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幼少期
自分の身分
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目が醒めてから日数からして1週間。バタバタな日々を過ごしました。それは今も現在進行形でバタバタしている。
私、改めて僕は八乙女薫風。3歳。
侯爵の身分を持つ親の次男である。
兄弟は4人。長女・長男・次男・次女。僕は3番目に生まれた子供らしい。
なんでも僕は敷地にある大木に登って足を滑らせ後頭部を強打し1週間寝込んだらしい。
だが目を覚ました僕は何も思い出せず医者に後頭部の強打による軽い記憶障害だと告げられた。
1週間寝込んだため身体が思うように動かず苦戦した。
その間は執事や侍女たちが世話しなく看病してくれた。
そして・・・やっとの事で思い出した事がある。
僕は前世の記憶持ちだという事。
そして前世は女性だった事。
女性だった記憶を取り戻すと身体が違和感だらけになる。
まず身体の構造が全く違う。
一番苦戦したのがトイレ。
貴族だからなのか洋式トイレだったのが何よりもの救い。いや一応立ちションできる便器もありますよ?でも無理。できない。無理難題です。
とりあえずトイレは女性のモノとは全く別なので、まず自分の下半身見るだけでも抵抗感半端ない!
前世での男性に対する嫌悪感は引き継がれたらしく自分嫌いになりそうだ。
もちろん周りにいる執事さんにも抵抗感が半端なく発揮した。
でも老人執事さんは僕に拒否られると、それはそれはメソメソと泣き崩れてしまい、可哀想と罪悪感で一杯になり少しずつ執事さんに慣れていけるよう努力した。
そしてそれは親にまで発揮してしまった。
「かっ薫風よ・・なにもそこまで嫌がらなくても・・・」
「・・・」
・・・只今、母親の背中に隠れて父親を遠ざけ中。
母親はクスクス笑って僕の味方になってくれている。
なんでも木から落ちる前までは明るく活発で勇敢な父親にベッタリだったらしい。
だが前世の記憶を思い出した僕は、悲しいことに嫌悪感が全身を支配してしまい男性から遠ざけてしまう。
「しくしくしく・・・」
「ふふ・・・旦那様、薫風が落ち着くまで気長にお待ちくださいませ。」
「ううぅ・・・私の可愛い薫風が・・・しくしくしく・・・」
なにこの女々しい父親は・・・
回りの侍女たちは噂する。
薫風様は頭を打って別人になったと。
そして何故か瞳の色が変わってしまい奇怪な目で見る者もいた。
瞳は元々は明るい茶色の目をしていたらしい。
だが今はネイビーブルーという濃い青色をしている。
父親いわく祖先に僕と同じくネイビーブルーの瞳を持った人がいたらしい。
急に色が変わった事や性格が変わった事に対して何も言わず僕の無事を喜んでくれてる両親にはとても有り難く思う。
もちろん兄弟もすんなり受け入れてくれ毎日僕の元にきてくれる。
何故か長男である流依兄さんには嫌悪感は感じられず抱き着かれても手を握られても嫌な感じがしなかった。
それを見た父親はまたしくしく泣いていたが気付かないことにした。
__________
あの事故が起こり数日。
とりあえず今の状況を整理しよう。
まず、とんでもない事実を突き付けられた。
ここは・・・いやこの世界はゲームの世界という事実。
しかも前世にまだ完全攻略できてない途中のゲーム。
題名は『愛は突然に~華やかな学園で愛を育む~』
・・・これ、R18指定なんだよね。
意外と人気があり、予約してやっと手に入れたお気に入りのゲームだった。
そして僕はゲーム攻略の中にはいない人物。つまりモブキャラである事。
・・・うん、ヒロインでなくて良かった。
だってR18の通りにゃんにゃんするイベントが多々あるんだもん。
ゲームだから楽しんでやってたけど、実際もし自分がヒロインだったら絶対無理だな~って思ったし。
うん、モブキャラに生まれ変わって良かったよ。しかも男に・・・
男に・・・ね。
はぁ・・・
私、改めて僕は八乙女薫風。3歳。
侯爵の身分を持つ親の次男である。
兄弟は4人。長女・長男・次男・次女。僕は3番目に生まれた子供らしい。
なんでも僕は敷地にある大木に登って足を滑らせ後頭部を強打し1週間寝込んだらしい。
だが目を覚ました僕は何も思い出せず医者に後頭部の強打による軽い記憶障害だと告げられた。
1週間寝込んだため身体が思うように動かず苦戦した。
その間は執事や侍女たちが世話しなく看病してくれた。
そして・・・やっとの事で思い出した事がある。
僕は前世の記憶持ちだという事。
そして前世は女性だった事。
女性だった記憶を取り戻すと身体が違和感だらけになる。
まず身体の構造が全く違う。
一番苦戦したのがトイレ。
貴族だからなのか洋式トイレだったのが何よりもの救い。いや一応立ちションできる便器もありますよ?でも無理。できない。無理難題です。
とりあえずトイレは女性のモノとは全く別なので、まず自分の下半身見るだけでも抵抗感半端ない!
