129 / 145
眞澄ルート 3章
嫉妬と羨望 3
しおりを挟む
お祖父ちゃんが夢の中に現れた。
若いときの姿はやっぱり淳くんにどこか似ている。
「お祖父ちゃん、どうしたの?」
「みさき、蛇に気をつけなさい」
「蛇?」
訳がわからなくて私は首を傾げる。
「眞澄が危ない」
大島先生はあきらめてくれたと思ったら、今度は蛇。眞澄くんは厄介なものに狙われやすいのかもしれない。
「蛇が眞澄くんを狙っているの?」
「眞澄を好いている娘が蛇を呼び起こしたみたいだ。彼女も近頃は暇をもて余していたようだから、宇治から遥々やって来たらしい」
宇治からやって来た蛇。私の記憶に間違いなければ、それはとても有名な妖怪だ。
上半身はとても美しいお姫様。下半身は蛇。愛する男性に自分の気持ちに応えてもらえず、嫉妬に狂って人間から妖怪になった橋姫。
安倍晴明ですら完全に消滅させることはできなかったらしい。
「どうしてそんな強力な妖怪が……」
「おもしろいと思ったのだろうね。丑の刻参りなんて、最近する人はいないだろうから。それから、もしかしたら眞澄の名前ぐらいは耳に入ってたのかもしれない」
眞澄くんは人間から吸血種になって、さらに白の眷属になったかなり特殊な存在。何かの拍子に橋姫の耳に入っていて、そんな眞澄くんを呪おうとしている人がいたからおもしろがって出てきたのかもしれない。
この家の中にいれば眞澄くんは安全だと思うけれど、それでは日常生活に支障をきたす。
「どうしたら祓えるの?」
「依り代の用意をしてほしい。できればみさきに」
「私?」
魔道具の類いは誠史郎さんに作ってもらったり、外注することがほとんどだから私は作成経験がない。
「多分、誰よりも強力な依り代を作れると思うから。作り方は誠史郎や真壁さんに教えてもらうと良い」
私はこくりとうなずく。お祖父ちゃんはふわりと微笑んでくれた。
誠史郎さんと透さんなら、きっと丁寧に教えてくれる。何より眞澄くんのためだ。私の作ったもので眞澄くんを守れるなら、こんなに嬉しいことはない。
「蛇はここでは強大な力を存分に発揮できないから、仲間を作ったようだ。彼女にも気をつけなさい」
「彼女……?」
大島先生かとギクリとする。だけど大島先生は、これ以上私たちに手出しすると消滅してしまう。
「人間から吸血種になって、白の眷属になりたがっている女性だ」
「雪村さん……」
以前会った時は、人間としての意志が強いように見えていたから驚いた。
もともと眞澄くんの身柄を欲しがっていたし、翡翠くんのこともある。いずれは戦わないといけない相手だった。
私は固く唇を結んで拳を握る。
「お祖父ちゃん、いろいろありがとう。眞澄くんは、絶対守るから」
お祖父ちゃんは優しく微笑んでうなずいてくれた。
ゆっくりと私の意識が遠くなる。
パチリと目が開く。いつものベッドの上。いつも通り足元で寝ているみやびちゃん。
カーテンの隙間からから朝日が射し込んでいた。時計を見る。普段より三十分早く目覚めた。
身支度を整えて、一階へ。洗面所で顔を洗って気合いを入れてからリビングダイニングへ移動した。
「おはようございます」
もう誠史郎さんと淳くんは起きていた。ふたりともキッチンで何かしている。
「おはよう」
「おはようございます」
誠史郎さんがカップに紅茶を注ぐ小気味良い音と、安心する華やかな香りが広がる。
淳くんは朝ごはんの用意をしてくれていた。ベーコンと目玉焼き、サラダとトーストがひとつのお皿の上にきれいに並んでいる。それが人数的用意されていた。
「誠史郎さん、橋姫を退散させる依り代の作り方を教えてください」
「橋姫……ですか」
誠史郎さんが珍しく驚いた様子を見せる。淳くんも琥珀色の目を丸くしていた。
「お祖父ちゃんが夢の中で教えてくれたんです。雪村さんが橋姫と手を組んで、眞澄くんを狙うって」
「マジかよ……」
声のした方へ振り返る。頭が痛いと言うように額を押さえた眞澄くんと、ニヤニヤしながら眞澄くんを見る透さんがダイニングテーブルの側に立っていた。
眞澄くんは制服で、透さんはスウェット姿だ。
「橋姫とか、めんどくさい女日本代表みたいなモンまで引きずり出すなんて、眞澄クンの女運の悪さは筋金入りやなー」
眞澄くんをからかう透さんの言葉がぐさりと私に刺さる。だけど今はショックを受けている場合じゃない。
「みさきさんに依り代を作るように周が伝えたのは、みさきさんの巫気質なところもあるのでしょうね」
「みさきちゃん、依り代作れんの?」
「作ったことがないので、誠史郎さんに教えてもらおうと思って今お願いしたんです」
「俺が教えたるで」
いたずらっ子みたいな笑顔でこちらへ歩み寄ろうとした透さん。その正面で通せんぼするように眞澄くんが立ちふさがる。
「俺も一緒に教えてもらおうかな」
「みさきちゃんが指名されてるんやろ」
額を付き合わせて威嚇し合うふたり。
仲良しなのかそうじゃないのか難しいけれど、以前ほどハラハラしないで見られるようになった。
「朝ごはんの用意はできてますから、とりあえず食べましょう」
穏やかな淳くんの声と微笑みによる提案で、眞澄くんと透さんは休戦する。
「眞澄くんは今日は念のために学校は休みますか?」
「いや、行く」
眞澄くんの双眸に、負けたくないと言う意志を感じ取る。
少しでもその気持ちの力になりたいと思った。
若いときの姿はやっぱり淳くんにどこか似ている。
「お祖父ちゃん、どうしたの?」
「みさき、蛇に気をつけなさい」
「蛇?」
訳がわからなくて私は首を傾げる。
「眞澄が危ない」
大島先生はあきらめてくれたと思ったら、今度は蛇。眞澄くんは厄介なものに狙われやすいのかもしれない。
「蛇が眞澄くんを狙っているの?」
「眞澄を好いている娘が蛇を呼び起こしたみたいだ。彼女も近頃は暇をもて余していたようだから、宇治から遥々やって来たらしい」
宇治からやって来た蛇。私の記憶に間違いなければ、それはとても有名な妖怪だ。
上半身はとても美しいお姫様。下半身は蛇。愛する男性に自分の気持ちに応えてもらえず、嫉妬に狂って人間から妖怪になった橋姫。
安倍晴明ですら完全に消滅させることはできなかったらしい。
「どうしてそんな強力な妖怪が……」
「おもしろいと思ったのだろうね。丑の刻参りなんて、最近する人はいないだろうから。それから、もしかしたら眞澄の名前ぐらいは耳に入ってたのかもしれない」
眞澄くんは人間から吸血種になって、さらに白の眷属になったかなり特殊な存在。何かの拍子に橋姫の耳に入っていて、そんな眞澄くんを呪おうとしている人がいたからおもしろがって出てきたのかもしれない。
この家の中にいれば眞澄くんは安全だと思うけれど、それでは日常生活に支障をきたす。
「どうしたら祓えるの?」
「依り代の用意をしてほしい。できればみさきに」
「私?」
魔道具の類いは誠史郎さんに作ってもらったり、外注することがほとんどだから私は作成経験がない。
「多分、誰よりも強力な依り代を作れると思うから。作り方は誠史郎や真壁さんに教えてもらうと良い」
私はこくりとうなずく。お祖父ちゃんはふわりと微笑んでくれた。
誠史郎さんと透さんなら、きっと丁寧に教えてくれる。何より眞澄くんのためだ。私の作ったもので眞澄くんを守れるなら、こんなに嬉しいことはない。
「蛇はここでは強大な力を存分に発揮できないから、仲間を作ったようだ。彼女にも気をつけなさい」
「彼女……?」
大島先生かとギクリとする。だけど大島先生は、これ以上私たちに手出しすると消滅してしまう。
「人間から吸血種になって、白の眷属になりたがっている女性だ」
「雪村さん……」
以前会った時は、人間としての意志が強いように見えていたから驚いた。
もともと眞澄くんの身柄を欲しがっていたし、翡翠くんのこともある。いずれは戦わないといけない相手だった。
私は固く唇を結んで拳を握る。
「お祖父ちゃん、いろいろありがとう。眞澄くんは、絶対守るから」
お祖父ちゃんは優しく微笑んでうなずいてくれた。
ゆっくりと私の意識が遠くなる。
パチリと目が開く。いつものベッドの上。いつも通り足元で寝ているみやびちゃん。
カーテンの隙間からから朝日が射し込んでいた。時計を見る。普段より三十分早く目覚めた。
身支度を整えて、一階へ。洗面所で顔を洗って気合いを入れてからリビングダイニングへ移動した。
「おはようございます」
もう誠史郎さんと淳くんは起きていた。ふたりともキッチンで何かしている。
「おはよう」
「おはようございます」
誠史郎さんがカップに紅茶を注ぐ小気味良い音と、安心する華やかな香りが広がる。
淳くんは朝ごはんの用意をしてくれていた。ベーコンと目玉焼き、サラダとトーストがひとつのお皿の上にきれいに並んでいる。それが人数的用意されていた。
「誠史郎さん、橋姫を退散させる依り代の作り方を教えてください」
「橋姫……ですか」
誠史郎さんが珍しく驚いた様子を見せる。淳くんも琥珀色の目を丸くしていた。
「お祖父ちゃんが夢の中で教えてくれたんです。雪村さんが橋姫と手を組んで、眞澄くんを狙うって」
「マジかよ……」
声のした方へ振り返る。頭が痛いと言うように額を押さえた眞澄くんと、ニヤニヤしながら眞澄くんを見る透さんがダイニングテーブルの側に立っていた。
眞澄くんは制服で、透さんはスウェット姿だ。
「橋姫とか、めんどくさい女日本代表みたいなモンまで引きずり出すなんて、眞澄クンの女運の悪さは筋金入りやなー」
眞澄くんをからかう透さんの言葉がぐさりと私に刺さる。だけど今はショックを受けている場合じゃない。
「みさきさんに依り代を作るように周が伝えたのは、みさきさんの巫気質なところもあるのでしょうね」
「みさきちゃん、依り代作れんの?」
「作ったことがないので、誠史郎さんに教えてもらおうと思って今お願いしたんです」
「俺が教えたるで」
いたずらっ子みたいな笑顔でこちらへ歩み寄ろうとした透さん。その正面で通せんぼするように眞澄くんが立ちふさがる。
「俺も一緒に教えてもらおうかな」
「みさきちゃんが指名されてるんやろ」
額を付き合わせて威嚇し合うふたり。
仲良しなのかそうじゃないのか難しいけれど、以前ほどハラハラしないで見られるようになった。
「朝ごはんの用意はできてますから、とりあえず食べましょう」
穏やかな淳くんの声と微笑みによる提案で、眞澄くんと透さんは休戦する。
「眞澄くんは今日は念のために学校は休みますか?」
「いや、行く」
眞澄くんの双眸に、負けたくないと言う意志を感じ取る。
少しでもその気持ちの力になりたいと思った。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる