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第2章 人間と獣
2.チハル、です
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目が覚めたら簡素ながらも清潔なベッドにいた。
「あー、全部夢だったんだ……」
うんうん、燃える村で熊に捕まり、奴隷として売られたのも。
黒豹に食べられそうになったのも。
もうすぐ肉にされるところをライオンに買われたのもきっと夢だ、うん。
……なんて思い込もうとしたものの。
「おっ、目が覚めたか」
「んんっ、夢じゃ、ない!」
ノックの音とともにライオンが入ってきて、現実を突きつけられた。
「よく眠れたか?」
遠慮なくライオンがその大きな手で、私の顔をぐいぐい触ってくる。
「だいぶ、顔色がよくなってきたな。
起きたんならメシにしよう」
促されてベッドを出る。
窓から差し込む光は朝日になっていた。
ダイニングキッチンには朝食の支度ができている。
テーブルに上には二人前あるが、そこに座っていいのか躊躇した。
「なんだ? 早く座れ」
ライオンはなんでもないように言うが、いいんだろうか。
「その。
……私は奴隷なのに一緒の食卓なんていいんでしょうか」
アライグマの家では常に床へ座らされた。
それが当然だというように。
私は奴隷なのだ、ご主人様と一緒に食事など許されるはずがない。
「あのな」
椅子を立ってきたライオンが私の肩に触れ、それだけでびくりと肩が跳ねる。
けれど彼はかまわずに私を強引に椅子へ座らせた。
「俺はお前を奴隷だなんて思ってない」
真っ直ぐに私を見つめるライオンの瞳は、嘘をついているようには見えない。
「お前を買ったのが気に障るのなら、あやまる。
ただ、あそこからお前を連れ出すには、それしか方法がなかったからだ」
無意識に手が、首に触れる。
ここに来てすぐに彼は、奴隷の印である首輪をつけたことを詫びながら外してくれた。
「とりあえずメシを食おう。
詳しい話はそれからだ」
ふっ、と笑った彼は優しげで、信じてもいいかなと思えた。
朝食はレタスっぽい葉野菜とハムを挟んだサンドイッチだった。
あとはお茶。
「あの」
「なんだ?」
ライオンは口が大きいからか、サンドイッチがふたくちで消えていく。
「これって……なんの肉、ですか?」
まさか、人間……なんてことはないと思いたい。
けれど草食獣だとして、彼は、彼らは隣人をこんなに平気で食べたりするんだろうか。
「ん?
魔獣の肉だ。
そんなことも知らないのか」
「……魔獣?」
ファンタジーでしか聞かない単語が出てきて、思わず首が横に倒れる。
いや、二本足で歩いて言葉をしゃべる獣人がいる時点でファンタジーだけど。
「神はまず、二本足で歩く動物を作りたもうた。
最初の番は子を増やし、さらに魔獣を作った」
「……なんですか、それ」
なんで、神様なんて話が出てくるのかわからない。
「この世界の成り立ちだ。
二本足で歩く動物は神が作った、最初の番の子孫だから、食ってはいけない。
しかし四本足や六本足の魔獣は違うからな。
食っていい。
そういう、決まりなんだ」
「へー」
なんかちょっと、面白そう。
底辺のブラック企業勤務だったが、大学時代は民俗学を専攻していたのだ。
俄然、興味が湧いてくる。
「まあ、それでも禁忌を犯したい奴はいる。
魔獣より二本足の獣の方がうまいとかいう話もあるしな。
最近は闇市なんかも横行していて、王はあたまを抱えている」
それで私はもうすぐ、闇市に売り渡されて肉にされるところだったんだ。
とりあえず肉が人間ではないとわかり、安心して噛みついた。
「ここには王様がいるんですか」
ライオンは真円を描くほど目を大きく見開いたあと、はぁーっと大きなため息を落とした。
「お前、本当になにも知らないんだな……」
「えっと、……そう、ですね」
曖昧に笑って誤魔化す。
この世界の人間じゃないので、なんて言っても信じてもらえないだろう。
「最初の番の直系が王族だ。
王を中心に各種族の代表が集まって国を動かしている。
ただし、人間はその中には入れないがな」
「そうなんですね」
人間はとことん、下級種族の扱いということか。
一応、二本足動物扱いで食べてはいけないことにはなっているみたいだが。
「食ったんならお前にここでの暮らしを説明する。
……が、その前に自己紹介がまだだったな」
そう言いながらライオンは、新しいお茶を淹れてくれた。
「俺はレオンハルトだ。
レオンと呼んでくれてかまわない。
役所に提出する書類代行の仕事としている」
ライオンの大きな手が、目の前に差し出される。
「獅子原千陽、……です」
おそるおそる、その手を掴む。
途端にぎゅっと強く、握られた。
「よろしくな」
握った手が上下に振られる。
どうもこのライオン――レオンさんは悪いライオンではなさそうだ。
「それにしても、シシハラチハルなんて変な名前だな」
姓名をひと単語として扱われて初めて、ここでは姓がないのではないかと気づいた。
「あの、千陽で大丈夫です!」
「チハル? 略すなら普通、シシハじゃないのか?」
レオンさんは首を捻っているが、これはどう説明したらいいんだろう?
