【モフモフは正義‼︎】親友に裏切られて国外追放された悪役令嬢は、聖女になって返り咲く

星 佑紀

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第弐譚

0013:柴犬着ぐるみさんが増えました。

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 ーー新型爆弾お披露目から四ヶ月後のとある日。ーー


「わふわふわふ!(出来ましたわ!)」

「流石ですわ、マリア様!(感激オリビア)」


 ーーマリア嬢は、何かを完成させた‼︎ーー


「お二人とも、なんだか楽しそうですね。何をしているのですか?(マリア嬢警護の為、控えてるノア)」

「わふわふ!(先輩様、ついに縫い上げたのです!)」


 ーーマリア嬢は柴犬着ぐるみさん(大)を見せた‼︎ーー


「こ、これは、……マリア様が着るにはかなり大きいと思うのですが。(マリア様の手作り⁉︎)」

「……ノア様、見てわからないのですか?」

「わふわふう!(パトリック様専用なのですわ!)」

「マリア様が『殿下専用の着ぐるみを作りたい。(分厚い布で壁を作ります!)』とご相談されてから一緒にここまでやってきました。型紙を一から作る(しかもオリジナル寸法)のに時間がかかりましたが、マリア様のお裁縫スキルが抜群に素晴らしいので、こんなにも早く完成する事ができたのです。マリア様の殿下に対するは本物ですわ!(涙ぐむ)」

「わっふ!(これでパトリック様と距離を置けますわ!)」

「……す、素晴らしいですね。(方向性の相違⁉︎)」


 ーーと、そこへパトリック殿下がやってきた‼︎ーー


「三人ともー、僕に隠れて何してるのー?」

「わふう!(パトリック様、これ、どうぞ!)」


 ーーマリア嬢は殿下に柴犬着ぐるみさんを渡した!ーー


「…………これ、僕に?(赤面殿下)」

「わっふふ!(使ってくださいな!)」

「マリア様からの贈り物。それも、おそらく手作りでお揃い。……これは、一刻も早く結婚してくれというプロポーズですか⁉︎(気が動転している殿下)」

「わふ⁉︎(ち、違いますわ! 何故そうなるのです⁉︎)」

「マリア様のお気持ちはすっごく嬉しいですが、結婚しちゃうと僕、仕事の方を疎かにしちゃって大変な事になりますから、全てが終わってからにしましょうね!(逃げようとしているマリア嬢を捕獲してギュウギュウに抱き締める殿下)」

「わふうー‼︎(た、た、す、け、てー⁉︎)」

「これは、マリア様のお手製なのですか?」

「……わふう。(……型紙だけはオリビア様に頼みました。布の裁断と縫製は全て私が致しましたわ!)」

「ありがとう、マリア様! 袖を通すの勿体無いけれど、着てみてもいいですか?(嬉しすぎる殿下)」

「わふわふ!(どうぞ、なのです!)」


 ーー殿下は着ぐるみさんを一瞬で着て、一瞬でマリア嬢に抱きついて密着した‼︎ーー


「マリア様、ぴったりで着心地も最高だよー! 嬉しすぎて、今夜は眠れないな。(恍惚殿下)」

「わふう⁉︎(お、おかしいですわ。分厚い布で密着出来ないはずなのに、何故だか距離が近過ぎますわよ!)」

「この格好で、たくさんデートに行きましょうね!」

「わっふふ!(アンパンを食べに行くのですか!)」


 ーーマリア嬢はアンパンに想いを馳せるのであった‼︎ーー


「……殿下、実は午後から家族で街にお出掛けしようと考えていたのですが、お二人も一緒に行きませんか?(殿下とマリア嬢のイチャイチャに喜ぶオリビア)」

「オリビアさん⁉︎ ……駄目ですよ。僕達の一家団欒に殿下が入ってくると面倒な事に巻き込まれますよ!(小声)」

「マリア様はどうしたいですか? ……焼きたてのアンパンが売られているはずですが。(マリア様とデート!)」

「わっふう!(勿論行きたいですわ!)」

「決まりだね! オリビアちゃん、僕達も同行するよ! ……一刻後(約三十分後)に出発でいいかな?」

「承知致しましたわ。アルトとアリスの準備が終わりましたら殿下の天幕まで呼びに行きます。(ワクワクですわ!)」

「うん、ありがとうね! マリア様、行こうか!」


 ーー殿下はマリア嬢を抱えて天幕へと戻った‼︎ーー


「賑やかなお出掛けになりますわね!(嬉々)」

「……。(柴犬着ぐるみさんを二匹連れて行くのか。)」


 ーー先輩ノアの悩みの種が一つ増えた‼︎ーー



 ◇  ◇  ◇



 ーーここは、トルネード王国首都中央広場。ーー


「マリア様、アンパン美味しいですね!」

「わっふふ!(最高ですわ!)」


 ーー二人殿下とマリア嬢は一つのアンパンを分けて食べていた‼︎ーー


「はは、ぼくちんもアンパン食べるでちゅ!」

「そうね、野営地に戻ってからにしましょうね。」

「いやでちゅ、焼きたてをほおばるでちゅよ!」

「まあまあ、アルト、お喋りがお上手ねー!」

「うう? あー?(ほへー、ここが首都か。 アリス)」

「…………。(なんだ、この状況は⁉︎)」


 ーーアルトを肩車している先輩ノアは、動揺した‼︎ーー


「オリビアちゃん達も食べていいよー!(マリア嬢にデレデレしながら、アンパンを頬張る殿下)」

「いえ、殿下。お気遣いなく。これも躾ですので。」

「もう、オリビアちゃんは真面目だねー! マリア様を見てごらんよ! もっふもふだよー!」

「わふう!(はしたないのは分かっているのですが、おそらく今しか出来ませんからね! 宮殿に戻る事になれば、アンパンを食べることも出来なくなります。食べれるときに食べておくのですよ!)」

「……。(最近マリア様の適応能力の高さが凄まじすぎる。柴犬着ぐるみさんを着るようになってから特に、幸せそうな顔をしていることが増えた。……ジョナサンも言ってたようにあの着ぐるみ、何か小細工がされているのかな?)」

「……ちち、何か考えごとでちゅか?」

「だ、大丈夫。アンパン食べたいなって思っただけだよ。(アルトの言語能力の成長も著しいんだよな。)」

「駄目ですよ、ノア様。……私達には、あのお二人殿下とマリア様を陰ながら見守るという任務がありますからね! アンパン食べてる暇はありませんわよ!(ビシッと)」

「オリビアさん……。(僕達の自由時間はー⁉︎)」

「うー、あっ!(パパ、どんまいなのだ。 アリス)」


 ーーと、そこへ、とある三人がやってきた‼︎ーー


「マルス様、もう無理です! ホーリー商会に余剰金は残っておりません‼︎ いい加減、首都暮らしをやめてくださいな!(不安な表情シンシア)」

「シンシア、君の大事な仕事はここに来て私に説教をすることではない。大金を稼いでの生活費を工面することだ!(女性と腕を組んでいるホーリー商会の後継者マルス)」

「シンシアお姉様、ごめんなさい。マルス様がお姉様の配偶者だなんて、知らなかったの。謝りますから、そんなに怒らないでくださいませ。(嘘泣きをハンカチで隠すレニー)」

「レニー、貴女の嘘も聞き飽きました。……別に、マルス様とレニーが恋仲になろうとも、同棲しようとも、結婚式を挙げても、もうどうでもいいので、どうぞご勝手にしてくださいまし。ですが、ただでさえ不景気なこの世情の中、地価の高い首都で、ホーリー商会のお金を使って豪遊生活をなされますと、お義父とう様達が必死になって稼がれたホーリー商会の内部留保なんて、一晩で吹き飛んでしまいますわ! このまま生活レベルを下げないようならば、明日にでも、ホーリー商会は破産ですわよ!(やり切れない表情)」

「うるさい、この地味女が! ……美しくてお淑やかで心根の優しいレニーを見習えよ。こんなところで油を売っている暇があるならば、新しい取引先を見つけてきたらいいのじゃないか?(本妻シンシアを鼻で笑う夫マルス)」

