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二 つかまえた
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「殿下。説明をお願いいたします」
王族の許可なく入る事が出来ない庭園。その静まり返った中央部分で、ツイディアは口を開くことを許された。
ルカサは石で出来た長椅子に腰を下ろし足を組み、目の前で片膝をつくツイディアを見下ろしている。
「仕方がないだろう。君に頼んでも進展がないから、少し僕が手伝っただけだ」
ツイディアもレヴィアに近付こうと努力はしていたが、精霊の力が強くいつまで経ってもまともに会話すら出来ないのである。
レヴィアが常にアルートの側にいることも原因だ。
「申し訳ございません」
「いや、遠回りをしたが、今日で確信した。精霊たちの声はアルートを想うものではない。君だツイディア」
ルカサは反応のないツイディアに構うことなく、乱暴に頭を掻き背もたれに体重を預ける。
幼い頃からレヴィアは聞き分けが良かった。従順な弟が出来たと嬉しく思った時期もある。いつからあの様に壁が出来たのかと言われれば、やはり前公爵の死が引き金だったのだろう。
ルカサは苛立ったように自分の膝を指で叩く。
「魔獣の出現について元から君を北部に配属する予定だったが、先程の力を見ただろう。君もしくは公爵が他の者と婚姻でもしてみろ。死人が出るどころではなく、精霊の力が暴走するぞ」
「しかし」
「しかし、何だ。君は公爵が死ぬ程嫌いなのか? 僕の従兄弟だぞ、容姿も家柄も財産も申し分ないだろう」
ツイディアは言葉にすることを躊躇い、不敬とわかっていながらも両手で顔を覆い口を開く。
「しかし、殿下。私たちはどちらも男です」
「それすらわからぬ馬鹿だと言いたいのか? 陛下も僕も全てを背負ってしまった公爵を心から案じている。公爵が望むのならばと思っていたが、今の神殿は信用ならぬ」
ツイディアは今日の場に居た両親と兄の顔を思い浮かべて、嫌な汗が背中を伝うのがわかった。
「そうだったのですね」
「ああ、だから今更君のことを慕っていると言われても何とも思わない。むしろ良い選択だ。より使い勝手が良くなる。流石我が従兄弟だ」
ツイディアの家門は代々王家に忠誠を誓っている。今でも父親は国王の元で、兄はルカサの元で仕えている。
ルカサの一声で自分の人生が決まってしまうのだ。
「殿下のお気持ちは理解いたしました。それで、この状況から私は何をすればよろしいのでしょうか」
「そうだな。君が公爵を慕っていると言った手前、部下として北部に送り出すのは難しい」
ツイディアは神など信じていないが、胸の前で祈るように指を組んだ。
今までろくに恋愛などしてこなかった自分とルカサに、まともな案が出せるとは思えなかったのである。
ルカサは顔の前で両手を合わせ爽やかな笑みを浮かべた。
「婚約を申し込もう」
***
昨夜の夜会が嘘のように、ツイディアは晴れ渡った空を見上げ魔術師団庁舎の窓を閉める。
あの後直ぐに公爵の姿を探したが、既に会場には居なかった。アルートの姿はあった為、一人で会場を出たのだろう。
『これはきっと、君を追いかけたに違いない』
どこか楽しげに呟いたルカサの表情が、ツイディアの夢の中にまで出てきた。
「隊長! 昨日の夜会はどうでしたか? 噂では盛り上がってたとか。今夜も行くんですか? 僕も行こうかな」
ロスタは討伐時とは違い、目を輝かせながら執務室へと足を踏み入れ、先日の討伐状況を纏めた紙束をツイディアに手渡した。
ツイディアは微笑んだまま紙束を受け取り、無言で目を通し発生場所の部分で目を止めた。
