祓い屋の家の娘はイケメンたちに愛されています

うづきなな

文字の大きさ
143 / 145
透ルート 3章

エンゲージ 9

しおりを挟む
 上体を起こした透さんの長い指が一本、濡れそぼった秘所にゆっくり差し込まれた。

「ん……っ!」

 受け入れたいと思っているのに違和感に身体が強張ってしまう。

 透さんはそれをほぐすためにか、唇にキスをしてくれる。
 舌で歯列をなぞられると、とろけるように身体から力が抜けた。

 美しい獣は私の胸の先端の突起を口に含み、舌先で転がす。背筋を駆け上がる悦楽に抗えない。

「あっ、あ……ふアッ! アぁあぁぁん……っ!」
「耳とおっぱい弱いなぁ」

 妖艶な声が鼓膜をくすぐる意地悪なささやきさえ、震えるほどの快感に変わる。

 私の中に入る透さんの指が増えた。ぐちゅぐちゅといやらしい水音が響く。

 私が少しでも痛くないように、優しくじっくり入口を馴らしてくれている。

「二本でもキツイな」

 私を蹂躙していた異物の感覚がなくなる。そしてぴっとビニールを破る小さく短い音が聞こえた。

 ついに、その時が来たのだと緊張する。

 同時に変な好奇心が湧いてきた。避妊具はどんなもので、どうするのか気になって顔を上げる。

 透さんの下腹部でそそり立つものを覆っていく透明なもの。不思議な光景だ。

「そんなにじっと見られたら照れるわ」

 付け根までそれを伸ばした透さんは私に覆いかぶさる。

「ん……っ、ふ」

 唇が重なるだけで、彼の体温に溶けた身体が輪郭を失っていく。
 秘裂に硬く熱い先端があてがわれた。思わず息を呑んでしまう。

「しがみついてて」

 透さんは私の両腕を彼の背中に回すように促した。

「痛かったら、噛んでも爪立ててもええから」

 もう一度優しいキスをくれたのと同時に、透さんの灼熱の楔が私をこじ開けようと腰を進めてきた。

「……っ!」

 痛みで透さんの背中にしがみつく。

「みさき、かわいいなぁ」

 額にひとつキスが落ちてくる。
 私の入口を透さんの硬いものが円を描くように動いた。気持ち良くてぞわぞわする。

 頬ずりをしてもらうと、身体の緊張が少し解けた。
 それで透さんがさらに深く入って来たのが伝わる。

「透さん……」
「そんな顔されたら、もうガマンできへん」

 舌なめずりをする麗しき肉食獣。ゆっくりだけど、全てを私の中へ埋めこもうと動いた。

「あっ! アッ、アァぁッ!!」

 掠れた悲鳴を上げ、透さんの背中に爪を立ててしまう。両足を透さんの腰に回して力を入れることで痛みをやり過ごす。

「全部入ったで」

 私は息を切らせながら結合部へ視線を落とした。透さんの入った箇所がじんじんしている。だけど皮膚の下のことはわからない。

「動いてエエ?」

 どこかいつもの余裕を失っているように見える透さん。大きな手が私の手の甲をシーツの上に縫い止める。

 少し慣れたとはいえ、まだ痛かった。だけど断ると言う選択肢が浮かばない。

 ためらいを抱えたままうなずく。
 透さんは優しい笑顔で、私の汗ばんだ額に張り付いた前髪を払ってくれた。

「まだ痛いのに、ゴメンな」

 ぎゅっと抱きしめられた。私は何度も首を横に振る。

 慈しんでくれているのがわかるから。
 透さんとひとつになりたいと願ったのは私自身だから。

「大丈夫……だから」
「健気すぎ」

 熱く甘く深い口づけ。
 透さんがゆっくりと腰を引き、再び最奥を目指して侵入してくる。

「アッ! あ、ァあ……や、ぁン」

 その動きを繰り返されるうちに慣れてきたみたいで、甘い痛みの奥に快楽が微かな光のように瞬いた気がした。

「ゴメンやで……。もう余裕ないわ」

 激しくなる抽挿に合わせてベッドが軋む。肌のぶつかり合う音が、透さんの荒い吐息が、私の嬌声が混じり合う。

「透さん……。と、おるさ……んっ……!」
「みさき……っ」

 透さんは痛いくらい強く私を抱きしめる。そして一番奥に熱いものをねじ込んだ。ガツガツと鈴口を何度か打ち付けられ、目の奥で何が爆ぜた。

 互いに乱れた吐息で動けない。
 透さんの背中がしっとり汗ばんでいた。

 力が入らなくて、しがみついていた腕と足を離す。
 透さんは緩慢な動作で私の中から抜け出た。

「好きやで」

 柔らかいキスをして、私の隣に一度のゴロンと転がる。

「ちょっと休んでから、シャワー浴びに行こか」

 こくんとうなずいて、透さんに甘えるためにズリズリ横になったまま近づいた。私の肩を抱き寄せて、腕枕してくれる透さん。

「無理させてゴメンな。みさきちゃんがかわいくて、気持ち良くて、止まられへんかった」

 耳元での甘やかなささやきと、優しく頭を撫でてくれる大きな手。さっきまでとは違った穏やかな幸せにひたる。

 ネコってこんな気持ちなのかもしれない。

「謝らないでください。嬉しかったし、幸せだったから……」

 照れてしまって、語尾へ向かうほどどんどん声が小さくなった。最後の方は口の中でもごもご言う。

「もー、かわいすぎー」

 ぎゅっと抱きしめられて、ちょっと乱暴に頬ずりされた。
 コツンと額が合わさる。目の前で微笑む透さんはとてもカッコ良かった。

「大好きやで」
「私も……大好き」

 恥じらいながらつぶやく。透さんはまた優しいキスをしてくれた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

女の子がほとんど産まれない国に転生しました。

さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。 100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳 そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。 当面は2日に1話更新予定!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

兄様達の愛が止まりません!

恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。 そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。 屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。 やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。 無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。 叔父の家には二人の兄がいた。 そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…

黒瀬部長は部下を溺愛したい

桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。 人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど! 好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。 部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。 スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。

【R18】幼馴染がイケメン過ぎる

ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。 幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。 幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。 関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。

男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)

大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。 この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人) そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ! この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。 前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。 顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。 どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね! そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる! 主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。 外はその限りではありません。 カクヨムでも投稿しております。

男女比バグった世界で美女チート無双〜それでも私は冒険がしたい!〜

具なっしー
恋愛
日本で暮らしていた23歳喪女だった女の子が交通事故で死んで、神様にチートを貰い、獣人の世界に転生させられた!!気づいたらそこは森の中で体は15歳くらいの女の子だった!ステータスを開いてみるとなんと白鳥兎獣人という幻の種族で、白いふわふわのウサ耳と、神秘的な白鳥の羽が生えていた。そしてなんとなんと、そこは男女比が10:1の偏った世界で、一妻多夫が普通の世界!そんな世界で、せっかく転生したんだし、旅をする!と決意した主人公は絶世の美女で…だんだん彼女を囲う男達が増えていく話。 主人公は見た目に反してめちゃくちゃ強いand地球の知識があるのでチートしまくります。 みたいなはなし ※表紙はAIです

処理中です...