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1 森
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ここが異世界ならば、まず生き残る事を考えなくてはいけない。
幸い、彩良が一緒にいてくれたおかげで、スタート地点でのゲームオーバーは免れた。
「ありがとうな、彩良」
「ニャー」
とりあえず、彩良をナップザックから取り出して、ザックの中身を確認することにした。
一リットルの水筒、チーズとアーモンドが乗った煎餅一袋、ジャムパン、アンパン、ガム、手帳、ボールペン、折り畳み傘、竹刀の弦、鍔、竹刀削り、サンドペーパー、ハンドライト、小銭入れ、賞状。
これに竹刀が二本と素振り用の木刀が一本。
「ニャー」
「うん、なんか心細いよな」
食い物はパンと煎餅しかない。
たぶん、一日で食い終わってしまうだろう。
武器になりそうな物は木刀しかない。
鰐相手にこの木刀一本で戦うのは、どう考えても無茶だろう。
でも、これを使って、この世界を何とか生き延びるしかない。
「ニャー」
「彩良、今食うと後で食い物が無くなるぞ。こんな時の基本は、食料は大事に残して置いてだな」
「ニャー、ニャー」
「今喰いたいのか」
「ニャー」
「仕方が無いな。後で腹減っても知らないぞ」
「ミャー、フン」
余計なお世話だと鼻で笑われてしまった。
袋からチーズとアーモンドが乗った煎餅を出してやると、旨そうにパリパリと食い始めた。
周囲を見回すと枝は隣の木まで伸びており、枝を伝って森の中を移動出来そうだった。
だが、どの方向が森の奥で、どちらが森から出られる方向なのか皆目見当が付かない。
「ミャー」
彩良が煎餅を食い終わった様だ。
彩良がナップザックを叩いてから、上を見上げた。
「えっ!この木を登るのか」
「ニャ」
「これ以上登ったら危ないぞ」
「ニャニャニャニャニャ」
根性無しと怒られてしまった。
日常的に木や高い所に登っている彩良なら兎も角、僕には少々ハードルが高い。
「登らなきゃ駄目か」
「ニャーニャ」
「でも危ないぞ」
「ニャニャ!」
勘弁してくれそうもない、仕方がないので、沙良をザックに入れて怖々と木を登り始めた。
意外な事に蔦を伝って登り始めてみると、木登りは面白かった。
手を滑らせれば勿論一巻の終わりなのだが、恐怖よりも死との隣り合わせのスリル感が気持ちを高揚させ、自然の中に溶け込んだワイルドな気分になって気持ちが充実した。
気が付いたら、木の梢まで上がっていた。
「彩良、面白な木登りって」
「ニャー、ニャー」
雪に覆われた険しい峰々が雲の様に正面の空に浮いている。
その峰々の裾野には幾重にも木々に覆われた山々が連なっており、左右はその山々から分岐する尾根に囲まれている。
此処は山裾の深く大きな森の中だった。
背後を振り向くと、遥か彼方に夕日に染まり始めた海が見えた。
地平線には、胡麻粒の様に見える帆船らしき物が浮かんでおり、僕を安堵させた。
少なくとも、帆船を使いこなす文明を持つ生物が存在しており、そこへ行けば、ここで鰐と戦う生活を送るよりは、少し生き延びられる可能性が高くなる気がしたのだ。
「彩良、あそこへ行ってみようか」
「ニャー」
一番下の枝まで再び降りて、枝の上を移動する。
木の上の回廊を歩いている感じで、彩良もザックから出て僕の前を気持ち良さそうに歩いている。
最初は気付かなかったのだが、彩良が走り寄ると枝の裏側へ逃げて行く木の瘤がある。
徐々に見慣れてくると、木の瘤に見えたのは彩良の半分くらいの大きさがある蜥蜴で、上の枝を見上げると結構枝の裏側にくっ着いている。
「ニャー」
彩良が悔しそうに蜥蜴を見上げている。
さすがに猫でも、枝の裏側に貼り付いている蜥蜴は捕まえられないのだろう。
周囲が暗くなり始め、急に風が冷たくなってきた。
しばらくはザックからハンドライトを出して足元を照らして歩いていたが、上方に大きな洞が開いた木を見付けたので、今夜はその中で眠ることにした。
何か大きな生き物が巣を作っていたのか、中には枝がびっしりと敷き詰められていた。
無意識の内に緊張していたようで、周囲が遮られた中に入ると、安堵感が込上げてきた。
腰を下ろして、ザックと竹刀袋を肩から降ろす。
ハンドライトで手元を照らしながら、僕はザックからアンパンとジャムパンを取り出し食べ始めた。
「ニャー」
「だから言っただろ、後で腹が減るぞって」
「ニャー、ニャー」
「アンパン半分食うか」
「ニャン」
「でも他に食い物なんて無いぞ」
「ニャー、ニャー、ニャー、ニャー、ニャー、ニャー、ニャー、ニャー、ニャー」
腹が減ったと彩良が駄々をこねている。
でもアンパンは嫌いらしい。
仕方が無いので、竹刀を取り出して分解し、割竹に弦を張って即席の弓を作ってみる。
落ちている枝から真っ直ぐな物を何本か選び、竹刀削りで先端を尖らせてみる。
”ビュン”
”パス”
試してみたら、木の表面に突き刺さるくらいの威力がある。
彩良は疑わしそうな目で僕を見ているが、それにはめげない。
弓にハンドライトを括り付け、照準機替わりに使ってみる。
枝を三本程降りてから、三メートル程上の枝の裏側をハンドライトの光りで探ってみる。
枝の裏側には、蜥蜴がびっしりと貼り付いていた。
ハンドライトの光を絞って一匹に照準を定め、弓を引き絞る。
”ビュン”
”ザク”
大成功、矢は光の中を真っ直ぐに飛んで行き、蜥蜴の頭に突き刺さる。
ポトッと蜥蜴が落ちて来たので、尻尾を掴んで枝に叩き付けて止めを刺す。
「ニャーニャー」
「どうだ、凄いだろ彩良」
五匹ほど狩ってから、木の洞に引き揚げた。
変な病気を持っているといけないので、取敢えず火を通すことにした。
火の起こし方は、かの有名なガムの銀紙と乾電池を使う方法。
手帳を数ページ破り小枝に火を移したら、暖かい火が燃え上がった。
周囲の枝から、表面に生えている苔を集める。
洞の真ん中に厚く敷き詰め、その上で火を燃やす。
蜥蜴に枝を突き刺し、火の周囲に立てる。
良く焼いてから彩良に渡すと旨そうに食っている。
僕も恐々と食ってみると、見た目に反して、牛肉の様な味がして美味しかった。
木の上の蜥蜴も小さな金色の角を生やしており、触ってみると宝石のような硝子質の変った感触だった。
装飾具にでも加工出来そうなので、念のため集めておく。
僕は半袖のTシャツと上下のスウェットの恰好だ。
ここの夜は日本の五月よりも寒い様で、焚火の暖が無ければこの姿では凍えてしまう。
「ニャーニャ」
「ああ、お休み」
彩良は気持ち良さそうに寝てしまった。
僕は火を絶やさぬ様に、浅い眠りを繰り返した。
僕達は、海の方向に向かって枝の上をひたすら歩き、夜は適当な場所を捜して蜥蜴を食ってから寝る生活を繰り返した。
水は早朝の朝露が枝の上で水溜りを作っていたので、渇きに苦しむ事は無かった。
電池と銀紙で火を起す方法も、何度も繰り返せる方法では無いため、水筒に灰を詰めて火種を持ち歩いた。
八日目、貯めた角は百個を越えていた。
この日の狩った七匹目の蜥蜴を枝に叩き付けて止めを刺した時だった。
突然頭の中にファンファーレが鳴り響いた。
「ニャー、ニャー、ニャー」
彩良も頭を抱えて騒いでいるので、僕と同様に頭の中でファンファーレが鳴っているのだろう。
僕は疲れが吹っ飛び、周囲の景色が鮮明に見えるようになった。
彩良も一回り大きくなった気がする。
彩良を持ち上げてみる。
確かにずっしりと重くなっている。
「彩良、重くなったぞ」
「ニャニャニャニャニャン」
猫パンチされてしまった。
うん、これはレベルアップしたのだろう。
右手を突き出し、お決まりの呪文を唱えてみる。
「ステータスオープン」