——やはり、公爵の近くで発生ですか。
師団服の内側に入れた小箱を取り出して、中に仕舞っていた脆い石を見つめる。既に移動で半分程が砂に変わっていた。
手にした時は瘴気の気配がしていたが、何の処理を施さなくとも今はただの石である。
「隊長、聞いてますか?」
ツイディアは少し離れた位置からロスタの声を確認し、まだ部屋に居たのかと苦笑した。
「すまない。夜会の話でしたか? 二日目ならあなたの苦手な貴族も少ないので良いと思いますよ」
「え、本当ですか? ご飯は食べられますか?」
「ははっ。沢山あります。また給金を魔導具に注ぎ込んだのですか」
ツイディアは溜息を吐きながら首を左右に振り、机の引き出しを開ける。中に入っているのは、普段から口にする乾燥させた薬草やきのこ、木の実だ。
ロスタは一連の動作を確認して、素早く執務室から出て行った。
「おや、非常食をわけようと思ったのですが」
ツイディアは再び引き出しに手を掛けて、勢い良く開け放たれた扉に目を細める。
元々古い造りではあるが、何度か外れてしまったことがあるのだ。
「ロスタ。扉は静かに開け閉めするよう、に……閣下?」
ロスタは瞬きを何度か繰り返し「お客様です」と、一言告げて今度こそ姿を消した。
その場に残されたツイディアは、部屋の前で立ち尽くしているレヴィアを招き入れる。それから、慌ててソファと机の上に散らばる服や魔術書を、奥の部屋に押し込んだ。
ソファに腰掛けたレヴィアは、相変わらず無表情の為ツイディアから口を開く事にした。
「何か問題でもありましたか?」
昨夜問題を起こしたばかりである。
ツイディアは自分の失言に、コホンと咳払いをひとつ漏らし外していた黒革の手袋を左手にはめ直す。
「失礼いたしました。先日の件でしょうか」
「……ああ。その、俺のことを慕っていたと言うのは本当だろうか」
ドカンッと、どこかの部屋から魔術が失敗した音が響き、ツイディアは肩を跳ねさせる。
普段ならば気にも留めないが、今はいつも以上に神経を尖らせていた。
思えばこうして顔を合わせてレヴィアと話すのは初めてだった。その事に気付けば、余計な緊張から胃がキリキリと痛んだ。
「はい。ただ、あの場であの様にお伝えする気はありませんでした。閣下にも大変なご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした」
ツイディアが頭を下げたのを見て、レヴィアは手を差し出さそうになり、忙しなく視線を彷徨わせる。落ち着かせる為に視線を逸らしたが、今まで知ることのなかったツイディアの日常が目に入ってきた。
先程片付けたつもりの服は床に落ちており、薬を入れていたであろう空き瓶がそこかしこに転がっている。
レヴィアは暫く部屋を見て回りたい気持ちに駆られたが、ツイディアが顔を上げるのと同時に両手を膝の上に置き直す。
「いや、迷惑などではない。今朝殿下から改めて話を伺った。ただ、皆が言う通り俺はいつ周りに危害をもたらすかわからない。その為、数年前から神殿の者と婚姻を結ぶのが最善だと言われてきた」
ツイディアはレヴィアの言葉を聞き、二日続けて失恋する気持ちを味わうのかと、穏やかな笑みを浮かべる。
《こわれちゃう。しんぞう》
ツイディアは目を見開き、相変わらず無表情なレヴィアと、何もない空間を交互に見遣った。
やはり精霊の姿を視ることは出来ない。
心臓が壊れるのは自分だと言い返したくなったが、ツイディアはパチンッと指を鳴らし机の上に茶と焼き菓子を並べる。
「あ、ええと、気が利かずに失礼いたしました。よろしければどうぞ」
「すまない……いただこう」
レヴィアは傷だらけの手でカップを取り、遠慮がちに茶を口に流し込んだ。
そして、静かにカップを机の上に戻す。
