IT学園○学部

阿井上男

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第二話

次女・真姫との契り2

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「バカぁ……バカバカ……兄さんのバカ、変態」

脱力し、くて、と俺へともたれかかってきた真姫が、途切れがちな声で呻く。

絶頂の余韻か、やや舌が回りにくいようだ。

「ヘンな声いっぱい出ちゃった……」

羞恥に染まる顔を両手で覆い隠しながらも、まだひきつりが残っているのか、両足は緩く膝が浮いていた。

両太股の付け根がしとどに濡れ、鮮やかな色に息づく女の芯が、繰り返し収縮する様が丸見えになっている。

「可愛いかったよ」

「嘘だよ。あんなみっともない姿、みせちゃうだなんて、私……」

「すっごく魅力的だった」

「そんなこと言わないで、恥ずかしい……」

へたりこんだまま身をよじる真姫の体は、しなやかさを保ったままうっすら火照っている。

よほど恥ずかしかったのだろう。

「真姫の気持ち良くなってる様子があんまり可愛いから、ほら」

言いながら、俺は自らの下半身を空気に晒す。

露出した自らの男性器が、真姫のふっくらとしたヒップでこすれた。

「な、なんか硬いのが、当たってるんだけど」

「見たいか?」

真姫は息を飲み込み、そして一度、こくりとうなずく。

俺は抱きしめていた真姫を腕の中から解放し、俺の真正面に向かせた。

ほのかにピンクに染まった真姫の下着姿が、俺の股間の隆起をさらにたかぶらせる。

もはや耐えきれない程の疼きが下腹部に滞留し、股間の肉幹は力強く膨れ上がっていた。

「……ふああぁ」

真姫は目を丸く見開き、俺の股間にそびえ立つ肉の柱を凝視した。

その反応は驚愕というより感嘆が近い。

俺は渦巻く肉欲をまとう自身の雄幹を、跪くようにしゃがみこんだ真姫に近づけ目の前にかざした。

「おっきい……」

「真姫が魅力的だからこうなったんだよ」

「本当に? 私、かわいい?」

「あぁ。最高に可愛らしい」

「……嬉しい」

俺の中で燻っていた男としての欲望は、既に大きく燃え上がっている。

真姫の手を取り、俺の肉竿に触れさせる。

「熱いね」

「だろ?」

「うん。何だかかわいい」

真姫は俺の肉棒に興味深々のようだ。

目を離すことなくじっと見つめてくる。

真姫は、息を再び乱しつつ、俺の肉柱のシャフト部分に指を絡めた。

「こんな感じですると、どう? 気持ちいい?」

真姫の手がゆっくりと上下に動き始める。

しゅに、しゅに、と音をたて、シャフトの表皮がゆるゆると擦りたてられるたび、鈍い快感が幹に走る。

「ん、お」

噛み殺し切れなかった声が、喉の奥からこみあげる。

愛しい妹の奉仕を受けている、という事実が、刺激そのものより強い情念となって脳髄を揺さぶる。

実妹に手コキしてもらうなんて、つい数時間前までは想像もつかなかった。

現実感が薄れ、頭がぼんやりしてしまう。

「ごめんね。こんなの初めてだから、うまくできてないかも」

「凄く気持ちいい。上手だよ」

「良かった。もっとしてあげる」

乏しい知識を探りながらしてくれているのだろう。

手つきはひたすらにたどたどしく、もどかしさを感じるほど弱い摩擦刺激である。

だが、あの真姫がこんな行為をしてくれているという事実がとめどなく興奮を煽り立ててくる。

「あ、また大きくなってきた……」

「大好きな妹にこんなことしてもらってりゃ、そりゃね」

「兄さん」

「真姫、好きだよ」

「兄さん……私も、好き」

俺は真姫の手を優しく払い、肩を抱いた。

ゆらゆらと涙の浮かぶ真姫の顔を間近で見つめ、ふ、と唇に息を吹きかける。

催促にこたえる様に、真姫も唇をすぼめ、俺の口元へ、は、と息を漏らす。

どちらともなく顔を寄せ、唇を重ねた。

「ん、ん……んん」

甘く蕩ける唾液が二人の唇表皮で絡まる。

柔らかな真姫の唇の感触が、のぼせ切った俺の頭に落ち着きを取り戻してくれた。

くちゅる、と唇がこすれ、じんじんとした快楽とも感激ともつかぬ刺激が唇にはい回る。

どうやら俺と真姫のキスの相性はすこぶる上々のようだ。

舌を絡め、吸い付くようにして唾液を絡めると、胸のうちから強気な次女への愛情が絶えまなくこみあげてくる。

胸の中が、実妹への愛情と欲情でいっぱいに膨らんでしまう。

真姫の目がうっとりとした半眼になり、期待に揺らめく。

このままでは理性が蕩けて消え去ってしまう。

「真姫の一番大事なもの。貰ってもいいかな」

股間の隆起が痛みに近くなってくる。

真姫は緊張に引きつり気味の表情を一瞬浮かべ、それからゆっくりと頬を緩めた。

「……私も、兄さんに、貰って欲しい」

妹の艶やかなおねだりに、俺の脳内の沸騰は最高潮を迎えていた。

「来て、兄さん」

ごく、と唾を飲み込む音は、覚悟を決めた証か。

「私の初めて、奪って」

「わかった」

俺は深く頷き、真姫を仰向けに寝かせた。

「や、だ、この格好、全部、みえちゃう」

「見せてほしいんだよ。真姫の綺麗な体を全部みせてほしい」

「……うぅ」

両足をぴっちりと閉じて、汗と粘液に濡れる太ももの付け根を外気から守ろうとする妹に、小さく耳打ちする。

「力を抜いて」

「う……うん」

真姫は素直に、力のこもっていた両足から力を抜いた。

代わりに乳房を覆い隠していた両腕を、肩の上に伸ばし、背中に敷かれたシーツを握る。

ぎゅ、とちからいっぱい握りしめられたシーツがよれて、いくつもの皺を刻んでいた。

「優しくしてね」

真姫は緊張感に満ちた表情で、声を震わせる。

覚悟はできているようだ。

俺は欲望のみっちり詰まった肉棒を、実妹の赤く濡れそぼった膣口にあてがう。

俺の肉棒先端が粘つく表面に触れたとき、真姫は深く息を吸い込んだ。

肩をすくめるようなしぐさを見せる真姫の細い腰を、両手でつかんで固定する。

「我慢できなかったら言うんだぞ」

「う、うん」

生まれて初めて異物を受け入れようとしている実妹のアソコは、さかんに収縮を繰り返している。

その入り口へ、俺は、自らの分身の先端を差し入れた。

「あ、あぁ……」

指での絶頂でいくばくかはほぐれていたのが幸いし、先端の挿入はスムーズだった。

俺の先端はするりと妹の中へ入り込み、膣内の温度に亀頭全体がじっとりと包まれた。

「すごい、これ……うわ」

熱く滑りの良い蜜が、差し込んだ肉棒先端にまとわりついてきて、真姫の中の温度をダイレクトに伝えてくる。

包み込まれたのは先端だけだというのに、下半身が蕩けそうな快感に包まれ、腰砕けになる直前だった。

「兄さんの、おちんちん、も、熱いよ……」

滑らかに俺の肉棒の亀頭部分、くびれの部分をこえ、半分くらいが妹の中へ入った。

真姫の中はじっとりとした汁に充満していて、幹の部分までが、あっという間に熱い汁にまぶされる。

「真姫の中、すごい、あたたかいよ」

「ふぁぁ……」

妹の中の温度をじっくりと味わう。

まだ半分くらいなのにまるで全体が蜜に溶かされているかのようだ。

同時に、じんわりと伝わる妹の膣肉の微細な蠢きが表皮を舐め上げてくる。

そして俺の敏感な亀頭部分を、肉のヒダ一枚一枚が一つの意思をもったかのように、ねっとりとしゃぶりたててくる。

「うお、くぅ」

声が思わず漏れてしまう。

俺の肉柱と妹の膣肉は、とても処女とは思えないほどのなじみぶりで、ちゅ、ちゅ、と吸いあっている。

このまま動かないでいても気持ちいいのに、すべてを埋め込んだらどれほどの愉悦がまちうけているのだろう。

想像するだけで我慢しきれない。

俺は次第に増していく悦楽に酔いしれ、自然と実妹の膣肉の奥へと浸食を進めていた。

腰を前にせりだし、肉柱を打ち込んでいく。

「ふあぁぁぁぁぁぁあッ……」

俺自身が入り込むにつれて、真姫の両手両足が突っ張る。

力強く握りしめられたシーツが、真姫の手元へと引っ張られる。

真姫は仰向けのまま首を持ち上げ、俺へと切なげな眼をうつろに向ける。

汗ばんだ真姫の髪が額に数本、張り付いていた。

俺はそれを指で梳き、整える。

「にい、さ……ん」

「苦しいか?」

真姫がふるふると首を横にふる。

とても苦しくないとは思えなかった。

「ぜんぶ、入った……?」

「まだ、もう少し」

「そうなんだ……」

ふ、ふ、と短いペースで呼吸を刻む。

「てかげん、しなくて、いいから、きもちよくなって」

「真姫」

「私で気持ちよくなって、兄さんの全部、中で受け止めるから」

呪文のように、まるで自分に言い聞かせるような苦悶の声だ。

この真剣な思いに、中途半端な行為はむしろ毒だ。

「真姫、好きだよ」

「あ……」

俺を信頼し、愛してくれている妹へ、最大限の愛情をもって答えよう。

俺は真姫の桜色の唇へ口づけをする。

真姫も音を立てて吸い返してくれた。

そうして口づけしたまま、俺は最後の一突きをゆっくりと開始した。

「真姫、いくよ」

「う、ん……」

ず、とせり出す腰の動きに合わせ、真姫は俺の腰へと両足を絡めてきた。

「あ、あ、あ、あ」

俺の肉棒が、入り込む深度を上げていく。

「あ、ああ、あああああああ、ああああああッ」

狭くみっちりとした実妹肉壺の半ばまで入り込んだ肉杭の、残りの部分を根本までじわじわと打ち込み始める。

蜜壺の中は肉ヒダが幾本も満ちていた。

俺の肉の棒は、妹の中を味わいつくそうと、その体積を著しく増し、肉壁すべてに全体をこすらせていく。

じゅる、じゅぶ、と滴る液が、兄の肉棒と妹の膣のこすれた余波で行き場を失い、結合部から零れ落ちる。

俺の侵攻が、強い抵抗に一旦、遮られる。

それが何なのか、俺も真姫も知っていた。

「……きてッ」

俺にはもう保てる理性が残されていなかっただけに、真姫のしっかりとした返答は感涙ものだった。

抵抗を押し返すように、体全体で真姫の奥の部分へと、押し込む。

「あ、あ、うぁ、あぁ……ッ、うあぁぁぁぁぁッ!!」

みち、とも、ぶち、とも表現していいのかわからないような異音が、肉棒に伝わり、実妹の……いつも強気で、だが可憐で、俺のことを常に思ってくれている自慢の妹の、その麗しい処女が、俺のモノとなった。

「兄さあぁぁぁぁんッ!!」

真姫は絶叫と共に両足を引きつらせ、びくんと震わせる。

ごぽ、と何かがあふれる音がした。

俺と真姫の結合部には、異物を招き入れたことで行き場所を失った粘液があふれ出ている。

その汁には、鮮やかな赤が混ざっていた。

「ふあぁぁぁぁ、ああ、あぅぅぅぅ、くぅぅぅ、ン……ッ」

真姫が深いため息に似た声を漏らす。

痛みが激しいのか、額には汗の玉が浮かんでいた。

真姫の中は、処女喪失の時から小刻みに震え、痙攣したかのようにぷるぷると動く。

俺はというと、処女喪失の瞬間に急激な締め付けに、身動きが取れないでいた。

「ま……真姫、うあぁ」

しまりの良さは名器の証というが、この締め付けはそういうたぐいではない。

力加減がわからずに思い切り締め上げているという感じである。

肉棒が両手で搾り上げられているような錯覚に陥りそうだ。

「兄さん、あ、うぅあぁ……兄さん……」

大きな瞳に涙をたっぷりためて、真姫が俺を見上げた。

「良かった……良かった……本当に」

「真姫」

「絶対に、兄さんに上げたかったの……初めて……兄さんに、貰ってほしかった……」

「ありがとう」

「私も……嬉しい……兄さんに貰ってもらえて、好きって言ってもらえて、幸せなの」

妹の痛々しい笑みは、感動的なまでに献身的で、聖女のように美しい。

「俺、真姫のことを大事にするからな」

「うん……ありがと」

結合の痛みにも負けず、俺のことを受け入れてくれた真姫のこの顔を、俺は一生忘れることはないだろう。

「ずっと大好きだった。兄さんのことが大好き」

俺の腕へと自らの手を伸ばし、指でさする。

俺の汗だくの体をなぞるように撫でながら、真姫は幸せそうに微笑む。

「こんなに一生懸命になって、私のことを愛してくれたんだね」

「ま、真姫」

「兄さん、私の世界一のお兄ちゃん、愛してるよ」

「ッ」

ありきたりな表現では生ぬるい。

俺の理性は、愛しい妹の、真姫の何もかもを味わい尽くしたいという欲求で、すっかり溶けて消えてしまった。

「真姫、かわいすぎるッ」

奥までつきたてていた肉杭を、ゆっくり戻す。

純潔が破れた余韻にしびれが残る膣内は、再びしごきたてられたことで痺れたように反応する。

が、本来の役割をすぐに思い出したかのように、汁にまみれた肉ヒダが蠢きを再開する。

「力を抜いて」

「う、うん。あのね、兄さん」

「ん?」

「私、大丈夫だから、もうぜんぜん痛くないから、遠慮しないでね」

「ッ」

「私の中で、思いっきり気持ちよくなって」

言葉にしきれないほどの情熱があふれかえる。

俺は真姫の体に覆いかぶさり、首筋に吸い付く。

「ひゃぁんッ」

吸い付きながら、腰を前後に動かし始めた。

「あ、あぅッ、あ、あ、あ、あ、あ、んッ」

最初はゆっくりと、粘膜のこすれ合う感触を存分に味わいながら、肉棒を出し入れする。

じゅばッじゅばッと水っぽい音が俺たちの結びついている部位から漏れ溢れる。

真姫は濡れやすい女の子なんだろう。

しめつけの強さの割に抽送に苦労しなかったのはそのためだろうか。

「ひぅん、ひゃふッ! んッんぁッ!! あ、ひあぁ!!」

そのうえ、真姫自身も感じやすい体質なのかもしれない。

ついさっき処女を喪失したばかりなのに、もう俺の一突き一突きに乱れた喘ぎを漏らし始めていた。

覆いかぶさった俺に抱き着き返すように、真姫は俺の首に腕を巻き付ける。

まぢかに寄せられた真姫の顔は、蕩ける甘みに緩んでいた。

「真姫、感じてるのか?」

「兄さんの……おちん、ちんが、中で動くとぉ……びりびりって、奥の方で……」

俺の揺さぶりにこたえる様に、悩ましく眉を寄せながら、素直に返答する。

「これ、変なのぉ……兄さん、どうしてぇ……?」

「俺たち、兄妹だから相性いいのかもな」

「ホント……? 私と兄さん、相性いいの?」

「ああ。きっとそうだよ」

「よかった……一緒にたくさん気持ちよくなれるね」

「ああ、いっぱい気持ちよくなろう」

俺は真姫に軽くキスし、上半身を起こした。

実妹の太ももを大きく割り開き、間に入り込んで自らの肉欲を思う存分に高ぶらせる。

鬼畜の所業と思われるだろうが、そんなこと、愛し合う兄妹にはどうでもいい。

俺は妹を、真姫を愛しつくすと決めたんだ。

「兄さん、もっと突いて」

色っぽくせがむ妹の中で、むくむくと欲の棒が膨らむ。

「あ、あ、またおっきくなって……んぁあぁぁぁッ」

俺は真姫の細い腰を、力を入れすぎないように注意しつつ、つかんだ。

白い肌にほっそりとした体躯、それに見合わぬ豊かな乳房がたっぷり盛られ、その頂の桜色の乳頭がぴぃんと身を絶たせている。

どのような芸術作品でも、この美しさにはかなわないだろう。

瑞々しい妹の美貌が、兄である俺の前で、女の麗しさに咲き乱れている。

「私の中、兄さんでいっぱいぃ……嬉しいよぉ」

「俺もだ、俺も、真姫の中に入ることができて、嬉しいよ」

「あぁん、兄さん、好きぃッ」

俺は腰を前後に振りたて始めた。

すっかり膨張しきった肉棒は、未熟な妹の蜜壺を容赦なくこする。

水っぽい愛液で充満した真姫の中は滑りよく、俺の肉棒が前後に動いても滑らかにからめとってくれる。

「兄さん、兄さんッ、ふあぁぁ、あぁぁぁぁ、すごいよぉ、奥に、やあぁんッ、届いてきちゃうぅッ」

俺たちは本当に相性が最高だ。

俺の肉棒は実妹の奥、硬い部分にこつんこつんと当たり、そのたびに真姫が首を後ろにのけ反る。

「あッふあッ! ふあぁぁんあぁぁッ! やん、やぁぁん、兄さん、そこッだめッなんかすごいの、あぁんダメぇッ」

そんなことを言われても止められるはずがない。

真姫が髪を振り乱し、呂律が回らなくなるほどに乱れるさまはあまりにも蠱惑的である。

快感が押し寄せるのをこらえるためか、真姫は俺の腕に自らの手を伸ばし、すがりつくように握る。

「うぉッ」

俺の手を強く握るのと同時に、真姫の中がぎゅううときつく収縮した。

体の力の籠め方を調整できなくなっているのか。

真姫は、それほどまでに兄である俺の肉棒に酔いしれているのだ。

興奮が治まらない。

俺のピストンがそんなに気に入ったのなら、もっと味わわせてあげよう。

俺は腰の動きをゆっくりと早く、そして深く突き入れた。

「うあぁぁ、真姫ッ、凄い、絡みついてくるッ」

妹の未熟な肉壁は、未熟ながら女としての機能を果たしていた。

俺の肉の欲望を受け止めてなお、女の反応を果敢に返してくる。

「やぁ、わからないのぉッ! 私、なにしてるのかわからないのッ! どうすればいいか分からないのッ」

「いいんだ、俺に任せてくれッ」

「うん、うんッ! 兄さん、信じてるからッあぁんやんッ! あ、あ、んあッ!」

ゆさゆさ、と俺の前後動作に合わせて真姫の体が波打つ。

ほっそりとした体躯に似合わぬ乳房が、振動に呼応して上下に揺れる。

ピンクのラインを虚空に描き、俺の視界すら愉悦に満足させてくれる。真姫は本当に最高の妹だ。

「いやぁんッ! あぁぁんッ!! やんッ!! ひぅぅッ!?」

未熟な処女であったことを忘れるほどに乱れる真姫は、俺の腕を握り返し、腰をくねらせ始める。

腰を振りたてるたびに複雑な刺激が肉棒をこすり、搾り上げてくる。

勇猛なまでの肉ヒダの蠢きが、膨らみ切った肉棒に巻き付き、遠慮なく搾り上げてくる。

俺のピストン運動にピッチを合わせ、昔からの恋人同士のように、息の合った肉のまぐわいを濃密に続ける。

いつまでも味わっていたいと望んでしまうほど、実妹の膣肉の味は極上であった。

「あ、やぁッ!! なんか、すご……ぃいッ!?」

真姫は、斜めに、上下に、円を描くように、複雑に腰を振りたてる。

長年つれそった夫婦の、お互いを知り尽くしたような兄妹性交に、俺のたがが完璧に外れた。

妹が絶頂の兆しと思える痙攣を始めるのを、俺は敏感に感じ取った。

「真姫、真姫、真姫、真姫ッ」

荒々しくなりすぎないように。しかし肉の疼きを抑え込むことなどできるはずもなく。

俺は何度も何度も、何度も何度も何度も何度も妹の中で自らの肉棒をこすりたてた。

ぱん、ぱん、ぱん、ぱん、と、体と体が打ち付け合い、はじけるような音が何度も響き渡る。

「に、にいさ……んあぁぁぁッ!! ひぅぅうッ!! やあぁんッ!! や、ダメぇ、すごいの、きちゃうぅッ!!」

真姫の絶頂の宣言を聞くまでもなく、蜜壺全体のひたすらに続く脈動がその瞬間が近いことを告げていた。

まだまだ味わっていたいと思いつつも、俺は妹と同時の絶頂を目指し、ピッチを上げた。

やがて間近に迫った妹の絶頂に追いつくように、俺の肉棒も切羽詰まった脈動を始める。

俺はその脈動をおさえることもせず、むしろ放出を早めるように、腰の動きを激しくする。

「兄さん、兄さん……」

真姫が、細く俺を呼ぶ。

「好きなの、兄さんの事が好きなの」

悦楽と痛みの間で揺れ動く真姫の、絶頂まぎわの切ない告白が、俺を呼び戻す。

「ずっと憧れてたの、兄さんの全部が好きなの。いつも見てたの。背中を追い掛けてたの」

甘く蕩ける妹の中を味わいながら、切実な告白に、身をゆだねる。

「兄さんの隣にいたいの」

真姫は俺の目をまっすぐに見つめてくる。

真剣に願い、乞うように。

「一緒に居させて」

こんなにまで切ない妹のお願いにこたえない兄など、この世に存在するのだろうか。

俺は、腕に食い込む真姫の爪の痛みすら心地よく感じていた。

「真姫は俺のモノだ」

「にいさん」

「絶対に誰にもやらない。手放さない。いいか、絶対にだ」

「にいさぁん……」

「真姫ッ、好きだッ」

「わ、わたし、やぁぁ、うれし……嬉しいよぉ、兄さん……」

腰を前後に振りたてる速度は速く、激しくなる。

あまりにも真姫が愛しく、その感情だけで全身すべてが埋め尽くされてしまう。

「あぁぁぁ、真姫、うあぁ出るッ」

「私も、私もぉッ! なんか来るの、すごいの、来ちゃうのぉッ」

精液をせき止めていた蓋のようなものが、俺の奥で外れる。

「ん、ん、ん、ん……あぁッ!?」

まずいッ!

最後に残った理性のひとかけらを振り絞り、俺は自分の肉棒を妹の中から引き抜き、すっかり脱力した妹の下腹部に欲望を放出させた。

「あぁぁぁぁぁ、ふあぁぁぁぁ」

「くぅぅぅぅぅッ」

真姫の絶頂の喘ぎと混ざり、俺の射出の音が響く。

びゅるるる、と音を立てて、亀頭先端の放出口から、大量の精液が奔流となって放たれた。

「うッうあッくうぅぅッううッ」

「あ、ああああ、ん、ふあぁあぁ、あぁぁぁぁ」

噛み殺しきれない射精の快楽の奔流に、脱力しきった声が漏れ出てしまう。

我ながら情けないほどに全身がピンクの電流に支配されつくし、全身を引きつらせながら長々と近親相姦の背徳射精を続ける。

濃密な精液をたっぷりとほとばしらせた俺は、力を使い果たし、脱力しきった全身を後ろへと倒れこませた。

フカフカのベッドに受け止められた俺は、荒々しい呼吸を続けながら、禁忌の近親愛の余韻に酔いしれていた。
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