トラウマSubの愛し方

卵丸

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愛しいSubと愛しいDom ※性描写有り

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閉店時間になり僕は帰る準備をしていた。僕は壮真が気になり、電話をかけようとしたが抵抗があり、会話アプリに言葉を打った。

[明日何時ぐらいに日本に着くの?]

『まぁ直ぐには見れないだろうな。』

僕はコンビニで適当にお弁当とお酒を買った。明日から二日間休みなのだ。

『明日楽しみだなぁ!』

僕はマンションに向かうと会話アプリから返事が来た。壮真から予想外な言葉が書かれていた。

[そのままドアを開けて]

僕は震える手でドアノブを掴みガチャリと開いてるはずがないドアを開けた。
開けた途端、僕は力強く抱きしめられた。 壮真が耳元で囁いた。

「ただいま」

僕は嬉しくて涙を流して、壮真の背中に腕を伸ばして抱きしめた。

「おかえり」

抱きしめあっていたが先に僕から壮真に気になる事を聞いた。

「明日じゃなかったの?」

「研修が一日早く終われたんだ。 直ぐに渚に会いたくて、終わった後に直ぐに飛行機に乗った。・・・・寂しい思いをさせてごめんね」

僕は壮真が可愛いと思ってしまい背伸びをして壮真の頭を撫でた。

「・・・・・照れるよ」

「照れていいよ。その代わり寂しい思いをさせた十年間分いっぱい愛してくれるんでしょう?」

僕の問いに壮真は唇にキスをしてから言ってきた。

「あぁ、いっぱい愛してあげる」




僕達は今、寝室にいて今からプレイを行う。 ベッドの上で壮真はCommand放った。

「come(おいで)」

僕は身体中が温かくなりながら、壮真がいるベッドの方に歩いた。

「・・・久しぶりのCommand嬉しいなぁ。」

「Commandは電話越しでもしてたよね?」

「直接だとやっぱり違うんだよ」

壮真は次にキスのCommandを放ち、僕は壮真の頬や掌にキスを落とした。

「ちゅ・・・・ちゅ・・」

「渚、唇にキスをしよう。」

「・・・・良いよ」

僕は壮真の唇にキスをしたが唇の真ん中ではなく右端にキスをした。壮真はつまらなそうな表情をして僕を見つめた。

「どうして、焦らすの?」

「直ぐに終わるのもつまらないでしょ?」

すると壮真は僕をベッドに押し倒し、下になったことにより焦った僕を無視をして壮真から触れるだけのキスをされた。

「直ぐに終わる訳ないでしょう?渚は明日休みなんだから、この空白だった十年間、ゆっくり、じっくりと愛してあげる。」

僕は今からされることが恥ずかしくて顔が赤くなっているのを感じながら、小さい声で呟いた。

「・・・・お手柔らかいお願いします。」

その言葉に壮真がニヤリと笑い僕の耳朶を甘噛みした後に耳元で低音で囁いた。

「少し、無理かも知れないけど、ダメな時はsafe wordを俺に伝えてね?」

「・・・・・わかった。」

僕達の長い夜が寝室で始まった。


「ふぅ・・・あっもう、そぅま・・・吸っても楽しくないでしょう。」

僕達は産まれた姿になって壮真に乳首を赤ん坊の様に吸われていた。

「ん・・・はぁ・・そんなことは無いよ、渚の胸を吸うと、ほら硬くなって甘噛みすると・・」

「んっやあぁぁ!!」

「甘い声を出して興奮しちゃう」

「・・・・ふぅ・・・はぁ・・・・あぁぁ触らないで!」

僕の右乳首を吸ったり甘噛みしたりしながら、左はきゅっと摘んできて身体が快感で震えて仕方がなかった。

「うぅ・・・あぁぁ・・・そぅまぁ・・・・もう・・・・・」

「イッちゃう?」

僕は顔を赤く染めて、こくこく頷くと耳元でCommandを放たれた。

「cum(イけ)」

「"あっ"・・・"ああああぁぁぁぁ"」

僕の精液が溢れるほど出てきて、僕と壮真のお腹を汚してしまった。

「・・・・濃くない?もしかして慰めてないの?」

「・・・・・なんか、一人じゃイき難くなってしまって、あんまりしてない・・・・。」

「・・・・・・・可愛すぎません?」

「うぅぅ・・・うるさい!」

僕は枕を投げたが簡単に止められてしまい、彼に笑われてしまった。

「あはは、ごめんって・・・渚、今からお尻を慣らしていいかな」

壮真の右手が僕のお尻に触れてきた。僕は小さい声で応えた。

「いいよ・・・・・。」


壮真の慣らしは丁寧でもう大丈夫なのにまだ、僕の孔の中をぐちゅぐちゅ掻き回していた。

「"あっ"・・・やぁ・・・ふぅぅ・・・そぅま・・・そぅぅまぁ・・・・もうだいじょぉうぶぅ・・だぁよ・・・・。」

「まだ、だぁめ渚を傷つけたくないからね。もう少し待って」

壮真は掻き回しながら、僕の顔にキスを落としていった。

「・・・んん・・・・はぁ・・・あぁぁ」

「・・・・・もう大丈夫だろうな」

壮真はコンドームを出して、自分の性器に被せると僕の孔に性器をくっ付けて合図を耳元で囁いた。

「今から、挿れるよ」

僕は壮真の見つめて合図に頷いた。

「きて・・・そうま・・・・」

「あぁ・・・本当に愛してる」

「ぼくも・・・・あいしてる・・・・。」

壮真のモノが僕の中に挿入していき二人は深いキスをして身体が一つに繋がった。




目が覚めて、スマホを確認すると、もう昼の11時だった。身体を確認すると僕の身体は綺麗になっていて、パジャマに着替えていたので壮真がしてくれたんだと思う。

『せっかくの休日なのにすっかり、寝ちゃったなぁ・・・・。』

すると壮真が寝室にやってきて、おにぎりと水を持ってきてくれた。

「おはよう 渚、昨日はごめんね。俺、抑えること出来なかった。」

「本当だよ、全く・・・・いっいててて・・・・!」

僕は立ち上がろうとしたが腰が痛くて、またベッドに逆戻りした。

「がっついたから、あまり動けないと思うよ」

「・・・・・トイレどうしよう」

「俺が連れて行くよ」

「・・・・宜しくね。」

僕らがくだらない会話をしながら、壮真がジーンズのポケットから、小さい箱を取り出した。

「・・・何?」

壮真は顔を赤くして小さい声で僕に囁いた。

「・・・・新しいcollarなんだけど・・・・受け取って貰えますか?」

壮真が僕の前にひざまづいて、箱の中身を開けた。その中身は分かってはいたが、とてつもなく嬉しかった。小さいダイヤが付いているシルバーの結婚指輪だった。
僕は嬉しくて両手で顔を隠して泣いてるのをバレない様にしたが壮真は気に入らなかったらしく、不満そうに聞いてきた。

「どうして、顔を隠すの?」

「・・・・・・・・。」

「Commandじゃなくて、渚の言葉で教えてほしいんだけど?」

僕は両手を外して、涙目で笑顔を作って壮真に愛の言葉を囁いた。

「嬉しすぎてトラウマになりそう。」

その言葉に ふはっと笑い壮真は呆れ顔になって言った。

「トラウマになってどうすんの!」

「良い意味でのトラウマだよ。」

二人は笑い合いながら、壮真が僕の薬指に指輪を嵌めてくれた。

「渚、パートナーになってくれてありがとう」

「壮真こそ、僕をパートナーにしてくれてありがとう」

僕は指輪を翳して、壮真に微笑むと彼も幸せそうに微笑んだ。
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