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Ⅰ 第一学年
17 邪類討伐初級認定資格試験3
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「えい!」
「とう!」
「やー!」
”がつん”
「ぎゃー」
うー、何か話が違う、審判員からの説明では、型が出来ているかどうかを審査する事が目的であって、勝敗には拘らなかった筈なのだ。
だが何故か皆さん血みどろになりながら戦っている。
試験二日目、三次試験が始まった。
試験方法は対人形式で、受験生同士が互いに相手を邪と見なして戦い、その戦闘能力を審査するのだ。
得手不得手も含めて公平に能力を見極めるため、試合は三試合行われる筈なのだが、先程から次々に担架で運び出されて脱落者が続出している、うん、生き残りを掛けた勝ち抜き戦みたいになっている。
僕は喧嘩をしたことがない、だから人同士が争う様子を見ると竦んでしまう、なのでこれは滅鬼術の稽古だと思い込むことにした。
道場での先輩との稽古での僕の役回りはだいたい鬼役だ、鬼として逃げ回ったり、隙を見て先輩に襲い掛かり、少し抵抗してギブアップするのがいつものパターンだ。
勝敗は関係ないのだから、僕は普段の稽古どおり鬼役に徹しよう、うん、先生に鬼役が上手いと良く誉められている。
僕の試合が始まった、相手は二メートル近い山伏の人だ、重そうな金剛杖を持っている、あんな物でまともに殴られたら、担架じゃなくて棺桶が必要だ。
「始め」
物凄い唸りを立てて、金剛杖が降って来た、うん、逃げる、勿論逃げる、先生に逃げっぷりが良いと何時も誉められている。
ぶんぶん振り回す金剛杖を除け回って逃げる。
「はあ、はあ、はあ、逃げてちゃ鬼は討伐出来んぞ、小僧」
はい、僕は鬼だからいいんです、山伏さんは意外に体力が無い、膝に手を当てて喘ぎ始めた。
そんな無防備じゃ鬼に襲われるよ、おじさん。
普段の稽古通り、鬼の幻を被って襲い掛かる、うんこれは結構先輩に喜ばれている光術と幻術の混合技だ。
「シャー!」
足を払ったらそのまま起きて来ない、よく見たら口から泡を吹いて気絶している。
物凄く驚いたらしい。
「勝者、三千百七十一番」
観客席で舞と迷子が大喜びしている、うん、この審査では勝敗は関係無いんだけどね。
その次の対戦は外人の牧師さんだった、何か叩き上げの社会人受験者が多いのだ。
「雷君、そんな伴天連なんか、神罰食らわしちゃえ」
「雷夢くん、そんな異教徒退散させてー」
「異教徒退散」
あちゃー、たぶん在日経験が長いのだろう、にこやかな表情をしていたのに、良く通る舞君達の声援を聞いて顔色を変えている、しかも僕を同類と見なして睨んでいる。
今日は僕の応援が少し増えている、舞が巫女仲間を連れて来たのだ、宗教戦争に巻き込まないで欲しい、僕は基本多神許容派だ、クリスマスはやるし、お寺に墓参りも行く、うん、勿論正月には神社へ初詣に行く。
「神ハ貴方ヲ許サナイ」
いや、それは神様じゃなくてあんたの個人的な見解だろ。
「始め」
罰当たりなことに、牧師さんは聖書を千切り始めた。
聖書の切片が人型になってキューピットに変わる、西洋型式神だ。
うわー、この人物凄く強い、弓矢を持った大勢のキューピットに追いかけられてしまった。
矢は刺さらなかったが、身体にぶつかると弾けて凄く痛い、必死で逃げ回る。
ぜー、ぜー、ぜー、やっとキューピットの矢が尽きた、逃げ回るキューピットを一匹づつ空中から引きずり降ろして尻を叩く、うん、姿が子供なので殴るのは気が引けたのだ。
キューピット達は泣き出して牧師さんの足にすがりついている。
うっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、牧師さんは動けない、もはや僕の鴨だ。
牧師さんを囲む様に呪符で正方形を作り、牧師さんの頭上にも一枚放り上げる。
「律」
四角錐の結界が完成だ、呪符間でスパークが走る。
頂点の一枚に払いの呪符とこれはサービスで雷の呪符を添える。
「滅」
”ドーン、ガラガラガラ”
キューピットは元の紙片に変わり、牧師さんは痙攣してひくついている。
「勝者、三千百七十一番」
ーーーーー
友人の雷夢の勝利を見て、乱道迷子は胸を撫で下ろした。
「神道最強」
と叫んで拳を振り上げてる巫女の友人達を見て、ミッション系の女学校に通っていた自分としては少々心苦しかった。
少々牧師さんを気の毒に思っている、なので盛り上がっている友人達から少し離れることにした。
「ちょっと缶コーヒー買って来るね」
下から二段目、右から二番目、滅茶苦茶甘いホットの缶コーヒーを買う。
脇のベンチに腰を下ろして甘さを堪能する、周囲には何故か人が誰もいない。
