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第4章 あなたの夢を叶えたい

13.身体が欲しがっているから

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「あーあ。
今日もぐしょぐしょだな、あーやは」

玲の舌が涙を舐めとり、徐々に意識が戻ってくる。

「りょ、玲……」

あんなに達したばかりなのに、身体はまだ足りないと叫んでいた。
早く、早く、玲が欲しいと。

「ん?」

けれど彼は眼鏡の向こうで目を細めて私を見るばかりで、なにもくれない。

「りょ、りょぅっ!」

渇望する身体に堪えられなくて、次第に声は涙声になっていく。

「欲しいものはちゃんと言わなきゃダメだと教えただろ」

そんなことは言えなくて、いやいやと首を振った。

「じゃあ、ずっとこのままだ」

はぁっ、はぁっ、と荒い息で彼を見つめるが、少しも表情は変わらない。
身体が疼いて、気が狂いそうなほど苦しい。

「りょ、りょぅ……」

完全に涙声で玲に懇願する。
けれど彼は叶えてくれるどころか、呆れたようにはぁっと小さくため息をついた。

「僕はあーやを、そんなふうにしたつもりなはいけどな」

玲の身体が離れていく。
慌ててその腕を掴んだ。

「りょ、玲……」

――なんて言ったらいいか教えてください。

しかしそれ以上は言葉にできなくて、教えを乞おうとその蒼い目を見つめる。
しばらく玲は私を見ていたかと思ったら、耳もとへその口が寄せられた。

「……、……」

ぼそぼそと囁かれる言葉に耳を澄ませる。
顔を離した玲は、私を促すようにじっと見下ろした。
一度目を閉じ、小さく深呼吸する。
再び瞼を持ち上げると同時に口を開いた。

「りょ、玲を、ください。
それで、その……私に、玲の子供を身籠もらせて、ほしい、です」

玲に言われたとおりには言えなかった。
それでも恥ずかしくて、顔を隠してしまいたい。

「んー、可愛いから合格」

「ああーっ!」

一気に、熱い杭を最奥まで叩き込まれ、背中が仰け反る。
歓喜で震える媚壁は玲のものを締め付けた。

「今日のあーやの胎内、今朝までと違う」

大きなストロークでゆっくりと、玲が抽送を繰り返す。
自分でも身体の変化に気付いた。
いまはもっと、もっと奥まで玲が欲しい。
ずっと奥で、身体が玲を待っている。

「か、身体が、玲の赤ちゃんが欲しいって、言ってるの、かも」

「じゃあ、頑張らないとな」

「あっ、ああっ、ああっ!」

玲の動きが速くなる。
快楽の海に溺れないように玲に掴まった。
より深く、玲を迎え入れられるように、足でぐっと玲を引き寄せる。

「はぁっ、あーや、僕の子を妊娠してくれ」

少しだけ難しそうに玲が眉を寄せ、身体の奥がぎゅっと締まる。
指を絡めて両手が握られ、余裕なく唇が重なった。
ぐちゃぐちゃとかき混ぜられていくあたまと身体。
でもそれが、心地いい。

「はぁっ、あーや!」

最奥の扉を開け、その小さな部屋へと子胤が注がれる。

「あっ、あああーっ!!!!!!!!!!」

ビクビクと身体は痙攣しながら、最後の一滴までそれを搾り取る。
そこは玲の希望で満たされた。

「はぁ、はぁ、……玲」

求めるように手を伸ばせば、ちゅっと軽く口付けをくれた。

「子供、できたらいいな」

玲の手が、汗で貼りつく髪を剥がしてくれる。

「きてくれますよ、きっと」

瞼に、額に、落とされる口付けが気持ちよくて、少しずつ意識が溶けていく。

「そうだな」

このまま眠ってしまいたい、そう思ったものの。

「なあ。
もっと確実なモノしないか」

「は?」

完全に閉じられようとしていた瞼を、勢いよく開いた。

「もっと確率を上げた方がいいだろ」

「え?
は?」

まだ状況把握ができていない、私の花弁の間に、すでに硬くなった雄しべがぬるぬると擦りつけられる。

「ちょっと待って……」

「待たない」

ずぶっ、と私の意思を無視して、まだ余韻に浸る蜜道へと玲が押し入ってくる。

――こうして結局また、限界を超えてまで玲から求められた。
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