しーーん、何も起きなかった。
「ニャー」
彩良に冷たい目で見られてしまった。
幸い、彩良が一緒にいてくれたおかげで、スタート地点でのゲームオーバーは免れた。
「ありがとうな、彩良」
「ニャー」
とりあえず、彩良をナップザックから取り出して、ザックの中身を確認することにした。
一リットルの水筒、チーズとアーモンドが乗った煎餅一袋、ジャムパン、アンパン、ガム、手帳、ボールペン、折り畳み傘、竹刀の弦、鍔、竹刀削り、サンドペーパー、ハンドライト、小銭入れ、賞状。
これに竹刀が二本と素振り用の木刀が一本。
「ニャー」
「うん、なんか心細いよな」
食い物はパンと煎餅しかない。
たぶん、一日で食い終わってしまうだろう。
武器になりそうな物は木刀しかない。
鰐相手にこの木刀一本で戦うのは、どう考えても無茶だろう。
でも、これを使って、この世界を何とか生き延びるしかない。
「ニャー」
「彩良、今食うと後で食い物が無くなるぞ。こんな時の基本は、食料は大事に残して置いてだな」
「ニャー、ニャー」
「今喰いたいのか」
「ニャー」
「仕方が無いな。後で腹減っても知らないぞ」
「ミャー、フン」
余計なお世話だと鼻で笑われてしまった。
袋からチーズとアーモンドが乗った煎餅を出してやると、旨そうにパリパリと食い始めた。
周囲を見回すと枝は隣の木まで伸びており、枝を伝って森の中を移動出来そうだった。
だが、どの方向が森の奥で、どちらが森から出られる方向なのか皆目見当が付かない。
「ミャー」
彩良が煎餅を食い終わった様だ。
彩良がナップザックを叩いてから、上を見上げた。
「えっ!この木を登るのか」
「ニャ」
「これ以上登ったら危ないぞ」
「ニャニャニャニャニャ」
根性無しと怒られてしまった。
日常的に木や高い所に登っている彩良なら兎も角、僕には少々ハードルが高い。
「登らなきゃ駄目か」
「ニャーニャ」
「でも危ないぞ」
「ニャニャ!」
勘弁してくれそうもない、仕方がないので、沙良をザックに入れて怖々と木を登り始めた。
意外な事に蔦を伝って登り始めてみると、木登りは面白かった。
手を滑らせれば勿論一巻の終わりなのだが、恐怖よりも死との隣り合わせのスリル感が気持ちを高揚させ、自然の中に溶け込んだワイルドな気分になって気持ちが充実した。
気が付いたら、木の梢まで上がっていた。
「彩良、面白な木登りって」
「ニャー、ニャー」
雪に覆われた険しい峰々が雲の様に正面の空に浮いている。
その峰々の裾野には幾重にも木々に覆われた山々が連なっており、左右はその山々から分岐する尾根に囲まれている。
此処は山裾の深く大きな森の中だった。
背後を振り向くと、遥か彼方に夕日に染まり始めた海が見えた。
地平線には、胡麻粒の様に見える帆船らしき物が浮かんでおり、僕を安堵させた。
少なくとも、帆船を使いこなす文明を持つ生物が存在しており、そこへ行けば、ここで鰐と戦う生活を送るよりは、少し生き延びられる可能性が高くなる気がしたのだ。
「彩良、あそこへ行ってみようか」
「ニャー」
一番下の枝まで再び降りて、枝の上を移動する。
木の上の回廊を歩いている感じで、彩良もザックから出て僕の前を気持ち良さそうに歩いている。
最初は気付かなかったのだが、彩良が走り寄ると枝の裏側へ逃げて行く木の瘤がある。
徐々に見慣れてくると、木の瘤に見えたのは彩良の半分くらいの大きさがある蜥蜴で、上の枝を見上げると結構枝の裏側にくっ着いている。
「ニャー」
彩良が悔しそうに蜥蜴を見上げている。
さすがに猫でも、枝の裏側に貼り付いている蜥蜴は捕まえられないのだろう。
周囲が暗くなり始め、急に風が冷たくなってきた。
しばらくはザックからハンドライトを出して足元を照らして歩いていたが、上方に大きな洞が開いた木を見付けたので、今夜はその中で眠ることにした。
