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高年期[一学期編]
閑話休題...帰って来た風間③
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~こちらも風間和彦目線です。~
____________
それから薫風の制服をクリーニングに出して口実をつくりデートに誘った。
いやあ~それにしても昨日は感動半分怒り半分だったなぁ~・・・
流依くん、家族をたてに薫風に手を出していたとは・・・しかも小学生の頃から!薫風の可愛いエピソードを聞いて流依くんに嫉妬しちゃったよ。どーして私は薫風の兄弟に生まれてこなかったのかと!あー羨ましい!しかも今ではしょっ中抜き合いしてるとか!!なんだよそれ!羨まし過ぎる!しかも薫風から言い寄ってるような口振りだった・・・くうっ!やはり昨日最後まですればよかった・・・寝込みを襲ったのは仕方ないとしても後半は薫風も嫌がらず応えてくれたし・・・もしかしたら最後まで・・・
いや、薫風の気持ちがこちらに片寄るまで最後まではしない方が・・・うう~ん
「・・・風間先輩?」
・・・ハッ!!やばい妄想に没頭してたら目的地に到着してしまった。・・・ヤバい思わず昼間から立ってしまうところだった(どこが?)。
デートに選んだのは水族館。しかもかなり遠くの、ね。薫風はきっと同じ学校の人と会いたくないだろうし、私も会いたくない。だから遠くても良いから薫風と2人っきりで満喫できる所を選んだ。
・・・薫風に事前に水族館に来たのか聞いたが初めてと言ってた。・・・言ってたはずが、何故か水族館の中を我が物顔で僕を連れていく・・・んん?
私が彼の腰に手を添えてエスコートしてる筈が薫風が服の脇の部分を引っ張り、あそこへ行きたいと意思を告げてくる。・・・あれ?
まず観賞用の小さな魚。それから中型の魚・・・それからクラゲ観賞。さらに大型水槽で沢山の魚を観賞。・・・そしてそれに合わせて回ったかのようなタイミングでイルカショー。
・・・薫風、初めて来たんだよね?始めに水族館の案内図を見ていたが、ここまで的確に最短で全部を見回るのって・・・薫風、もしかして計画を練るの得意なのか?
・・・だが、薫風と一緒に見る水族館は有意義な時間だった。小さな魚から大きな魚を眺め、子供のようにはしゃぐ薫風は可愛かった。「僕を見ないで魚をみて」と言われてるような態度に笑いを堪えたが・・・でも魚よりコロコロ表情が変わる薫風を見てる方がずっと楽しいよ。
後半になり海の生き物のふれあいコーナーという所へきた。小さなカニなど触れるようで薫風が躊躇なく素手で触ってたのには驚いた!・・・薫風、貴族だよね?・・・あーガーデニング好きだから虫とか普通で触れてるし・・・薫風は植物だけでなく動物も好きなのか?・・・新しい発見に満足感のような優越感に浸った。・・・楽しそうだね。
極めつけはペンギンの行進。薫風が一緒に手を出そうと言われたので手を出したら・・・何故か進路方向を逸れこちらに寄ってきた。殆どが薫風の方へ行ったが何故か私にまでペンギンがすり寄ってきた・・・あーうん可愛いね。初めて触ったよペンギンに。意外と毛並みは艶やかで硬かった。
もう薫風といると経験した事のない事ばかり体験させられて・・・とても有意義な時間を過ごせる。
・・・最後にお土産を買いたいと言われ売り場へ。
あーもうこんな時間か。昨日から薫風の新しい部分が沢山見れて楽しかったな。中を移動中コロコロ変わる表情。とくにクラゲを見ている薫風は目がキラキラしていて素晴らしく可愛かった。イルカショーの時もそう、はしゃぐ薫風はとても微笑ましかった。
・・・ん?近くにいた人肌がない?
薫風との出来事を振り返ってるうちに薫風がいなくなった。・・・とんだ失態だ。
急いでお土産売り場にいくと・・・よりによって人、人、人で溢れ返っていた。うわ・・・人混み嫌だなぁ・・・
おっ、いた!・・・ん?誰だ?
知らない男2人に話しかけられてる?しかも・・・周りをよく見ると視線はほとんどが薫風へ向かってるような・・・
・・・なにあれ
一人に腕を掴まれて・・・もう一人にも腕を掴まれて・・・なにか薫風の背中に光る物が・・・
俺の薫風に触るんじゃない!
「俺の連れ、返してくれるかな?」
怒りの感情を溜めて声で発する。すると2人のナンパ野郎がこちらを振り向き顔を真っ青にして蜘蛛の子散らすかのように逃げて行った。・・・うん、顔は覚えたから、覚悟するんだね。
それより薫風!あぁ・・・怖かったんだね、薫風も顔が真っ青だよ・・・ごめんね、私が思いに更けてしまったから薫風を怖い思いをさせてしまったね・・・
抱き締めて落ち着かせよう。よしよし・・・よしよし・・・薫風の髪の毛サラサラだなぁ~
私の懐でモソモソしてる薫風は何かモゴモゴ喋っている。・・・ハハハ!ほんっと可愛い。しまいには
「ちょ、ちょっと可愛い物を見付けて浮かれてただけだもん!・・・あ。」
もん!だって!かわいー!なにこの生き物は!!
もー暴れちゃったから腕から解放したら顔を真っ赤にして背を向けられちゃった。
あーヤバい、この生き物はヤバい。車の中で抱き締めてキスして少し、お触りしていいかな・・・?
凄く甘やかしたい!構い倒したい!
