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44 太陽神殿の祭り その2
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追々練習してレパートリーを増やす積りだが、今のところ、僕が影を手繰って瞬時に描ける魔法陣は、聖の魔法陣だけだ。
幼い頃から母さんに叩き込まれたので、全体の形を一つのイメージとして覚え込んでいる。
影を細かく操作して細部を描かなくても、魔符の刷りの様に、魔法陣のイメージそのものを影として瞬時に映し出せるのだ。
邪蟲がこちらの世界へ爪を出す瞬間を待つ。
神殿兵が味方の繰り出した槍に躓いて、丁度魔法陣の上に倒れてくれた。
その無防備な背中を貫こうと、邪蟲の爪が振り下ろされた。
神殿兵には可哀想だが、チャンスだ。
それに、魔法陣が間に合えば助けることも出来る。
オーラを影に同調させる。
オーラが瞬時に影の上を走り、魔法陣を起動させた。
びっくりするような閃光が魔法陣に走る。
これは魔法が異世界との境を抉じ開ける時に発する光で、無駄な力が掛かっている程、光が強くなる。
びっくりするような閃光は、僕の魔法陣が未熟な証拠だ。
ファラ師匠が見たら、たぶん殴られた。
次に異世界と繋がった穴が邪蟲の邪素を吸い込み、邪蟲をボロボロにするはずだ。
・・・・と思っていたのだが、なぜか邪蟲が向こうの世界からズルズルと無理矢理引き摺り出され、魔法陣に吸い込まれてしまった。
「マロネーゼ、あなたの魔法なの」
「違うわ、まだ呪文を半分も唱えてないの。それにあんな馬鹿げた魔法、魔法陣に邪蟲を吸い込ませるなんて人間業とは思えないわ」
「そうなの、残念だわ。貴方を女王にする良い機会だと思ったのに」
「止めてよ母さん、兄さんだって一生懸命やってるのよ」
「だってあの子じゃ、胃に穴開けて寝込むわよ」
「私だって繊細です」
「あらそうなの、全部冗談よ」
マロネーゼさんは、三十前後の美人さんだ。
たぶん行き遅れの王女様なのだろう。
「ねえあなた、今何か失礼なこと考えなかった」
「あう、綺麗な人だなって、あはははは」
「そうなの、まっ良いわ。ねえあんた、今何かしなかった。あんたの影が妙な動きをした気がするのよね」
「かっ、影が動く筈ないじゃないですか、あはははは」
「うーん、何か怪しいわね」
皆パニックになっていたので、気が付かれないと思っていた。
「まあマロネーゼ、あなたはまだまだ注意力が足りないわよ」
「仕方が無いでしょ、そんな気がしたから言ってみただけ。私だって影が動くなんて思ってないわよ」
「・・・、はあ、今度鍛え直してあげるわね」
「えっ」
「この子が影を操って魔法陣を作ったのよ。魔力の動きをよく見れば解かる筈よ」
「うっ」
「えっ」
王妃様は、ただの変なお婆ちゃんじゃ無かった。
「後でじっくり、お話聞かせて頂戴」
ーーーーー
混乱はあったものの、式典は無事行われた。
式典の最中に、女神官から王妃様にメモがこっそり渡された。
王妃様は、王族を狙ったテロだったことを教えてくれた。
「死んだ神官の背中に、魔法陣が彫ってあったらしいの。後で、マロネーゼも連れて見に行きましょうね」
「母さん、私お腹が痛くなった」
「それは大変ね。嘘が吐けないくらい苦い薬を調合してあげるわ」
「・・・母さんごめんなさい」
式典後、神官の遺体の保管場所へ連れて行かれた。
厳重に、幾重にも兵士達が見張っている。
「ご苦労様です。ラクラス様に鑑定をお願いしましたが、酒が不味くなると断られました」
「大丈夫よ、この子に見て貰うわ」
「王妃様、その子供は」
「ラクラス様の代理よ」
「了解しました」
見たくも無い、背中が割れた悲惨な遺体を見せられてしまった。
王妃様は平然としているが、マロネーゼさんは、怖くて泣いている。
「どう」
なんか誤魔化しが効きそうもないので、大人しくゲロすることにした。
