R18の乙女ゲーに男として転生したら攻略者たちに好かれてしまいました

やの有麻

文字の大きさ
15 / 313
少年期

生徒会長、容赦ないな・・・

しおりを挟む

最悪・・・


早く家に帰りたい・・・





早速やられましたよ・・・













僕のファーストキスがぁーー~~~!!!!!






Ah.....


気を付けてたのにこうもあっさり奪われるとは・・・


男として情けない・・・




何のために護身用に体術習ってるんだよ!


あ~僕の馬鹿・・・




__________






事の始まりは入学式から1ヶ月経った頃


毎月あるという会議に参加すべく生徒会室へ


もちろん、優しい子鷹狩くんと一緒に。




ちなみに子鷹狩くんがわざわざ1年生の教室まで迎えに来てくれました。


優しいなぁ~




ああ~・・・僕が女性だったら即付き合うのに・・・



中身は女でも性別は男です。




同性愛ノーセンキューです。







「皆さん集まりましたね?では会議を始めます。」




生徒会長の話に始まり終わる。




会議の内容は早速ある授業参観に授業の進み具合やクラスの状況等。



まだ入学したばかりで授業参観があるのは早すぎないか?



後に聞いた話によると授業参観は頻繁にあるらしく、だが不定期に通達されるらしく、いつあるかは学年長のみが知るらしい。


そして時期がきたら学年長に用紙が配られ、それがクラスに配られ親に報告がいくようになってるらしい。



頻度は2~3ヶ月に1度。





その度に生徒会室に呼び出され用紙を受け取りに行く。






会議が終わり帰宅準備をする。





「・・・すまん薫風、このあとバスケ部に用があるから先に行く。・・・早く準備を済ませ早く帰れ。」


「はい。わかりました。お疲れ様です。」





チラチラと僕に振り向きながら生徒会室を出ていく子鷹狩くんを横目に急いで片付けをする。






だが・・・






「八乙女くん、ちょっと良いかな。」


「あっはい!」









ああ~捕まっちゃったよ。・・・まぁ他の人は他愛ない話をしてまだ帰らなそうだから大丈夫かな?



僕は生徒会長の傍へ行く。






「何かご用ですか生徒会長さん。」


「ふふふ。僕の事は風間先輩と呼んでくれて良いよ?」


「いっいえ、風間先輩だと4年生の学年長と名前が被りますので生徒会長で結構です。」


「あ~うん、そうだね。じゃあ2人きりになったら風間先輩って呼んでくれるかな?」


「あっ・・・はぁ、そうですね。」







呼び方なんて、そんな拘らなくてもいいのに・・・





カタン・・・スタスタスタ







ん?





「じゃあ今は2人きりだから風間先輩と呼んでくれるかな?」








・・・は?




えっ、いつの間に皆いなくなった!?


ってか近くに来ないでほしい!








「ふふふ・・・やっぱり君は頭が良いんだね。でも、隙がありすぎるね。それは私にとって有利だから良いけど」




キョロキョロと見回してると独り言が聞こえた。





「えっと・・・あの、ご用は・・・?」


「うん、そうだね。単刀直入に言うね。私の恋人にならないかい?」


「・・・は?」






あっ、ヤバい素が出てしまった・・・





「はははっ!やはり薫風くんは猫を被ってたんだね!いやぁ~やっぱり私の目に狂いはなかった。」


「なっ何を言ってるのですか?」






軽くパニック障害になった。


いや予想はしてたよ?


でも早くない?


僕の何が気に入ったんだあの人は?







「クックックッ・・・君は素直だね。声に出さなくても顔や態度に現れてるよ?」


「いっいや・・・唐突に何を言い出すんですか生徒会長さん。」


「風間先輩と呼んでくれるかい?あ~いや、和彦かずひこ先輩と呼んでくれるかい?」







風間和彦・・・かざま・かずひこ・・・・・・














!!!!!!!!!!!!!





あーーーー!思い出した!!!


こいつもサブキャラで攻略対象者だ!


あっこいつって言っちゃった・・・






やばいやばいやばい・・・


ただでさえメインキャラの二階堂・子鷹狩・天野と会って仲良く?なってしまったのに、更にサブキャラの風間まで加わっちゃったら僕が高校行ったら100%絡まれちゃうじゃん!!


やばい・・・離れないと・・・











ガシッ




グイッ










「んむっ!?」








この身長差と体格が悔やまれる・・・




何故、男にファーストキス奪われなきゃならんのだ・・・
しおりを挟む
感想 263

あなたにおすすめの小説

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

【完結】国に売られた僕は変態皇帝に育てられ寵妃になった

cyan
BL
陛下が町娘に手を出して生まれたのが僕。後宮で虐げられて生活していた僕は、とうとう他国に売られることになった。 一途なシオンと、皇帝のお話。 ※どんどん変態度が増すので苦手な方はお気を付けください。

牛獣人の僕のお乳で育った子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!

ほじにほじほじ
BL
牛獣人のモノアの一族は代々牛乳売りの仕事を生業としてきた。 牛乳には2種類ある、家畜の牛から出る牛乳と牛獣人から出る牛乳だ。 牛獣人の女性は一定の年齢になると自らの意思てお乳を出すことが出来る。 そして、僕たち家族普段は家畜の牛の牛乳を売っているが母と姉達の牛乳は濃厚で喉越しや舌触りが良いお貴族様に高値で売っていた。 ある日僕たち一家を呼んだお貴族様のご子息様がお乳を呑まないと相談を受けたのが全ての始まりー 母や姉達の牛乳を詰めた哺乳瓶を与えてみても、母や姉達のお乳を直接与えてみても飲んでくれない赤子。 そんな時ふと赤子と目が合うと僕を見て何かを訴えてくるー 「え?僕のお乳が飲みたいの?」 「僕はまだ子供でしかも男だからでないよ。」 「え?何言ってるの姉さん達!僕のお乳に牛乳を垂らして飲ませてみろだなんて!そんなの上手くいくわけ…え、飲んでるよ?え?」 そんなこんなで、お乳を呑まない赤子が飲んだ噂は広がり他のお貴族様達にもうちの子がお乳を飲んでくれないの!と言う相談を受けて、他のほとんどの子は母や姉達のお乳で飲んでくれる子だったけど何故か数人には僕のお乳がお気に召したようでー 昔お乳をあたえた子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!! 「僕はお乳を貸しただけで牛乳は母さんと姉さん達のなのに!どうしてこうなった!?」 * 総受けで、固定カプを決めるかはまだまだ不明です。 いいね♡やお気に入り登録☆をしてくださいますと励みになります(><) 誤字脱字、言葉使いが変な所がありましたら脳内変換して頂けますと幸いです。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

飼われる側って案外良いらしい。

なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。 向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。 「まあ何も変わらない、はず…」 ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。 ほんとに。ほんとうに。 紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22) ブラック企業で働く最下層の男。顔立ちは悪くないが、不摂生で見る影もない。 変化を嫌い、現状維持を好む。 タルア=ミース(347) 職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。 最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…? 2025/09/12 1000 Thank_You!!

処理中です...