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少年期
僕スゴーイ!!!(棒読み)
しおりを挟む結果から申し上げます。応援合戦1位青組、2緑組、3赤組、4白組。
そして中間発表。
1位青組。
2位赤組。
3位白・緑組。
ビリだった緑組が応援合戦2位を取り差が縮まり3位タイ。
そしてついに青組1位!よしよし。
あー疲れた・・・
歌手でもないのに人前で、しかも1人で歌を歌うのって体力&精神を使うのでしんどい思いをした。
でもお陰で1位に舞い上がりました!ふぅ~・・・
てか、僕を見る周りの目がヤバかった・・・
真っ赤になる人(男女共)。目を輝かせてる人(主に女子)。何故か悔しがる人(これも女子)。そして何故か涙流して拝んでる人(主に男)。
僕、神様じゃないよ?確かに神様の手で転生させられたかもしれないけど、けど僕は神、ましてや女神でもないんだよ?
もう目立ちすぎ!あぁ転校したい・・・父さんに頼んでみようかな?僕の言うことなら聞いてくれそうだし?
ともあれ無事応援合戦は終了し衣装を全部脱がせてもらう。
いやぁ・・・この世界、特に貴族の衣装は大変だね。
着るのは1人じゃ無理だし、歩きずらいし、高級生地を使ってるからマジ気を使うし・・・
神経質になってなかなかステージに上がれなかった。
愛ちゃんに手伝ってもらってやっと登って、終わったらまた愛ちゃんに手伝ってもらって・・・とにかく大変だった。
ともあれ後競技は3つ。僕は2つもやらなければならない。
とりあえず着替えてる間に『大玉移動』が始まった。
かなり大きい玉を使うみたいで、各学年1人ずつ出て6人で手を組み背中に玉を乗せレースを走る。
1年は背が低く6年は背が高くバランスが悪いので何度も玉を落とす。それはどの組も同じで苦戦していた。
各学年6名がでる。・・・きっと僕は本当は出されるはずだったが、応援合戦の衣装云々で却下されたんだろうな~・・・
うん、着替えたら学年長としてフォローに行きますよ。だから頑張ってね。
午後の部からは点数発表は閉会式まで隠される。
生徒会たちは計算しなきゃなので見る事はできるが、風間くんと賭けをしてるので、平等に見ないという決まりを作った。だから風間くんもわからない・・・はず。
まぁ計算すれば自ずとわかるんだけどね・・・
続きまして、『大縄跳び』
これは全生徒参加で、広いグランドで全員で縄跳びをする。
縄を回すのは先生。一応人数は30人と決まっている。足りなければ代わりに担任、副担任が代わりに飛ぶ事になる。
うちのクラスは休みが2人いたが30人いたので大丈夫。
先生が縄を回し始める。全学年の縄がタイミングが合った時に一人一人が入っていき、全員入ったところでマイクで数を数える。
1、2、3、4、・・・59、60、・・・99、100、・・・
みんな頑張ったと思う。僕たちのクラスは127回で引っ掛かり記録ストップ。1年生ではトップだった。
やはりトップは6年生。しかも白組。211回。スゴいねー。
白組はスポーツマンが多いクラスが偶然集まったらしく、やはり上位にはいる。
これで応援合戦の時の順位は替わりそうだ・・・
最後は『リレー』。
これはクラスで早い子が出る。50mのタイム順で、上位3人がでる。そして奇数1、3、5年生は男子、偶数2、4、6年生は女子をだす。
その中で、僕が入ってた。そして流依兄さん、子鷹狩くんも選ばれていた。
そしてタイム順に並ぶ。僕は18人中6番目だった。1年なのに、言っちゃ悪いが僕より遅い人がいるんだと微妙な気持ちになった。
あっちなみに流依兄さんは12番、子鷹狩くんはなんとアンカー!・・・なんでもバトンの手渡しが出来ないらしい。
パーフェクトボーイにも弱い、苦手な事があったのね。まぁ人間ですからね。・・・ゲームの世界だけどね。
そして始まりました!・・・わぁ~さすがに白組早い・・・おっ次が青組だ!頑張れー!
よし僕の出番!・・・うわ、周りの人、僕より身長5~6cm高いよ・・・大丈夫かな?
よし来た先輩!・・・ん?どっかで見た顔?
あー!4年の学年長だ!同じ組だったのね。
「八乙女頼む!」
「風間先輩!はい、頑張ります!」
挨拶程度に言葉を交わしてバトンを受けとる。只今3位。少しでもキョリを縮めないと!
そして知らない女子先輩にバトンタッチ!頑張って下さ~い!僕の為に!
・・・毎日1回チューするなんて嫌です。マジで避けたい。
パンパン
終わりのピストルが鳴り響く。
あ~残念、僅差で青組3位だった。
距離は縮まったんだけど、砂に足を取られて滑っちゃったんだよね。最後。
あー子鷹狩くん悔しそう。
「惜しかったですね子鷹狩先輩。お疲れ様です。」
「・・・ああ薫風か。・・・あ~運が悪すぎる・・・。」
すっと使ってないハンカチを手渡す。
「砂利って滑りますよねー運が悪かったですね。」
「ああ・・・ ハンカチ有難う。洗って返す。泥が付いてしまった。」
「律儀ですね・・・ではお願いします。」
「応援合戦・・・頑張ったんだから1位だといいな。」
「そ、そうですね・・・」
ん?もしかしなくても子鷹狩くん知ってる?風間くんとの賭けを・・・
そして結果発表~その前に閉会の挨拶~
校長・・・話長いよ・・・
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