13 / 52
ベッドを買いに
しおりを挟む
色事に耽っている間に昼を過ぎていた。
三人並んで眠るためのベッドを求めて、王都で一番と言われる家具屋へゼリンダとカイとシエル買い物に出かける。アジトからそう遠くない場所に店が構えられていた。
「すごい!」
展示されている家具はどれも一級品で、お店全体がキラキラしているとゼリンダは大興奮だった。フジツキ村では見たことのないものばかりだ。広さも品ぞろえも村とは比べ物にならないほど豊富だ。
三人は迷わずベッドコーナーへ移動する。展示されているだけでもかなりの数があった。どれを見ても、三人の少し未来で起こるであろういかがわしい想像をしてしまう。それでまた今朝の睦事を思い出して照れていた。シエルとカイの整った横顔をそれぞれ見つめていると、彼らの双眸が凶悪な色気を振りまいている瞬間がよみがえってくる。
軽い金属でできた、蝶々の細工の施された白いベッドフレームにゼリンダは一目惚れした。店員に尋ねると求めるサイズがなかった。どこか妖艶さを漂わせていて、カイとシエルを連想させたのに残念に思う。おとぎ話のお姫様が眠っているような素敵なベッドだとうきうきしたが、実現できずに肩を落とした。
「これじゃすぐ壊れる」
強度も足りないとカイにダメ出しされた。
「どうしてこれじゃすぐ壊れるの?」
「三人で寝るベッドだぞ」
「なるほど」
カイの言葉にゼリンダはうなずく。確かに三人分の体重に耐えられるものでなければいけないとゼリンダは納得した。このデザインでは心許ないかもしれない。
シエルはゼリンダにカイの意図は伝わっていないと見抜いていた。大きく深いため息をこぼす。カイは弱いベッドフレームでは三人で性行為をするとベッドが激しく軋んで壊れることを懸念している。
ゼリンダに教えてやるべきか悩んだが、ピュアな彼女にここで言うことでもないかとシエルは冷静に判断して黙っていた。ゼリンダにはあまり早々と汚れないでいて欲しい。純粋なのに組み敷くと快楽に弱いギャップが良いのだ。ここからどんな風に育つかも楽しみである。彼女がどう変化しても、シエルはゼリンダから離れるつもりはない。
結局カイのお眼鏡にかなうものが見つからず、ローズブレイド家が懇意にしている家具職人にお願いすることにした。家具屋の近所にある工房へ移動してお坊ちゃまが直談判する。デザイナーが三人の要望を取り入れ、全員が納得する原案を作ってくれた。
特急で仕上げてくれるらしいが、どんなに頑張っても材料の仕入れなどがあるので納入までひと月程度はかかるそうだ。出来上がるまではカイの魔法でしのぐ。そう決めたとき、カイがどこか嬉しそうな顔をしているようにゼリンダは見えた。
工房から出てすぐにゼリンダはカイに問いかけた。
「どうしてカイ、嬉しそうなの?」
気になったことはすぐに聞くのがゼリンダの良いところだ。
「魔法を使ったら、ゼリンダが澱を浄化してくれるだろ?」
にやりと得意げに笑うカイがかわいいが照れくさい。ゼリンダは心を一旦落ち着けるために両手で顔を覆った。深呼吸をして、指の隙間からカイを上目遣いに見る。
「別に、澱が溜まってなくても……その、する、よ? 恋人なんだし」
周囲に聞こえないよう気をつけてささやく。
「もちろん、シエルにも」
「ありがとう」
シエルはふわりと微笑んでゼリンダの頭を優しく撫でる。その様子を偶然見かけて目を瞠っている女性がいたことに三人は気づかなかった。
「あ、おばあに帰ってきたら店に来てくれって言われてたの忘れてた」
「魔道具の修理か?」
「ああ。ゼリンダのことをおばあに頼もうと思ってたから丁度良い」
カイはにやりと笑ってゼリンダを見る。
三人はアジトの方へ戻った。おばあの店はアジトのすぐ近くにあるとカイとシエルがゼリンダに教える。
古びた道具屋の看板を下げた店にカイはずかずか入っていく。
「失礼します。こんにちは」
シエルはカイの後ろから礼儀正しく挨拶をして入った。
「シエルくん、良く来たねぇ」
小柄でにこやかな老婦人がカウンターの向こう側にいた。ご機嫌な声でシエルを迎える。
