3 / 5
3.これで最後
しおりを挟む
廊下を歩いていたら、いきなり手が出てきて会議室に引き込まれた。
「泉」
壁に押しつけられ、片手が頬を撫でた。
私を見下ろす、リムレス眼鏡の向こうの目は、熱を孕んで潤んでる。
「お帰りなさい、大室課長」
「充電させろ」
「……!」
私がなにも云わないうちに、がっつり唇を食われた。
昨日、泊まりで出張だったから飢えてるのはわかってる。
丸一日私にふれられないと、死ぬ……らしいので。
それはいい、それはいいんだけど。
さっきから股ドンしてる足が、その、あの、えっと、……ね。
戸惑ってる私なんか無視してスカートをたくし上げ、大室課長の手が突っ込まれた。
「大室課長!」
「濡らしとかないと痛いのはおまえだろ?」
「……っ」
声が出そうになって慌てて指を噛む。
けど、かまわずに大室課長は手を動かして、くちゅくちゅと私の身体がたてる音が会議室に響き出す。
不意に刺激が無くなってぼぅと見上げると、にやりと片頬が上った。
カチャリとベルトの外れる音がしたかと思ったら、片足を持ち上げられて下着を避けて大室課長が私の中に入ってくる。
「ああっ、」
上げそうになった声は、大室課長の唇に消された。
身体を揺さぶられ続けながら、必死で掴まる。
「悩むよな、結婚したら同じ支店にはいられなくなるから、こうやっておまえを抱けないし」
「……、……!」
奥を激しく突き上げられ、肩に顔を埋めて声を押し殺す。
「どうしたらいいと思う?」
そんな話、いましないで欲しい。
送られ続ける刺激に声を漏らさないことだけで精一杯なのに。
「なあ!」
「……!!!」
最奥を抉られ、思いっきりぎゅーっと大室課長に抱きついて悲鳴を噛み殺した。
早くなっていく律動に、必死で耐える。
「……もうイきそう?」
「あ、」
仕上げ、とばかり思いっきり奥を突かれ、我を忘れて上げそうになった悲鳴は大室課長の唇が押さえてくれた。
どく、どくと私の中に白い欲望を吐き出される。
「……はぁーっ」
唇が離れると、深い吐息を落としながらぐったりと大室課長にもたれ掛かった。
「……会社はダメだって、何度も」
「はいはい、悪い、悪い」
……はぁーっ、まったく悪びれる様子のない大室課長にため息しか出てこない。
「まあ、これが最後だと思うから」
「……最後?」
びくり、思わず背中が震える。
まさか、別れる、とか?
おそるおそる顔を上げると、視線のあった大室課長はなぜか目を逸らした。
ああ、やっぱり別れ話されるんだ。
私、なにか大室課長の気に障ることでもやったのかな。
でも、いま別れ話とかないよ。
「泉」
壁に押しつけられ、片手が頬を撫でた。
私を見下ろす、リムレス眼鏡の向こうの目は、熱を孕んで潤んでる。
「お帰りなさい、大室課長」
「充電させろ」
「……!」
私がなにも云わないうちに、がっつり唇を食われた。
昨日、泊まりで出張だったから飢えてるのはわかってる。
丸一日私にふれられないと、死ぬ……らしいので。
それはいい、それはいいんだけど。
さっきから股ドンしてる足が、その、あの、えっと、……ね。
戸惑ってる私なんか無視してスカートをたくし上げ、大室課長の手が突っ込まれた。
「大室課長!」
「濡らしとかないと痛いのはおまえだろ?」
「……っ」
声が出そうになって慌てて指を噛む。
けど、かまわずに大室課長は手を動かして、くちゅくちゅと私の身体がたてる音が会議室に響き出す。
不意に刺激が無くなってぼぅと見上げると、にやりと片頬が上った。
カチャリとベルトの外れる音がしたかと思ったら、片足を持ち上げられて下着を避けて大室課長が私の中に入ってくる。
「ああっ、」
上げそうになった声は、大室課長の唇に消された。
身体を揺さぶられ続けながら、必死で掴まる。
「悩むよな、結婚したら同じ支店にはいられなくなるから、こうやっておまえを抱けないし」
「……、……!」
奥を激しく突き上げられ、肩に顔を埋めて声を押し殺す。
「どうしたらいいと思う?」
そんな話、いましないで欲しい。
送られ続ける刺激に声を漏らさないことだけで精一杯なのに。
「なあ!」
「……!!!」
最奥を抉られ、思いっきりぎゅーっと大室課長に抱きついて悲鳴を噛み殺した。
早くなっていく律動に、必死で耐える。
「……もうイきそう?」
「あ、」
仕上げ、とばかり思いっきり奥を突かれ、我を忘れて上げそうになった悲鳴は大室課長の唇が押さえてくれた。
どく、どくと私の中に白い欲望を吐き出される。
「……はぁーっ」
唇が離れると、深い吐息を落としながらぐったりと大室課長にもたれ掛かった。
「……会社はダメだって、何度も」
「はいはい、悪い、悪い」
……はぁーっ、まったく悪びれる様子のない大室課長にため息しか出てこない。
「まあ、これが最後だと思うから」
「……最後?」
びくり、思わず背中が震える。
まさか、別れる、とか?
