赤の魔術師は困っている

モイモイ

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その結果

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 俺はがんばったものすごくがんばった。
 それでも隕石の一部は街中に降り注いだ。
 しかしソレが当然なのだ。

 隕石は全て迎撃できたが隕石の破片を全てを迎撃することなど無理だった。
 もっと破片のことを計算に入れて上空で迎撃しておくべきだった。
 そのことに気が付いたて最初は破片も迎撃していたのだが気が付けば次々と降り注ぐ隕石を迎撃する事だけで精一杯の状況になっていた。
 「あれは赤の魔術師様だ」
 「赤の魔術師様が隕石を防いで下さったぞ」
 「もしあのまま隕石が降り注いでいたら町は壊滅していたぞ」
 勘弁してください。
 その隕石は俺の師匠が八つ当たり&俺の修練にと残した隕石なんだ。
 しかも完璧に防げなかったのに賞賛されるのはつらい。

 俺は逃げ出すように町を離れた。
 やり方しだいで防げたはずの隕石の破片でどれだけの人が被害にあったのだろう?
 ソレを思うとやるせなくなる。
 「なんで赤は、また賞賛されてるの?」
 いつの間にか師匠が現れて文句を言ってきた。
 「俺も賞賛されたい」
 俺は失敗した無力な自分を悲しく思っているのに・・・
 「師匠!そんなに賞賛されたければ被害にあった町を元通りにして見せればきっと賞賛されますよ」
 そんなこと不可能なのに。
 失われた家屋も人も元には戻らない。
 ソレがこの世界の理なのだから。
 「マジか!」
 師匠も自分の八つ当たりの結果にやっと気が付いてくれたのか?
 「そんな簡単なことで賞賛もらえるのか?ならこれから町に行って来る」
 ぇ?

 結果、師匠は(大討伐戦の被害も含めて)町を復元させ死んだ人を全て蘇らせて、人々から「の魔術師」と褒め称えられ賞賛を受けることになった。
 「コトワリすら超越するとか常識外れすぎますよ!師匠は」
 全てをチャラにするほどの奇跡を起こす師匠になんだか怒りすらわいてくる。
 「アレは魔術じゃなくて魔法なんだけどなぁ~」
 魔術師扱いが少し不満らしい。
 「あの魔法なんなんですか?あんなむちゃくちゃなことが出来る魔法や魔術は聞いたことないですよ? 」
 魔術や魔法の系統は一通り全て習った。
 俺はその中で一番適性に合っていた火の魔術を選んだ。
 「アレは創造魔法だ。全種の魔術と魔法のさらに上の創造魔術がありその上に創造魔法がある。ちなみにこの世界を作った創造神は創造魔術までしか使えないんだぞ?」
 師匠は創造神より魔力が上なのに人に褒められたくてすねてたのか?


 俺はこれからもこんな師匠に振り回されるのかな?
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