前世での男性に対する嫌悪感は引き継がれたらしく自分嫌いになりそうだ。
もちろん周りにいる執事さんにも抵抗感が半端なく発揮した。
でも老人執事さんは僕に拒否られると、それはそれはメソメソと泣き崩れてしまい、可哀想と罪悪感で一杯になり少しずつ執事さんに慣れていけるよう努力した。
そしてそれは親にまで発揮してしまった。
「かっ薫風よ・・なにもそこまで嫌がらなくても・・・」
「・・・」
・・・只今、母親の背中に隠れて父親を遠ざけ中。
母親はクスクス笑って僕の味方になってくれている。
なんでも木から落ちる前までは明るく活発で勇敢な父親にベッタリだったらしい。
だが前世の記憶を思い出した僕は、悲しいことに嫌悪感が全身を支配してしまい男性から遠ざけてしまう。
「しくしくしく・・・」
「ふふ・・・旦那様、薫風が落ち着くまで気長にお待ちくださいませ。」
「ううぅ・・・私の可愛い薫風が・・・しくしくしく・・・」
なにこの女々しい父親は・・・
回りの侍女たちは噂する。
薫風様は頭を打って別人になったと。
そして何故か瞳の色が変わってしまい奇怪な目で見る者もいた。
瞳は元々は明るい茶色の目をしていたらしい。
だが今はネイビーブルーという濃い青色をしている。
父親いわく祖先に僕と同じくネイビーブルーの瞳を持った人がいたらしい。
急に色が変わった事や性格が変わった事に対して何も言わず僕の無事を喜んでくれてる両親にはとても有り難く思う。
もちろん兄弟もすんなり受け入れてくれ毎日僕の元にきてくれる。
何故か長男である流依兄さんには嫌悪感は感じられず抱き着かれても手を握られても嫌な感じがしなかった。
それを見た父親はまたしくしく泣いていたが気付かないことにした。
__________
あの事故が起こり数日。
とりあえず今の状況を整理しよう。
まず、とんでもない事実を突き付けられた。
ここは・・・いやこの世界はゲームの世界という事実。
しかも前世にまだ完全攻略できてない途中のゲーム。
題名は『愛は突然に~華やかな学園で愛を育む~』
・・・これ、R18指定なんだよね。
意外と人気があり、予約してやっと手に入れたお気に入りのゲームだった。
そして僕はゲーム攻略の中にはいない人物。つまりモブキャラである事。
・・・うん、ヒロインでなくて良かった。
だってR18の通りにゃんにゃんするイベントが多々あるんだもん。
ゲームだから楽しんでやってたけど、実際もし自分がヒロインだったら絶対無理だな~って思ったし。
うん、モブキャラに生まれ変わって良かったよ。しかも男に・・・
男に・・・ね。
はぁ・・・
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