「こんにちは。お邪魔します」
ゼリンダはおばあさんにペコリと一礼する。
「おや」
おばあさんは初めて見るゼリンダに目を丸くした。
「ゼリンダに回復魔法と回復薬の作り方教えてやって」
「あんたは挨拶もせずにそれかい」
老婦人はカイに渋い顔を見せた。それでゼリンダは彼女に自己紹介していないと気づく。
「はじめまして! ゼリンダ・メルランと申します」
深々と頭を下げるゼリンダを見つめる老婦人の目は鋭かった。だがゼリンダが顔を上げたときには彼女は優しい笑顔を見せた。
「はじめまして、ゼリンダさん。ノーラ・バルヒェットだよ」
「おばあはこう見えて王宮に仕えていた聖女で、指導係もやってたから」
とんでもない肩書の持ち主だったことにゼリンダは驚く。王都はやはりすごい魔法使いが集まっている。
「こう見えては余計だよ。カイ、回復薬の鑑定機の調子が悪いから修理してもらいたいんだ。その子を見るのは魔道具が直ってからだよ」
「回復薬の鑑定機?」
「人の手で作るから、回復薬の瓶によって効き目が全然違ったりすることがあるんだ。だからノーラさんの店ではカイの作った魔道具の鑑定機で品質管理してる」
「すごい……」
シエルの話を聞いて、ゼリンダは感心してカイを見る。カイはいつもと何も変わらない様子だった。
「売り込んで採用してくれたの、おばあだけだったから」
「あの、すみません」
カイとノーラの思い出話を遮るように、警察の、幹部候補生の制服を着た凛としたショートカットの美女が店に入ってきた。
「サシャ……?」
シエルが驚きながら彼女の名前を呼んだ。
三人並んで眠るためのベッドを求めて、王都で一番と言われる家具屋へゼリンダとカイとシエル買い物に出かける。アジトからそう遠くない場所に店が構えられていた。
「すごい!」
展示されている家具はどれも一級品で、お店全体がキラキラしているとゼリンダは大興奮だった。フジツキ村では見たことのないものばかりだ。広さも品ぞろえも村とは比べ物にならないほど豊富だ。
三人は迷わずベッドコーナーへ移動する。展示されているだけでもかなりの数があった。どれを見ても、三人の少し未来で起こるであろういかがわしい想像をしてしまう。それでまた今朝の睦事を思い出して照れていた。シエルとカイの整った横顔をそれぞれ見つめていると、彼らの双眸が凶悪な色気を振りまいている瞬間がよみがえってくる。
軽い金属でできた、蝶々の細工の施された白いベッドフレームにゼリンダは一目惚れした。店員に尋ねると求めるサイズがなかった。どこか妖艶さを漂わせていて、カイとシエルを連想させたのに残念に思う。おとぎ話のお姫様が眠っているような素敵なベッドだとうきうきしたが、実現できずに肩を落とした。
「これじゃすぐ壊れる」
強度も足りないとカイにダメ出しされた。
「どうしてこれじゃすぐ壊れるの?」
「三人で寝るベッドだぞ」
「なるほど」
カイの言葉にゼリンダはうなずく。確かに三人分の体重に耐えられるものでなければいけないとゼリンダは納得した。このデザインでは心許ないかもしれない。
シエルはゼリンダにカイの意図は伝わっていないと見抜いていた。大きく深いため息をこぼす。カイは弱いベッドフレームでは三人で性行為をするとベッドが激しく軋んで壊れることを懸念している。
ゼリンダに教えてやるべきか悩んだが、ピュアな彼女にここで言うことでもないかとシエルは冷静に判断して黙っていた。ゼリンダにはあまり早々と汚れないでいて欲しい。純粋なのに組み敷くと快楽に弱いギャップが良いのだ。ここからどんな風に育つかも楽しみである。彼女がどう変化しても、シエルはゼリンダから離れるつもりはない。
結局カイのお眼鏡にかなうものが見つからず、ローズブレイド家が懇意にしている家具職人にお願いすることにした。家具屋の近所にある工房へ移動してお坊ちゃまが直談判する。デザイナーが三人の要望を取り入れ、全員が納得する原案を作ってくれた。
特急で仕上げてくれるらしいが、どんなに頑張っても材料の仕入れなどがあるので納入までひと月程度はかかるそうだ。出来上がるまではカイの魔法でしのぐ。そう決めたとき、カイがどこか嬉しそうな顔をしているようにゼリンダは見えた。