「……。(もう無理。会社ホーリー商会はドラ息子でお終いよ。)」


 ーーと、そこへ、アルトが飛び掛かって行った‼︎ーー


「かわいいおねーしゃん、あっそっびましょー!」


 ーーアルトはシンシアの腕の中で着地した!ーー


「…………⁉︎(この子はどこから⁉︎)」

「アルト⁉︎ すみません、ちょっとこの子、綺麗な人に目が無いので。(平謝りしてアルトを肩車するノア)」

「えー、ちちじゃなくて、あのおねーしゃんがいいー!」

「アルト、駄目ですよ! いきなり飛び掛かるとお姉さんがビックリされますからね!(ビシッと言うオリビア)」

「えー、なになに、アルト、またナンパしてるのー?(マリア嬢とイチャコラしているデレデレ殿下)」

「わふふ?(って何ですか?)」

「うーん、マリア様は知らなくていいからねー。」

「……ちょっと貴方達、今大事な話をしているので、黙っていてくれないか?(何故かイライラし出すマルス)」

「マルス様、あの男の子アルトが私の方にも飛びかかってくると思うと怖くて仕方がありませんわ。(ぶりっ子レニー)」

「……ブスに飛び掛かるつもりは皆無でちゅよ!」

「ーーーーっ⁉︎ ブス⁉︎ この可愛い私が⁉︎」

「おんなの風上にもおけないブチャイクでちゅね!」

「ーーーーっ⁉︎(その場で失神するレニー)」

「レニーー⁉︎ おい、そこの坊主、私のレニーを傷つけた罪は重いぞ‼︎(アルトの頭を鷲掴みしようとするマルス)」


 ーーノアは華麗な身のこなしでマルスをかわした‼︎ーー


 バタン、キュー(地面に倒れ込むマルス)


「けえ! ブチャイク同士、土がお似合いでちゅね!」

「あうー。(ほえー。アルト、またやってるよー。)」

「アルト、大丈夫? (アルトを抱っこするオリビア)」

「ぼくちんは大丈夫でちゅよ! ははみたいに蔑ろにされている女性を守るのがぼくちんの使命でちゅからね!」

「でも、逆恨みされたらどうするのよ!(心配)」

「そうだぞ、アルト。ただでさえアルトは、指名手配されているんだからね。あまり街中で目立つようなことをしてはいけないよ。(さりげなくオリビアを抱き締めるノア)」

「……まあまあ、二人とも。……後は僕が引き受けようか。(ブラック魔王様殿下)」

「わふ⁉︎(パトリック様の雰囲気が変わりましたわ!)」


 ーー殿下は転がってる二人マルスとレニーを強制的に起こした‼︎ーー


「はい二人ともー、僕の目を見てね!(瞳孔ピカッ)」

「「…………はい。(虚ろな瞳)」」

「浮気駄目絶対! 浮気駄目絶対! はい、復唱‼︎」

「「……うわき、だめ、絶対。(虚ろな瞳)」」

「はい終了。もう眠っててもいいよ!(瞳孔ピカッ)」

「「…………。(深い眠りにつく二人)」」

「殿下、むやみやたらに霊力使っちゃいけないですよ!」

「……不貞をしている二人を殺していないだけマシだと思うけどね。(人を殺しそうな目をしたブラック魔王様殿下)」

「わふうー!(即刻逃げなければ‼︎)」

「(ガシッとマリア嬢を捕獲して)……大体、浮気が原因で、全てがおかしくなるんだよね。会社のお金に手をつけたりしだしたら末期だ。僕は、そういうゴキブリ以下の人間が人間らしく生きていけるように、手助けをしているだけだからね。……マリア様もわかったかな? 浮気がどれだけ重罪かを。(目で人を殺せる殿下)」

「わ、わふ!(わ、わかりましたわ! ガクブル)」

「よしよし、マリア様はお利口さんだね! ……ノア、僕達は先に帰るから、彼女シンシアの心のケアとよろしくね。(ガクブルしてるマリア嬢を見て興奮している鷹の目殿下)」

「ああ、はい。お気をつけてー。(遠い目)」


 ーーホクホク顔で殿下はマリア嬢を連れて帰った‼︎ーー


「…………皆様、助けてくださってありがとうございます。(深く礼をするシンシア)」

「いいのです。……私も似た境遇なのでなんとなくお気持ちはわかりますわ。(アルトを強く抱き締めるオリビア)」

「…………。(涙が零れ落ちるシンシア)」

「ちょっとここでは人の目がありますから、僕達のお店着ぐるみ屋さんでお話を聞かせてもらえませんか?(優しく話しかけるノア)」

「……いいのですか?(目を真っ赤にさせるシンシア)」

「勿論ですよ。アルトもお世話になりましたからね。」

「ここで会ったのも何かの縁ですわ! 美味しいお菓子でも食べながら、色々お話しましょう‼︎(張り切るオリビア)」

「おねーしゃん、遠慮はいらないでちゅからね!」

「あーうー。(辛くても、今から良いことあるよ。)」

「ーーはいっ!(過去を振り切って前を向くシンシア)」


 ーーこれも、自警団スピカの大事なお仕事なのであった‼︎ーー
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