47 / 80
第9章 ヤキモチは煮ても焼いても食えない
9-3 パンダになるのが怖くてマスカラは塗れない
しおりを挟む
次に松岡くんがやってくる金曜日まで、ひたすら執筆に没頭した。
少しでも考えると、悲しくなるから。
睡眠も、食事すら取らずにひたすらキーを叩き続ける。
『冷蔵庫の中を見たら紅夏の食生活なんてすぐにわかる』
松岡くんはそう言っていた。
だからこんな生活をしていれば彼が心配してくれるんじゃないかという期待がなかったとはいえない。
そんな私をあざ笑うかのように、例の郵便は毎日届いた。
封も切らずにフリーザーパックに詰め、ダイニングテーブルの上に置いていく。
毎回、松岡くんが来たときに横井さんへ届けてくれていたが、月曜日の分はそのままある。
「ほんと、どうしたらいいんだろう……」
憂鬱な三日間で唯一、よかったことといえば。
『例のピュアホワイト。
書籍への誹謗中傷だと、社よりnyamazonへ情報開示要求を出しました。
他社も出すようですし、遠からずどこの誰特定されるはずです。
弊社としては彼女……彼かもしれませんが、訴える予定ですし、そのとき大藤先生もあわせて名誉毀損で訴えたらいいかと思います』
私へ報告する立川さんの声は少し、弾んでいた。
「そうですか……。
ありがとう、ございます」
やっとあのレビューがなくなるのだというのに、なんの感慨もない。
きっとこんな状況じゃなきゃ、手放しで喜べたのに。
『大藤先生、なんだか暗いですね。
なにかあったんですか』
「別に……」
立川さんの声が心配そうになる。
けれど彼のせいで松岡くんと喧嘩しました、なんて言えるはずがない。
『そうだ、嫌がらせがこれで解決するんです。
お祝いに食事にでも行きませんか』
「いえ……いいです……」
この状態で立川さんと食事になんか行ったりしたら、また松岡くんを怒らせる。
それだけはいくら鈍い私でもわかる。
『ほんとにどうかしたんですか』
私を気遣ってくれる彼には申し訳ないが、こればっかりは説明できない。
「その……最近、執筆が進んでて。
早く書き上げたいかなー……なんて」
もっともらしい言い訳をした。
それくらいしか思いつかなかったから。
『そうですか。
気分が乗っているときはやはり、書きたいですもんね。
わかりました、食事は初稿が上がったときにでも』
「……はい、ありがとうございます」
電話を切るとはぁーっと大きなため息が出た。
「執筆、頑張ろう」
この小説が書き上がったら、真っ先に松岡くんに読んでもらおう。
そうすれば、私の気持ちをきっと、わかってくれるから。
――ピピピッ、ピピピッ。
手探りで携帯を探し当て、アラームを止める。
「……起きなきゃ」
口ではそういいながらも、まぶたはちっとも開かない。
今朝も遅くまで書いていた。
寝たのはすっかり日が昇ってから。
それも限界を超えるまで書いていたからベッドまでたどり着けず、仮眠用に置いてある布団にくるまって仕事部屋の床に転がったくらいだ。
「……早く起きなきゃ、松岡くんが来る……」
わかっているけれど、やはりまぶたは開かない。
そのまま二度寝に入ってしまった。
「……いま、何時……?」
まだ目覚めきっていないあたまで携帯を掴み、時間を確認する。
「五時!?」
画面を見て、いっぺんに目が覚めた。
大慌てで起きて茶の間へ向かう。
「ごめん、松岡くん!
寝てた!」
「おはようございます」
素っ気なくそれだけ言い、松岡くんは引き続きアイロンをかけていた。
「あ、うん。
……おはよう」
「私は買い物に行って参ります」
アイロンがけが終わったのかてきぱきと片付け、松岡くんは部屋を出て行く。
「あの、ね」
なにか言わなきゃ、袖を引いて引き留めたものの声が出ない。
「……なにか」
上から、見下ろされた。
その銀縁眼鏡と同じくらい冷たいまなざしに、身体が竦む。
「……なんでも、ない」
袖を掴む私の手を振り払うかのように、松岡くんは買い物に出て行った。
「……まだ怒ってるんだ」
俯いたまま洗面所に向かい、顔を洗う。
しつこいくらい、何度も。
寝室で適当な服に着替え、いまさら無駄だとわかっていながら化粧をした。
アイシャドウもチークもちゃんと塗る。
でもマスカラだけはパンダになったときが怖くて、塗れなかった。
最後に、松岡くんからもらったペンダントをつける。
――私はちゃんと、松岡くんのものだよって言いたくて。
「ただいま戻りました」
「はい!」
松岡くんが戻ってきて、私も茶の間へ向かう。
「郵便が届いておりました」
「ありが、とう」
私の目の前に郵便の束を置いて、松岡くんはさっさと台所へ行ってしまった。
確認しないでもすでに、例の茶封筒がのぞいている。
嫌だな、と思いつつ、封を切った。
今日は金曜日でエスカレートする日だから。
中から出てきたのはやはり私の本だった。
――ただし今度は、無数の釘が打ち付けてある。
「ひぃっ」
悲鳴とともに本は下に落ちた。
それはワラ人形を連想させて、背筋を悪寒が駆け抜けていく。
「気持ち悪い」
私が怖がっていても、松岡くんは台所から出てこない。
こんなおぞましいものを送りつけられたことよりも、そっちの方が私を悲しくさせた。
台所へフリーザーパックを取りに行く。
棚をごそごそやっている私を、松岡くんはちらっとだけ見た。
けれど声はかけてくれない。
無言で茶の間に戻り、今日の郵便を詰める。
いつもなら松岡くんが回収して横井さんへ届けてくれるが、これはどうしよう?