何か大きな生き物が巣を作っていたのか、中には枝がびっしりと敷き詰められていた。
無意識の内に緊張していたようで、周囲が遮られた中に入ると、安堵感が込上げてきた。
腰を下ろして、ザックと竹刀袋を肩から降ろす。
ハンドライトで手元を照らしながら、僕はザックからアンパンとジャムパンを取り出し食べ始めた。
「ニャー」
「だから言っただろ、後で腹が減るぞって」
「ニャー、ニャー」
「アンパン半分食うか」
「ニャン」
「でも他に食い物なんて無いぞ」
「ニャー、ニャー、ニャー、ニャー、ニャー、ニャー、ニャー、ニャー、ニャー」
腹が減ったと彩良が駄々をこねている。
でもアンパンは嫌いらしい。
仕方が無いので、竹刀を取り出して分解し、割竹に弦を張って即席の弓を作ってみる。
落ちている枝から真っ直ぐな物を何本か選び、竹刀削りで先端を尖らせてみる。
”ビュン”
”パス”
試してみたら、木の表面に突き刺さるくらいの威力がある。
彩良は疑わしそうな目で僕を見ているが、それにはめげない。
弓にハンドライトを括り付け、照準機替わりに使ってみる。
枝を三本程降りてから、三メートル程上の枝の裏側をハンドライトの光りで探ってみる。
枝の裏側には、蜥蜴がびっしりと貼り付いていた。
ハンドライトの光を絞って一匹に照準を定め、弓を引き絞る。
”ビュン”
”ザク”
大成功、矢は光の中を真っ直ぐに飛んで行き、蜥蜴の頭に突き刺さる。
ポトッと蜥蜴が落ちて来たので、尻尾を掴んで枝に叩き付けて止めを刺す。
「ニャーニャー」
「どうだ、凄いだろ彩良」
五匹ほど狩ってから、木の洞に引き揚げた。
変な病気を持っているといけないので、取敢えず火を通すことにした。
火の起こし方は、かの有名なガムの銀紙と乾電池を使う方法。
手帳を数ページ破り小枝に火を移したら、暖かい火が燃え上がった。
周囲の枝から、表面に生えている苔を集める。
洞の真ん中に厚く敷き詰め、その上で火を燃やす。
蜥蜴に枝を突き刺し、火の周囲に立てる。
良く焼いてから彩良に渡すと旨そうに食っている。
僕も恐々と食ってみると、見た目に反して、牛肉の様な味がして美味しかった。
木の上の蜥蜴も小さな金色の角を生やしており、触ってみると宝石のような硝子質の変った感触だった。
装飾具にでも加工出来そうなので、念のため集めておく。
僕は半袖のTシャツと上下のスウェットの恰好だ。
ここの夜は日本の五月よりも寒い様で、焚火の暖が無ければこの姿では凍えてしまう。
「ニャーニャ」
「ああ、お休み」
彩良は気持ち良さそうに寝てしまった。
僕は火を絶やさぬ様に、浅い眠りを繰り返した。
僕達は、海の方向に向かって枝の上をひたすら歩き、夜は適当な場所を捜して蜥蜴を食ってから寝る生活を繰り返した。
水は早朝の朝露が枝の上で水溜りを作っていたので、渇きに苦しむ事は無かった。
電池と銀紙で火を起す方法も、何度も繰り返せる方法では無いため、水筒に灰を詰めて火種を持ち歩いた。
八日目、貯めた角は百個を越えていた。
この日の狩った七匹目の蜥蜴を枝に叩き付けて止めを刺した時だった。
突然頭の中にファンファーレが鳴り響いた。
「ニャー、ニャー、ニャー」
彩良も頭を抱えて騒いでいるので、僕と同様に頭の中でファンファーレが鳴っているのだろう。
僕は疲れが吹っ飛び、周囲の景色が鮮明に見えるようになった。
彩良も一回り大きくなった気がする。
彩良を持ち上げてみる。
確かにずっしりと重くなっている。
「彩良、重くなったぞ」
「ニャニャニャニャニャン」
猫パンチされてしまった。
うん、これはレベルアップしたのだろう。
右手を突き出し、お決まりの呪文を唱えてみる。
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「ニャー」
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