マロネーゼさんは、部屋の隅で本当に本物のゲロをしている。
「異世界とここを繋げる魔法陣ですね。本来はこの部分に邪蟲の世界の絶対座標が書いてあるんですが、損傷が酷くて分からなくなってますね。この魔法陣を描いた人の秘匿情報なので、たぶんこうなるように最初から計算してあるんでしょう。陣を描く癖も分からなくなるように工夫してあります。魔法陣自体も普通の人じゃ知らないものだし、先生並みの相当高度な魔技師が関わっていますね」
「治癒魔法で治らないかしら」
「死体には、治癒魔法は効きません」
「そうだったわね、残念。同じ物を送り返してあげようと思ったのに」
ーーーーー
その夜、王妃様に呼ばれて離宮へと向かった。
遺跡で手に入れた紙と古代人の記憶の話をし、英雄譚の影絵を演じて見せた。
「単なる古代人の芸ですが、応用したのが先程の魔法陣になります。何故遺跡の主が記憶を写した紙を用意したのか分かりませんが、失った面白い過去の技術だと思います」
「面白いお話ね。偶然じゃなくて、影の女神様に愛されているんでしょうね。マロネーゼ、魔法使いとしてどう思う」
「呪文の必要がないのは、脅威よね。呪文を唱えている最中に攻撃されちゃうもの。それに、本人の属性と関係なく、魔法陣さえ描ければ全ての魔法が発動可能というのもすごいわ。ただ、光が無いと使えないのが、大きな欠点かしら」
「ランプみたいな光でも使えるの」
「魔法陣さえ描ければ発動しますが、影が薄いと威力は落ちます」
「光魔法が使えるようになれば、無敵よね。あっ、光魔法で妨害すれば良いのか」
「母さん、でもその前に攻撃されるよ」
「・・・・そうよね」
何故か、僕が敵対する前提で考えているようだ。
「仕方が無いわね。少し歳は離れてるけど、マロネーゼをあげるわ」
「えっ」
「母さん、幾ら私が行き遅れているからって、平民の子供相手は不味いでしょ。変な趣味を持ってると思われるわ」
「大丈夫よ、これくらいの子でも子作りはできるのよ。それに、ラクラス様もこの子を養子にする積りなんじゃないかしら。若い子の方が良いわよ、マロネーゼ。ケッペル国の狒々爺とどっちが良い」
「そりゃ勿論この子の方が・・・へへ」
「なら決まりね。ラクラス様に聞いてみるわ」
「あのー、僕は遠慮したいと」
「駄目よ、あなたに選択権は無いの。国への脅威と判断されて、処分されちゃうわよ。このまま、マロネーゼを連れ帰っても良いわよ」
「すいません。心の準備が」
ーーーーー
急いで寮に帰り、断って貰う様先生に頼み込む。
「なんだその話か。キーケル、どうだった」
「はい先生、王子様の意向なので、宰相様が養子手続きを行うそうです。ユーリ、良かったな」
先生の財産と知識目当てに、王宮への先生の伴侶候補の売り込みが数年前から殺到していたそうだ。
六十過ぎの未亡人から五歳の娘までと選り取り見取りなのだが、そもそも先生自体が酒と研究以外に興味が無く、先生に話をすると殴られるので、全て先送りにして相当困っていたらしい。
中には他国からのお姫様の申し入れのような、取り敢えず顔合わせ程度はしないと外交的に不味い案件も混じっているそうで、第一王子と宰相はお腹を抱えているらしい。
そんな状況のなか、先生が自ら弟子を取るという珍事が起こった。
そこでその弟子、つまり僕を、取り敢えず無理矢理先生の養子という形にして、その弟子に結婚話を全部ぶん投げてお茶を濁そうという案が浮上したらしい。
つまり僕に、先生に関する諸々の棚上げ事項の解決策、生贄として白羽の矢が立ったらしい。
冗談じゃない、少なくとも僕の知ってる範囲の貴族の令嬢で、真面な人はいない。
それに第一王子と宰相を見てれば判るのだが、万が一そんな立場に巻き込まれたら、苦労ばっかり多い碌な人生が送れそうにない。
「キーケルさん」
「俺は駄目だ。家を潰すわけにはいかん。先生の息子としてならば、マロネーゼ様なんか丁度良いんじゃないか。第一夫人が決まれば、会わなきゃいけない相手がだいぶへるぞ。何であんな美人が嫌なんだ、油が乗っていて、今が丁度食い頃だろう」
