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2章
狙われた少年 8
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眞澄くんに血を吸われた傷をどうにか隠せないものかとふたりで悩んでいる間にみんながやって来た。
「眞澄!」
裕翔くんが怒ったような声を出す。
「みさきがケガするまで噛みつくなんて、まさか……!」
「ばっ……!」
眞澄くんが真っ赤になって否定の言葉を発する前に、淳くんの冷静な声が響いた。
「違うよ、裕翔。まだ君には話してなかったね。僕らはみさきの血を吸うと長い時間ではないけれど、吸血種だった頃と変わらない、いや、それ以上の能力を発揮できるようになるんだ」
「そうなの!?」
「明日は動けなくなるから勧めないけどな」
眷属になると普通の人間よりはずっと身体能力は高いけれど、吸血種だった頃と比べると劣るらしい。
誠史郎さんが持っていた大きめの絆創膏で私の首筋の傷を隠してくれた。
「インキュバスは何か言っていましたか?」
「眞澄くんのことを知りたがっている女性がいて、探すように言われていたみたいです。だけど眞澄くんの中に入っただけで仕事は終わったと……」
淳くんと誠史郎さんが顔を見合わせる。
「眞澄の記憶が目的?」
「記憶というより、眞澄くんそのものでしょうね。我々の中でも眞澄くんは変わり種ですから」
「変わり種?」
私と裕翔くんは首を傾げる。淳くんが少し困ったように微笑んで眞澄くんを見る。すると眞澄くんは言葉を選びながら口を開いた。
「あー、何だ。その、俺は元を正せば人間だっんだよ」
「え、それが何で?」
「あのですね、裕翔くん。人間が吸血種になる確率はとても低いです。そして吸血種が眷属になる確率も、とても低いです。白の血を持つ人は希少ですから眷属の数は本当に少ない。ですから、眞澄くんはこの業界でのニホンオオカミみたいなものなんです。我々の中の誰かが元人間の吸血種だったということは噂になっていたのでしょう。けれど誰なのかということはわからず、インキュバスに探らせたというところですかね」
「それで、眞澄が人間だったって知ってどうするの?」
「連れ去ることもありませんでしたから、どうするつもりなんでしょうね」
誠史郎さんはあごの辺りに右手を添えて考え込んでいる。
「まあ、世の中には私たちの想像を超える変わった方がたくさんいらっしゃいますからね」
にっこり笑って誠史郎さんが言う。
「怖いこと言うなよ」
眞澄くんは不安そうな表情になった。
「……真壁さんは何か知っているかな」
淳くんがぽつりと呟く。
「裕翔の件だけでわざわざこちらに来たとは思えないんだ」
「行方不明のお兄さんを探しにいらしたのではありませんか?」
誠史郎さんの言葉に私は驚く。そんな大変な事情でこちらに来ていたなんて知らなかった。
「それって、大変じゃないですか……!」
透さんからそんな深刻な雰囲気は微塵も感じなかった。
「こういう仕事をしていると往々にして起こることですからね」
「そうですけど、でも……」
「一度彼とも話してみたいと思っていたんだ。彼はみさきと同じ能力を持っていると聞いたことがあるから」
淳くんの言葉で私はまた驚いた。透さんはそれも黙っていた。
「本当かどうかはわからないよ。同業者にも手の内を明かさないのがこの仕事だからね」
淳くんは穏やかな笑みを浮かべながら話す。
「私も、聞いてみたい」
もし本当に同じ『白』の力を持っている人なら、聞いてみたいことがいろいろある。
「会える日があるか聞いてみるね」
早速メールをしようと携帯をバッグから取り出そうとしたその時、眞澄くんに肩を掴まれたの。
「ちょっと待て、みさき。なんであいつの連絡先を知ってるんだ?」
「あ、えっと、その……」
上手い言葉が見つからなくて視線が泳ぐ。
「少し前に図書館で偶然会って……」
正直に言うと、眞澄くんは私の肩に手を置いたままがっくりと項垂れた。
「みさき、アイツとふたりきりになるのは危険だから気をつけろ」
「ケーキご馳走になっただけだよ?」
「アイツが初対面で何て言ってきたか忘れたのか?」
「え?野良犬がどうとか……」
「そっちじゃなくて……。まあ、憶えてないならないならいい。とにかく!真壁とふたりきりになるのは止めとけ。特にこんな密室はダメだからな」
「なるほど。眞澄くんは本当にわかりやすいですね」
くすくすと誠史郎さんが笑っている隣で、裕翔くんはきょとんとして誠史郎さんを見上げた。
「真壁さんがみさきさんに興味を持っているのでしょうね」
「本当のところはわからないけれど、一度会ったときはそんな感じだったんだ」
淳くんがまだ透さんに会ったことのない誠史郎さんと裕翔くんに対して説明している。
「だけどさー、眞澄だって……」
裕翔くんが眞澄くんへ向けた視線に私はぎくりとするわ。眞澄くんも同じだったようで挙動不審になった。
「な、なんだよ……。俺は別に……」
「いけませんよ、裕翔くん。これはあくまでも『仕事』です」
誠史郎さんがそう言ってくれたことで、眞澄くんは急に表情が明るくなって胸を張る。
「そうだぞ、裕翔」
「眞澄」
淳くんが眞澄くんの前へ優雅に歩み寄る。
「これからは眞澄が狙われることもあるんだ。気をつけてほしい」
「大丈夫だよ」
心配そうな淳くんに眞澄くんは不敵な笑顔で応える。ずっと感じていたことだけど、ふたりの間には他の人には入り込めない何かがあるように思えた。
††††††††
彼女は真っ暗な部屋で目覚めた。もう日が暮れたのかと身体を起こす。
枕元にインキュバスがいる。一目で力の大部分が削がれていることがわかった。まだ存在できていることが奇跡だ。
「満身創痍ね」
「契約はちゃんと果たしたよ。君が知りたがっていた元人間の眷属のは『眞澄』だ」
「眞澄……。武藤眞澄ね。そう、彼が……」
集めた資料の中にあった写真に収められていた姿を思い出す。漆黒を纏った精悍な雰囲気の青年だった。
「ありがとう。お疲れさま」
ベッドの隣の引き出しから呪符を取り出すと、インキュバスに癒しの力を注いでやる。出会ったばかりの頃ぐらいの力には回復したはずだ。
「これが報酬よ。そして契約は終了」
「ボクを助けたこと、後悔するかもよ?」
「……そうね。真堂家を狙う者として対立するでしょうね」
無言で見つめ合うと空気が張り詰めた。
それに飽きたのか、インキュバスは鼻で笑う。
「じゃあね。楽しいことを教えてくれてありがとう」
そう言い残してインキュバスは姿を消した。
彼女は仕事に出かけるために着替えようとクローゼットを開く。
彼のために、自身のために、武藤眞澄を手に入れる。そう決意したのだった。
††††††††
翌日、眞澄くんはやっぱり高熱が出た。
様子を覗こうと思って、私はそっと眞澄くんの部屋のドアを開く。
「……みさき?」
ベッドの中にいる眞澄くんが少し身体を起こした。
「ごめんね、起こしちゃった?」
どうして私だとわかったのか驚いて、あたふたしてしまう。
「大丈夫。そんなとこ突っ立ってないで入れよ」
熱で上気した頬とどこかとろんとした漆黒の双眸が妙に色っぽくてドキドキする。
「……うん」
部屋に入ってドアを閉める。
「ごめんね。無理させちゃって」
「みさきのせいじゃないから、気にするな」
苦しそうな呼吸でそう言われても、気になるに決まっている。
どうしたらいいのかわからなくて、そっと眞澄くんの髪に触れた。
するとその手を掴まれ、彼に引き寄せられる。私の上半身が眞澄くんに覆いかぶさってしまう体勢になってしまった。
「咬み傷……悪かったな」
首筋に貼った大きめの絆創膏に眞澄くんは唇を寄せる。
「だ、大丈夫だよ!」
眞澄くんの熱い吐息が肌に触れて緊張してしまう。彼はそっと微笑んだけれど、私を解放してくれない。
どうしたら良いのか、おろおろしているうちに寝息が聞こえてきた。
起こさないようにそっと眞澄くんの腕から抜け出して、静かに部屋を出た。
「眞澄!」
裕翔くんが怒ったような声を出す。
「みさきがケガするまで噛みつくなんて、まさか……!」
「ばっ……!」
眞澄くんが真っ赤になって否定の言葉を発する前に、淳くんの冷静な声が響いた。
「違うよ、裕翔。まだ君には話してなかったね。僕らはみさきの血を吸うと長い時間ではないけれど、吸血種だった頃と変わらない、いや、それ以上の能力を発揮できるようになるんだ」
「そうなの!?」
「明日は動けなくなるから勧めないけどな」
眷属になると普通の人間よりはずっと身体能力は高いけれど、吸血種だった頃と比べると劣るらしい。
誠史郎さんが持っていた大きめの絆創膏で私の首筋の傷を隠してくれた。
「インキュバスは何か言っていましたか?」
「眞澄くんのことを知りたがっている女性がいて、探すように言われていたみたいです。だけど眞澄くんの中に入っただけで仕事は終わったと……」
淳くんと誠史郎さんが顔を見合わせる。
「眞澄の記憶が目的?」
「記憶というより、眞澄くんそのものでしょうね。我々の中でも眞澄くんは変わり種ですから」
「変わり種?」
私と裕翔くんは首を傾げる。淳くんが少し困ったように微笑んで眞澄くんを見る。すると眞澄くんは言葉を選びながら口を開いた。
「あー、何だ。その、俺は元を正せば人間だっんだよ」
「え、それが何で?」
「あのですね、裕翔くん。人間が吸血種になる確率はとても低いです。そして吸血種が眷属になる確率も、とても低いです。白の血を持つ人は希少ですから眷属の数は本当に少ない。ですから、眞澄くんはこの業界でのニホンオオカミみたいなものなんです。我々の中の誰かが元人間の吸血種だったということは噂になっていたのでしょう。けれど誰なのかということはわからず、インキュバスに探らせたというところですかね」
「それで、眞澄が人間だったって知ってどうするの?」
「連れ去ることもありませんでしたから、どうするつもりなんでしょうね」
誠史郎さんはあごの辺りに右手を添えて考え込んでいる。
「まあ、世の中には私たちの想像を超える変わった方がたくさんいらっしゃいますからね」
にっこり笑って誠史郎さんが言う。
「怖いこと言うなよ」
眞澄くんは不安そうな表情になった。
「……真壁さんは何か知っているかな」
淳くんがぽつりと呟く。
「裕翔の件だけでわざわざこちらに来たとは思えないんだ」
「行方不明のお兄さんを探しにいらしたのではありませんか?」
誠史郎さんの言葉に私は驚く。そんな大変な事情でこちらに来ていたなんて知らなかった。
「それって、大変じゃないですか……!」
透さんからそんな深刻な雰囲気は微塵も感じなかった。
「こういう仕事をしていると往々にして起こることですからね」
「そうですけど、でも……」
「一度彼とも話してみたいと思っていたんだ。彼はみさきと同じ能力を持っていると聞いたことがあるから」
淳くんの言葉で私はまた驚いた。透さんはそれも黙っていた。
「本当かどうかはわからないよ。同業者にも手の内を明かさないのがこの仕事だからね」
淳くんは穏やかな笑みを浮かべながら話す。
「私も、聞いてみたい」
もし本当に同じ『白』の力を持っている人なら、聞いてみたいことがいろいろある。
「会える日があるか聞いてみるね」
早速メールをしようと携帯をバッグから取り出そうとしたその時、眞澄くんに肩を掴まれたの。
「ちょっと待て、みさき。なんであいつの連絡先を知ってるんだ?」
「あ、えっと、その……」
上手い言葉が見つからなくて視線が泳ぐ。
「少し前に図書館で偶然会って……」
正直に言うと、眞澄くんは私の肩に手を置いたままがっくりと項垂れた。
「みさき、アイツとふたりきりになるのは危険だから気をつけろ」
「ケーキご馳走になっただけだよ?」
「アイツが初対面で何て言ってきたか忘れたのか?」
「え?野良犬がどうとか……」
「そっちじゃなくて……。まあ、憶えてないならないならいい。とにかく!真壁とふたりきりになるのは止めとけ。特にこんな密室はダメだからな」
「なるほど。眞澄くんは本当にわかりやすいですね」
くすくすと誠史郎さんが笑っている隣で、裕翔くんはきょとんとして誠史郎さんを見上げた。
「真壁さんがみさきさんに興味を持っているのでしょうね」
「本当のところはわからないけれど、一度会ったときはそんな感じだったんだ」
淳くんがまだ透さんに会ったことのない誠史郎さんと裕翔くんに対して説明している。
「だけどさー、眞澄だって……」
裕翔くんが眞澄くんへ向けた視線に私はぎくりとするわ。眞澄くんも同じだったようで挙動不審になった。
「な、なんだよ……。俺は別に……」
「いけませんよ、裕翔くん。これはあくまでも『仕事』です」
誠史郎さんがそう言ってくれたことで、眞澄くんは急に表情が明るくなって胸を張る。
「そうだぞ、裕翔」
「眞澄」
淳くんが眞澄くんの前へ優雅に歩み寄る。
「これからは眞澄が狙われることもあるんだ。気をつけてほしい」
「大丈夫だよ」
心配そうな淳くんに眞澄くんは不敵な笑顔で応える。ずっと感じていたことだけど、ふたりの間には他の人には入り込めない何かがあるように思えた。
††††††††
彼女は真っ暗な部屋で目覚めた。もう日が暮れたのかと身体を起こす。
枕元にインキュバスがいる。一目で力の大部分が削がれていることがわかった。まだ存在できていることが奇跡だ。
「満身創痍ね」
「契約はちゃんと果たしたよ。君が知りたがっていた元人間の眷属のは『眞澄』だ」
「眞澄……。武藤眞澄ね。そう、彼が……」
集めた資料の中にあった写真に収められていた姿を思い出す。漆黒を纏った精悍な雰囲気の青年だった。
「ありがとう。お疲れさま」
ベッドの隣の引き出しから呪符を取り出すと、インキュバスに癒しの力を注いでやる。出会ったばかりの頃ぐらいの力には回復したはずだ。
「これが報酬よ。そして契約は終了」
「ボクを助けたこと、後悔するかもよ?」
「……そうね。真堂家を狙う者として対立するでしょうね」
無言で見つめ合うと空気が張り詰めた。
それに飽きたのか、インキュバスは鼻で笑う。
「じゃあね。楽しいことを教えてくれてありがとう」
そう言い残してインキュバスは姿を消した。
彼女は仕事に出かけるために着替えようとクローゼットを開く。
彼のために、自身のために、武藤眞澄を手に入れる。そう決意したのだった。
††††††††
翌日、眞澄くんはやっぱり高熱が出た。
様子を覗こうと思って、私はそっと眞澄くんの部屋のドアを開く。
「……みさき?」
ベッドの中にいる眞澄くんが少し身体を起こした。
「ごめんね、起こしちゃった?」
どうして私だとわかったのか驚いて、あたふたしてしまう。
「大丈夫。そんなとこ突っ立ってないで入れよ」
熱で上気した頬とどこかとろんとした漆黒の双眸が妙に色っぽくてドキドキする。
「……うん」
部屋に入ってドアを閉める。
「ごめんね。無理させちゃって」
「みさきのせいじゃないから、気にするな」
苦しそうな呼吸でそう言われても、気になるに決まっている。
どうしたらいいのかわからなくて、そっと眞澄くんの髪に触れた。
するとその手を掴まれ、彼に引き寄せられる。私の上半身が眞澄くんに覆いかぶさってしまう体勢になってしまった。
「咬み傷……悪かったな」
首筋に貼った大きめの絆創膏に眞澄くんは唇を寄せる。
「だ、大丈夫だよ!」
眞澄くんの熱い吐息が肌に触れて緊張してしまう。彼はそっと微笑んだけれど、私を解放してくれない。
どうしたら良いのか、おろおろしているうちに寝息が聞こえてきた。
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