「その、獅子原は家族につく名前なんです。
それで、千陽が私個人の名前、で」
「へぇ、変わった風習だな。
初めて聞いた。
……ん、わかった。
これからよろしくな、チハル」
レオンさんは納得してくれたようで、よかった。
「あー、全部夢だったんだ……」
うんうん、燃える村で熊に捕まり、奴隷として売られたのも。
黒豹に食べられそうになったのも。
もうすぐ肉にされるところをライオンに買われたのもきっと夢だ、うん。
……なんて思い込もうとしたものの。
「おっ、目が覚めたか」
「んんっ、夢じゃ、ない!」
ノックの音とともにライオンが入ってきて、現実を突きつけられた。
「よく眠れたか?」
遠慮なくライオンがその大きな手で、私の顔をぐいぐい触ってくる。
「だいぶ、顔色がよくなってきたな。
起きたんならメシにしよう」
促されてベッドを出る。
窓から差し込む光は朝日になっていた。
ダイニングキッチンには朝食の支度ができている。
テーブルに上には二人前あるが、そこに座っていいのか躊躇した。
「なんだ? 早く座れ」
ライオンはなんでもないように言うが、いいんだろうか。
「その。
……私は奴隷なのに一緒の食卓なんていいんでしょうか」
アライグマの家では常に床へ座らされた。
それが当然だというように。
私は奴隷なのだ、ご主人様と一緒に食事など許されるはずがない。
「あのな」
椅子を立ってきたライオンが私の肩に触れ、それだけでびくりと肩が跳ねる。
けれど彼はかまわずに私を強引に椅子へ座らせた。
「俺はお前を奴隷だなんて思ってない」
真っ直ぐに私を見つめるライオンの瞳は、嘘をついているようには見えない。
「お前を買ったのが気に障るのなら、あやまる。
ただ、あそこからお前を連れ出すには、それしか方法がなかったからだ」
無意識に手が、首に触れる。
ここに来てすぐに彼は、奴隷の印である首輪をつけたことを詫びながら外してくれた。
「とりあえずメシを食おう。
詳しい話はそれからだ」
ふっ、と笑った彼は優しげで、信じてもいいかなと思えた。
朝食はレタスっぽい葉野菜とハムを挟んだサンドイッチだった。
あとはお茶。
「あの」
「なんだ?」
ライオンは口が大きいからか、サンドイッチがふたくちで消えていく。
「これって……なんの肉、ですか?」
まさか、人間……なんてことはないと思いたい。
けれど草食獣だとして、彼は、彼らは隣人をこんなに平気で食べたりするんだろうか。
「ん?
魔獣の肉だ。
そんなことも知らないのか」
「……魔獣?」
ファンタジーでしか聞かない単語が出てきて、思わず首が横に倒れる。
いや、二本足で歩いて言葉をしゃべる獣人がいる時点でファンタジーだけど。
「神はまず、二本足で歩く動物を作りたもうた。
最初の番は子を増やし、さらに魔獣を作った」
「……なんですか、それ」
なんで、神様なんて話が出てくるのかわからない。
「この世界の成り立ちだ。
二本足で歩く動物は神が作った、最初の番の子孫だから、食ってはいけない。
しかし四本足や六本足の魔獣は違うからな。
食っていい。
そういう、決まりなんだ」
「へー」
なんかちょっと、面白そう。
底辺のブラック企業勤務だったが、大学時代は民俗学を専攻していたのだ。
俄然、興味が湧いてくる。
「まあ、それでも禁忌を犯したい奴はいる。
魔獣より二本足の獣の方がうまいとかいう話もあるしな。
最近は闇市なんかも横行していて、王はあたまを抱えている」
それで私はもうすぐ、闇市に売り渡されて肉にされるところだったんだ。
とりあえず肉が人間ではないとわかり、安心して噛みついた。
「ここには王様がいるんですか」
ライオンは真円を描くほど目を大きく見開いたあと、はぁーっと大きなため息を落とした。
「お前、本当になにも知らないんだな……」
「えっと、……そう、ですね」
曖昧に笑って誤魔化す。
この世界の人間じゃないので、なんて言っても信じてもらえないだろう。
「最初の番の直系が王族だ。
王を中心に各種族の代表が集まって国を動かしている。
ただし、人間はその中には入れないがな」
「そうなんですね」
人間はとことん、下級種族の扱いということか。
一応、二本足動物扱いで食べてはいけないことにはなっているみたいだが。
「食ったんならお前にここでの暮らしを説明する。
……が、その前に自己紹介がまだだったな」
そう言いながらライオンは、新しいお茶を淹れてくれた。
「俺はレオンハルトだ。
レオンと呼んでくれてかまわない。
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ライオンの大きな手が、目の前に差し出される。
「獅子原千陽、……です」
おそるおそる、その手を掴む。
途端にぎゅっと強く、握られた。
「よろしくな」
握った手が上下に振られる。
どうもこのライオン――レオンさんは悪いライオンではなさそうだ。
「それにしても、シシハラチハルなんて変な名前だな」
姓名をひと単語として扱われて初めて、ここでは姓がないのではないかと気づいた。
「あの、千陽で大丈夫です!」
「チハル? 略すなら普通、シシハじゃないのか?」
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「その、獅子原は家族につく名前なんです。
それで、千陽が私個人の名前、で」
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……ん、わかった。
これからよろしくな、チハル」
レオンさんは納得してくれたようで、よかった。
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