いいえ、僕はまだ子供です。
あんなお腹が一杯になりそうな人は、いりません。
幼い頃から母さんに叩き込まれたので、全体の形を一つのイメージとして覚え込んでいる。
影を細かく操作して細部を描かなくても、魔符の刷りの様に、魔法陣のイメージそのものを影として瞬時に映し出せるのだ。
邪蟲がこちらの世界へ爪を出す瞬間を待つ。
神殿兵が味方の繰り出した槍に躓いて、丁度魔法陣の上に倒れてくれた。
その無防備な背中を貫こうと、邪蟲の爪が振り下ろされた。
神殿兵には可哀想だが、チャンスだ。
それに、魔法陣が間に合えば助けることも出来る。
オーラを影に同調させる。
オーラが瞬時に影の上を走り、魔法陣を起動させた。
びっくりするような閃光が魔法陣に走る。
これは魔法が異世界との境を抉じ開ける時に発する光で、無駄な力が掛かっている程、光が強くなる。
びっくりするような閃光は、僕の魔法陣が未熟な証拠だ。
ファラ師匠が見たら、たぶん殴られた。
次に異世界と繋がった穴が邪蟲の邪素を吸い込み、邪蟲をボロボロにするはずだ。
・・・・と思っていたのだが、なぜか邪蟲が向こうの世界からズルズルと無理矢理引き摺り出され、魔法陣に吸い込まれてしまった。
「マロネーゼ、あなたの魔法なの」
「違うわ、まだ呪文を半分も唱えてないの。それにあんな馬鹿げた魔法、魔法陣に邪蟲を吸い込ませるなんて人間業とは思えないわ」
「そうなの、残念だわ。貴方を女王にする良い機会だと思ったのに」
「止めてよ母さん、兄さんだって一生懸命やってるのよ」
「だってあの子じゃ、胃に穴開けて寝込むわよ」
「私だって繊細です」
「あらそうなの、全部冗談よ」
マロネーゼさんは、三十前後の美人さんだ。
たぶん行き遅れの王女様なのだろう。
「ねえあなた、今何か失礼なこと考えなかった」
「あう、綺麗な人だなって、あはははは」
「そうなの、まっ良いわ。ねえあんた、今何かしなかった。あんたの影が妙な動きをした気がするのよね」
「かっ、影が動く筈ないじゃないですか、あはははは」
「うーん、何か怪しいわね」
皆パニックになっていたので、気が付かれないと思っていた。
「まあマロネーゼ、あなたはまだまだ注意力が足りないわよ」
「仕方が無いでしょ、そんな気がしたから言ってみただけ。私だって影が動くなんて思ってないわよ」
「・・・、はあ、今度鍛え直してあげるわね」
「えっ」
「この子が影を操って魔法陣を作ったのよ。魔力の動きをよく見れば解かる筈よ」
「うっ」
「えっ」
王妃様は、ただの変なお婆ちゃんじゃ無かった。
「後でじっくり、お話聞かせて頂戴」
ーーーーー
混乱はあったものの、式典は無事行われた。
式典の最中に、女神官から王妃様にメモがこっそり渡された。
王妃様は、王族を狙ったテロだったことを教えてくれた。
「死んだ神官の背中に、魔法陣が彫ってあったらしいの。後で、マロネーゼも連れて見に行きましょうね」
「母さん、私お腹が痛くなった」
「それは大変ね。嘘が吐けないくらい苦い薬を調合してあげるわ」
「・・・母さんごめんなさい」
式典後、神官の遺体の保管場所へ連れて行かれた。
厳重に、幾重にも兵士達が見張っている。
「ご苦労様です。ラクラス様に鑑定をお願いしましたが、酒が不味くなると断られました」
「大丈夫よ、この子に見て貰うわ」
「王妃様、その子供は」
「ラクラス様の代理よ」
「了解しました」
見たくも無い、背中が割れた悲惨な遺体を見せられてしまった。
王妃様は平然としているが、マロネーゼさんは、怖くて泣いている。
「どう」
なんか誤魔化しが効きそうもないので、大人しくゲロすることにした。
マロネーゼさんは、部屋の隅で本当に本物のゲロをしている。
「異世界とここを繋げる魔法陣ですね。本来はこの部分に邪蟲の世界の絶対座標が書いてあるんですが、損傷が酷くて分からなくなってますね。この魔法陣を描いた人の秘匿情報なので、たぶんこうなるように最初から計算してあるんでしょう。陣を描く癖も分からなくなるように工夫してあります。魔法陣自体も普通の人じゃ知らないものだし、先生並みの相当高度な魔技師が関わっていますね」