さっき、ダイニングテーブルの上を見たら、私が置いておいた分はそのままになっていた。
「お食事の準備ができました」
「あ、はいっ!」
行ったダイニングにはやはり、ひとり分だけの食事が用意してあった。
「……いただきます」
スプーンを握ってもそもそとグラタンを食べる。
メニューはグラタンにサラダとスープと、普通だった。
けれどひとりで食べるごはんは味がしない。
「……ごちそうさまでした」
さっさと食器を下げ、松岡くんは洗っていく。
ダイニングの椅子に座ったまま、それを見ていた。
前回、喧嘩したときは、謝りたいのにどうやっていいのかわからない私に、松岡くんの方が折れてくれた。
だから、今回も期待した。
……けれど。
「では本日はこれで失礼させていただきます」
ぴしゃっと、拒絶するように玄関が閉まる。
結局、今日は謝るどころかまともに会話すらしてくれなかった。
「そんなに怒んなくてもいいじゃない……」
ひとりになると、涙がぽろぽろこぼれ落ちてくる。
「……いい。
仕事するから」
手のひらで涙を拭いながら仕事部屋に向かう。
デジタルメモを立ち上げ、つらいことをすべて忘れるようにキーを叩きはじめた。
少しでも考えると、悲しくなるから。
睡眠も、食事すら取らずにひたすらキーを叩き続ける。
『冷蔵庫の中を見たら紅夏の食生活なんてすぐにわかる』
松岡くんはそう言っていた。
だからこんな生活をしていれば彼が心配してくれるんじゃないかという期待がなかったとはいえない。
そんな私をあざ笑うかのように、例の郵便は毎日届いた。
封も切らずにフリーザーパックに詰め、ダイニングテーブルの上に置いていく。
毎回、松岡くんが来たときに横井さんへ届けてくれていたが、月曜日の分はそのままある。
「ほんと、どうしたらいいんだろう……」
憂鬱な三日間で唯一、よかったことといえば。
『例のピュアホワイト。
書籍への誹謗中傷だと、社よりnyamazonへ情報開示要求を出しました。
他社も出すようですし、遠からずどこの誰特定されるはずです。
弊社としては彼女……彼かもしれませんが、訴える予定ですし、そのとき大藤先生もあわせて名誉毀損で訴えたらいいかと思います』
私へ報告する立川さんの声は少し、弾んでいた。
「そうですか……。
ありがとう、ございます」
やっとあのレビューがなくなるのだというのに、なんの感慨もない。
きっとこんな状況じゃなきゃ、手放しで喜べたのに。
『大藤先生、なんだか暗いですね。
なにかあったんですか』
「別に……」
立川さんの声が心配そうになる。
けれど彼のせいで松岡くんと喧嘩しました、なんて言えるはずがない。
『そうだ、嫌がらせがこれで解決するんです。
お祝いに食事にでも行きませんか』
「いえ……いいです……」
この状態で立川さんと食事になんか行ったりしたら、また松岡くんを怒らせる。
それだけはいくら鈍い私でもわかる。
『ほんとにどうかしたんですか』
私を気遣ってくれる彼には申し訳ないが、こればっかりは説明できない。
「その……最近、執筆が進んでて。
早く書き上げたいかなー……なんて」
もっともらしい言い訳をした。
それくらいしか思いつかなかったから。
『そうですか。
気分が乗っているときはやはり、書きたいですもんね。
わかりました、食事は初稿が上がったときにでも』
「……はい、ありがとうございます」
電話を切るとはぁーっと大きなため息が出た。
「執筆、頑張ろう」
この小説が書き上がったら、真っ先に松岡くんに読んでもらおう。
そうすれば、私の気持ちをきっと、わかってくれるから。
――ピピピッ、ピピピッ。
手探りで携帯を探し当て、アラームを止める。
「……起きなきゃ」
口ではそういいながらも、まぶたはちっとも開かない。
今朝も遅くまで書いていた。
寝たのはすっかり日が昇ってから。
それも限界を超えるまで書いていたからベッドまでたどり着けず、仮眠用に置いてある布団にくるまって仕事部屋の床に転がったくらいだ。
「……早く起きなきゃ、松岡くんが来る……」
わかっているけれど、やはりまぶたは開かない。
そのまま二度寝に入ってしまった。
「……いま、何時……?」
まだ目覚めきっていないあたまで携帯を掴み、時間を確認する。
「五時!?」
画面を見て、いっぺんに目が覚めた。
大慌てで起きて茶の間へ向かう。
「ごめん、松岡くん!