雷夢のことは好きだ、だが少女漫画で読むような愛とか恋とかとは違うと思う、一緒にいるとただひたすら安心できるのだ。
今日も一緒に弁当を食べる約束をしている、なんだか嬉しい。
ベンチから立ち上がって伸びをする。
「うーん」
”バチッ”
何かが手にぶつかった気がした、だが振り向いても何も無かった。
再び友人達の元へと向かう、もう落ち着いているころだろう。
ーーーーー
試験に使用する鬼達は、人払いの結界を施した場所で透明な結界檻に入れて保管してある。
その人払いの結界に何故か少女が入り込んで、そして少女は積んであった檻の一つに触れた。
不思議な事に強固な結界が少女に触れた場所からほつれ始め、そして上級試験用に捕らえられていた鬼が一匹檻から逃げ出した。
鬼は空腹だった、自分を捕らえた人間に復讐したかったが、取り敢えず腹を満たすことにした。
目の前に積まれた檻の中へと進入し、捕らえられている鬼を貪り喰い始めた。
ーーーーー
三試合目は無かった、思ったとおり負傷による脱落者が続出して合格予定者数を下回ってしまったのだ。
これで合格者はほぼ決定、四次試験は少し強い鬼と戦わせて、気の弱い者を弾くだけの形式的な適性試験だ。
会場に結界が四ヶ所作られ、一度に四人づつ審査される、僕は最初の組だった。
結界の中の入る、無理だったら結界の外に出ても良いと言われている。
ん?他の三ヶ所でトラブルが発生している様だ、どうやら空の結界檻を持って来てしまったらしい、鬼は透明になっているので判らないのだ。
僕のにはちゃんと鬼が入っていたらしい。
鬼が結界の中に放たれる。
「始め」
最初に透明化している鬼が見える様にする、印を切って呪文を唱える。
「虚ろき影を美空に照らし、無しを有りとし、虚を実として現わさん、えい!」
鬼が見えて来た・・・・・・・、えっ!大きい、角を生やした三メートルくらいの大型のマントヒヒだ、寮の住民総出でも勝てるかどうか解らない大物だ。
失格でも良いから逃げよう、僕の勝てる相手じゃない。
”ゴツン”
痛い、物凄く痛い、え!結界が通れない、鬼が結界を張っている様だ。
結界の外で係員達が右往左往している、何か手違いがあったらしい。
物凄い速さで間合いを詰められ、掴み上げられて結界に投げ飛ばされた。
”ガツン”
痛みと衝撃に意識が飛びそうになった、たぶんあばらが折れたと思う、僕はここで死ぬんだろうか。
「とう!」
「やー!」
”がつん”
「ぎゃー」
うー、何か話が違う、審判員からの説明では、型が出来ているかどうかを審査する事が目的であって、勝敗には拘らなかった筈なのだ。
だが何故か皆さん血みどろになりながら戦っている。
試験二日目、三次試験が始まった。
試験方法は対人形式で、受験生同士が互いに相手を邪と見なして戦い、その戦闘能力を審査するのだ。
得手不得手も含めて公平に能力を見極めるため、試合は三試合行われる筈なのだが、先程から次々に担架で運び出されて脱落者が続出している、うん、生き残りを掛けた勝ち抜き戦みたいになっている。
僕は喧嘩をしたことがない、だから人同士が争う様子を見ると竦んでしまう、なのでこれは滅鬼術の稽古だと思い込むことにした。
道場での先輩との稽古での僕の役回りはだいたい鬼役だ、鬼として逃げ回ったり、隙を見て先輩に襲い掛かり、少し抵抗してギブアップするのがいつものパターンだ。
勝敗は関係ないのだから、僕は普段の稽古どおり鬼役に徹しよう、うん、先生に鬼役が上手いと良く誉められている。
僕の試合が始まった、相手は二メートル近い山伏の人だ、重そうな金剛杖を持っている、あんな物でまともに殴られたら、担架じゃなくて棺桶が必要だ。
「始め」
物凄い唸りを立てて、金剛杖が降って来た、うん、逃げる、勿論逃げる、先生に逃げっぷりが良いと何時も誉められている。
ぶんぶん振り回す金剛杖を除け回って逃げる。
「はあ、はあ、はあ、逃げてちゃ鬼は討伐出来んぞ、小僧」
はい、僕は鬼だからいいんです、山伏さんは意外に体力が無い、膝に手を当てて喘ぎ始めた。
そんな無防備じゃ鬼に襲われるよ、おじさん。
普段の稽古通り、鬼の幻を被って襲い掛かる、うんこれは結構先輩に喜ばれている光術と幻術の混合技だ。
「シャー!」
足を払ったらそのまま起きて来ない、よく見たら口から泡を吹いて気絶している。
物凄く驚いたらしい。
「勝者、三千百七十一番」
観客席で舞と迷子が大喜びしている、うん、この審査では勝敗は関係無いんだけどね。
その次の対戦は外人の牧師さんだった、何か叩き上げの社会人受験者が多いのだ。
「雷君、そんな伴天連なんか、神罰食らわしちゃえ」
「雷夢くん、そんな異教徒退散させてー」
「異教徒退散」