「治癒魔法で治らないかしら」
「死体には、治癒魔法は効きません」
「そうだったわね、残念。同じ物を送り返してあげようと思ったのに」
ーーーーー
その夜、王妃様に呼ばれて離宮へと向かった。
遺跡で手に入れた紙と古代人の記憶の話をし、英雄譚の影絵を演じて見せた。
「単なる古代人の芸ですが、応用したのが先程の魔法陣になります。何故遺跡の主が記憶を写した紙を用意したのか分かりませんが、失った面白い過去の技術だと思います」
「面白いお話ね。偶然じゃなくて、影の女神様に愛されているんでしょうね。マロネーゼ、魔法使いとしてどう思う」
「呪文の必要がないのは、脅威よね。呪文を唱えている最中に攻撃されちゃうもの。それに、本人の属性と関係なく、魔法陣さえ描ければ全ての魔法が発動可能というのもすごいわ。ただ、光が無いと使えないのが、大きな欠点かしら」
「ランプみたいな光でも使えるの」
「魔法陣さえ描ければ発動しますが、影が薄いと威力は落ちます」
「光魔法が使えるようになれば、無敵よね。あっ、光魔法で妨害すれば良いのか」
「母さん、でもその前に攻撃されるよ」
「・・・・そうよね」
何故か、僕が敵対する前提で考えているようだ。
「仕方が無いわね。少し歳は離れてるけど、マロネーゼをあげるわ」
「えっ」
「母さん、幾ら私が行き遅れているからって、平民の子供相手は不味いでしょ。変な趣味を持ってると思われるわ」
「大丈夫よ、これくらいの子でも子作りはできるのよ。それに、ラクラス様もこの子を養子にする積りなんじゃないかしら。若い子の方が良いわよ、マロネーゼ。ケッペル国の狒々爺とどっちが良い」
「そりゃ勿論この子の方が・・・へへ」
「なら決まりね。ラクラス様に聞いてみるわ」
「あのー、僕は遠慮したいと」
「駄目よ、あなたに選択権は無いの。国への脅威と判断されて、処分されちゃうわよ。このまま、マロネーゼを連れ帰っても良いわよ」
「すいません。心の準備が」
ーーーーー
急いで寮に帰り、断って貰う様先生に頼み込む。
「なんだその話か。キーケル、どうだった」
「はい先生、王子様の意向なので、宰相様が養子手続きを行うそうです。ユーリ、良かったな」
先生の財産と知識目当てに、王宮への先生の伴侶候補の売り込みが数年前から殺到していたそうだ。
六十過ぎの未亡人から五歳の娘までと選り取り見取りなのだが、そもそも先生自体が酒と研究以外に興味が無く、先生に話をすると殴られるので、全て先送りにして相当困っていたらしい。
中には他国からのお姫様の申し入れのような、取り敢えず顔合わせ程度はしないと外交的に不味い案件も混じっているそうで、第一王子と宰相はお腹を抱えているらしい。
そんな状況のなか、先生が自ら弟子を取るという珍事が起こった。
そこでその弟子、つまり僕を、取り敢えず無理矢理先生の養子という形にして、その弟子に結婚話を全部ぶん投げてお茶を濁そうという案が浮上したらしい。
つまり僕に、先生に関する諸々の棚上げ事項の解決策、生贄として白羽の矢が立ったらしい。
冗談じゃない、少なくとも僕の知ってる範囲の貴族の令嬢で、真面な人はいない。
それに第一王子と宰相を見てれば判るのだが、万が一そんな立場に巻き込まれたら、苦労ばっかり多い碌な人生が送れそうにない。
「キーケルさん」
「俺は駄目だ。家を潰すわけにはいかん。先生の息子としてならば、マロネーゼ様なんか丁度良いんじゃないか。第一夫人が決まれば、会わなきゃいけない相手がだいぶへるぞ。何であんな美人が嫌なんだ、油が乗っていて、今が丁度食い頃だろう」
いいえ、僕はまだ子供です。
あんなお腹が一杯になりそうな人は、いりません。
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