工房から出てすぐにゼリンダはカイに問いかけた。
「どうしてカイ、嬉しそうなの?」
気になったことはすぐに聞くのがゼリンダの良いところだ。
「魔法を使ったら、ゼリンダが澱を浄化してくれるだろ?」
にやりと得意げに笑うカイがかわいいが照れくさい。ゼリンダは心を一旦落ち着けるために両手で顔を覆った。深呼吸をして、指の隙間からカイを上目遣いに見る。
「別に、澱が溜まってなくても……その、する、よ? 恋人なんだし」
周囲に聞こえないよう気をつけてささやく。
「もちろん、シエルにも」
「ありがとう」
シエルはふわりと微笑んでゼリンダの頭を優しく撫でる。その様子を偶然見かけて目を瞠っている女性がいたことに三人は気づかなかった。
「あ、おばあに帰ってきたら店に来てくれって言われてたの忘れてた」
「魔道具の修理か?」
「ああ。ゼリンダのことをおばあに頼もうと思ってたから丁度良い」
カイはにやりと笑ってゼリンダを見る。
三人はアジトの方へ戻った。おばあの店はアジトのすぐ近くにあるとカイとシエルがゼリンダに教える。
古びた道具屋の看板を下げた店にカイはずかずか入っていく。
「失礼します。こんにちは」
シエルはカイの後ろから礼儀正しく挨拶をして入った。
「シエルくん、良く来たねぇ」
小柄でにこやかな老婦人がカウンターの向こう側にいた。ご機嫌な声でシエルを迎える。
「こんにちは。お邪魔します」
ゼリンダはおばあさんにペコリと一礼する。
「おや」
おばあさんは初めて見るゼリンダに目を丸くした。
「ゼリンダに回復魔法と回復薬の作り方教えてやって」
「あんたは挨拶もせずにそれかい」
老婦人はカイに渋い顔を見せた。それでゼリンダは彼女に自己紹介していないと気づく。
「はじめまして! ゼリンダ・メルランと申します」
深々と頭を下げるゼリンダを見つめる老婦人の目は鋭かった。だがゼリンダが顔を上げたときには彼女は優しい笑顔を見せた。
「はじめまして、ゼリンダさん。ノーラ・バルヒェットだよ」
「おばあはこう見えて王宮に仕えていた聖女で、指導係もやってたから」
とんでもない肩書の持ち主だったことにゼリンダは驚く。王都はやはりすごい魔法使いが集まっている。
「こう見えては余計だよ。カイ、回復薬の鑑定機の調子が悪いから修理してもらいたいんだ。その子を見るのは魔道具が直ってからだよ」
「回復薬の鑑定機?」
「人の手で作るから、回復薬の瓶によって効き目が全然違ったりすることがあるんだ。だからノーラさんの店ではカイの作った魔道具の鑑定機で品質管理してる」
「すごい……」
シエルの話を聞いて、ゼリンダは感心してカイを見る。カイはいつもと何も変わらない様子だった。
「売り込んで採用してくれたの、おばあだけだったから」
「あの、すみません」
カイとノーラの思い出話を遮るように、警察の、幹部候補生の制服を着た凛としたショートカットの美女が店に入ってきた。
「サシャ……?」
シエルが驚きながら彼女の名前を呼んだ。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
身代わりの公爵家の花嫁は翌日から溺愛される。~初日を挽回し、溺愛させてくれ!~
湯川仁美
恋愛
姉の身代わりに公爵夫人になった。
「貴様と寝食を共にする気はない!俺に呼ばれるまでは、俺の前に姿を見せるな。声を聞かせるな」
夫と初対面の日、家族から男癖の悪い醜悪女と流され。
公爵である夫とから啖呵を切られたが。
翌日には誤解だと気づいた公爵は花嫁に好意を持ち、挽回活動を開始。
地獄の番人こと閻魔大王(善悪を判断する審判)と異名をもつ公爵は、影でプレゼントを贈り。話しかけるが、謝れない。
「愛しの妻。大切な妻。可愛い妻」とは言えない。
一度、言った言葉を撤回するのは難しい。
そして妻は普通の令嬢とは違い、媚びず、ビクビク怯えもせず普通に接してくれる。
徐々に距離を詰めていきましょう。
全力で真摯に接し、謝罪を行い、ラブラブに到着するコメディ。
第二章から口説きまくり。
第四章で完結です。
第五章に番外編を追加しました。
次期騎士団長の秘密を知ってしまったら、迫られ捕まってしまいました
Karamimi
恋愛
侯爵令嬢で貴族学院2年のルミナスは、元騎士団長だった父親を8歳の時に魔物討伐で亡くした。一家の大黒柱だった父を亡くしたことで、次期騎士団長と期待されていた兄は騎士団を辞め、12歳という若さで侯爵を継いだ。
そんな兄を支えていたルミナスは、ある日貴族学院3年、公爵令息カルロスの意外な姿を見てしまった。学院卒院後は騎士団長になる事も決まっているうえ、容姿端麗で勉学、武術も優れているまさに完璧公爵令息の彼とはあまりにも違う姿に、笑いが止まらない。
お兄様の夢だった騎士団長の座を奪ったと、一方的にカルロスを嫌っていたルミナスだが、さすがにこの秘密は墓場まで持って行こう。そう決めていたのだが、翌日カルロスに捕まり、鼻息荒く迫って来る姿にドン引きのルミナス。
挙句の果てに“ルミタン”だなんて呼ぶ始末。もうあの男に関わるのはやめよう、そう思っていたのに…
意地っ張りで素直になれない令嬢、ルミナスと、ちょっと気持ち悪いがルミナスを誰よりも愛している次期騎士団長、カルロスが幸せになるまでのお話しです。
よろしくお願いしますm(__)m
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
【完結】モブのメイドが腹黒公爵様に捕まりました
ベル
恋愛
皆さまお久しぶりです。メイドAです。
名前をつけられもしなかった私が主人公になるなんて誰が思ったでしょうか。
ええ。私は今非常に困惑しております。
私はザーグ公爵家に仕えるメイド。そして奥様のソフィア様のもと、楽しく時に生温かい微笑みを浮かべながら日々仕事に励んでおり、平和な生活を送らせていただいておりました。
...あの腹黒が現れるまでは。
『無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない』のサイドストーリーです。
個人的に好きだった二人を今回は主役にしてみました。
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
俺が悪役令嬢になって汚名を返上するまで (旧タイトル・男版 乙女ゲーの悪役令嬢になったよくある話)
南野海風
ファンタジー
気がついたら、俺は乙女ゲーの悪役令嬢になってました。
こいつは悪役令嬢らしく皆に嫌われ、周囲に味方はほぼいません。
完全没落まで一年という短い期間しか残っていません。
この無理ゲーの攻略方法を、誰か教えてください。
ライトオタクを自認する高校生男子・弓原陽が辿る、悪役令嬢としての一年間。
彼は令嬢の身体を得て、この世界で何を考え、何を為すのか……彼の乙女ゲーム攻略が始まる。
※書籍化に伴いダイジェスト化しております。ご了承ください。(旧タイトル・男版 乙女ゲーの悪役令嬢になったよくある話)
はじめまして、旦那様。離婚はいつになさいます?
あゆみノワ@書籍『完全別居の契約婚〜』
恋愛
「はじめてお目にかかります。……旦那様」
「……あぁ、君がアグリア、か」
「それで……、離縁はいつになさいます?」
領地の未来を守るため、同じく子爵家の次男で軍人のシオンと期間限定の契約婚をした貧乏貴族令嬢アグリア。
両家の顔合わせなし、婚礼なし、一切の付き合いもなし。それどころかシオン本人とすら一度も顔を合わせることなく結婚したアグリアだったが、長らく戦地へと行っていたシオンと初対面することになった。
帰ってきたその日、アグリアは約束通り離縁を申し出たのだが――。
形だけの結婚をしたはずのふたりは、愛で結ばれた本物の夫婦になれるのか。
★HOTランキング最高2位をいただきました! ありがとうございます!
※書き上げ済みなので完結保証。他サイトでも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる