですが、女神さまはアドニスくんに施したように、奇跡を施しました。
生を取り戻したリリィに、女神さまは優しく告げてあげました。
「リリィ、今日からあなたは池のほとりで、エステティックサロン『ネペンテス』の店長として働きなさい」
こうしてうつぼかずらさんたちは、リリィと一緒に池のほとりでエステサロンを開業したのです。
エステサロンは大人気となり、村の名所の一つとなりました。
数ある祠のうち、女神さまお気に入りの小さな祠に、うつぼかずらさんが一体出張してきています。
女神さまは、誰に遠慮もせずに衣を脱ぐと、その身体をゆっくりと、うつぼかずらに沈めていきます。
「ああん、気持ちいいわ」
人肌のうつぼかずら液は血行を良くし、新陳代謝を促して疲れを取ってくれる上に、ドクターフィッシュよろしく全身の老廃物をも除去してくれます。
その効果は女神さまにつるつるのお肌をもたらします。
ちなみにうつぼかずらさんは雌雄同体なので、女神さまの裸体には何の反応も見せません。
隣の祠から声が響きます。
「女神さま、先に出るからねー」
つるつるのお肌に満足した女神さまは、紅潮したほっぺを自分でぷにぷにしながら、ほくそ笑みます。
ぷにぷにのちんこを思い浮かべながら。
ちんこが女神さまをぷにぷにしてくれることを思い浮かべながら。
今日も池の底は平和です。
めでたしめでたし。
「乙が契約を破棄する場合は、宣言と同時に違約金を即金にて甲に支払わなければならない。支払えない場合は、甲はこれまでの出演作に関する権利をすべて放棄した上で、甲の引退作を撮影し、この権利を乙に譲渡しなければならない」
「あら、私が契約解除すると、社長が引退作を撮影されちゃうのね。変な条項だわ」
女神さまは不思議そうに呟くと、おもむろにイケメン社長の手から契約書をもぎ取ります。
一方のイケメン社長は、女神さまが何を言っているのかわかりません。
「引退作を撮影されるのはお前だよこのメスブタが!」
激昂するイケメン社長と部下の男達に囲まれても、女神さまは平然としています。
「だって、契約書にそう書いてあるもの」
「よこせ!」
イケメン社長は女神さまから契約書を再び奪い取ると、解約条項に目を走らせました。
……。
なぜ「甲」と「乙」が入れ替わっている?
ミスプリントか?
「こんなのは無効だ!」
イケメン社長は契約書を破り捨てようとしますが、その直前に女神さまが呟きました。
『麻痺』
途端にイケメン社長と男達は、身体の自由を奪われてしまいます。
「それじゃ、撮影開始よ。ちんこ」
「わかったよ女神さま」
男たちの後ろには、いつの間にかちんこが、ふんどし集団と共に控えていたのです。
イケメン社長は夢を見ています。
それは全身がとろけるような夢。
イケメン社長の服は徐々に溶け、肌を露わにしていきます。
露わになった肌は、ゆっくりと全身の老廃物や角質を溶かしていきます。
「ああ、気持いい」
イケメン社長の横では、部下の男達も同様に気持ち良くなっています。
「これからが本番よ」
女神さまは、その美しい顔を楽しそうにほころばせると、ちんこに合図をしました。
合図に頷くちんこ。
「それじゃ、うつぼかずらさんたち、フルパワーでお願い」
「わかりましたわ、ちんこ」
そう、イケメン社長たちは、かつてちんこの強敵であった『うつぼかずら』の体内に、その全身を囚われていたのです。
イケメン社長達はゆっくりと溶けていきます。
そのさまは、半透明に変化したうつぼかずらの輪郭を通して、じっくりと撮影されていきます。
肌が溶け、徐々に赤みを帯びてきます。
血管が浮き出し、青みを帯びた静脈がまずは現れ、ピンク色の筋肉がむき出しとなり、その後に真っ赤な動脈も浮きだしてきます。
腹部からは、腹膜から解放された内臓たちが、うつぼかずらの中を漂い、徐々に消化液の中で溶けていきます。
ああ、気持ちいい。
こうしてイケメン社長達が骨も残さず溶けていく様子が、ちんこの手により撮影され、インターネットに無料配信されました。
史上最低最悪の『殺人映像』として。
王国の警察は当然ビデオの出所を捜査しました。
そこで彼らはそこで、とんでもないものを発見したのです。
それは薬漬けにされてしまっていた、姫さまでした。
ちんこと女神さまは、何事もなかったように池へと戻りました。
村長兼王国復興大臣のカズくんには、アドニスくんを通して、マスタービデオを渡すことにしています。
今後は業務請負契約にも、契約名が個人の場合にはクーリング・オフを設けるように進言した書面を添付して。
「ところでちんこ、うつぼかずらさんたちは、これからどうするのですか?」
女神さまが恥ずかしそうにちんこへと尋ねます。
「女神さまがお許し下さるなら、池のほとりに集落を作りたいと言っているよ」
ちんこは恥ずかしそうな女神さまの様子をおかしいなと思いながらも、まっすぐにそう答えました。
姫さまは警察に保護された後、再び塔に幽閉されました。
今度は薬物を体内から取り除くため。
メイドのリリィは、本来ならば冥王のところに送られるはずだったのですが、女神さまはアドニスくんに施したように、奇跡を施しました。
生を取り戻したリリィに、女神さまは優しく告げてあげました。
「リリィ、今日からあなたは池のほとりで、エステティックサロン『ネペンテス』の店長として働きなさい」
こうしてうつぼかずらさんたちは、リリィと一緒に池のほとりでエステサロンを開業したのです。
エステサロンは大人気となり、村の名所の一つとなりました。
数ある祠のうち、女神さまお気に入りの小さな祠に、うつぼかずらさんが一体出張してきています。
女神さまは、誰に遠慮もせずに衣を脱ぐと、その身体をゆっくりと、うつぼかずらに沈めていきます。
「ああん、気持ちいいわ」
人肌のうつぼかずら液は血行を良くし、新陳代謝を促して疲れを取ってくれる上に、ドクターフィッシュよろしく全身の老廃物をも除去してくれます。
その効果は女神さまにつるつるのお肌をもたらします。
ちなみにうつぼかずらさんは雌雄同体なので、女神さまの裸体には何の反応も見せません。
隣の祠から声が響きます。
「女神さま、先に出るからねー」
つるつるのお肌に満足した女神さまは、紅潮したほっぺを自分でぷにぷにしながら、ほくそ笑みます。
ぷにぷにのちんこを思い浮かべながら。
ちんこが女神さまをぷにぷにしてくれることを思い浮かべながら。
今日も池の底は平和です。
めでたしめでたし。
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