始めは嫌がるけど最後は大人しくなって私にされるがままになるんだよね。抵抗を諦めるんだよね。でも私には照れ隠しに見えて、それが愛おしくて仕方がないんだよね。
薫風を手に入れる日はいつくるかな・・・
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それから薫風の制服をクリーニングに出して口実をつくりデートに誘った。
いやあ~それにしても昨日は感動半分怒り半分だったなぁ~・・・
流依くん、家族をたてに薫風に手を出していたとは・・・しかも小学生の頃から!薫風の可愛いエピソードを聞いて流依くんに嫉妬しちゃったよ。どーして私は薫風の兄弟に生まれてこなかったのかと!あー羨ましい!しかも今ではしょっ中抜き合いしてるとか!!なんだよそれ!羨まし過ぎる!しかも薫風から言い寄ってるような口振りだった・・・くうっ!やはり昨日最後まですればよかった・・・寝込みを襲ったのは仕方ないとしても後半は薫風も嫌がらず応えてくれたし・・・もしかしたら最後まで・・・
いや、薫風の気持ちがこちらに片寄るまで最後まではしない方が・・・うう~ん
「・・・風間先輩?」
・・・ハッ!!やばい妄想に没頭してたら目的地に到着してしまった。・・・ヤバい思わず昼間から立ってしまうところだった(どこが?)。
デートに選んだのは水族館。しかもかなり遠くの、ね。薫風はきっと同じ学校の人と会いたくないだろうし、私も会いたくない。だから遠くても良いから薫風と2人っきりで満喫できる所を選んだ。
・・・薫風に事前に水族館に来たのか聞いたが初めてと言ってた。・・・言ってたはずが、何故か水族館の中を我が物顔で僕を連れていく・・・んん?
私が彼の腰に手を添えてエスコートしてる筈が薫風が服の脇の部分を引っ張り、あそこへ行きたいと意思を告げてくる。・・・あれ?
まず観賞用の小さな魚。それから中型の魚・・・それからクラゲ観賞。さらに大型水槽で沢山の魚を観賞。・・・そしてそれに合わせて回ったかのようなタイミングでイルカショー。
・・・薫風、初めて来たんだよね?始めに水族館の案内図を見ていたが、ここまで的確に最短で全部を見回るのって・・・薫風、もしかして計画を練るの得意なのか?
・・・だが、薫風と一緒に見る水族館は有意義な時間だった。小さな魚から大きな魚を眺め、子供のようにはしゃぐ薫風は可愛かった。「僕を見ないで魚をみて」と言われてるような態度に笑いを堪えたが・・・でも魚よりコロコロ表情が変わる薫風を見てる方がずっと楽しいよ。
後半になり海の生き物のふれあいコーナーという所へきた。小さなカニなど触れるようで薫風が躊躇なく素手で触ってたのには驚いた!・・・薫風、貴族だよね?・・・あーガーデニング好きだから虫とか普通で触れてるし・・・薫風は植物だけでなく動物も好きなのか?・・・新しい発見に満足感のような優越感に浸った。・・・楽しそうだね。
極めつけはペンギンの行進。薫風が一緒に手を出そうと言われたので手を出したら・・・何故か進路方向を逸れこちらに寄ってきた。殆どが薫風の方へ行ったが何故か私にまでペンギンがすり寄ってきた・・・あーうん可愛いね。初めて触ったよペンギンに。意外と毛並みは艶やかで硬かった。
もう薫風といると経験した事のない事ばかり体験させられて・・・とても有意義な時間を過ごせる。
・・・最後にお土産を買いたいと言われ売り場へ。
あーもうこんな時間か。昨日から薫風の新しい部分が沢山見れて楽しかったな。中を移動中コロコロ変わる表情。とくにクラゲを見ている薫風は目がキラキラしていて素晴らしく可愛かった。イルカショーの時もそう、はしゃぐ薫風はとても微笑ましかった。
・・・ん?近くにいた人肌がない?
薫風との出来事を振り返ってるうちに薫風がいなくなった。・・・とんだ失態だ。
急いでお土産売り場にいくと・・・よりによって人、人、人で溢れ返っていた。うわ・・・人混み嫌だなぁ・・・
おっ、いた!・・・ん?誰だ?
知らない男2人に話しかけられてる?しかも・・・周りをよく見ると視線はほとんどが薫風へ向かってるような・・・
・・・なにあれ
一人に腕を掴まれて・・・もう一人にも腕を掴まれて・・・なにか薫風の背中に光る物が・・・
俺の薫風に触るんじゃない!
「俺の連れ、返してくれるかな?」
怒りの感情を溜めて声で発する。すると2人のナンパ野郎がこちらを振り向き顔を真っ青にして蜘蛛の子散らすかのように逃げて行った。・・・うん、顔は覚えたから、覚悟するんだね。
それより薫風!あぁ・・・怖かったんだね、薫風も顔が真っ青だよ・・・ごめんね、私が思いに更けてしまったから薫風を怖い思いをさせてしまったね・・・
抱き締めて落ち着かせよう。よしよし・・・よしよし・・・薫風の髪の毛サラサラだなぁ~
私の懐でモソモソしてる薫風は何かモゴモゴ喋っている。・・・ハハハ!ほんっと可愛い。しまいには
「ちょ、ちょっと可愛い物を見付けて浮かれてただけだもん!・・・あ。」
もん!だって!かわいー!なにこの生き物は!!
もー暴れちゃったから腕から解放したら顔を真っ赤にして背を向けられちゃった。
あーヤバい、この生き物はヤバい。車の中で抱き締めてキスして少し、お触りしていいかな・・・?
凄く甘やかしたい!構い倒したい!
始めは嫌がるけど最後は大人しくなって私にされるがままになるんだよね。抵抗を諦めるんだよね。でも私には照れ隠しに見えて、それが愛おしくて仕方がないんだよね。
薫風を手に入れる日はいつくるかな・・・
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