あちゃー、たぶん在日経験が長いのだろう、にこやかな表情をしていたのに、良く通る舞君達の声援を聞いて顔色を変えている、しかも僕を同類と見なして睨んでいる。
今日は僕の応援が少し増えている、舞が巫女仲間を連れて来たのだ、宗教戦争に巻き込まないで欲しい、僕は基本多神許容派だ、クリスマスはやるし、お寺に墓参りも行く、うん、勿論正月には神社へ初詣に行く。
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いや、それは神様じゃなくてあんたの個人的な見解だろ。
「始め」
罰当たりなことに、牧師さんは聖書を千切り始めた。
聖書の切片が人型になってキューピットに変わる、西洋型式神だ。
うわー、この人物凄く強い、弓矢を持った大勢のキューピットに追いかけられてしまった。
矢は刺さらなかったが、身体にぶつかると弾けて凄く痛い、必死で逃げ回る。
ぜー、ぜー、ぜー、やっとキューピットの矢が尽きた、逃げ回るキューピットを一匹づつ空中から引きずり降ろして尻を叩く、うん、姿が子供なので殴るのは気が引けたのだ。
キューピット達は泣き出して牧師さんの足にすがりついている。
うっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、ふっ、牧師さんは動けない、もはや僕の鴨だ。
牧師さんを囲む様に呪符で正方形を作り、牧師さんの頭上にも一枚放り上げる。
「律」
四角錐の結界が完成だ、呪符間でスパークが走る。
頂点の一枚に払いの呪符とこれはサービスで雷の呪符を添える。
「滅」
”ドーン、ガラガラガラ”
キューピットは元の紙片に変わり、牧師さんは痙攣してひくついている。
「勝者、三千百七十一番」
ーーーーー
友人の雷夢の勝利を見て、乱道迷子は胸を撫で下ろした。
「神道最強」
と叫んで拳を振り上げてる巫女の友人達を見て、ミッション系の女学校に通っていた自分としては少々心苦しかった。
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「ちょっと缶コーヒー買って来るね」
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脇のベンチに腰を下ろして甘さを堪能する、周囲には何故か人が誰もいない。
雷夢のことは好きだ、だが少女漫画で読むような愛とか恋とかとは違うと思う、一緒にいるとただひたすら安心できるのだ。
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ベンチから立ち上がって伸びをする。
「うーん」
”バチッ”
何かが手にぶつかった気がした、だが振り向いても何も無かった。
再び友人達の元へと向かう、もう落ち着いているころだろう。
ーーーーー
試験に使用する鬼達は、人払いの結界を施した場所で透明な結界檻に入れて保管してある。
その人払いの結界に何故か少女が入り込んで、そして少女は積んであった檻の一つに触れた。
不思議な事に強固な結界が少女に触れた場所からほつれ始め、そして上級試験用に捕らえられていた鬼が一匹檻から逃げ出した。
鬼は空腹だった、自分を捕らえた人間に復讐したかったが、取り敢えず腹を満たすことにした。
目の前に積まれた檻の中へと進入し、捕らえられている鬼を貪り喰い始めた。
ーーーーー
三試合目は無かった、思ったとおり負傷による脱落者が続出して合格予定者数を下回ってしまったのだ。
これで合格者はほぼ決定、四次試験は少し強い鬼と戦わせて、気の弱い者を弾くだけの形式的な適性試験だ。
会場に結界が四ヶ所作られ、一度に四人づつ審査される、僕は最初の組だった。
結界の中の入る、無理だったら結界の外に出ても良いと言われている。
ん?他の三ヶ所でトラブルが発生している様だ、どうやら空の結界檻を持って来てしまったらしい、鬼は透明になっているので判らないのだ。
僕のにはちゃんと鬼が入っていたらしい。
鬼が結界の中に放たれる。
「始め」
最初に透明化している鬼が見える様にする、印を切って呪文を唱える。
「虚ろき影を美空に照らし、無しを有りとし、虚を実として現わさん、えい!」
鬼が見えて来た・・・・・・・、えっ!大きい、角を生やした三メートルくらいの大型のマントヒヒだ、寮の住民総出でも勝てるかどうか解らない大物だ。
失格でも良いから逃げよう、僕の勝てる相手じゃない。
”ゴツン”
痛い、物凄く痛い、え!結界が通れない、鬼が結界を張っている様だ。
結界の外で係員達が右往左往している、何か手違いがあったらしい。
物凄い速さで間合いを詰められ、掴み上げられて結界に投げ飛ばされた。
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