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第壱譚
0001:はじまり
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「灰かぶり、本日のうちにすることは何?」
「……お屋敷全てのお掃除、全ての衣服のお洗濯とお繕い、本日のお業務、そして明日のお仕事の準備です、継母様。」
「よくできました。リリーとララ、行きましょう!」
「「はい、お母様‼」」
継母様達は意気揚々と馬車に乗り込まれました。
ヒヒーン!
御者の合図で馬車はゆっくりと動き出し、門の外へと進んで行きます。
私は、馬車が見えなくなるまで手を振り続けました。
今宵、隣国のお城にて第一王子様のお披露目舞踏会があるとのことです。
上級貴族である(?)私の一族もその舞踏会に招待されたようで、継母様とリリー義姉様とララ義姉様は舞踏会の為に着飾り、朝早くに出立されてしまいました。
残されたのは、私ただ一人です。
――そう、今日一日、私はひとりなのです!
お三方を見送った私は、スキップしながらお屋敷へ戻りました。毎日のルーティンのはじまりです!
家事とお仕事はとても好きです。
身体を動かし、誰かのために働く。
そして、誰かが喜び、その姿を見て私も喜ぶ。
困難なこともありますし、苦手なものもありますが、生きていることを噛み締められるほんのひとときだと、最近思うのです。
この忙しい時間をこれからも大切にしていきたいですね。
……けれど、ネチネチとお小言を言われながらお仕事をしていると、ときどき心が滅入ってしまいます。
誰にだって、心の休息は必要なのです。
――舞踏会ありがとう。隣国の王子様、ありがとう。お三方を外へ連れ出してくれて本当にありがとう。延長してくだされば、もっとありがたいです。(喜)
ルンルンしながら廊下を小走りする私は、このときまだ気づいていませんでした。
迫り来る嵐の目に……。
「……お屋敷全てのお掃除、全ての衣服のお洗濯とお繕い、本日のお業務、そして明日のお仕事の準備です、継母様。」
「よくできました。リリーとララ、行きましょう!」
「「はい、お母様‼」」
継母様達は意気揚々と馬車に乗り込まれました。
ヒヒーン!
御者の合図で馬車はゆっくりと動き出し、門の外へと進んで行きます。
私は、馬車が見えなくなるまで手を振り続けました。
今宵、隣国のお城にて第一王子様のお披露目舞踏会があるとのことです。
上級貴族である(?)私の一族もその舞踏会に招待されたようで、継母様とリリー義姉様とララ義姉様は舞踏会の為に着飾り、朝早くに出立されてしまいました。
残されたのは、私ただ一人です。
――そう、今日一日、私はひとりなのです!
お三方を見送った私は、スキップしながらお屋敷へ戻りました。毎日のルーティンのはじまりです!
家事とお仕事はとても好きです。
身体を動かし、誰かのために働く。
そして、誰かが喜び、その姿を見て私も喜ぶ。
困難なこともありますし、苦手なものもありますが、生きていることを噛み締められるほんのひとときだと、最近思うのです。
この忙しい時間をこれからも大切にしていきたいですね。
……けれど、ネチネチとお小言を言われながらお仕事をしていると、ときどき心が滅入ってしまいます。
誰にだって、心の休息は必要なのです。
――舞踏会ありがとう。隣国の王子様、ありがとう。お三方を外へ連れ出してくれて本当にありがとう。延長してくだされば、もっとありがたいです。(喜)
ルンルンしながら廊下を小走りする私は、このときまだ気づいていませんでした。
迫り来る嵐の目に……。
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