苦かったのである。例えるなら、道端に生えている雑草をそのまま何時間も煮たたせた味だった。
「私が良く飲む茶です。色々な茶葉を配合し、適切な温度で淹れています。お口に合わなければ別の物を——」
「美味い」
レヴィアは自分が歓迎されていないわけではないと確認し、一息ついてから話を続けた。
「それで、考えたのだが。貴方の周囲の反対もあるだろう。だから、まずは恋人から始めるのはどうだろうか」
「こ、恋人ですか。婚約者とはどのような違いがありますか?」
ツイディアは予想外の言葉に額に手を添え、必死に頭を働かせる。ルカサが求めたものは婚約者である。恋人でも良いと言うだろうか。
「決してリドリア卿を軽んじているわけではない。婚約などすれば貴方の評判が悪くなるのではと思い」
「あ、ああ、いえ。私は元より婚約を望んでいますので、閣下にお任せします」
ツイディアは改めてレヴィアの顔を見つめ、ルカサの言葉を思い出す。
容姿も家柄も財産も申し分ない。更には精霊との親和性も強く剣の腕も立つ。そうなると、ツイディアがレヴィアに勝る部分はあるのだろうかと不安になった。
——身長は頭ひとつ閣下が高いですね。筋力は見なくても閣下……ふむ、困りましたね。
ツイディアの視線を一身に受けたレヴィアは、身なりを正して短く息を吐く。
「では、婚約者という事で良いだろうか。俺としても有難い」
「はい。どうぞよろしくお願いいたします。書面などは後日改めて」
契約をするかのように、互いに手を差し出し握手を交わす。こうして触れるのも初めてだ。
ツイディアはゴツゴツとしたレヴィアの指に、思わず小さな笑みを溢した。このまま握りつぶされるのではないかと、錯覚しそうになる大きさである。
《つかまえた》
《よかったね》
不意に聞こえた精霊の言葉に、ツイディアは握った手に力がこもった。
恐る恐るレヴィアを見上げれば、初めて見る柔らかな笑顔がそこにあった。
王族の許可なく入る事が出来ない庭園。その静まり返った中央部分で、ツイディアは口を開くことを許された。
ルカサは石で出来た長椅子に腰を下ろし足を組み、目の前で片膝をつくツイディアを見下ろしている。
「仕方がないだろう。君に頼んでも進展がないから、少し僕が手伝っただけだ」
ツイディアもレヴィアに近付こうと努力はしていたが、精霊の力が強くいつまで経ってもまともに会話すら出来ないのである。
レヴィアが常にアルートの側にいることも原因だ。
「申し訳ございません」
「いや、遠回りをしたが、今日で確信した。精霊たちの声はアルートを想うものではない。君だツイディア」
ルカサは反応のないツイディアに構うことなく、乱暴に頭を掻き背もたれに体重を預ける。
幼い頃からレヴィアは聞き分けが良かった。従順な弟が出来たと嬉しく思った時期もある。いつからあの様に壁が出来たのかと言われれば、やはり前公爵の死が引き金だったのだろう。
ルカサは苛立ったように自分の膝を指で叩く。
「魔獣の出現について元から君を北部に配属する予定だったが、先程の力を見ただろう。君もしくは公爵が他の者と婚姻でもしてみろ。死人が出るどころではなく、精霊の力が暴走するぞ」
「しかし」
「しかし、何だ。君は公爵が死ぬ程嫌いなのか? 僕の従兄弟だぞ、容姿も家柄も財産も申し分ないだろう」
ツイディアは言葉にすることを躊躇い、不敬とわかっていながらも両手で顔を覆い口を開く。
「しかし、殿下。私たちはどちらも男です」
「それすらわからぬ馬鹿だと言いたいのか? 陛下も僕も全てを背負ってしまった公爵を心から案じている。公爵が望むのならばと思っていたが、今の神殿は信用ならぬ」
ツイディアは今日の場に居た両親と兄の顔を思い浮かべて、嫌な汗が背中を伝うのがわかった。