寝てた!」
「おはようございます」
素っ気なくそれだけ言い、松岡くんは引き続きアイロンをかけていた。
「あ、うん。
……おはよう」
「私は買い物に行って参ります」
アイロンがけが終わったのかてきぱきと片付け、松岡くんは部屋を出て行く。
「あの、ね」
なにか言わなきゃ、袖を引いて引き留めたものの声が出ない。
「……なにか」
上から、見下ろされた。
その銀縁眼鏡と同じくらい冷たいまなざしに、身体が竦む。
「……なんでも、ない」
袖を掴む私の手を振り払うかのように、松岡くんは買い物に出て行った。
「……まだ怒ってるんだ」
俯いたまま洗面所に向かい、顔を洗う。
しつこいくらい、何度も。
寝室で適当な服に着替え、いまさら無駄だとわかっていながら化粧をした。
アイシャドウもチークもちゃんと塗る。
でもマスカラだけはパンダになったときが怖くて、塗れなかった。
最後に、松岡くんからもらったペンダントをつける。
――私はちゃんと、松岡くんのものだよって言いたくて。
「ただいま戻りました」
「はい!」
松岡くんが戻ってきて、私も茶の間へ向かう。
「郵便が届いておりました」
「ありが、とう」
私の目の前に郵便の束を置いて、松岡くんはさっさと台所へ行ってしまった。
確認しないでもすでに、例の茶封筒がのぞいている。
嫌だな、と思いつつ、封を切った。
今日は金曜日でエスカレートする日だから。
中から出てきたのはやはり私の本だった。
――ただし今度は、無数の釘が打ち付けてある。
「ひぃっ」
悲鳴とともに本は下に落ちた。
それはワラ人形を連想させて、背筋を悪寒が駆け抜けていく。
「気持ち悪い」
私が怖がっていても、松岡くんは台所から出てこない。
こんなおぞましいものを送りつけられたことよりも、そっちの方が私を悲しくさせた。
台所へフリーザーパックを取りに行く。
棚をごそごそやっている私を、松岡くんはちらっとだけ見た。
けれど声はかけてくれない。
無言で茶の間に戻り、今日の郵便を詰める。
いつもなら松岡くんが回収して横井さんへ届けてくれるが、これはどうしよう?
さっき、ダイニングテーブルの上を見たら、私が置いておいた分はそのままになっていた。
「お食事の準備ができました」
「あ、はいっ!」
行ったダイニングにはやはり、ひとり分だけの食事が用意してあった。
「……いただきます」
スプーンを握ってもそもそとグラタンを食べる。
メニューはグラタンにサラダとスープと、普通だった。
けれどひとりで食べるごはんは味がしない。
「……ごちそうさまでした」
さっさと食器を下げ、松岡くんは洗っていく。
ダイニングの椅子に座ったまま、それを見ていた。
前回、喧嘩したときは、謝りたいのにどうやっていいのかわからない私に、松岡くんの方が折れてくれた。
だから、今回も期待した。
……けれど。
「では本日はこれで失礼させていただきます」
ぴしゃっと、拒絶するように玄関が閉まる。
結局、今日は謝るどころかまともに会話すらしてくれなかった。
「そんなに怒んなくてもいいじゃない……」
ひとりになると、涙がぽろぽろこぼれ落ちてくる。
「……いい。
仕事するから」
手のひらで涙を拭いながら仕事部屋に向かう。
デジタルメモを立ち上げ、つらいことをすべて忘れるようにキーを叩きはじめた。
0
あなたにおすすめの小説
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
冷酷総長は、彼女を手中に収めて溺愛の檻から逃さない
彩空百々花
恋愛
誰もが恐れ、羨み、その瞳に映ることだけを渇望するほどに高貴で気高い、今世紀最強の見目麗しき完璧な神様。
酔いしれるほどに麗しく美しい女たちの愛に溺れ続けていた神様は、ある日突然。
「今日からこの女がおれの最愛のひと、ね」
そんなことを、言い出した。
没落貴族とバカにしますが、実は私、王族の者でして。
亜綺羅もも
恋愛
ティファ・レーベルリンは没落貴族と学園の友人たちから毎日イジメられていた。
しかし皆は知らないのだ
ティファが、ロードサファルの王女だとは。
そんなティファはキラ・ファンタムに惹かれていき、そして自分の正体をキラに明かすのであったが……
