万物争覇のコンバート 〜回帰後の人生をシステムでやり直す〜

黒城白爵

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第一章

第四十六話 最終確認

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 ◆◇◆◇◆◇


 複数のグループに分かれてダンジョンに入ってきた略奪者達だが、俺達に襲撃を掛ける前に人気の無い場所に一度集合しているのが〈広域マップ〉で分かった。
 バラバラで動くようなら各個撃破するつもりだったが、戦力分散の愚を犯してはくれないらしい。
 同じ森エリア内ではあるが、少し距離が離れているため俺達がいる場所まで到達するにはまだ時間がある。
 襲撃を計画するぐらいだから、スキルか何かで俺達の居場所は既に把握しているはずなので、無駄に動き回るよりは待ち構えた方がいい。


「準備は済ませたし、後は待つのみか……」

「転移で奇襲は仕掛けないんですか?」

「先手必勝も考えたが、万が一にも俺の異能の方が間違っていた時が厄介だからな。確かな証拠が生まれるまではこちらからは手を出さないよ」


 ダンジョン内がいくら治外法権とはいえ、ダンジョンではスマホなどの通信機器を使用することができるため、物的証拠が残されていたら罪に問われる場合がある。
 とはいえ、物的証拠も目撃者も全て処分されてしまったら被疑者の犯罪行為を証明しようがないので、実際にダンジョン内で犯罪行為を犯した末に捕らえられる者は滅多にいない。
 また、被害を受けた側からしても、犯罪者を返り討ちにして処分した方が、その後の裁判やら事情聴取やらに時間を割かれることがなくなるのも、逮捕者が滅多に出ない理由だった。
 俺のスマホのような探索者向けのモデルならば、ダンジョンの内と外で相互に通信が可能なので、証拠映像を撮って外へ送信することも可能だろう。
 だが、このダンジョン内で使える特殊な通信は非常に繊細なので簡単に電波妨害ジャミングができてしまうため、あまりアテには出来ないのだ。
 

「そういえば、通信環境の問題もあったな……時期的にそろそろだったか?」

「何かありましたか?」

「いや、何でもない。敵が移動を開始したから最終確認を済ませておいてくれ」

「分かりました」


 リリアが装備の最終確認を行うのを尻目に、俺は〈月神の賢眼〉で自分のステータスを確認した。


○名前:外神トガミクロヤ
⚫︎等級:上級
⚫︎レベル:7
⚫︎個人特性:生存、恩讐、反逆
⚫︎クラス:捕喰者
⚫︎異能:万物変換コンバート
・第0層……【経験変換ノ理コンバート・システム
 外神クロヤの成長を段階を経て支援する情報・経験変換システム。
 収集した凡ゆる情報からクエストを構築し、その報酬という形で成長要素を効率的に変換する。
 追加機能〈ダンジョン探知〉〈広域マップ〉。
・第1層……【魔生変換】
 自らの魔力と生命力を相互に変換可能。
・第2層……【彼我変換】
 対象の魔力と生命力を自らへと変換可能。
・第3層……【属性変換】
 自らの魔力を認識済みの属性魔力へと変換可能。
・第4層……【肉体変換】
 自らの能力値を別の能力値へと一時的に変換可能。
・第5層……【形状変換】
 対象の形状を別の形状へと変換可能。
・第6層……【状態変換】
 対象の状態を認識済みの別の状態へと変換可能。
・第7層……【座標変換】
 対象の空間座標を別の空間座標へと変換可能。
・第8層……未解放。
⚫︎スキル
魔喰ノ精霊王バアル】〈S〉
【捕喰ノ牙】〈A+〉
【耐性貫通】〈A+〉
【植物支配】〈A+〉
【破壊本能】〈A〉
【幸運】〈A〉
【捕喰の心得】〈A〉
【並列行使】〈A〉
【蟲殺し】〈A〉
【命喰剣】〈B+〉
【弱点看破】〈B+〉
【気配察知】〈B+〉
【火炎魔法】〈B〉
【風塵魔法】〈B〉
【岩土魔法】〈B〉
【怪力】〈B〉
【麻痺撃】〈B〉
【威圧】〈B〉
【鉄身】〈C+〉
【剛撃】〈C+〉
【硬質化】〈C+〉
【射出】〈C+〉
【強拳】〈C〉
⚫︎各種能力値
筋力値:129(+5+10+5)
耐久値:142(+10+3+5)
敏捷値:125(+3+5)
反応値:140(+5)
精神値:147(+5)
知能値:151(+5)
体力値:120(+10+5)
魔力値:170(+100+5)
覚醒値:191(+5)
幸運値:20(+30+5)
⚫︎装備(◇3/4)
〈女王蟻の魔蟲甲冑〉……胴鎧。
〈女王蟻の魔蟲手甲〉……籠手。
〈女王蟻の魔蟲靴〉……靴。
蒼銀絹ミスリルシルクの護身衣〉……インナー。
〈盗賊王の七つ秘具:盗賊王の技装手〉……手袋。
〈冥獄王の四死王具:葬死ノ円環〉……腕環。
〈財宝王の四宝具:財を漁る魔宝環〉……指環。
闇の大精霊テネブレの指環〉……指環。
〈隠者の祈り〉……指環。
〈宝納の指環〉……指環。
〈オーガの偽証〉……ドックタグ。
〈愚者の奔走〉……足環。
〈白霊剣オルトレール〉……長剣。
〈狐幻魔刀サイラ〉……刀。
〈月神の賢眼〉◇……水晶。
〈支配の王環〉◇……腕環。
〈貪欲の聖杯〉◇……聖杯。【運命の岐路】【魔性の運星】。


 前世という未来から回帰してきたとはいえ、覚醒して間もない身でよくぞここまで仕上げたと思う。
 スキルに関してはまだまだ満足のいくモノではないが、装備に関しては前世の基準でも及第点といったところか。
 スキルで足りない面についても、複合系アーティファクト〈貪欲の聖杯〉の第3能力【貪欲なる写し手】を使って、リリアの異能【魔性運命ファムファタール】の一部をコピーして最大限補完してあるので問題ない。
 出来るだけのことはやったので、後は野となれ山となれの気持ちで臨むまでだ。

 やがて、クエスト対象である略奪者達がその姿を現した。



 

 
 
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