「そうだったのですね」
「ああ、だから今更君のことを慕っていると言われても何とも思わない。むしろ良い選択だ。より使い勝手が良くなる。流石我が従兄弟だ」
ツイディアの家門は代々王家に忠誠を誓っている。今でも父親は国王の元で、兄はルカサの元で仕えている。
ルカサの一声で自分の人生が決まってしまうのだ。
「殿下のお気持ちは理解いたしました。それで、この状況から私は何をすればよろしいのでしょうか」
「そうだな。君が公爵を慕っていると言った手前、部下として北部に送り出すのは難しい」
ツイディアは神など信じていないが、胸の前で祈るように指を組んだ。
今までろくに恋愛などしてこなかった自分とルカサに、まともな案が出せるとは思えなかったのである。
ルカサは顔の前で両手を合わせ爽やかな笑みを浮かべた。
「婚約を申し込もう」
***
昨夜の夜会が嘘のように、ツイディアは晴れ渡った空を見上げ魔術師団庁舎の窓を閉める。
あの後直ぐに公爵の姿を探したが、既に会場には居なかった。アルートの姿はあった為、一人で会場を出たのだろう。
『これはきっと、君を追いかけたに違いない』
どこか楽しげに呟いたルカサの表情が、ツイディアの夢の中にまで出てきた。
「隊長! 昨日の夜会はどうでしたか? 噂では盛り上がってたとか。今夜も行くんですか? 僕も行こうかな」
ロスタは討伐時とは違い、目を輝かせながら執務室へと足を踏み入れ、先日の討伐状況を纏めた紙束をツイディアに手渡した。
ツイディアは微笑んだまま紙束を受け取り、無言で目を通し発生場所の部分で目を止めた。
——やはり、公爵の近くで発生ですか。
師団服の内側に入れた小箱を取り出して、中に仕舞っていた脆い石を見つめる。既に移動で半分程が砂に変わっていた。
手にした時は瘴気の気配がしていたが、何の処理を施さなくとも今はただの石である。
「隊長、聞いてますか?」
ツイディアは少し離れた位置からロスタの声を確認し、まだ部屋に居たのかと苦笑した。
「すまない。夜会の話でしたか? 二日目ならあなたの苦手な貴族も少ないので良いと思いますよ」
「え、本当ですか? ご飯は食べられますか?」
「ははっ。沢山あります。また給金を魔導具に注ぎ込んだのですか」
ツイディアは溜息を吐きながら首を左右に振り、机の引き出しを開ける。中に入っているのは、普段から口にする乾燥させた薬草やきのこ、木の実だ。
ロスタは一連の動作を確認して、素早く執務室から出て行った。
「おや、非常食をわけようと思ったのですが」
ツイディアは再び引き出しに手を掛けて、勢い良く開け放たれた扉に目を細める。
元々古い造りではあるが、何度か外れてしまったことがあるのだ。
「ロスタ。扉は静かに開け閉めするよう、に……閣下?」
ロスタは瞬きを何度か繰り返し「お客様です」と、一言告げて今度こそ姿を消した。
その場に残されたツイディアは、部屋の前で立ち尽くしているレヴィアを招き入れる。それから、慌ててソファと机の上に散らばる服や魔術書を、奥の部屋に押し込んだ。
ソファに腰掛けたレヴィアは、相変わらず無表情の為ツイディアから口を開く事にした。
「何か問題でもありましたか?」
昨夜問題を起こしたばかりである。
ツイディアは自分の失言に、コホンと咳払いをひとつ漏らし外していた黒革の手袋を左手にはめ直す。
「失礼いたしました。先日の件でしょうか」
「……ああ。その、俺のことを慕っていたと言うのは本当だろうか」
ドカンッと、どこかの部屋から魔術が失敗した音が響き、ツイディアは肩を跳ねさせる。
普段ならば気にも留めないが、今はいつも以上に神経を尖らせていた。
思えばこうして顔を合わせてレヴィアと話すのは初めてだった。その事に気付けば、余計な緊張から胃がキリキリと痛んだ。
「はい。ただ、あの場であの様にお伝えする気はありませんでした。閣下にも大変なご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした」
ツイディアが頭を下げたのを見て、レヴィアは手を差し出さそうになり、忙しなく視線を彷徨わせる。落ち着かせる為に視線を逸らしたが、今まで知ることのなかったツイディアの日常が目に入ってきた。
先程片付けたつもりの服は床に落ちており、薬を入れていたであろう空き瓶がそこかしこに転がっている。
レヴィアは暫く部屋を見て回りたい気持ちに駆られたが、ツイディアが顔を上げるのと同時に両手を膝の上に置き直す。
「いや、迷惑などではない。今朝殿下から改めて話を伺った。ただ、皆が言う通り俺はいつ周りに危害をもたらすかわからない。その為、数年前から神殿の者と婚姻を結ぶのが最善だと言われてきた」
ツイディアはレヴィアの言葉を聞き、二日続けて失恋する気持ちを味わうのかと、穏やかな笑みを浮かべる。
《こわれちゃう。しんぞう》
ツイディアは目を見開き、相変わらず無表情なレヴィアと、何もない空間を交互に見遣った。
やはり精霊の姿を視ることは出来ない。
心臓が壊れるのは自分だと言い返したくなったが、ツイディアはパチンッと指を鳴らし机の上に茶と焼き菓子を並べる。
「あ、ええと、気が利かずに失礼いたしました。よろしければどうぞ」
「すまない……いただこう」
レヴィアは傷だらけの手でカップを取り、遠慮がちに茶を口に流し込んだ。
そして、静かにカップを机の上に戻す。
苦かったのである。例えるなら、道端に生えている雑草をそのまま何時間も煮たたせた味だった。
「私が良く飲む茶です。色々な茶葉を配合し、適切な温度で淹れています。お口に合わなければ別の物を——」
「美味い」
レヴィアは自分が歓迎されていないわけではないと確認し、一息ついてから話を続けた。
「それで、考えたのだが。貴方の周囲の反対もあるだろう。だから、まずは恋人から始めるのはどうだろうか」
「こ、恋人ですか。婚約者とはどのような違いがありますか?」
ツイディアは予想外の言葉に額に手を添え、必死に頭を働かせる。ルカサが求めたものは婚約者である。恋人でも良いと言うだろうか。
「決してリドリア卿を軽んじているわけではない。婚約などすれば貴方の評判が悪くなるのではと思い」
「あ、ああ、いえ。私は元より婚約を望んでいますので、閣下にお任せします」
ツイディアは改めてレヴィアの顔を見つめ、ルカサの言葉を思い出す。
容姿も家柄も財産も申し分ない。更には精霊との親和性も強く剣の腕も立つ。そうなると、ツイディアがレヴィアに勝る部分はあるのだろうかと不安になった。
——身長は頭ひとつ閣下が高いですね。筋力は見なくても閣下……ふむ、困りましたね。
ツイディアの視線を一身に受けたレヴィアは、身なりを正して短く息を吐く。
「では、婚約者という事で良いだろうか。俺としても有難い」
「はい。どうぞよろしくお願いいたします。書面などは後日改めて」
契約をするかのように、互いに手を差し出し握手を交わす。こうして触れるのも初めてだ。
ツイディアはゴツゴツとしたレヴィアの指に、思わず小さな笑みを溢した。このまま握りつぶされるのではないかと、錯覚しそうになる大きさである。
《つかまえた》
《よかったね》
不意に聞こえた精霊の言葉に、ツイディアは握った手に力がこもった。
恐る恐るレヴィアを見上げれば、初めて見る柔らかな笑顔がそこにあった。
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