あなたがいなくなった後 〜シングルマザーになった途端、義弟から愛され始めました〜
瀬崎由美
恋愛
石橋優香は夫大輝との子供を出産したばかりの二十七歳の専業主婦。三歳歳上の大輝とは大学時代のサークルの先輩後輩で、卒業後に再会したのがキッカケで付き合い始めて結婚した。
まだ生後一か月の息子を手探りで育てて、寝不足の日々。朝、いつもと同じように仕事へと送り出した夫は職場での事故で帰らぬ人となる。乳児を抱えシングルマザーとなってしまった優香のことを支えてくれたのは、夫の弟である宏樹だった。二歳年上で公認会計士である宏樹は優香に変わって葬儀やその他を取り仕切ってくれ、事あるごとに家の様子を見にきて、二人のことを気に掛けてくれていた。
息子の為にと自立を考えた優香は、働きに出ることを考える。それを知った宏樹は自分の経営する会計事務所に勤めることを勧めてくれる。陽太が保育園に入れることができる月齢になって義弟のオフィスで働き始めてしばらく、宏樹の不在時に彼の元カノだと名乗る女性が訪れて来、宏樹へと復縁を迫ってくる。宏樹から断られて逆切れした元カノによって、彼が優香のことをずっと想い続けていたことを暴露されてしまう。
あっさりと認めた宏樹は、「今は兄貴の代役でもいい」そういって、優香の傍にいたいと願った。
夫とは真逆のタイプの宏樹だったが、優しく支えてくれるところは同じで……
夫のことを想い続けるも、義弟のことも完全には拒絶することができない優香。
叱られた冷淡御曹司は甘々御曹司へと成長する
花里 美佐
恋愛
冷淡財閥御曹司VS失業中の華道家
結婚に興味のない財閥御曹司は見合いを断り続けてきた。ある日、祖母の師匠である華道家の孫娘を紹介された。面と向かって彼の失礼な態度を指摘した彼女に興味を抱いた彼は、自分の財閥で花を活ける仕事を紹介する。
愛を知った財閥御曹司は彼女のために冷淡さをかなぐり捨て、甘く変貌していく。
【完結済】25億で極道に売られた女。姐になります!
satomi
恋愛
昼夜問わずに働く18才の主人公南ユキ。
働けども働けどもその収入は両親に搾取されるだけ…。睡眠時間だって2時間程度しかないのに、それでもまだ働き口を増やせと言う両親。
早朝のバイトで頭は朦朧としていたけれど、そんな時にうちにやってきたのは白虎商事CEOの白川大雄さん。ポーンっと25億で私を買っていった。
そんな大雄さん、白虎商事のCEOとは別に白虎組組長の顔を持っていて、私に『姐』になれとのこと。
大丈夫なのかなぁ?
靴屋の娘と三人のお兄様
こじまき
恋愛
靴屋の看板娘だったデイジーは、母親の再婚によってホークボロー伯爵令嬢になった。ホークボロー伯爵家の三兄弟、長男でいかにも堅物な軍人のアレン、次男でほとんど喋らない魔法使いのイーライ、三男でチャラい画家のカラバスはいずれ劣らぬキラッキラのイケメン揃い。平民出身のにわか伯爵令嬢とお兄様たちとのひとつ屋根の下生活。何も起こらないはずがない!?
※小説家になろうにも投稿しています。
イケメンエリート軍団??何ですかそれ??【イケメンエリートシリーズ第二弾】
便葉
恋愛
国内有数の豪華複合オフィスビルの27階にある
IT関連会社“EARTHonCIRCLE”略して“EOC”
謎多き噂の飛び交う外資系一流企業
日本内外のイケメンエリートが
集まる男のみの会社
そのイケメンエリート軍団の異色男子
ジャスティン・レスターの意外なお話
矢代木の実(23歳)
借金地獄の元カレから身をひそめるため
友達の家に居候のはずが友達に彼氏ができ
今はネットカフェを放浪中
「もしかして、君って、家出少女??」
ある日、ビルの駐車場をうろついてたら
金髪のイケメンの外人さんに
声をかけられました
「寝るとこないないなら、俺ん家に来る?
あ、俺は、ここの27階で働いてる
ジャスティンって言うんだ」
「………あ、でも」
「大丈夫、何も心配ないよ。だって俺は…
女の子には興味はないから」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる