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1章
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大聖堂には2人の衛兵と、3名の神官が待機していた。
「ここは魔力検査を行うための水晶が置かれる部屋。常に何名かの見張りが必要となります。本来であれば、魔力検査は成長した子どもへの祝福の意味を込めて5名以上の神官が立ち会うことになっいますが、2回目ですし、公爵家のご意向もあるので本日は最小限の人数で行わせていただきます。」
神官長の言葉に母は頷く。
「どちらにしろ、秘密にできる事ではございませんしかまいません。」
神官長に促されるまま、カタリーナは祭壇に飾られている水晶へと近づく。その水晶は光の角度により様々な色に変化し、ずっと見ていても飽きないものだった。水晶の目の前に近づくと、自然と手が水晶に伸びる。両手が触れた瞬間に水晶が柔らかな白い光に包まれる。その後水晶から白い光の玉が現れカタリーナの周りを浮遊する。その光は少しずつ消えていき、暖かい空気が生まれた。光が生まれそして消えていく、その現象は幻想的なものでカタリーナが水晶から手を離すまで続いた。
「聖女様」
それは立ち会った神官の声か、それとも護衛の声かわからない。静かな大神殿の中に小さな声は響いていた。
驚いた表情をしていた、神官長もカタリーナが視線を向けると柔らかく微笑むと、カタリーナの前で膝をつく。
「カタリーナ様は聖魔法の適正者で間違い無いようです。ただし残念な事ではありますが魔力量は多くありません。今の魔力量ですと擦り傷を2~3回治癒できる程の力ではないでしょうか。魔法特性は魂に宿り、魔力量は身体に宿ります。体質にもよりますが鍛錬次第では増やすことも可能です。これからが楽しみですね」
柔らかな声で話す神官長の言葉に疑問を覚える。それは母も同じだった様で、すぐに口を開いた。
「ですが娘は私を治療してくれました。階段から落ち、血を流し続けて・・・意識のない私の傷も跡形もなく消してくれました。」
母は必死に言葉を紬ならが目にはわずかに涙を浮かべている。あまり知られていない方法ではあるが、本来の魔力以上の力を使う方法を思い出したからだ。ただ、母はその言葉を信じたくはなかったのだ。聖魔法という特殊な魔法だからなしえる、不思議な力か、魔力測定での間違いを期待したが返答は無常のものだった。
「・・・夫人の予想通り、おそらく命を削ったのでしょう。あまり知られている方法ではありませんし、年齢を考えてもその方法は知らなかったのでしょうから・・・おそらく無意識にされたのではないでしょうか。」
神官長はゆっくりとした言葉で告げる。その言葉を聞いた母はまた涙を流しながら小さな私の体を抱きしめた。母の温かさを感じながら、カタリーナは泣かせてしまった罪悪感以上に、助けられた喜びと生きていてくれる幸せを感じるのだった。
この日を境に、カタリーナは聖女と呼ばれるようになった。
「ここは魔力検査を行うための水晶が置かれる部屋。常に何名かの見張りが必要となります。本来であれば、魔力検査は成長した子どもへの祝福の意味を込めて5名以上の神官が立ち会うことになっいますが、2回目ですし、公爵家のご意向もあるので本日は最小限の人数で行わせていただきます。」
神官長の言葉に母は頷く。
「どちらにしろ、秘密にできる事ではございませんしかまいません。」
神官長に促されるまま、カタリーナは祭壇に飾られている水晶へと近づく。その水晶は光の角度により様々な色に変化し、ずっと見ていても飽きないものだった。水晶の目の前に近づくと、自然と手が水晶に伸びる。両手が触れた瞬間に水晶が柔らかな白い光に包まれる。その後水晶から白い光の玉が現れカタリーナの周りを浮遊する。その光は少しずつ消えていき、暖かい空気が生まれた。光が生まれそして消えていく、その現象は幻想的なものでカタリーナが水晶から手を離すまで続いた。
「聖女様」
それは立ち会った神官の声か、それとも護衛の声かわからない。静かな大神殿の中に小さな声は響いていた。
驚いた表情をしていた、神官長もカタリーナが視線を向けると柔らかく微笑むと、カタリーナの前で膝をつく。
「カタリーナ様は聖魔法の適正者で間違い無いようです。ただし残念な事ではありますが魔力量は多くありません。今の魔力量ですと擦り傷を2~3回治癒できる程の力ではないでしょうか。魔法特性は魂に宿り、魔力量は身体に宿ります。体質にもよりますが鍛錬次第では増やすことも可能です。これからが楽しみですね」
柔らかな声で話す神官長の言葉に疑問を覚える。それは母も同じだった様で、すぐに口を開いた。
「ですが娘は私を治療してくれました。階段から落ち、血を流し続けて・・・意識のない私の傷も跡形もなく消してくれました。」
母は必死に言葉を紬ならが目にはわずかに涙を浮かべている。あまり知られていない方法ではあるが、本来の魔力以上の力を使う方法を思い出したからだ。ただ、母はその言葉を信じたくはなかったのだ。聖魔法という特殊な魔法だからなしえる、不思議な力か、魔力測定での間違いを期待したが返答は無常のものだった。
「・・・夫人の予想通り、おそらく命を削ったのでしょう。あまり知られている方法ではありませんし、年齢を考えてもその方法は知らなかったのでしょうから・・・おそらく無意識にされたのではないでしょうか。」
神官長はゆっくりとした言葉で告げる。その言葉を聞いた母はまた涙を流しながら小さな私の体を抱きしめた。母の温かさを感じながら、カタリーナは泣かせてしまった罪悪感以上に、助けられた喜びと生きていてくれる幸せを感じるのだった。
この日を境に、カタリーナは聖女と呼ばれるようになった。
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