おそるおそる顔を上げると、視線のあった大室課長はなぜか目を逸らした。
ああ、やっぱり別れ話されるんだ。
私、なにか大室課長の気に障ることでもやったのかな。
でも、いま別れ話とかないよ。
11
あなたにおすすめの小説
社内恋愛~○と□~
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
一年越しの片想いが実り、俺は彼女と付き合い始めたのだけれど。
彼女はなぜか、付き合っていることを秘密にしたがる。
別に社内恋愛は禁止じゃないし、話していいと思うんだが。
それに最近、可愛くなった彼女を狙っている奴もいて苛つく。
そんな中、迎えた慰安旅行で……。
『○と□~丸課長と四角い私~』蔵田課長目線の続編!
○と□~丸い課長と四角い私~
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
佐々鳴海。
会社員。
職場の上司、蔵田課長とは犬猿の仲。
水と油。
まあ、そんな感じ。
けれどそんな私たちには秘密があるのです……。
******
6話完結。
毎日21時更新。
チョコレートは澤田
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「食えば?」
突然、目の前に差し出された板チョコに驚いた。
同僚にきつく当たられ、つらくてトイレで泣いて出てきたところ。
戸惑ってる私を無視して、黒縁眼鏡の男、澤田さんは私にさらに板チョコを押しつけた。
……この日から。
私が泣くといつも、澤田さんは板チョコを差し出してくる。
彼は一体、なにがしたいんだろう……?
6年分の遠回り~いまなら好きって言えるかも~
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
私の身体を揺らす彼を、下から見ていた。
まさかあの彼と、こんな関係になるなんて思いもしない。
今日は同期飲み会だった。
後輩のミスで行けたのは本当に最後。
飲み足りないという私に彼は付き合ってくれた。
彼とは入社当時、部署は違ったが同じ仕事に携わっていた。
きっとあの頃のわたしは、彼が好きだったんだと思う。
けれど仕事で負けたくないなんて私のちっぽけなプライドのせいで、その一線は越えられなかった。
でも、あれから変わった私なら……。
******
2021/05/29 公開
******
表紙 いもこは妹pixivID:11163077
昨日、彼を振りました。
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「三峰が、好きだ」
四つ年上の同僚、荒木さんに告白された。
でも、いままでの関係でいたかった私は彼を――振ってしまった。
なのに、翌日。
眼鏡をかけてきた荒木さんに胸がきゅんと音を立てる。
いやいや、相手は昨日、振った相手なんですが――!!
三峰未來
24歳
会社員
恋愛はちょっぴり苦手。
恋愛未満の関係に甘えていたいタイプ
×
荒木尚尊
28歳
会社員
面倒見のいい男
嫌われるくらいなら、恋人になれなくてもいい?
昨日振った人を好きになるとかあるのかな……?
19時、駅前~俺様上司の振り回しラブ!?~
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
【19時、駅前。片桐】
その日、机の上に貼られていた付箋に戸惑った。
片桐っていうのは隣の課の俺様課長、片桐課長のことでいいんだと思う。
でも私と片桐課長には、同じ営業部にいるってこと以外、なにも接点がない。
なのに、この呼び出しは一体、なんですか……?
笹岡花重
24歳、食品卸会社営業部勤務。
真面目で頑張り屋さん。
嫌と言えない性格。
あとは平凡な女子。
×
片桐樹馬
29歳、食品卸会社勤務。
3課課長兼部長代理
高身長・高学歴・高収入と昔の三高を満たす男。
もちろん、仕事できる。
ただし、俺様。
俺様片桐課長に振り回され、私はどうなっちゃうの……!?
契約結婚に初夜は必要ですか?
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
勤めていた会社から突然、契約を切られて失業中の私が再会したのは、前の会社の人間、飛田でした。
このままでは預金がつきてアパートを追い出されそうな私と、会社を変わるので寮を出なければならず食事その他家事が困る飛田。
そんな私たちは利害が一致し、恋愛感情などなく結婚したのだけれど。
……なぜか結婚初日に、迫られています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる